もくじ
しかし、例えば最終学歴が高卒でも、お金をたくさん稼いでいる人が多数存在するのもまた事実。
もちろん学歴が影響する職種もありますが、高卒でも高収入が見込める仕事はたくさん存在します。
そこで今回は、高卒でも高収入が狙える仕事の紹介や高収入を目指す方法、高卒で就活をする場合の注意点などについて詳しく解説します。
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実際に高卒と大卒では収入にどれくらいの差があるの?
令和4年度に実施された調査によると、高卒と大卒では収入に差が生じていることが分かります。
学歴と年齢層別の平均賃金を示したのが以下の表です。
【学歴・年齢別平均賃金】 (単位:千円)
年齢 | 高校卒 | 大学卒 |
---|---|---|
全年齢層 | 273.8 | 362.8 |
~19歳 | 184.6 | – |
20~24歳 | 205.2 | 233.6 |
25~29歳 | 228.1 | 265.2 |
30~34歳 | 248.5 | 304.9 |
35~39歳 | 267.6 | 353.9 |
40~44歳 | 287.5 | 390.7 |
45~49歳 | 303.6 | 429.4 |
50~54歳 | 310.6 | 474.9 |
55~59歳 | 314.3 | 491.1 |
60~64歳 | 258.2 | 370.2 |
65~69歳 | 227.9 | 331.0 |
70歳~ | 216.1 | 337.2 |
参考:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」 学歴別に見た賃金
やはり、どの年代においても差があることは否めません。
特に働き盛りといわれる30代後半以降、就ける役職に違いが出るためか、差が大きく開いていきます。
結婚や子育てなど、お金が必要な年代で収入が大きく上がりにくい点は、理解しておく必要があるでしょう。
なぜ高卒は就職・転職に不利なのか?
でも、就職活動そのものは、高卒は不利になるのかな?
一般的な話ですが、大卒と高卒では「一般的な教養の幅」「論理的思考力」に差があると見ている企業があることも事実です。
大卒には、この2点が基本的に備わっていると考えていることが、給与面に差を設けている理由の一つといえるでしょう。
企業によっては「学歴フィルター」がある
大学卒以上の学歴を有している人を、優先的に採用している企業があることも事実です。
これは、特に大手企業に多い傾向といえるでしょう。
大手企業は業務が細分化され、それぞれの部門で専門的な業務を行うことが多いものです。
高度な専門性が必要とされる仕事を想定した場合、高卒よりも長い時間、学習を続けてきた大卒者の方が即戦力として期待できます。
そのため、大卒者を優先して採用するのでしょう。
応募先の選択肢が限られる
高校を出て新卒で就職する場合、就職活動は学校を通して行うことになります。
そのため、学校に来ている求人の中から企業を選ぶことが多くなり、どうしても選択肢が限られてしまうのです。
また、高校生の就活では10代で社会に出ること、特に生活面の不安から、自宅からの通勤を望む人が多い傾向があります。
そうすると、地元企業を中心に選ぶことになり、全国展開している企業を最初から選択肢に入れないなど、応募先が限定されてしまうのです。
思い込みにより可能性を狭めている
高卒は就職に不利であるという思い込みから、チャレンジをしないことも、応募先企業の選択肢を狭めている要因です。
特に誰もが名前を知っている大手企業などは「高卒にはムリだ」と思い込み、敬遠してしまうことはないでしょうか。
高卒者の募集がある企業は、高卒者を採用したい理由があるものです。
学歴に対するコンプレックスを感じることなく、若さや体力・仕事の吸収力など、高卒者ならではの良い点を自信を持ってアピールすれば道は拓けてきます。
高卒が稼げる仕事の特徴
学歴関係なく稼げる仕事と聞いて、具体的にどのような仕事が該当するのか分からない人もいるでしょう。
高卒が稼げる仕事の例を挙げるとキリがないですが、学歴関係なく稼げる仕事にはある特徴が存在するんです。
高収入の仕事には、医師や士業など、どうしても学歴が関係してくる仕事があるのも事実。
その一方で、学歴があまり関係がない高収入の仕事もあり、それらの多くは次の特徴のいずれかに当てはまっています。
- 実力主義の仕事
- 体力勝負の仕事
- 専門資格が必要な仕事
それでは、それぞれの特徴について詳しく解説していきましょう!
