もくじ
正社員を目指して就職活動をしている高卒フリーターにとって、一番気になるのは「経歴」ではないでしょうか?
- フリーター経験しかないから自信がない……
- 高卒だから書類選考で落とされそう……
といった不安を感じる人も多いでしょう。
もちろん就活の大変さはありますが、ポイントを押さえて対策すれば、高卒フリーターでも内定を勝ち取れます!
- 高卒フリーターは本当に就活で不利なの?
- 高卒フリーターが就活を成功させるためにアピールすべきこと
- 失敗しやすい高卒フリーターの特徴
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高卒フリーターは、ぶっちゃけ就職しづらい
率直に言うと、就活において高卒フリーターは新卒などの大卒者と比較すると、不利な傾向にあります。
フリーターから正社員になれた人の割合を「学歴別」に見ると、大学・大学院卒の男性が74.0%、女性が52.1%であるのに対し、高卒の場合は男性63.0%、女性40.0%でした。
また今度は、フリーターから正社員になれた人の割合を「フリーター期間別」に見ると、1年未満の就職率は約65%であるのに対し、2~3年で約40%、5年以上だと約20%にまで低下していました。
このことから、学歴もある程度就職率に影響を与えるものの、フリーター期間が長いほど就職率に大きく影響を与えることがわかります。
明確な目的を持ってフリーターをしているのなら問題ないのですが、なんとなくフリーターを続けていると就活では不利になってしまうでしょう。
その他にも、高卒フリーターが不利になってしまう理由が3つあります。
- 新卒枠では採用されないから
- ブランク期間があることを不安視されるから
- 「すぐに辞めてしまうのでは……」と思われるから
それぞれの理由について詳しく説明していきます。
新卒枠では採用されないから
高卒の場合、高校卒業後3年が経過していると、新卒枠に応募することはできません。
例えば高校卒業後にフリーターとして21歳まで働いたのちに、改めて正社員を目指す場合は、「中途採用枠」に応募します。
企業は、中途採用枠より新卒枠を多く設けているのが一般的です。
そのため、新卒枠に応募できない高卒フリーターは、どうしても就活において不利になってしまいます。
ブランク期間があることを不安視されるから
企業としては、卒後から就活を始めるまでにブランク期間がある人材には不安を感じます。
企業はブランク期間がある人に対して、
- 働く意欲がない人なのかな……?
- 就職せずに何をしていたのかな……?
という疑問を持ってしまうからです。
仮に、
- 親の介護のため
- 健康上の問題
などの理由でフリーターという働き方を選んでいたとしても、経歴上はブランク期間と見なされてしまいます。
卒業から就活までのブランク期間が長ければ長いほど、企業側が不安視する可能性は高いといえるでしょう。
後で紹介する就活のコツを参考にしながら、企業の不安を払拭できるように対策することが大切です。
次の記事では、ブランク期間や年齢別の就職率を紹介していますので、気になる方はチェックしてみてください。
「すぐ辞めてしまうのでは……」と思われるから
企業はフリーターに対して、
- 気楽に働いている
- 辞めたくなったらすぐに仕事を変える
などのマイナスイメージを持っていることもあります。
特に、
- いくつもの職場を転々とした経歴を持っている
- 1〜2ヶ月などの短期間で仕事を辞めた経験がある
といった場合は、より就活が不利になりやすいため注意が必要です。
高卒フリーターが就活でアピールすべきなのは“若さ”と“やる気”
確かに、高卒フリーターという経歴は就活において不利な条件ではありますが、アピールすべきポイントを押さえておけば、必ず内定を勝ち取れるでしょう。
高卒のフリーターがアピールすべきポイントは、
- 若さ
- やる気
の2つです。
この2つのアピールポイントについて、順番に解説していきます。
若さをアピールする
高卒フリーターの大きな武器は、やはり若さです。
特に20代のうちは若さをアピールすることで、面接官に好印象を与えられるでしょう。
企業にとって、若い人材を採用することには次のようなメリットがあります。
- 他の会社の考え方に染まっていないため教育しやすい
- 時間をかけて教育しても、その後長く働いてもらえる
未経験の分野であっても、若ければ就職のチャンスは大きいといえるでしょう。
勇気を出して早めに動き出すことも大切です。
以下の記事では、20代フリーターが早めに就活を始めることで得られるメリットを紹介していますので、参考にしてみてください。
やる気をアピールする
高卒フリーターにはアルバイトとしての実績しかないため、やる気をアピールして、経験の少なさをカバーすることがとても重要です。
ただし、
- やる気はあります!
