もくじ
面接や履歴書、エントリーシートなどでほぼ必ず必要となる自己PR。
既卒の場合、自己PRを考えようとすると次のような疑問や不安が出てくるのではないでしょうか。
- もう学生じゃないのに、学生時代のことを書いても大丈夫?
- 何を書いても既卒ということで不利になりそう……
- 学生の頃よりもアピールポイントを増やさないとダメ?
そこで今回は、既卒の就活で押さえておきたい自己PRのポイントをはじめ、OK例やNG例などをご紹介したいと思います。
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既卒の自己PR!面接官は何を知りたがっている?
既卒の場合は「既卒=新卒より不利→もっと頑張らなければ!」という意識が働き、ついアピールすることに熱が入りすぎて自己PRも長くなりがちです。
しかし、一般的に採用担当者は書類選考時、1日に何十人もの自己PRを読んだり聞いたりしており、文章を読むことや話を聞くことに疲れている状態です。
そのため、よほど魅力的な内容だったり話上手でもない限り、長々とアピールをしたところで採用担当者の印象には残りません。
採用担当者の印象に残る自己PRにするためには、相手の知りたいことをシンプルに整理して伝えること、ただそれだけです。
まず「相手の知りたいこと」についてですが、採用担当者の多くは既卒者の次のような情報を求める傾向があります。
- どんな人物なのか
- これまでどんな経験をしてきたのか
- 経験したことについてどう考えているのか
- 自社で活躍できそうか
そして、それらの情報を踏まえた上で、以下のポイントをひとつずつ押さえながら極力シンプルにまとめてみましょう。
- 文章の最初に結論を持ってくる
- イメージしやすいエピソードを用いる
- 構成は「問題点」⇒「改善(工夫)」⇒「結果」の順を心掛ける
- 結果はできる限り数字で明示する
- 最後に文章に感情を込める
- なくても意味が伝わる文章は思い切って削る
採用担当者が知りたいのは「ユニークで面白い話」ではなく、「この人はどんな人で何が言いたいのか」です。
自己PRはあなたのプレゼンテーションの手腕が試される場でもあるので、とにかく「相手にわかりやすく伝える」ことを意識しましょう。
【例文つき】既卒の自己PRのOK例を見てみよう
それでは、ここまでご紹介したポイントを踏まえ、既卒の自己PRのOK例を見てみましょう。
私の強みは人々のニーズを捉えられる力があることです。
私は大学在学中、ライブの観客動員数をメジャレーベルからのスカウトの目安である300人以上を目標にバンド活動を続けてきました。
2年生の中頃から動員数が伸び悩みはじめた時、私はライブ後アンケートをとるなどし、ニーズを探りました。
そして、盛り上がる曲を増やすなど、ニーズに合ったライブを重ねることで、結果的に4年生最後のライブでは観客動員数310人という結果を残したのです。
その後スカウトがあったものの最終的に契約には至りませんでしたが、相手の気持ちになって本気で向き合えば、期待に応えられる結果は必ず出せると実感しました。
私には社会人経験はありませんが、これまでの経験で培った、ニーズを捉えられる能力を活かしながら、御社に貢献できるよう精進したいと考えています。
ただ既卒の場合「卒業後何をしていたの?」と空白期間に疑問を持たれないためにも、アルバイトなど卒業後の経験で自己PRを書けることが望ましいでしょう。
しかし、卒業後間もなかったり、卒業後の経験を自己PRに書くことが難しい場合は、卒業後1~2年程度であれば学生時代の話をしても問題はありません。
また、一般的に、自己PRに適した文字数は300~400字程度、1分程度で話せるボリュームと言われていますので、ボリューム的にはこのOK例(355文字)くらいを目安にすると良いでしょう。
【例文つき】既卒の自己PRのNG例を見てみよう
次に、既卒の自己PRのNG例も見てみましょう。
私は昔から人をまとめることが好きで、小・中学では学級委員長、高校では学年委員長を務めた実績があります。
そして、大学1年生から現在まで全国にフランチャイズを展開する〇〇という居酒屋でアルバイトをしており、現在はアルバイトリーダーを任されています。
アルバイトリーダーの仕事は、6名いるアルバイトスタッフをまとめることです。
