このシリーズをご覧頂いていると不動産業界は、
- 厳しい
- キツイ
- ツライ
といった、ネガティブなイメージがついてしまうかもしれません…。
しかし、不動産業界は悪いところばかりではありません。
この記事では、不動産業界の良い面をあなたに知ってもらいます。
悪いことばかりではない!不動産業界人特有の喜び
不動産の魅力を語る上で欠かせないことが3つあります。
不動産業界の魅力
- 歩合制度(インセンティブ)
- フルコミッション
- 商談成立
それではそれぞれ詳しく見ていきましょう。
【給料面】歩合制度で高額な給料も十分に可能!
そもそも不動産業の給料形態は、
- 歩合給料
- フルコミッション
の2つに分けることができます。
どちらの形態だったとしても、あなたの売り上げ次第では大きく稼ぐことも可能です。
不動産業は、頑張って結果を出せばきちんと稼げる業界。
「とにかく稼ぎたい」と思う人にとっては、やりがいのある業種です。
まずは「歩合制度」から見ていきましょう。
不動産業に携わるほとんどの人が、こちらに当てはまります。
これがあなたの給料になります。
ただし、売り上げの全てに歩合がつくわけではありません。
『ノルマを超えてからが歩合』
このケースがほとんどです。
それでは具体例と共に詳しく見てみましょう。
歩合制度の具体例
たとえば、”賃貸”の場合です。
よくある歩合給料の形である、
- 基本給20万円
- 歩合10%
- ノルマ50万円
を例にとってみます。
この場合、歩合が発生するタイミングは分かりますか?
そう、あなたがその月に50万円以上を売り上げた場合のみ発生ですよね。
その月が50万円以下ならばノルマ割れであった場合。
上司に叱咤されながら、基本給の20万円だけを受け取ります。
逆に頑張って80万円売り上げたとしましょう。
すると、ノルマを30万円超えています。
ですので、この30万円に対して歩合がつきます。
30万円の10%の3万円が歩合給です。
基本給20万円と併せて、あなたのその月の給料は23万円になります。
「たいしたことないな」
とあなたは思うかもしれません。
しかし、それは賃貸だから…。
売上が数千万、億単位になってくる、
マンション販売だったらどうでしょう?
建売住宅ならばどうでしょう?
歩合の数%だけで、何百万になることだってあります。
【フルコミッション】不動産業には、更に稼げる道もある!
本当に売ることに自信があるのであれば、
「フルコミッション(完全歩合制度)で契約する」
という方法もあります。
フルコミッションの場合、基本給はありません。
雇用契約ではなく、業務委託という形を取ります。
つまり、あなたは会社の名前を借りて営業をする形です。
この契約形態が初耳の方も多いと思います。
しかし、不動産売買の仲介や、マンションの営業で、この制度を採用している企業は思っているよりもあるのです。
そして、何よりの魅力が…。
また、ノルマもありません。
つまり、売れば売る程、あなたの収入は大きくなっていきます。
そのため、1回の契約で数百万から数千万の報酬を手にすることも可能です。
ただし、売れなければ、給料はありません。
どのような業種でも「これだけ売り上げを上げているのに、給料が上がらない」と嘆いている人は大勢います。
そのような人は、不動産業界のフルコミッション制度で働けば良いのです。
売れば売っただけ、大きな見返りがありますからね!
【商談成立】他では味わえない達成感!
お金の話ばかりしてきましたが、精神的な喜びもあります。
やはり、金銭面以外のやりがいがないと、なかなか仕事は続きません。
まず、一戸建てでもマンションでも、一生の買い物をするお客様にとっては一大決心ですよね?
その現場に立ち会い、あなたが勧めた家を購入してくれた時には金銭以上の喜びがあります。
お客様の人生の分岐点に関わることができるのですからね!
これは他の業種ではなかなか体験できません。
このような喜びがあるのは、何も不動産売買だけではありません。
賃貸でも同じです。
賃貸とはいえ、お客さんがこれから何年も住む家を提供する仕事です。
人との家の間には相性もあります。
相性の良い家にお客様を案内して、契約が決まった時には嬉しいものです。
不動産業界で今、注目されているものって何?
続いて今業界内で注目されているものをご紹介していきます。
業界注目ポイントはコレ!
- 空き部屋シェアサービス
- 外国人向け保証会社
- 賃貸内見予約サービス
では、それぞれ詳しくみていきましょう。
【空き部屋シェアサービス】空いている物件をシェアサービスに利用
ご存知の方も多いとは思いますが、“Airbnb.jp”が提供している、空き部屋シェアのサービスが世界中から注目されています。
既に世界190カ国で利用され、宿泊客数は2,500万人以上。
一般の人が、自宅の空いている部屋を海外旅行者に提供するサービスです。
部屋を提供しているのですから、当然不動産業界からは注目されるのですが…。
なぜ注目されているのか分かりますか?
それは不動産業界から切っても切れない悩みを解決できるから!
それは空き部屋解消です。
今後は、マンションの空き室に家具を入れて、旅行者に貸し出すようなサービスも増えてくると予想されています。
お荷物になっている遊び物件を、別の角度から提供する形の良い例となり得るでしょう。
【外国人向け保証会社】幅広い言語の外国人に対応!
現在多くの外国人が日本に在中しています。
そして、彼らが部屋を借りるのはとても大変です。
何故なら、保証人が外国にいるのでは、家主側は安心できません。
その結果、彼らを対象にした外国人向けの家賃保証会社が注目されています。
家賃保証サービスは既に存在しています。
しかし、多言語に対応できる企業はほとんどありませんでした。
我々日本人の目線ではなかなか気付きにくいです。
しかし、言われてみれば納得ができるサービスですよね?
【賃貸内見予約サービス】日にちはもちろん時間帯まで指定可能!
「賃貸契約をする前に内見したい」とお客様が考えるのはもっともです。
しかし、なかなか内見の時間が取れない人も少なくはありません。
そのようなお客さんに向けて、あらかじめ内見の日にちと時間帯を予約するサービスが出てきました。
このサービスが普及することで、内見がより身近になります。
不動産屋と関わる頻度も増えていきます。
双方にとってメリットのあるサービスだと言えます。
以上が不動産業界の魅力や業界注目ポイントの解説でした。
今回の内容は特に面白さや野心を掻き立てるような内容だったと思います。
このシリーズも残すところあと一回。
それでは次の最後の記事でお会いしましょう。
全8回:不動産業界知識シリーズ