実力主義の仕事
まず、学歴に関係がなく高収入が期待できる仕事の典型的な特徴として、実力主義、つまり「結果が全て」の仕事が挙げられます。
例えば営業職や販売職のような「歩合制」や「インセンティブあり」となっている仕事が分かりやすいでしょう。
これらの仕事の多くは学歴や資格の有無が問われず、未経験でも採用されるケースが多いため就職や転職がしやすいといえます。
ただし、過程よりも結果が重視される仕事なだけに、頑張りすぎてしまってつい残業が多くなってしまったり、結果を出せない場合は最低限の収入しか得られないため注意が必要です。
体力勝負の仕事
次に、学歴は関係ない、つまり頭ではなく体を使う仕事です。
いわゆる「ガテン系」などと呼ばれる建築業や土木業、運輸業といった仕事が挙げられます。
これらの仕事で必要となる体力や強靭な肉体というものは誰にでも備わっているわけではありません。
さらに重機を扱ったり高所での作業など、命の危険が伴うケースも少なくありません。
そのため、誰にでもできる仕事ではないが故に、その分収入も高くなるのです。
これらの仕事についても、まさに体力勝負の仕事であるため、学歴や資格の有無は問われにくく、未経験を歓迎する求人が多くあります。
特に体力のある若いうちは就職に有利ですが、一方で歳をとると体力的にきつくなってきます。
若いうちからキャリアを積み、体力が落ちてくる頃には監督や管理をする役職者になることが理想的です。
専門資格が必要な仕事
最後は、学歴は関係ないものの、資格がなければできない仕事です。
例えば宅地建物取引士やファイナンシャルプランナーなどは国家資格がないと働くことができませんが、資格の取得は高卒でも可能です。
もちろん、教員や国家公務員、薬剤師など、大卒でないと取得できない資格もありますが、高校を卒業していれば受験できる専門資格もあります。
ここで注意しておきたいのは、どんな資格でも取ればいいというわけではなく、仕事に結びつく資格を取得すること。
まずは「◯◯の資格をお持ちの方歓迎」など、資格があることで優遇される仕事を選んだ上で必要な資格の取得を目指すことがポイントです。
高収入を目指す高卒におすすめな仕事5選
高収入な仕事の特徴を解説したところで、次に実際にはどんな仕事があるのかを見ていきます。
少し古いデータになりますが、厚生労働省の発表によると、高卒で初任給の高い産業は以下のとおりになっています。
参考:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査結果(付表2:産業、性、学歴別初任給及び産業間格差)」
こちらのデータをもとに、ここからは高卒でも初任給が高く、比較的就職がしやすい業界とその職種、さらに高卒の場合の平均年収をご紹介していきます。
- 建設業界
- IT業界
- インフラ業界
- 製造業界
- 営業職
1.建設業界
建設業界は人手不足の状態が続いており、特に体力のある若者の需要が高まっています。
そのため、高卒で活躍している人も多く、学歴を気にせず働きやすい環境です。
高卒の場合、多くは現場職からのスタートとなりますが、そこから現場のリーダーや現場監督の順にキャリアを積んでいきます。
最終的には現場職ではなく管理をする立場になるというケースもあるでしょう。
現場職は危険を伴う業務も多いため、元々高めの収入で設定されています。
さらに実務経験を積み、施工管理技士などの現場で役立つ国家資格を取得すれば、それ以上の高収入が期待できます。
高卒の場合の平均年収は460万円前後。
「建設作業員」という総称で呼ばれることが多いですが、具体的には大工や左官、鳶などの職種があります。
2.IT業界
IT業界は需要が高まり続けている一方で、慢性的な人材不足に悩まされている状態です。
そのため、学歴よりもポテンシャルが重視されており、高卒者の割合はやや少ないものの、高卒や未経験からでも就職しやすい業界といえます。
また、IT業界の中でも未経験から始めやすいのはITエンジニアと呼ばれる職種。
その中でもさらにシステムエンジニアやプログラマーは需要の高い傾向にあります。
ITエンジニア職に未経験からチャレンジする場合は、未経験可の求人に応募をするほか、プログラミングスクールに通い基礎知識を身に付けたり基本情報技術者などの資格を取得しておくと就職に有利です。
なお、高卒者の平均年収は530万円前後で、若いうちから実務経験を積むことでより条件の良い職場へ転職したり、フリーランスとして高収入を狙うことも可能です。
3.インフラ業界
高収入を目指す高卒の人には、インフラ業界もおすすめです。
インフラ業界とは、電気やガス、水道をはじめとした、人々の生活基盤を根底から支えるサービスを提供している業種のことを指します。
