
この記事では、人材支援会社UZUZの代表、岡本啓毅氏による解説動画を元に就職面接でのNGワード10選を解説していきます。
言い換えや対策も解説しているため、面接の通過率を高めるためにもこの記事を確認してから面接に挑みましょう。
▼この記事の元になった動画はこちら
この記事の監修者

岡本啓毅
株式会社UZUZ 代表取締役
1986年生まれ、北海道出身。第二の就活を運営する「株式会社UZUZ」を立ち上げ、数多くの就職サポートを実施してきた。“自らと若者がウズウズ働ける世の中をつくる。”をミッションに、Twitterで「仕事をウズウズ楽しむ情報」を、YouTubeで「就職・転職で使える面接ノウハウ」を発信。SNSの累計フォロワー数は9万人を超える。
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面接にはNGワードがある

完全にアウトというわけではないのですが、できれば使わないほうが無難な言葉や表現がいくつかあるんです。
面接では、できれば高評価につながりやすい「◎」の言葉を使いたいですよね。
しかし、あまり使わないほうがいい「△」の言葉から、会社によっては1発でお見送りが確定してしまう「×」の表現までいろいろあります。
面接を控えている方はぜひこの記事でNGワードを確認し、通過率アップのために活用してくださいね。
面接で使わないほうがいいNGワード10選と対策
それでは、ここからは面接で使わないほうがいいNGワード10選を確認していきましょう。
それぞれのNGワードについて、言い換えなどの対策も紹介しているため、合わせて確認してくださいね。
1.志望理由で消費者目線の「〇〇が好きだから」と答える

面接の場で、志望理由で「消費者として御社の商品が好きだから」ということを伝えるのはあまり良くありません。
就職すると、それまで消費者でお金を払ってサービスの提供を受けるという立場から、サービスを提供してお金をもらうという立場に変わります。
企業側は、そう考えて行動できる人を採用したいと思っているのです。
そのため、消費者目線での「好きだから」を志望理由にしている応募者を見ると、ミスマッチにつながりやすいと思われてしまいます。
消費者としての関わり方ではなく、社員としての関わり方を想像できていることを伝えることで、高評価につながりやすくなります。
2.志望理由で「人の役に立ちたい・社会貢献したい」と答える

志望理由で「人の役に立ちたい・社会貢献したい」と答えるのはあまりおすすめしません。
人の役に立ちたくないとか、できるだけ誰にも貢献しない仕事をしたいと思っている人はいませんよね。
「人に役立つ仕事がしたい」「社会貢献がしたい」というのは、その会社を志望する人のほとんど全員が思っていることであり、多くの応募者のなかで埋もれてしまうのです。
自分なりの経験をもとにした、自分だけの志望動機を話せるように整理しておくのがおすすめです。
3.志望理由で「福利厚生が充実しているから」と答える

志望理由で「福利厚生が充実しているから」と答えるのも、あまり良くないといえます。
新卒採用をする企業は、即戦力ではなく、これから教育して戦力になる社員をじっくりと育てていこうと思っています。
つまり、新卒社員は「成長意欲」をもっていることが大事だと考えているのです。
いきなり福利厚生の話をされると「成長意欲とは真逆の人間で、安定した環境にしがみついていたいタイプの人なのかな?」と思われてしまいかねません。
現在進行形で資格勉強をしていることや、過去にどのような勉強をしてどのように実を結んだか、そしてどのようにそれを会社で活かしていきたいか伝えると効果的です。
福利厚生は、企業選びのときには重要な要素です。
とはいえ、あえてそれを面接の場で伝える必要はないことは覚えておきましょう。
4.志望理由で「ワークライフバランスを保ちたい」と答える

志望理由で「ワークライフバランスを保ちたい」と答えるのも避けたほうが無難です。
企業は「成長意欲」がある人を採用したいのに、それとは反対の性質をもった人だと思われてしまいます。
前述した『3.志望理由で「福利厚生が充実しているから」と答える』と同じ理由ですね。
こちらも福利厚生と同様で、自分の理想とするワークライフバランスの会社に入社するのは大事なことです。
しかし、あえて面接の場で言うことではないでしょう。
5.なりたい自分像を聞かれて「将来は独立したい」と答える

「なりたい姿は?」「5年後の自分はどうなっていたいか?」などと聞かれることがあります。
その際「独立したい」と答えるのもおすすめしません。
企業が未経験者を採用する場合、教育コストがかかるため、新卒採用はある意味では人材に対する投資なのです。
せっかく人材に投資したのに、その社員が成長して成果を得られそうになったときに独立して辞められてしまうと、投資回収ができないと思われてしまいます。
なりたい自分や5年後の自分などを聞かれた際には、独立直前の「その会社で得られる全てのスキルを身につけた最高の自分の状態」を「将来像」として語るのがおすすめです。
ただし、なかには「独立歓迎!」という社風の場合もあるため、その場合は素直に「独立したいと思っている」と伝えて問題ありません。
監修者コメント
企業目線を考えておくことも大切
「手間と費用をかけて新卒を採用して、一人前になるまで教育するのにさらに時間もコストもかかるのに、すぐに辞められてしまったら嫌だな」と考えるのは当たり前です。
転職は我々がもつ当然の権利ですが、自分の権利ばかり主張して相手の気持ちに寄り添えないと、あまり良く思われないのはどこの世界でも同じですよね。
企業側や人事はどう考えるかという目線をもっていると、発言にも気を遣えるようになります。
相手の立場を尊重した発言ができると面接でも高評価につながりやすくなり、キャリアだけでなく人生全体をより良いものにしやすくなるのではないでしょうか。

