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自然退職後の転職は本当に不利?転職を成功させる3つのポイントを解説!

自然退職後の転職は本当に不利?

自然退職」すると、転職のときに不利だって聞いたんだけど本当なの……?
確かにそういう場合もあります。
やっぱりそうなの?
そうなんです。
でも、転職ができないわけではありません。

この記事では「なぜ自然退職すると転職に不利なのか」「自然退職後の転職を成功させるコツ」について解説します。

この記事を読めば、自然退職についての理解を深め、転職活動における戦略を立てるための参考になるので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

この記事の監修者

岡本啓毅HIROKI OKAMOTO

株式会社UZUZ 代表取締役

1986年生まれ、北海道出身。第二の就活を運営する「株式会社UZUZ」を立ち上げ、数多くの就職サポートを実施してきた。“自らと若者がウズウズ働ける世の中をつくる。”をミッションに、Twitterで「仕事をウズウズ楽しむ情報」を、YouTubeで「就職・転職で使える面接ノウハウ」を発信。SNSの累計フォロワー数は9万人を超える。

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「自然退職」とは何か

「自然退職」とは何か

そもそも「自然退職」ってどういう意味なの?
自然退職とは、簡単に言うと、労働者、会社側の意思に関係なく、自動的に契約が解消される退職のことです。

ここではまず「自然退職」とは何かについて詳しく解説します。

1.自然退職の定義

「自然退職」とは、就業規則や雇用契約書に定められている事由を満たした場合、労働者や会社の意思表示なく自動的に労働契約が終了し退職となることを指します。

自然退職を成立させるには、あらかじめ就業規則等に規定を設けることが必要になります。

例えば「休職期間が満了してもなお傷病が治癒せず就業が困難な場合は、休職期間の満了をもって退職とする」などです。

自然退職は、従業員と会社の双方が合意していないケースも含まれるため、従業員にとって望ましい退職ではないことが多いです。

そのため、明確な規定がないのに自然退職にしてしまうと、労使間のトラブルになりかねません。

自然退職は、退職の理由が失業保険などの給付の金額や助成金の受給要件に影響するため、規則を確認しておきましょう。

2.自然退職となるケース

自然退職となるケースには主に以下の6つがあります。

  • 定年に達した時(定年退職)
  • 在職中の従業員が死亡した場合
  • 無断欠勤で連絡がとれない状態が続いた場合
  • 役員就任
  • 雇用期間終了
  • 休職期間が満了しても復職できない場合

この中で、自然退職後の転職に関わるのは「休職期間が満了しても復職できない場合」と「無断欠勤で連絡がとれない状態が続いた場合」の2つです。

そのため、本記事ではこの2つの理由で自然退職になった場合の転職を成功させるポイントなどについて解説していきます。

監修者コメント

岡本啓毅HIROKI OKAMOTO

自然退職は「自己都合退職」か「会社都合退職」か

病気などによる自然退職は「本人からの直接的な退職の意思表示はないが、本人の病気という都合により働けなくなった」ということになります。

また、無断欠勤が続く場合は「本人が労働契約上守るべき出社義務を果たさず、働く意思を示さなかった」となります。

これらのことから、本記事で扱う2つのケースは「自己都合退職」として扱うことが通常です。

ただし、これは就業規則の「退職」の条文に「休職期間満了後も復帰できない場合」と明記されている必要があります。

また、就業規則の「解雇」の条文に「休職期間満了後も復帰できない場合」と記載されている場合は「解雇」となるため「会社都合退職」となります。

自然退職が転職に不利といわれる理由

自然退職が転職に不利といわれる理由

なるほど、「自然退職」についてよく分かったよ。
でも、どうして「自然転職は転職に不利」といわれるのかな……?
それは、「自然退職」に至った理由に対する懸念が大きいからです。
どういうこと?
では、詳しく解説していきますね。