- 頑張ります!
などと伝えるだけでは、なかなか採用されません。
言葉だけなら、誰でも簡単に言えるからです。
やる気に加えて、具体的な目標や目的意識を伝えることが不利な条件を覆すポイントです。
例えば、
- 現場の仕事を積極的に学び、将来はマネジメントできる立場を目指したい
- 資格取得のために勉強して、スキルアップしていきたい
- 生活に役立つ商品を開発して、社会に貢献したい
などのように、具体的に伝えるとよいでしょう。
- 就職することで自分が得るメリット
- 企業が自分を採用するメリット
の2つが一致していることも大切です。
しっかりと企業研究を行い、その企業が求める人材像に合わせて、自分の目的意識を伝えましょう。
もちろんです!
以下の記事では、高卒でも初任給の高い仕事を紹介しているので、チェックしてみてください。
高卒フリーターから正社員就職を目指す際におすすめの仕事
正社員になりたいと思っても、どの職業がいいのか迷ってしまうもの。
そこでこの章では、おすすめの仕事を5つご紹介します!
- 地方公務員
- 営業職
- 現場監督
- 介護スタッフ
- ITエンジニア
気になる仕事はありますか?
特になかった方は、1度詳細を見てみましょう!
興味の持てる仕事が見つかるかもしれません。
地方公務員
1つ目は、地方公務員です。
地方公務員とは、地方自治体に務める公務員のことで、具体的には都道府県庁や役所の職員、小中学校の教職員や警察官なども含まれます。
様々な仕事がある地方公務員ですが、高卒フリーターから地方公務員を目指すなら「一般行政事務」と呼ばれる、県庁や市役所で勤務する事務職がおすすめです。
なお、地方公務員になるためには、筆記試験と面接試験から構成される公務員試験を受ける必要があります。
公務員試験は簡単な試験ではありませんが、過去問が公開されている上に、公務員になるためのスクールなどもあるため、勉強する意志があれば挑戦は可能です。
さらに、公務員は経歴や学歴に関わらず挑戦できるため、高卒フリーターであっても尻込みすることなく受けられます。
ただし、公務員試験は30歳前後を上限としている都道府県が多いので年齢制限には気を付けましょう。
営業職
2つ目は、営業職です。
営業職とは、自社の商品やサービスを顧客に提案・アピールし、契約に繋げる仕事です。
学歴は問われない仕事ですが、顧客の要望や解決したい課題に沿いながら商品を提案したり、顧客と信頼関係を築いたりする必要があるので、プレゼン力やコミュニケーション能力が求められます。
人と関わることが好きな人や、社内で作業するよりも会社の外に出て仕事をしたい人に向いているでしょう。
また、営業職と一言で言っても、企業によって提供する商品やサービスが違う上に、部所の雰囲気や仕事のやり方まで全く異なります。
そのため、企業によって自分に合う合わないが分かれやすいので、転職する際は事前に企業についてよく調べておきましょう。
現場監督
3つ目は、現場監督です。
現場監督とは、土木や建築の工事現場で、作業員の安全に配慮しながら工程管理や品質管理などのマネジメント業務を行う仕事です。
現場監督が実際に手を動かすことはほぼないですが、多くの人が携わる工事現場を束ねたり、日々発生する大小様々な問題を解決する能力が求められます。
マネジメント能力が高い人や、大きな建築物や構造物が作られていく様子に興味のある人が向いているでしょう。
建設および建築業界は人手が不足していることから、求人数も多く、他の業界よりも給与が高い傾向にあります。
経験を積み、資格を取得すれば、キャリアアップも期待できるでしょう。
ただし、人手不足であるために1人当たりの業務量が多く、長時間の残業が求められたり、転勤や単身赴任をせざるを得ないこともあります。
介護スタッフ
4つ目は、介護スタッフです。
介護スタッフとは、介護施設あるいはサービス利用者の自宅で、食事や入浴、排泄、移動などを行う「身体介護」や、掃除や洗濯、買い物などを行う「生活援助」の仕事です。
介護施設などで働く場合は、資格を持っていなくとも身体介護および生活援助ができますが、自宅に訪問する仕事の場合は、介護職員初任者研修を修了している必要があります。
