ゲーム業界で働きたいんだけど、未経験でゲーム業界に転職できるの?
しっかり対策をしておけば、採用の可能性も高まります。
この記事では、未経験からゲーム業界へ転職する際、どのような対策をするべきか、転職を成功させるためのポイントをお伝えします。
ゲーム業界が気になるという方は、ぜひ確認してみてください。
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未経験でもゲーム業界に転職できる
特にスマホゲームや据え置き型ゲーム、ハード向けのゲームソフト(コンシューマゲーム)は、二極化が進んでいます。
開発に時間も資金もかけた超大作か、インディーゲームと呼ばれるようなアイデア勝負の規模の小さな作品かに分かれており、いずれかの開発規模に偏るようになってきたのです。
一時期はインディーゲームが流行したものの、現在はそこからさらに流れが変わり、スマホゲームでもビッグタイトルをリリースするようになってきています。
そのため大手ゲーム会社が生き残りやすくなっており、ゲーム業界でも新卒を採用してゲーム制作を一から教えることが可能な大手企業が増えたのです。
ですが、未経験からの転職でもゲーム業界に入れないわけではありません。
現在の職種やそれまでに得てきたスキルを利用すれば、ゲーム業界は未経験でも活躍できる場を見つけられるのです。
未経験で転職するための詳しい考え方は記事の後半で解説しているので、順に確認していきましょう。
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
外資系のゲーム会社も候補に入れてみよう
ゲーム会社と聞くと日本の大手ゲーム会社を想像するかもしれません。
また、外資系のゲーム会社と聞くと、欧米圏の大手ゲーム会社が思い浮かぶゲーム好きの方もいるかもしれませんね。
ですが現在、日本向けやアジア圏向けのスマホゲームで大きく成功している、中国企業や韓国企業もあります。
たとえば、HoYoverseやYostarといった会社が有名で、日本法人や日本国内向けブランドでの採用も行っています。
日本の大手ゲーム会社以外にも海外の大手ゲーム会社もありますし、それらの日本法人も存在している場合があります。
そしてもちろん、日本国内にも海外にも中小のゲーム会社はいくつもあります。
有名な日本の大手ゲーム会社以外にも、それらの会社もぜひ応募候補に入れてみるようにしましょう。
そうすれば、未経験からゲーム業界で働けるようになる可能性が高まりますよ。
ゲーム業界の職種を知っておこう
ゲーム業界で働きたいなら、まずはどのような職種があるか知っておきましょう。
自分がどの職種を志望すべきか、最終的にどの職種を目指すかを明確にさせることはとても大切です。
ゴールをはっきりさせることで、ゲーム業界への単なる憧れを「将来的なキャリアプラン」として真剣に考えることができるようになるのです。
ディレクター/プロデューサー
ディレクターやプロデューサーは、ゲームの企画・開発といった根幹のプロジェクト立案を行います。
ゲーム制作プロジェクトにおける上流部分から業務を担っていくイメージでしょうか。
具体的には、プロジェクトの概要立案、収益化の計画、人員の確保や全体の大まかなスケジュール策定などを担う場合が多いです。
会社によっては、すでに大枠の企画概要が決まっているケースもありますし、企画を社内でプレゼンするところからスタートする場合もあります。
いずれにしろ、ゲーム開発プロジェクトの第一歩を担う役割であり、とても重要でやりがいのあるポジションです。
ただし、後述するゲームプランナーからキャリアアップして就くのが一般的で、未経験からいきなり採用されるのは難しい職種です。
ゲームプランナー
ゲームプロジェクトの制作進行や進行管理を行う仕事です。
プランナーという名前ではあるものの、各所の調整役になったり、ゲームを作るために必要な雑務を一手に担ったりする役割を担うケースが多いでしょう。
ゲームプランナーは、未経験であっても制作を進行するための調整力や各所と連携を取るためのコミュニケーション力があれば比較的、チャレンジしやすい職種です。
また、過去にチームをまとめた経験やゲームに限らず制作物の進行管理や調整といった業務経験があれば、ゲーム業界が未経験でも採用される可能性が高くなります。
プログラマー
ゲームシステムのプログラミング(ゲームが動くよう設計や構築をする)を行う職種です。