岡本啓毅
6.「やる気があります」というアピールをする

「やる気があります」というアピールをするのは、無駄ではないですが少しもったいないといえます。
やる気がないよりは当然あるほうが良いですが、気持ちがあるだけではなく実際に行動しており、さらに行動の結果が出ているほうが高評価になります。
「やる気があるだけ」というのは、実は裏を返せば「成果が出ていない」ということを意味しています。
すなわち、やる気しかなく実際には行動していないため、自己アピールで“想いしか言うことがない”ということなのです。
以下の3パターンを考えてみましょう。
- 「エンジニアとしてスキルアップしたい」=やる気がある
- 「実際に毎日5時間勉強している」=行動している
- 「自分のアプリをリリースして〇人のユーザーがついた」=成果を出している
これらのなかで、一番評価が高くて採用されるとしたら、行動して結果も出している3番目の人であるというのは納得ですよね。
今はまだ成果は出ていないとしても「資格の勉強をしており、〇か月後に取得予定です」といった将来の成果について伝えられれば大丈夫です。
7.志望度を聞かれて「第一志望“群”です」と答える

志望度を聞かれて「第一志望“群”です」と答えるのは、それほど有効ではありません。
第一志望群というのは、第一志望の企業ではないものの選考を辞退したくはない、というときによく言われる言葉として有名ですよね。
第一志望群というのは、少なくとも志望度が2位以下である、という意味です。
場合によっては、第二志望や第三志望ですらないこともあり、志望度が高いとはいえません。
もし第一志望でなかったとして、選考の序盤なら正直に「まだ決めかねている」と伝えてもOKです。
「第一志望群です」という逃げ方は、答えをはぐらかしているように感じられ、少なくとも「第一志望です」と言い切るのと比較しても良くない印象を与えてしまいます。
とはいえ最終面接であれば第一志望であることが求められる傾向が強くなるため、どの程度「第一志望群」という言葉を使うかは自分次第です。
監修者コメント
内定を保持しておくのは1社までにしておこう
何社も内定をもらっていても、結局行けるのは1社だけです。
採用枠を満たす必要があるため、企業側も内定を与えた人には内定承諾してほしいと思っています。
また、内定を1つ獲得した人がいればその裏には何人も落ちた人がいます。
内定を複数獲得してどこに行くか悩むのも良いですが、内定を保持して承諾を保留するのは1社までにして、第一志望に受かったらそこに内定承諾するようにするのがおすすめです。

岡本啓毅
8.「コミュニケーション能力が高い」とアピールする

「コミュニケーション能力が高い」と言葉の上でアピールするのは、それほど効果的ではありません。
コミュニケーション能力が高いかどうかは、面接で話せば伝わります。
あえて「私はコミュニケーション能力が高いです」と言葉で伝える人は、実はコミュニケーション能力が低い人なのです。
面接の時間は限られているため、せっかく自己アピールで使える貴重な時間を「どうせ伝わること」を伝えるために使ってしまうのはもったいないといえます。
9.狭い範囲の「やりたいこと」を伝える

やりたいことを伝える際、狭い範囲を伝えてしまうとお見送りになる可能性が高まります。
新卒の場合、色々な部署を見てから配属されることになります。
結果的に、自分の意向では配属先を選べないことが多いのです。
配属先を選べないにも関わらず「この部署のこの仕事がやりたい」と希望を絞りすぎてしまうと、配属後のミスマッチにつながると思われてしまいます。
「具体的に挙げるなら〇〇が気になるが、全体として御社はこういう魅力があり、どこでもがんばっていきたいと考えている」というような一言を添えてるのがおすすめです。
そうすれば会社全体に興味があることに加え、なおかつ自分の意向も伝えることができます。
10.「絶対」「必ず」といったフレーズを多用してしまう

面接全体を通して、「絶対」「必ず」といったフレーズを多用してしまうとお見送りになる可能性が高まります。
世の中には100%確実なことはないはずですが「絶対」「必ず」と言い切ってしまうと、いい加減な印象を与えて信用できない人なのではないかと思われてしまうのです。
口癖になっている人もいるため、模擬面接などで意識的に使わないように練習しておきましょう。
なお、NGとなるのは軽率に使ってしまう場合です。
面接中ずっと「絶対」「必ず」といった言葉は使わず、重要な場面でのみ「絶対にやりとげます!」と真剣な表情で伝えれば、効果的な言葉に変わります。
まとめ
面接中には、なるべく避けたり言い換えたりしたほうがいいNGワードがあります。
それらのNGワードを使わないように練習し、ぜひ面接通過率をアップさせてください。
もし面接練習の相手を求めていたり、もっと効果的な選考対策テクニックが知りたいなら、ぜひ私たちUZUZまでご連絡ください。
私たちUZUZは動画に出ていた岡本氏が代表を務める会社で、エージェントサービスを運営しています。
エージェントサービスとは、キャリアの悩みを相談したり求人紹介をしてもらったり、面接をはじめとした選考対策を受けられるサービスのこと。
これら全てを、無料で受けられるのが特徴です。
記事の元となった動画で岡本氏がお伝えしたこと以外にも、様々な面接対策のテクニックをご紹介できます。
面接を控えている方で少しでも不安があるという方は、ぜひ一度UZUZまでご連絡ください。
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