資格を取得している方が仕事の幅が広がる職種ですが、学歴不問や未経験者歓迎の求人が多く、働きながら社会福祉士や介護福祉士などの資格に挑戦する人が多いです。
そのため、高卒フリーターであっても応募しやすく、経験を積み勉強することで、キャリアアップも可能なのです。
ただし、人のお世話をする仕事であるため、細やかな気配りができることや、コミュニケーション能力が高いこと、勉強熱心であることなど、様々な素質が求められます。
介護スタッフは、人によって向き不向きが大きく別れる仕事でもあるでしょう。
ITエンジニア
最後に紹介するのは、ITエンジニアです。
ITエンジニアとは「IT」を扱う技術者全般を指し、ITエンジニアの中には多くの職種が含まれます。
具体的には、以下のような職種です。
- プログラマー
- システムエンジニア
- インフラエンジニア
- ネットワークエンジニア
- ITコンサルタント
難しそうなイメージのあるIT業界ですが、IT業界も人手不足に陥っており、学歴不問の求人が多く見受けられます。
また、今やIT技術は私たちの生活や仕事になくてはならない存在であるため、業界自体の需要が高く、将来性の高い業界であると言えるでしょう。
ただし、入社時は未経験歓迎でも、業務を通じてIT技術や知識を身につけることが求められます。
さらに、IT技術は日々進歩しているため、常日頃から自主学習に励むことも求められるでしょう。
技術と資格が物を言う仕事であるため、常に自分を高める努力を惜しまない人が向いています。
就活で“失敗”する高卒フリーターの特徴
- フリーターをしていた理由に嘘をつく人
- 親に言われたから就活している人
- 身だしなみがだらしない人
- 失敗を恐れすぎる人
それぞれの特徴について詳しく解説していきますので、当てはまる人は改善していきましょう。
フリーターをしていた理由に嘘をつく人
面接官は人を見るプロですので、嘘をつくと意外とバレます。
面接官は、フリーターをしていたことを責めたいわけではありません。
自社に就職してからどうなりたいかをチェックしているのです。
仮に、フリーターをしていた理由が、
- 高校卒業のとき、就活に失敗したから
- やりたいことが見つからなかったから
というネガティブなものであっても、嘘はつかず正直に伝えましょう。
その上で、
- 今回は正社員として就職し、キャリアアップしていきたい
- アルバイト経験を通して目標が見つかったため、正社員として実現したい
といった前向きな気持ちをアピールすることが大切です。
親に言われたから就活している人
なぜなら、
- いやいや就活をしている感じ
- 仕方なく面接を受けている感じ
などは、志望動機や態度を通して面接官に伝わってしまいます。
前述のとおり、職歴の少ない高卒フリーターにとって、本人のやる気はとても重要です。
親の言葉をきっかけに就活に臨むこと自体には何も問題はありませんが、その上で自分が「どう仕事に取り組んでいくつもりなのか」をしっかりと伝えましょう。
身だしなみがだらしない人
面接にだらしない服装で行ってしまうと、
- 会社にもこんな格好で来るのかな……
- クライアントとの打ち合わせに連れて行けない……
というように思われてしまいがち。
また、若さやフレッシュさをアピールするためにも、身だしなみは大切です。
面接官に悪印象を与えないよう、清潔感のある服装や髪型を心がけましょう。
失敗を恐れすぎる人
ただ、失敗を恐れすぎるのも問題です。
いつまでも就活を始められずにいると、高卒フリーターの強みである「若さ」が失われてしまいます。
新卒の大学生でも就活で失敗することはありますので、勇気を出して第一歩を踏み出しましょう。
次の記事では、フリーターが就活に失敗しても大丈夫な理由を紹介していますので、ぜひ読んでみてください。
高卒フリーターが就職を成功させるコツ
高卒フリーターが就職を成功させるには、4つのコツが必要です。
- 早めに就職活動を始める
- 就職活動の正しい方法を学ぶ
- 魅力的な自己PRを作成する
- 就職エージェントを利用する
これらのコツを押さえて、正社員の内定を勝ち取りましょう!