ゲームをつくるための開発言語はいろいろあります。
基本的には、C++、C#、Java、JavaScript、Swift、Kotlin、Ruby、Pythonなどの言語が使われており、一般的なIT企業で使われているプログラミング言語と違いはありません。
スマホゲームやアプリではJava、JavaScript、Swift、Kotlinがよく使われています。
特にiOSではSwiftが、AndroidではKotlinが使われ、WebアプリやブラウザゲームでJavaScriptが使われる傾向にあります。
コンシューマゲームならゲーム開発ツールによって異なり、UnityではC#、Unreal EngineではC++が使われる傾向です。
ただ、少し難易度が高いのでじっくり勉強する必要があるでしょう。
RubyやPythonはサーバーサイドやバックエンド寄りの言語ですが、いずれも汎用性が高いため、これからプログラミングを学ぶという人にもおすすめです。
すでにプログラマーやゲームでも活かせる開発言語を使ったエンジニア経験があるなら、ゲーム業界が未経験でも採用される可能性があります。
デザイナー
アートデザインやグラフィックデザインといった美術面から、ユーザーがゲームを操作するUI(ユーザーインターフェース)デザインを担当する仕事があります。
こちらもプログラマーと同様、サイト制作などにおけるアートデザイン、グラフィックデザインの経験があるならゲーム業界未経験でも採用の可能性が高まります。
UIデザインに関してはゲーム業界に特有のUI知識も必要となるため、学ぶ時間が必要になりますが、十分未経験からでもチャレンジ可能です。
デバッガー
デバッガーとは、簡単にいうと完成したゲームにバグがないかどうかを探す仕事です。
たとえばグラフィックに変な箇所はないか、キャラクターの動きは想定通り、ゲーム内の壁に隙間がないかどうかなど、ゲームのテスト版をプレイしながら緻密に探していきます。
細かいうえに大変な作業ですが、コツさえ掴めれば未経験からでも挑戦しやすく、実際に未経験を歓迎している求人も多々見られます。
デバッガーは、これまでお伝えしてきたプログラムやデザインなどの制作関連の経験がない人でも、ゲーム業界に入れる職種の一つです。
一方で、デバッガーは作業工数が膨大になりやすいため人数の確保が重要であるものの、作業が発生するタイミングがゲーム完成間近の期間と限定的です。
会社側からすると、常に必要な人数を社内に確保しておくのは難しい職種であるため、非正規雇用になりやすい特徴があります。
その他のゲーム制作以外の仕事
ゲーム会社とはいえ、当然ながらゲーム制作に直接関わる以外の職種も存在しています。
たとえば、営業・人事・総務・経理・広告プロモーション……などです。
ゲームを開発したい人にとっては物足りないかもしれませんが、「ゲームに関わりながら働きたい!」という人にとっては、自分の経験を活かせる職業でゲーム会社への就職を目指すのも方法の一つです。
未経験からゲーム業界に転職する方法
ここからは、未経験からゲーム業界に就職するための方法を2パターン紹介していきます。
- これまでの経験職種を活かしてゲーム業界への転職を目指す
- 正社員にこだわらず非正規雇用での入社を目指す
ゲーム業界へ踏み出す第一歩の参考にしてみてくださいね!
これまでの経験職種を活かしてゲーム業界への転職を目指す
たとえ、ゲーム業界が初挑戦だったとしても、これまでの経験スキルを活かせる職種に応募することで採用される可能性をグンと高めることが可能です!
ゲーム会社と聞くと、ゲーム制作に関する知識や経験が必要そうに思えてしまいますが、ゲームを売り込む営業、ゲームをプロモーションする広報、ゲームの認知拡大や売上アップを目指すマーケティングなど、あなたがこれまで培ってきた経験を活かせる職種はきっとあるはず。
プログラマーやデザイナーの経験があれば、ゲーム制作に携われるチャンスもあるかもしれません。
また、プロジェクトマネジメントの経験やチームリーダーの経験があるなら、ゲームプランナーの職種に挑戦できる可能性もあるでしょう。
未経験からゲーム業界を目指すのであれば、あなたがこれまで従事してきた職種やそれに近しい職種を狙って、就職・転職活動に励むことがおすすめです。
入社後、ゲーム業界に慣れてきたらキャリアチェンジするなどして、本当にやってみたい職種に挑戦する道もありますから焦らず行動していきましょう!