インフラ業界が提供するサービスがなくなると、多くの企業の経済活動や人々の生活が成り立たなくなってしまうため、社会全体にとってなくてはならない重要な存在です。
そのため、長期的に安定した収入が得られる可能性が高く、ただ高収入を目指している人だけではなく、収入の安定性を重視する人にもおすすめ。
技術職であれば、工業高校を卒業した人材を積極的に採用していることもあるため、安定した収入や高収入を目指す高卒はインフラ業界を目指すのもひとつの手です。
4.製造業界
製造業とは物を作って販売をするまでの産業全般を指します。
製造と一口に言っても様々なものがありますが、基本的には工場内での肉体労働が主流となります。
職場内での高卒者が占める割合が非常に高く、未経験からの求人も多いため働きやすい環境といえるでしょう。
また、高卒の場合は作業スタッフからのスタートとなることが多く、その後マネージャーなどに昇格するというキャリアパスがあります。
高卒の平均年収は450万円前後で、24時間体制の工場の場合、残業代や夜勤手当などが支給されることで高年収も期待できるでしょう。
特に高収入が期待できる職種は、自動車メーカーや自動車部品メーカーの作業員で、ボーナスや福利厚生が充実していることで知られています。
5.営業職
業種ではなく職種になるのですが、高卒で高収入の仕事に就きたい人には、営業職もおすすめです。
営業職は、自社が取り扱うサービスや商品を、法人や個人の顧客に対して提案し、契約に結びつける仕事を指します。
業務を行う上では、コミュニケーション力や傾聴力、自社の商品・サービスについての知識等が必要になりますが、こうしたスキルは学歴に関係なく、努力とやる気があれば身に付けやすいものです。
そのため営業職の求人は、学歴不問で未経験者歓迎としているケースも多く見られます。
採用時には、応募者のポテンシャルや内面が重視されるため、企業が求める人材像にマッチすれば高卒でも十分採用されるチャンスはあるでしょう。
営業職の中でも特に不動産業界や保険業界では、ノルマやストレスといったデメリットがあるものの、契約件数に応じたインセンティブが用意されている場合が多く、自分の頑張り次第で高年収を目指しやすいです。
コミュニケーション能力やバイタリティーに自信がある人は、営業職を目指しているのもおすすめです。
高卒でも勝ち組に!高年収を目指す方法
冒頭でご紹介した通り、日本では高卒か大卒かという違いだけで給与に差が生まれているというのが現状です。
そのため、大卒の人より早く働きはじめていても、あっという間に後から入社した大卒者に給料を追い抜かれてしまうなんてことも……。
そこで、ここからは高卒者が高収入を目指すうえで、近道となるポイントをご紹介していきます!
- 実力主義の仕事を選ぶ
- 地方から都市部へ移住する
- 副業OKな会社で副業収入を得る
- 従業員数が多い企業を狙う
- 高卒でも受験できる国家資格を取得する
1.実力主義の仕事を選ぶ
「高卒が稼げる仕事の特徴」でもお伝えしましたが、高卒者が高収入を目指すのであれば、まず学歴ではなく結果を重視する実力主義の仕事を選ぶことが一番の近道です。
例えばコミュニケーション能力やプレゼン能力が重要となる営業職や販売職の場合は、いくら高学歴であっても実際の業務ではあまり関係がないといえます。
学歴不問であることはもちろん、「歩合制」や「インセンティブあり」「やる気重視」などをアピールしている求人を中心に仕事選びをしてみましょう。
また、いくら高卒で実力があったとしても、評価の基準が曖昧な会社ではその頑張りが正当に評価されない場合があります。
そのため、評価制度の基準が明確に定められている会社を選ぶことも大切です。
2.地方から都市部へ移住する
最低賃金が都道府県によって異なるのと同様に、月給についても都道府県によって差があります。
最初にご紹介した厚生労働省の調査によると、都道府県別賃金の全国計が311万8,000円であるのに対し、最も高い東京都は375万5,000円と、63万7,000円もの差があります。
さらに、次いで神奈川県は335万6,000円、大阪府は330万9,000円、愛知県は312万6,000円となっており、都市部ほど賃金が高くなる傾向にあるのです。
そのため、高収入を目指すのであれば上京や都市部での就職を検討してみるのも一つの手でしょう。
都市部ほど物価などは高くなる傾向はあるものの、住まいや暮らしについては自分次第でコストを抑えることも可能です。
一方、給与のベースとなる金額を自分でアップさせることは難しいです。
将来給与が上がっていくことなどを見越しても、早いうちに賃金の高い地域で働くことはプラスになるとも考えられるでしょう。
3.副業OKな会社で副業収入を得る
