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第二新卒で大手から大手へは転職しやすい?陥りやすい失敗と成功させるための対策も解説

第二新卒で大手から大手に転職できる?
新卒で大手企業に入った知り合いが、もう辞めたいらしいんだよね。
また大手に行きたいって言ってたんだけど、そんなことできるの?
新卒入社後の早期退職だとしたら、第二新卒での転職かもしれませんね。
第二新卒で大手から大手への転職も可能ですが、注意点もあるんです!

新卒就活を頑張って大手企業に入社したけど、ミスマッチや不満があってやっぱり転職したいと思っている人もいるかもしれません。

せっかくなら次の転職先も大手企業が良いと考えてはいるものの、どのような対策をすれば自分に合った会社を見つけられるか分からない人もいるのではないでしょうか?

この記事ではそのような人へ向けて、下記のお役立ち情報を解説していきます。

  • 第二新卒で大手から大手への転職が可能な理由
  • 第二新卒で大手から大手への転職で陥りやすい失敗
  • 第二新卒で大手から大手への転職を成功させるコツ

最後まで読むことで、第二新卒で大手から大手へ転職するためのポイントや気を付けるべきことを網羅的に把握できます。

大手への転職を検討している第二新卒の人は、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。

この記事の監修者

岡本啓毅

YouTube「ひろさんチャンネル」運営 / 株式会社UZUZ 代表取締役

北海道出身。第二の就活を運営する「株式会社UZUZ」を立ち上げ、数多くの就職をサポート。“自らと若者がウズウズ働ける世の中をつくる”をミッションに、YouTubeでは「就職・転職で使えるノウハウ」を発信中。X、TikTokなどSNS等の累計フォロワー数は13万人を超える。

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第二新卒で大手から大手への転職は可能!その理由は?

なんとなく聞いてたけど、「第二新卒」って何?
「第二新卒」とはキャリア市場でよく使われる言葉なんですよ。

第二新卒には明確な定義はありませんが、概ね「新卒入社した会社を3年以内に転職する求職者」のことを指します。

似たような言葉に「既卒」という言葉もありますが、これは卒業後に就職していない人のことで、だいたい学校卒業後に3年目程度までは「既卒」として扱われます。

<第二新卒と既卒の比較>

第二新卒既卒
学校卒業卒業している卒業している
正社員就職就職している就職していない
年次新卒就職後3年以内学校卒業後3年程度

第二新卒は、数年程度の社会人経験があるため最低限のビジネスマナーは身につけており、なおかつ新卒としての吸収力や若さゆえのポテンシャルも持っているとみなされます。

そのため、第二新卒を採用しているという企業は、実は多いのです。

大手企業も第二新卒を採用しているから、第二新卒でも大手から大手への転職もできるってことか!
なぜ第二新卒が大手から大手へ転職できるのか、もう少し詳しく解説しますね。

第二新卒の定義や強みについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

新卒で大手企業に入社できた実力は評価されやすい

そもそも大手企業は、新卒社員として入社するにも非常に狭き門であるといわれています。

そのため、新卒時に大手企業に入社できたということは、その求職者の高いポテンシャルを評価していたということを意味しています。

大手企業に新卒入社できたという実力は、第二新卒時にも評価されやすい傾向があるのです。

大手企業で培った経験・スキルは即戦力として期待される

第二新卒は、新卒のポテンシャルだけでなく、社会人経験があることによるビジネスマナーの習得も期待されています。

大手企業は新卒研修などの教育プログラムが中小企業と比べるとしっかり整備されていることが多く、同年代と比較して高いビジネス力が身についているとみなされます。

また多少なりとも新卒入社した大手企業の内部事情を知っていることは、人脈作りや他社の社風に合わせる際に役立つ場合もあります。

「大手企業で就業した経験」は大きな評価につながる可能性があるのです。

大手でも第二新卒を募集している

冒頭で少し述べたように、第二新卒を募集している大手企業は何社も存在しています。

なかには、新卒社員だけを募集している企業や、経験と実力がある中途社員の採用に力を入れているという企業もあるでしょう。

しかし、採用要件に合っていれば、新卒・第二新卒・中途も関係なく採用する、という方針を取っている大手企業や大手グループ企業はいくつもあります。

特に狙い目となりやすいのが、大手企業のグループ会社です。

本社自体は新卒採用しかしていないとしても、グループ会社はそうであるとは限りません。

まずは大手企業でも第二新卒を採用している場合があること、そしてグループ会社であれば本社よりも第二新卒採用に力を入れている可能性があることは覚えておきましょう。

第二新卒で大手から大手への転職で陥りやすい失敗

第二新卒が大手から大手に転職するのって比較的挑戦しやすいんだね!
その代わり、陥りやすい失敗もあるんですよ。

ここからは第二新卒で大手から大手へ転職する際に陥りやすい失敗例について紹介していきます。

後半では大手から大手への転職を成功させるための対策も解説するので、まずはどんな失敗があるのかここで確認しておきましょう。

待遇が悪くなってしまう

大手企業から大手企業への転職と聞くと、それだけで「転職に成功した」と感じるかもしれません。

しかし実際には、より不満な状況になっているかもしれません。

  • 職種が変わってやりたい仕事ができなくなった
  • 基本給が新卒と同じラインとなって年収が下がった
  • 大手は大手だが、企業規模が小さくなって待遇への不満が増えた