私はスタッフどうしの雰囲気が悪くならないように明るく接したり、スタッフどうしの交流を深めるために飲み会を企画するなど、スタッフがまとまるよう心がけています。
その努力の甲斐もあり、現在のアルバイトスタッフたちは勤務中、常に笑い声が絶えないほど皆友達のように仲が良いです。
また、アルバイトスタッフだけではなく、社員の方や常連のお客さまとも友達のように接しています。
私には正社員としての経験や営業職での経験はありませんが、アルバイトの経験は長いため、即戦力になれる自信がありますし、やる気だけは誰にも負けません。
御社ではこれまで培ってきたリーダーシップを発揮し、一日でも早く先輩方と同じように活躍していきたいです。
- 自己PRが長い
- この人が正社員として働いた場合のイメージができない
- 数字に説得力がない
- 具体的な実績がない
- 自慢や過剰な自信がみられる
この例では、ひとつの職場で長く働き続けていることや、アルバイト先でリーダーをしていることをアピールしたかったことが伺えます。
しかし、「問題点」⇒「改善(工夫)」⇒「結果」といった流れでまとめるには説得材料が少なく、全体的に中身のない薄い印象です。
残念ながら、自分がアピールポイントだと思っていることも、他人から見ると実はそうでもない可能性もあります。
「自分のアピールポイントって何だろう?」と迷った時には、第三者の視点からアピールポイントを見つけてもらうというのもひとつの手です。
既卒の自己PR文を作りたい!助言が欲しい時はどうすれば?
一般的に、既卒とは学校卒業後3年以内で社会人経験のない人のことを指します。
しかし、既卒と一口に言っても「就職活動をしたものの就職できなかった人」と「就職活動をせずに既卒になった人」がいます。
既卒の場合は学生時代の就職課のような場所や一緒に就活を行う同期もいないため、特に就職活動をせずに既卒になった人の場合、自己PRの作り方はもちろん、就職活動をスムーズにすすめることも容易ではないはずです。
まず、行政サービスの代表的な例としては厚生労働省が運営する「わかものハローワーク(わかもの支援コーナー、わかもの支援窓口)」が挙げられるでしょう。
「わかものハローワーク」とは、利用者一人ひとりに「就職支援ナビゲーター」と呼ばれる担当者がつき、正社員就職に向けた個別のプランに沿って、アドバイスや履歴書の添削など各種就活サポートを受けることができるサービスです。
また、民間サービスとしては就職エージェントが挙げられます。
就職エージェントでは、就職に関する相談や、企業の紹介、就活のサポートなどを行っており、無料でこれらのサービスを提供している場合がほとんどです。
ただし、就職エージェントにもさまざまな種類があるため、既卒の場合は既卒の就活を専門に扱うエージェントを選ぶことをおすすめします。
例えば、「UZUZ」は既卒や第二新卒など20代の就活を専門に扱っている就職エージェントのため、既卒向けの自己PRの書き方の指導や、既卒を積極的に採用している企業の紹介を受けることも可能です。
これらの就職支援サービスは、就職活動をしたことがない方はもちろん、「就職活動の経験はあるものの、既卒での就職活動に不安がある」といった方にもおすすめです。
まとめ
既卒の自己PRでは、卒業後に経験したことや感じたことがあればその内容を盛り込むことがベターですが、卒業後間もなければ学生時代の経験をPRしても何ら問題はありません。
重要なのは経験の大きさやユニークさではなく、たとえ小さな経験であっても、自分がどのように向き合い、感じ、今後に活かすことができるかという「伝え方」です。
就職エージェント・UZUZでは、既卒をはじめ、第二新卒やフリーター、ニートなど、20代の就活を積極的に応援しています。
就職サポートの一例としては、自分自身も気づいていないアピールポイントを引き出すキャリアカウンセリングや、完全オーダーメイドの面接対策、一人ひとりに一番マッチした求人のご紹介、入社後のフォローなどがあり、全サービス無料でご利用いただけます。
など、どんなことでも構いません!
就職のことでお悩みなら、ぜひ一度お気軽にUZUZまでご相談ください!
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