もくじ
でも2社以上から内定をもらったということは、1社を除き内定辞退をしなければいけないということ。
新卒の皆さんをはじめ、就活中の人の中は「いつまでに辞退すればいいの?」「内定承諾書にサインしちゃった…」なんて悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
そこでこのページでは内定辞退に悩む新卒の方、その他就活生の方に向けて
- いつまでに内定辞退をするのがベストなのか?
- 内定辞退する際の【3つ】の注意点
- 電話で内定辞退する際の例文
- メールで内定辞退する際の例文
をまとめていきます!
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内定辞退の連絡、新卒はいつまでにすればOK?
あなたが就活で準備をするように、企業も人を採用するためにコストをかけて準備しています。
採用した人が内定辞退した場合、企業は社内の人員調整を行ったり、場合によっては再募集をかけなくてはなりません。
そのため、遅くなればなるほど、企業側の負担が増えてしまいます。
(新卒学生の場合)「内定式」参加後の内定辞退
ここからは就活生の頭を悩ませる内定辞退ケースを見ていきましょう。
ひとつめは内定式に参加した後の内定辞退です。
新卒学生の方の中には
- 内定式に参加した後、別の企業から内定をもらってしまった
- 内定式には参加したけど、やっぱり入社を見送りたい
このように考えている方も少なくないと思います。
内定式の目的は、先輩社員や上司との顔合わせもありますが、メインは「内定承諾書」や「入社承諾書」へのサインです。
そのため、多くの場合は内定式に参加=「内定承諾書」へのサインになりますが、企業によっては内定式に内定承諾書を発行しないところもあります。
そんな時は、内定式に参加していても問題なく辞退できます。
現在のところ、内定式に法的拘束力はありません。
逆に民法では以下のように「2週間前までなら、いつでも内定辞退できますよ」という法律を定めています。
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
引用元:民法「第六百二十七条」
つまり、仮に就活生が内定式後に内定辞退したとしても、法律上問題はないのです。
だったら内定式に参加してたとしても全然大丈夫なんだね!
もちろん法律上は問題ありませんが、だからと言って「気軽に内定辞退してもオッケー!」というわけではないのです!
確かに法律の上では、内定辞退してもあなたが罪に問われることはありません。
が、しかし!
企業に迷惑をかけてしまうのは事実です。
仮に内定承諾書にサインをしていなかったとしても、気軽に辞退していいわけではないので、可能な限り誠意を持って対応しましょう。
「内定承諾書」にサインした後の内定辞退
続いてはこちらのケース、内定承諾書にサインした後の内定辞退について見ていきましょう。
上に記載した民法が示すように、2週間前までであれば内定辞退そのものはできます。
しかし、基本的に内定承諾書は「辞退することなくその企業に入社します」という意思を示すための書類。
企業側も当然あなたが入社するつもりで、備品の購入や人員配置、研修の準備等を進めています。
そのため、内定承諾書に署名・捺印した後に入社を取り消されてしまうと、企業はこれまでの費用や工数が全て水の泡になってしまうのです。
もちろんこれは企業側の問題なので、あなたに直接関係のないことではあります。
しかし、このようなケースになってしまう可能性もゼロではありません。
- (新卒の場合)あなたの出身校から学生(就活生)を採用しない
- 企業に大きな損害を与えた場合、訴えられることも
でも、あなたが入社すること前提で設備投資や人員整理を行っていた場合、損害賠償を求められるケースもあるのです。
正直、損害賠償を求められる可能性はとても低いです。
ただ、内定式後の辞退以上に企業に大きな迷惑をかけてしまうのは事実。
こちらも誠意ある対応を心がけ、できる限り内定承諾書にサインする前に内定辞退するようにしましょう。
新卒(就活生)がいつまでに内定辞退すればいいか分かった後は…辞退する際の【3つ】の注意点
ではここからは、企業側に内定辞退を納得してもらうため、3つの注意点を一緒に見ていきましょう!
【1】サイレント内定辞退は絶対にしない
サイレント内定辞退とは、企業側に黙ったまま内定を辞退してしまうこと。
学生や就活生の中には
- 内定を断れば怒られるんじゃないか?
- (新卒の場合)学校を卒業できなくなっちゃったらどうしよう…
- 正直連絡するのが面倒くさい
このような理由から、企業側からの電話やメールをひたすら無視してしまう人もいます。
断りの連絡をするわけですから、気が進まないのもよくわかります。
でも、連絡せずに一方的に内定辞退してしまうのは絶対にNG!
内定辞退するならするで早めに連絡をもらえれば、企業側も何らかの対策が取れますが、状況がわからなければ動きようがありません。
先ほどからお伝えしているように、内定辞退は法律によって守られています。
そのため、内定辞退により大学を卒業できなくなることはまずありません。
学校推薦などで内定をもらった場合であっても、内定辞退は可能です。(学校の採用枠に影響が出る可能性はありますが)
また、社会というのは案外狭いもので、あなたが内定辞退しようとしている会社が将来取引先になる可能性は大いにあります。
同じ業界に進むならなおさらですよね。
【2】内定辞退の連絡は「電話」で
企業に直接電話することに抵抗を感じるかもしれませんが、ここは堪えどころ。
内定辞退を電話で伝えたほうがいい理由は、主に以下の3つです。
- 直接自分で話すため、誠意が伝わりやすい
- メールだけだと相手が見落とす可能性がある
- 電話が一番早く、しかも確実
メールのみだとどうしても機械的な印象を与えてしまうもの。
さらに、メールだけで終わらせてしまうと「企業側に確実に伝わったか」の判断もできません。
「迷惑をかけてしまった」という誠意を表しつつ、確実に、早く対応したいなら電話が一番です。
【3】内定辞退の電話がつながらなかった場合「メール」を送る
企業側の担当者が不在だった場合は、メールでの連絡でも大丈夫。
なおこのメールは、内定辞退の連絡をした当日中に送りましょう。
とはいえ、やはり電話のほうが丁寧なのは間違いありません。
ですので「より誠意を見せたい!」という場合は、メールの最後に「改めて口頭でも伝えたいので再度電話をかけます」などの記載をオススメします。
ちなみに、企業に電話がつながった場合でも、電話が終わった後に重ねてお詫びのメールを送れば、より誠意の気持ちを伝えられます。
真摯な対応してくれている人に、企業も嫌な気持ちは持ちません!