早めに就職活動を始める
1つ目は、早めに就職活動を始めることです。
20代のうちは、転職者自身の素質や性格を重視するポテンシャル採用を行ってくれる企業も多いです。
年齢を重ねるごとに経験が重視されるので、フリーターから正社員に就職したいなら少しでも早めに行動しましょう。
また「高卒フリーターはぶっちゃけ就職しづらい」の章でも示したとおり、フリーター期間が長ければ長いほど、正社員への就職は不利になりやすいです。
なるべくフリーター期間が短くなるように、就職活動を行いましょう。
就職活動の正しい方法を学ぶ
2つ目は、就職活動の正しい方法を学ぶことです。
新卒時に就職活動を行った方でも、期間が空いているならば、改めて就職活動の方法を学ぶことをおすすめします。
また、社会人経験が乏しいと、就職活動をするうえで社会人マナーや言葉遣いがやや足りていない人もいるかもしれません。
就活方法や社会人マナーは、ハローワークあるいは転職エージェントが実施しているセミナーなどで学べます。
さらに、ハローワークや転職エージェントでは応募書類の添削や面接対策を実施しているので、就活するならぜひとも活用したいですね。
魅力的な自己PRを作成する
魅力的な自己PRを作成することも大切です。
特におすすめなのが、先程紹介した「若さ」と「やる気」を中心に自己PRを考えることです。
フレッシュさを全面にアピールしてみましょう。
とはいえ、闇雲にアピールするだけではいけません。
「自分を採用したら会社にとってこんなメリットがある」という内容を交えながら伝えるとより説得感がでますよ。
自己PRの作り方は以下の動画でも解説しています。
より詳しく自己PRの作成方法を知りたい方は、動画も合わせてご覧ください。
就職エージェントを利用する
最後のコツは、就職エージェントを利用することです。
自分一人で就活を進めていると、色々な不安が付きまとうものです。
- 高卒フリーターで応募できる求人が見つからない
- 条件面が悪いような気がする
- 応募しても経歴で落とされそう
しかし、就職エージェントというプロの力を借りれば、高卒フリーターでも好条件な求人と出会えたり、新たな自分のアピールポイントを見つけられたりします。
得られるメリットが非常に多いので、就職の際はぜひ就職エージェントを活用しましょう。
ただし、今は多くの企業が就職エージェントのサービスを提供しており、どれを選ぶべきか悩むこともあるでしょう。
就職エージェントを選ぶ際は、高卒向けやフリーター向けを選ぶと、より自分にマッチしたサービスを受けられるのでおすすめですよ。
この記事のまとめ
残念ながら高卒フリーターは、新卒と比較すると就職は不利になりやすいです。
しかし、成功のコツと失敗の特徴を押さえていれば、正社員の内定をきっと勝ち取れるでしょう。
加えて、少しでも正社員への道に近づきたいのなら、就職エージェントのサービスを活用するのがおすすめですよ。
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もしも、就職に対して少しでも不安があるならば、UZUZまでお気軽にご相談くださいませ!
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