働き方改革の一環として、最近では従業員の副業を認める企業も増えています。
サラリーマンとして働くのであれば、副業が可能な企業に就職をし、本業の傍ら副業で稼ぐ方法も良いでしょう。
というのも、インセンティブなどの制度が設けられていない企業の場合、短いスパンで給与を上げるのは難しいためです。
副業の種類によってはスキルを磨くことで本業として独立できる可能性もあり、その場合はサラリーマンとしての稼ぎ方とは違い「頑張った分だけ収入が増える」といった稼ぎ方もできるようになります。
4.従業員数が多い企業を狙う
副業ではなく、本業の企業勤めで高収入を目指したい人は、従業員数が多い企業を狙うのがおすすめです。
国税庁の調査では、従業員10人未満の事業所においては平均給与が358 万円であるのに対し、従業員5,000人以上の事業所においては515万円となっています。
従業員数が10人未満の事業所と、従業員数5,000人以上の事業所では、平均給与において157万円もの差が発生することが分かります。
さらにこの調査では、従業員数の多さと平均給与の高さは概ね比例することを表しているのも特徴です。
また大企業の場合には基本給が高いだけではなく、資格手当や住宅手当のほか、企業独自の福利厚生制度が充実していることも期待できます。
参考:国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」
5.高卒でも受験できる国家資格を取得する分かります
高卒で高収入を目指す場合、高卒でも受験できる国家資格や難関資格を取得するのもおすすめです。
国家資格の中には、大学卒業を受験の条件にしていないものも存在します。
高卒で受験できる国家資格を取得すれば、国が認定した社会的信用度の高い資格を保有できて、自分の市場価値が高まるでしょう。
その結果、特定の国家資格を持っていることを採用の条件としている高収入求人に応募できたり、昇給や昇進がしやすくなるメリットがあります。
そのほか、入社後に資格手当がついて給与アップする可能性もあるでしょう。
高卒で受験できる国家資格の一例としては、宅地建物取引士・行政書士試験・司法書士試験・通関士・中小企業診断士・FP技能士などが挙げられます。
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
高卒の億万長者もいるって本当⁉
高卒で高収入を目指す場合、先人の仕事への取り組み方や生き方を参考にしてみるのも良いかもしれません。
例えば総資産2,000億円とも言われているZOZOTOWNの創業者の前澤友作さんは、高校には週2回ほどしか通っていなかったそうです。
それでもアルバイトの傍ら音楽活動をし、さらにレコードやCDの通信販売事業を軌道に乗せ、年商1億円を超える企業にまで成長させました。
また、アパホテルの社長である元谷芙美子さんも、高校卒業後に地元の信用金庫に就職。
そこで出会った夫、元谷外志雄さんと会社を立ち上げ、世界一の収益率を誇るホテルの経営者にまで登りつめました。
さらに、不動産デベロッパーとして有名なオープンハウスの代表取締役社長である荒井正昭さんも、高校卒業後に2年間の浪人期間を経て就職。
不動産会社での10年間の業務経験を活かして、元同僚の部下3人と、株式会社オープンハウスを設立したのです。
このように、現実として学歴に関わらず「先見の明」や地道な努力によって成功をおさめている人たちも存在するのです。
高卒就活の注意点
高卒として就活をする場合、大卒でなければ応募できない求人や、高卒では取得できない資格などがあり、どうしても就職先の選択肢は大卒よりも少なくなってしまいます。
そのため、就活では内定獲得が目的となってしまい、入社後に「こんなはずではなかった」と悩んでしまうことも。
そのような事態を回避すべく、ここからは高卒で就活する際の注意点について解説していきます。
- 長く働きたいと思える企業かどうかを考える
- 希望する条件を明確にしておく
- 希望条件に優先順位をつける
- 同じ業界でも企業によっても給料は違う
- ブラック企業は選ばないように気をつける
長く働きたいと思える企業かどうかを考える
高卒の場合は、どうしても「大卒よりも給与が低い」という意識が働くため、仕事を探す際、給料の額に気をとられてしまいがちです。
しかし、企業によっては直近の給料の金額が高くても、その後なかなか昇給がしにくかったり、体力勝負の部分が強く、長く働き続けることができないケースがあります。
大切なことは、自分の頑張りがきちんと評価され、その評価が給料に反映されること、そして「長く働き続けたい」と思える職場に出会えることです。
「高収入=幸せ」というわけではありませんし、多くの場合、社会人になると何十年と働き続けなければなりません。