確かに企業に迷惑をかけてしまうことは事実だし、やらないよりはやった方絶対にいいよね!
これまでお話ししてきた注意点のポイントをまとめると、以下の通りになります。
- サイレント内定辞退は絶対NG
- 面倒でも気まずくても、まずは電話する
- 電話がつながらなかったらメールを送る
- 電話がつながった後に改めてメールを送るとより丁寧
新卒(就活生)必読!内定辞退の期限がいつまでかわかったら…急いで電話しよう【トーク例文付き】
なお、企業に電話する際のポイントは以下の通りです。
- 嘘はつかない
内定辞退理由などを聞かれたら、できるだけ正直に話す
- 結論から話す
前置きなどはせず、まずは用件を伝える
- 謝罪の言葉を忘れずに
丁寧に誠意を込めて伝える
内定辞退の電話トーク例文
私、御社に内定をいただいている(就職大学の)◯◯と申します。採用担当の△△様はいらっしゃいますか?
はい。△△です。
先日は内定のご連絡をいただきまして、ありがとうございました。
実は大変申し上げにくいのですが、御社の内定を辞退したく本日お電話致しました。
差し支えなければ理由を伺ってもいいですか?
正直とても悩んだのですが、今後の自分の方向性などを考え、こちらの企業に入社しようという結論に至りました。
とても残念ですが仕方ないですね…
貴重なお時間を割いていただいたのに、身勝手な理由でご迷惑をおかけしてしまい大変申し訳ありません。
新卒(就活生)必読!内定辞退の期限がいつまでかわかったら…お詫びのメールを送ろう【例文付き】
書き方を真似しつつ、あなたの素直な気持ちを記載すればOKです!
電話同様、嘘はつかない・結論から書く・謝罪の言葉を忘れずに、を意識してメールを送ってみましょう。
今回は「他社の内定を承諾したため、内定辞退する場合」のメール例文を紹介します。
内定辞退のメール例文
ポイント
株式会社■■
〜〜部 △△様
お世話になっております。
先日内定をいただきました就職大学(大学名は新卒だった場合)の◯◯と申します。
先ほど貴社にお電話致しましたが、ご多忙のようでしたので、メールで失礼いたします。
その節は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。
嬉しいお知らせを頂戴したなかで大変心苦しいのですが、今回の内定を辞退したくご連絡差し上げました。
ポイント
理由としては、他企業への入社を決めたためです。
貴社の選考と並行して受けていた会社なのですが、先日そちらからも内定をいただきまして、こちらの企業に入社する意思を固めました。
貴社とこちらの企業は志望度が同じくらい高く、どちらに入社するべきかとても迷っていたのが正直なところです。
貴社の◯◯に力を入れている点は非常に魅力的であり、入社したのち◯◯ができる貴社なら、志高く働けるだろうと考えておりました。
しかしもう一つの企業では◯◯に加え、◯◯のような経験もできると知り、自身の将来を考えこちらの企業で頑張ってみようと決断した次第です。
ポイント
ここまで詳しく書かなくてもいいですが、嘘はできる限り避けるのが◎
履歴書・職務経歴書の確認に加え、面接のご対応など貴重なお時間を割いてくださったのにもかかわらず、このようなお返事となってしまい誠に申し訳ありません。
取り急ぎメールでのご連絡となってしまい大変恐縮ですが、後日改めて△△様にお電話いたします。
就職活動を通して、貴社をはじめ担当者の△△様には大変お世話になりました。
末筆ながら、貴社の益々の発展をお祈り申し上げます。
【署名部分】
◯◯ ◯◯(あなたの名前)
住所
電話番号
メールアドレス
ポイント
最後に「署名」もお忘れなく!
新卒(就活生)は内定辞退するなら、いつまでもずるずるせずに早めの連絡を!
内定辞退する際のポイント
- できる限り「内定承諾書」を提出する前に内定辞退する
- サイレント内定辞退は絶対にしない
- 内定辞退の連絡はまず「電話」で!
- 電話がつながらなかった場合「メール」を送る
ちなみに少し話はそれますが、就職先を決める際にはブランドだけで選ばないことが大事です。
もちろん企業ブランドや年収なども、会社を選ぶ際の重要な選択肢であることに間違いはありません。
でもそれは、言ってしまえば「今の企業価値」。
企業の価値は刻々と変わります。
ビジネスがグローバル化していくにつれ、国内シェアでトップを走っていた大企業が海外企業に買収されるケースもあります。
景気の変動で売り上げが大きく落ちる企業だってあります。
今回の記事では主に「複数の会社から内定をもらった場合の内定辞退」が前提のお話でしたが、中には、
- 1社からしか内定をもらっていないけど、辞退したい……
- 内定はもらっているけど、正直就活をやり直したい……
- 気が変わってとりあえず内定は辞退したけど、これからどうしよう……
なんて人もいるかと思います。
といったように、もし落ち込んでいるのであれば、どうぞUZUZに駆け込み相談してください!
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