大手企業といってもその内部事情は様々です。

転職前よりも待遇が悪化したと感じるのは、大手から大手への転職でよくある失敗といえるでしょう。

同じ不満を抱えてまた早期退職してしまう

前向きな理由で転職し、キャリアアップ・キャリアゴールを目指してしっかりと道筋を追っているのであれば問題ありませんが、そのようなパターンだけではありません。

そもそも新卒で大手企業に入社するのは、非常に難しいことです。

相当な努力も研究もして夢も抱いていたはずですが、短期間で転職することになってしまうのは、転職したくなるほどの不満があったということでしょう。

しかし、しっかりと不満の原因を深掘りして転職先を吟味しなければ、また同じ不満を抱いて早期退職してしまうことになりかねません。

不満を解決するために衝動的に転職してしまう人にありがちな失敗だといえるでしょう。

転職後に前の方がよかったと後悔してしまう

社内の様子は、入社しないと細かいところまでは分かりません。

大手企業には、様々なメリットがあり、本来は「大手企業」と一括りにすることはできず、それぞれ社風も制度も異なります。

「この部分が良い」と思って転職してたとしても、別の部分で不満に思えてしまい、結局は新卒入社した大手企業のほうが総合的に自分に合っていた、と感じることがあります。

よくある後悔の例
  • 転職で年収は上がったものの住宅手当がなくなり、結果的に支出が増えた金額のほうが年収の増額分を上回って実質年収は下がった。
  • 成長できる環境を求めて転職したが、勉強に関する社内制度は転職先のほうが充実しているもののロールモデルになりそうな目指すべき先輩社員がいない。
  • 残業時間は減ったが年間休日も減ってしまい、名目上の労働時間はむしろ増えた。