目先の利益だけにとらわれず、「自分はどうなりたいか」という将来のビジョンを明確にした上で会社選びをしましょう。
希望する条件を明確にしておく
実際に就職してみて「こんなはずではなかった…..」とならないためには、企業選びの段階から、自身の希望する条件を明確にしておくことが大切です。
自分がしたい仕事の内容や、希望する労働時間や休日、勤務する場所など、実際に働いている状態をイメージしながら考えてみましょう。
そして、応募しようとしている企業で、その希望が実現できるのか、しっかりと調べてみてください。
この作業をすると、反対に自分が絶対にやりたくないこと、どうしてもムリなことも見えてきます。
そうした可能性のある企業を避けて応募していけば、ミスマッチの大半は防げるでしょう。
希望条件に優先順位をつける
しかし、希望する条件がたくさんある場合も問題です。
就活を進めるにつれて、希望する条件を全て満たす求人は、存在しないことが分かってくるでしょう。
その場合は、どうしても譲れない点をいくつか絞り込むことです。
勤務地なのか、仕事内容なのか、労働時間や休日なのか、絶対に譲れない点と妥協できる点をよく考えてみましょう。
希望条件に優先順位をつけることで、応募する企業の選択肢が多くなり、就職に成功する可能性も高まります。
同じ業界でも企業によっても給料は違う
先に高卒でも高収入を目指しやすい業界についてご紹介しましたが、同じ業界だからといって似たような給料とは限りません。
例えば、大企業と中小企業を比較した場合、初任給や基本給は大企業の方が高くなる傾向がありますが、それもケースバイケース。
大企業であっても経営状態があまり思わしくない場合もありますし、反対に中小企業でも伸び盛りの優良企業という場合もあります。
さらに、最初の給料は平均的な金額であっても、中小企業で昇進が早く、比較的早い段階で役職がつき給料がアップするケースもあるでしょう。
反対に大企業であるが故になかなか昇進できず、いくら歳を重ねても給料がアップしないケースもあります。
同じ業界であっても、企業の置かれている状況や体質はそれぞれであることを意識し、可能であれば初任給はもちろん、給料の上がり方、年代別の平均年収なども比較してみましょう。
ブラック企業は選ばないように気をつける
高卒で高収入を目指しやすい仕事は「やる気重視」「学歴不問」「未経験可」など、間口の広い企業が多い傾向があります。
しかし、その中には間口を広くしなければ人材を確保できない会社、つまりは離職者の多いブラック企業が混ざっている可能性もあります。
また、学歴に関わらず給料が高めに設定されている仕事についても、精神的・体力的にきついなど、給料を高く設定しなければ選ばれることのない仕事かもしれません。
「うまい話には裏がある」と言いますが、あまりにも好条件を提示する企業の場合は、なぜそのような好条件なのか理由を探る必要があるでしょう。
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
給与の額面だけではなく、福利厚生にも目を向けよう!
高収入を目指したい人は、給与の額面だけではなく、企業の制度である福利厚生にも目を向けてみてはいかがでしょうか?
給与の額面は平均程度でも、福利厚生が充実している企業であれば、総合的に見たときに家計にとってプラスとなることがあります。
例えば、以下の制度などが挙げられます。
- 住宅費の一部を会社が補助してくれる借り上げ社宅制度
- ランチ代を節約できる社員食堂
- レジャー施設や宿泊施設の特別優待割引を受けられる制度
こうした福利厚生を活用すれば、生活に必要な出費の一部を節約できて、より多くのお金が手元に残りやすくなるでしょう。
福利厚生の充実度に目を向けて企業探しを行えば、給与の額面が高いわけではなくても、待遇が良い隠れ優良企業を見つけやすくなるはずです。
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ここまで高卒の就活について解説してきましたが、就活の場面では意識しがちな学歴も、実際に仕事をする上で気にすることはほとんどないといっても過言ではありません。
大切なことはとにかくまず社会に出て、働きながら自分の価値を高めていくこと。
そして、その基盤となる会社選びは目的を持って慎重に行いましょう。
「ブラック企業を選んでしまわないか不安」
「自分に合った仕事がよく分からない」
このように、一人で就活を進めるのが不安な人は、就職のプロと一緒に就活を進める方法がおすすめです。
例えば、転職エージェントのキャリアアドバイザーも就職のプロ。
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