正社員にこだわらず非正規雇用での入社を目指す
未経験からゲーム業界を目指す場合、正社員雇用にこだわらずに、まずは非正規雇用でゲーム業界に入る方法もあります。
非正規雇用とは、契約社員や派遣社員・アルバイトといった正社員以外の形態で雇用される働き方を指します。
たとえば、ゲームデバッガーというゲームのバグを見つける仕事は未経験からでも挑戦しやすい職種です。
ただし、正社員雇用が少ない傾向にあるため、まずは非正規雇用での採用を目指して、ゆくゆくは正社員を目指したり、別のゲーム会社へ転職したりするルートをたどるのも良いでしょう。
まずは非正規雇用で入社し、ゲーム業界での経験を積んでからキャリアアップや転職で本当にやりたい仕事を目指すという方法があることも覚えておいてください。
未経験からゲーム業界へ転職を成功させる3つの対策
どうやったらうまくいくかも教えてよ!
未経験からゲーム業界への転職を成功させるためのポイントは3つあります。
一つずつ、確認していきましょう!
1.「なぜゲーム業界で働きたいのか」を整理する
なぜゲーム業界を仕事に選んだのか、その理由を整理して話せるようにしておきましょう。
マンガやアニメなどのほかのエンタメではなく、「ゲーム業界でなければならない理由」が明確になるとより相手に思いが伝わる志望動機にできます。
ただし、「ゲームが好きだから」という理由のみでは、多くのゲーム業界志望者と同じになってしまいます。
ゲームが好きであることは大前提として、「好きなだけ」ではなく、原体験や過去のエピソード、将来の目標に関連した志望理由にできれば、選考で好印象を残せます。
そのほか、志望動機の整理の仕方をより詳しく知りたい方は以下の記事も確認してみてください。
2.自分の強みをどう仕事で活かせるか言語化する
応募した職種で自分の強みをどう活かせるかを、しっかりと言葉で説明できるようになっておきましょう。
- 自分は◯◯のスキルがある
- それを証明する◯◯な経験がある/◯◯な経験を通して身につけた
- 具体的に自分のスキルは仕事の◯◯において役立てられる/◯◯な場面で活躍できる
例として、上記のような順番で整理すれば、説明がしやすくなりますよ。
過去に経験のある職種でゲーム業界への転職を目指す場合は、仕事で求められる役割や活躍イメージをしやすいため、より実態に即したエピソードトークができるはずです。
3.応募企業のゲームをリサーチ・プレイしておく
ゲームをやり込む必要はありませんが、応募する企業のゲームを知っておくことは重要です!
また別会社が手掛けているゲームも知っておいて損はありません。
なぜなら競合他社の動向を見ながらゲーム開発やプロモーションなどを行っていくため、ゲームに関する知識や知見が広いほうが仕事に役立てられる可能性が高いからです。
また、面接ではゲームに関連した質問をされる可能性もあるので、それらに答えられるようになるためにも、「業界の基礎知識」として知っておく必要があります。
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
好きなことを仕事にするには、ある程度の覚悟も必要!
好きなことを仕事にするためには、ある程度の覚悟が必要となります。
なぜなら、仕事と趣味が一緒になってしまうことで、それまでできていた息抜きができなくなってしまう可能性があるからです。
たとえば、今まで仕事のストレスをゲームで解消していたとしましょう。
ゲーム業界で働くようになると、趣味やストレス解消のためにゲームをやっている時間ですら、ゲームの構造や裏側が気になってしまい、ついつい仕事を思い出してしまいます。
そうなってしまうと、以前と同じようにゲームでストレス解消はできないかもしれませんよね。
「大好きだから」が理由でゲーム業界に転職して、結果的に「ゲームが嫌い」になってしまうこともありえます。
好きなことを仕事にすることのメリットやデメリットも理解しておくようにしましょう!
もっと詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事も確認してみてくださいね。
まとめ
未経験からでも、ゲーム業界に転職することは可能です!
未経験からでも転職するおすすめの方法は、これまでの経験スキルを活かせる職種でゲーム業界を目指すことです。
または、まずは非正規雇用で就きやすい職種(例:デバッカー)を選んでキャリアアップやキャリアチェンジを狙う方法も良いでしょう。
重要なのは、どんな方法でも良いのでまずは一度ゲーム業界に入り、業界の慣例などを知りながらゲーム業界経験者に成長していくことです。
経験を積めれば、その後はキャリアチェンジやキャリアアップがしやすくなるため、あなたが本当にやりたい仕事にもチャレンジできる機会を創出しやすくなります。
ですが、実際にゲーム業界のリアルな実態を知ることや、どのような企業があってどんな選考対策をすればいいかを知るのは、なかなか難しいと感じるのではないでしょうか。
もしゲーム業界への転職に不安があるのなら、ぜひ転職エージェントを活用してみてください。
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未経験からゲーム業界への転職を目指している方は、ぜひ一度UZUZにご連絡ください。
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