入社後に思わぬ不満を抱えて「前のほうが良かった」と感じてしまうことがあるのです。

監修者コメント

岡本啓毅HIROKI OKAMOTO

青い鳥症候群になっていないか要注意

新卒であれ第二新卒であれ大手企業に入社できるのは社会全体から見れば一握りです。

新卒で大手企業に入社できただけで、多くの人がうらやむような待遇なのではないでしょうか。

しかし、それに満足できず「自分に100%合った会社があるはずだ」と、存在しない理想を追いかける、いわゆる「青い鳥症候群」になってしまっているかもしれません。

自分に100%合う企業など存在せず、70%程度満足できれば良いほうです。

現実的に自分の理想はどの程度叶えられる可能性があるのか、社会全体の企業風土を研究したうえで振り返ってみてもいいかもしれませんね。

以下の記事では大企業から転職する際のメリット・デメリットをまとめているので、合わせて確認してみてください。

第二新卒で大手から大手への転職を成功させるコツ

第二新卒で大手から大手への転職を成功させるコツ

せっかく大手に入社できても、いろんな落とし穴があるんだね……。
そんな失敗をしないためにも、転職を成功させるための対策を知っておきましょう。

ここからは、第二新卒で大手から大手へ転職する際のコツを解説していきます。

実践すれば、前述した失敗への対策にもなります。

転職理由を明確にして同じ不満を抱えないようにする

まずは、転職を決意した理由を整理しましょう。

現状を分析して、何が不満なのか、どうなっていたら満足できるのかを書き出して納得するまで整理します。

その後は「どうなっていたら満足できるのか」を元に転職先候補を企業研究し、同じ不満を抱えそうな企業は候補から外します。

ここで重要なのは、大手企業のパブリックイメージや一般消費者が抱く理想ではなく「実際にその企業で働くとしたらどうなるか」という事実です。

また、企業研究と平行して自分は企業や働くことに何を求めているのか、将来的にどうなりたいのかといった自己分析も行いましょう。

ポジティブな理由で転職できるようにする

退職理由は、どうしてもネガティブになりやすいです。

しかし、それをポジティブで前向きな言葉で捉え直すようにしてみてください。

具体的には「〇〇がイヤだから辞める」ではなく「もっと△△にしたいから転職する」という言い方です。

どうしても前向きに変換できないとしたら、もしかしたら不満を転職で解決しようと勢いだけで考えていたり、嫌なことの腹いせに転職しようとしているかもしれません。

自分のキャリアプランについてしっかりと考えるためにも、ポジティブな理由で転職できているか振り返ってみましょう。

ここでしっかり考えておけば、転職の選考で志望動機などを伝える際にも役立ちます。

中長期的なキャリアプランを立てて計画的に転職する

不満を解決するためだったり、何か嫌なことがあったときに勢いで転職するのはおすすめしません。

転職の際には自分のキャリア計画を見据えて、自分が目指すキャリアに合っている会社に転職しましょう。

具体的には、自分が5年後や10年後にどのようなキャリアプランを築きたいのか、そしてその目標実現のために必要なスキルや業務経験を逆算していくことが重要です。

キャリアゴールを明確に思い描いて、それを目指した一歩になるような転職にすることができれば、大手から大手への転職で失敗したと感じることは少なくなります。

また、明確なキャリアプラン があると応募書類や面接における質問の受け答えにおいて、説得力ある内容を展開しやすくなるでしょう。

応募先を絞りすぎずに挑戦する

今の企業に何かしらの不満を抱えて、転職を検討している第二新卒は多いです。

そのため、せっかく第二新卒で転職するなら、同じ不満を抱えないように自分の希望を踏まえた転職先を見つけたいという思いも強いかもしれません。

しかし、その思いが強すぎて応募先を絞りすぎてしまい、思うように内定をもらえないというリスクには注意が必要です。

転職先に求める希望条件を一度リストアップしたうえで優先順位をつけていき、優先順位が高い条件を満たす企業であれば応募してみるのが良いでしょう。

そして、一社だけ受けるのではなく、並行して複数の企業を受けると効率的に選考を進められます。

複数社を受けると面接の精度も高まり自信もついてきますし、一社に落ちても他の企業があるからと気持ちを切り替えやすくなります。

現職で一定の成果を出してから転職する

取り掛かっている最中のプロジェクトがあるなら、ある程度の成果を出してから退職するようにしましょう。

プロジェクトの流れ全体を理解・体験でき、プロジェクトの途中で辞めるよりも社会人としてスキルアップできます。

何か成果を出してから転職したほうが、転職後にできることや任せてもらえる業務裁量が大きくなりますし、キャリアの幅も広がり視座も高くなります。

転職活動においては、現職の成果として話せるアピールポイントも増やせるため、転職する際の条件も有利になりやすいこともおすすめするポイントです。

転職先から内定が出てから今の仕事を辞める

今の企業を辞めたいという気持ちが強い、もしくは転職活動に集中したいという気持ちから、退職してから転職活動をしようと思っている人もいるかもしれません。

しかし、基本的には転職先から内定が出てから今の仕事を辞めるのがおすすめです。

なぜなら、退職すると収入が途絶えて経済的に困窮する可能性もありますし、そのプレッシャーから転職先を決める際に妥協してしまうかもしれないからです。

転職活動では被服費や交通費をはじめとした費用がかかり、生活費も自分で捻出する必要があります。

こうした経済面のプレッシャーに加えて、早く次の職場を見つけないとという心理的プレッシャーに押しつぶされそうになってしまうおそれもあります。

今の仕事を続けながら、合間の時間を活用して転職活動を進めましょう。

1~3月と7~9月に求人探しを重点的に行う

転職を検討しているなら今すぐに行動するのが一番ですが、求人探しにはおすすめの時期があります。

年度末に退職者が増え、人手不足を解消するために求人を出す企業が多い1~3月と、中途採用社の入社が多い時期とされる10月前の7~9月です。

一般的には中途採用の募集を通年行っている企業がほとんどですが、上記の時期は求人が増えるとされています。

また、4月入社だと新卒者同様の研修や教育を受けられる可能性が高く、10月入社だと同期が増えやすいメリットがあります。

求人探しのタイミングだけでなく、転職先に入社する時期もゴールとして見据えて転職活動を行いましょう。

監修者コメント

岡本啓毅HIROKI OKAMOTO

再度戻ってこれる制度(アルムナイ採用)を視野に入れるのもあり

企業のなかには、退職後に数年間は戻ってくることができたり、戻ってくる際の選考で優遇してくれるという制度がある場合もあります。

退職者の再雇用を優遇する採用活動は「アルムナイ採用」とも呼ばれており、近年の人材業界で注目され浸透してきている制度です。

在職社員の紹介を重視する「リファラル採用」と同じくらい、現在の日本では定着しつつあります。

社外で経験を積んで、また元の会社に戻るという選択をした人を少し優遇するという制度で、戻ってきた人は前よりも活躍できる人材になっている傾向があるといわれています。

このようなアルムナイ採用の制度があるなら、一度会社を出てからこの制度を利用することを視野に入れるのもいいでしょう。

会社の外に出て、やりたいことが見つかったならそれを突き詰めればいいだけです。

元の大手企業の環境が良かったと思うなら、アルムナイ採用を利用して戻ってくることもできます。

新たな環境で挑戦するかしないかを迷っているなら、アルムナイ採用の制度がある会社なら一回挑戦してみることもおすすめします。

まとめ

第二新卒で大手から大手へ転職するには、様々な対策はもちろん、タイミングも重要です。

転職エージェントの力も借りつつ、企業研究や自己分析、選考対策を進めていきましょう。

第二新卒には新卒とは違った転職の進め方があるため、第二新卒に強いエージェントに話を聞くことをおすすめします。

私たちUZUZもエージェントサービスを運営しており、これまで6万人の就職・就職をサポートしてきました。

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第二の就活 編集部

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