1.自然退職に対する採用担当者のイメージが良くない

「自然退職」となり、転職活動をしている人は何らかの理由があって休職期間を使い果たしたか、無断欠勤したと考えられます。

そのため採用担当者に、同じ理由で再び休職したり、無断欠勤したりして業務に支障をきたすのではないかというイメージを持たれてしまうのです。

特に、自然退職の理由が曖昧だったり、説明が不十分だったりすると、採用担当者はその背景に何か問題があったのではないかと疑うことがあります。

転職者が自らの退職理由を明確に説明できない場合、信頼性が損なわれるため、転職に不利になるのです。

そのため転職活動では応募書類や面接時に、自然退職の経緯やその後の対策について誠実に説明することが重要です。

2.空白期間に対する懸念

休職期間が終了して自然退職となり、転職活動をしているということは空白期間が長くなっていることも考えられます。

空白期間があると、採用担当者は「この期間中に何をしていたのか?」という疑問を抱きます。

特に、長期間の空白は「職業的なブランクが生じているのではないか」「労働市場に復帰する意欲や能力に問題があるのではないか」といった不安につながるでしょう。

また、長期間働いていないと、働く意欲があっても再び職場に適応するのが難しいとみなされることがあります。

特に、職場のルールや文化に再び馴染むことができるか、社会人としての基本的な生活リズムを取り戻せるかが懸念されます。

そのため転職活動においては、この期間に何をしていたのか、どのようにスキルを維持・向上させ、働く意欲を高めていたのかなどを説明することが必要です。

3.キャリアの連続性がない

自然退職の場合、採用担当者に応募者の職務経験やスキルが途切れていると判断される可能性が高くなります。

具体的には、以前の職務で培ったスキルや知識が最新の業務に適用できるか、または失われてしまったのではないかという懸念が生じます。

また、キャリアの連続性がないとみなされると、継続的に業務を行うことや、スキルの維持・発展に対する意欲が不足していると捉えられがちです。

そのため、採用担当者は候補者の即戦力性や将来の成長性、仕事に対する責任感に不安を感じてしまいます。

したがって、休職期間や空白期間にどのようなスキルを身に付けたか、どのような活動をしたのかについて明確に伝えられるようにしましょう。

監修者コメント

岡本啓毅HIROKI OKAMOTO

自然退職しても退職金はもらえる

自然退職が会社の就業規則によって「自己都合退職」とされている場合は、一般的に退職金の支払いがあります。

ただし、退職金は勤続年数が長いほど多くなっても、自己都合退社の場合は満額もらえないことが多いです。

自然退職する際は、いつ頃、どのくらいの金額が支払われるのか就業規則などで確認しておくようにしましょう。

自然退職した場合ではありませんが、空白期間を面接で伝える場合のポイントが開設されたこちらの記事も参考に読んでみてくださいね。

自然退職でも不利にならないケース

自然退職でも不利にならないケース

自然退職だと、やっぱり転職の時にマイナスイメージを持たれることが多いんだね。
そういえますね。
でも自然退職でも不利にならないケースもあるんですよ。
え……それはどんなケースなの?
例えば、やむを得ない時やポジティブな理由のときです。
詳しく解説しますね。

1.健康や家族の事情による場合

休職の理由が健康問題や家庭の事情など、正当かつ理解できる理由である場合、転職活動において不利にはなりません。

例えば、病気や怪我で一時的に休職し、その後の回復を経て再度働く意欲があることを示せれば、企業側もそれを理解してくれる可能性が高いです。

企業側にとって重要なのは、再度同じ問題で休職しないかどうかです。

「病気が完治した」「介護の必要がなくなった」など、再度問題が発生するリスクが低いことを説明できれば、安心感を持ってもらえます。

2.休職期間中にスキルアップや資格取得をしていた場合

休職期間に、自分のキャリアを見つめ直し、新しい分野や業界に挑戦する準備を整える場合もあります。

このようなケースで自然退職した場合は、キャリアチェンジやスキルの再構築のための重要なステップとして評価されることがあります。

具体的には、海外留学して語学力や線もスキルを身に付けたり、ボランティア活動、資格の取得などです。

自己成長のために時間を費やしたことを示せば「休職期間を有効に活用した」という前向きな印象を与えられるでしょう。

これらの経験が、新しい視点やスキルをもたらし、それが応募する仕事にどう貢献できるかを説明できれば、企業にとってはむしろ魅力的に映ります。

3.職場環境の問題で休職していた場合

職場の人間関係やハラスメントなど、環境が原因で休職していた場合も、その原因が解決されていることを説明できれば不利にはなりません。

そのような環境で自分がどう対処したかを具体的に話すことで、問題解決能力や適応力をアピールできます。

また、休職期間を自己成長の機会と捉え、メンタルヘルスケアの重要性や新たな視点を得たことを伝えるのも効果的です。

例えば、休職中に自己啓発に励んだり、心の健康の重要性を学んだ経験を元に、今後のキャリアに活かせる教訓やスキルを得たことをアピールしましょう。

自然退職後の転職を成功させるための4つのポイント

自然退職後の転職を成功させるための4つのポイント

自然退職しても、絶対に不利になるというわけではないんだね。
少し安心したよ。
その通りです。さらに転職活動のとき、自然退職の理由についての伝え方によって、採用担当者に良い印象を持ってもらうこともできます。
それは知っておきたいな!
では、自然退職後の転職を成功させるためのポイントについて、詳しく解説します。

1.自然退職の理由を明確に説明する

まずは健康問題や家庭の事情など、休職や欠勤の理由が正当であり、やむを得ない状況であったことを率直に伝えることが大切です。

無断欠勤の場合でも、その背景にあった問題(職場環境、メンタルヘルスなど)を説明し、誠実さを示すことが重要です。

採用担当者は誠実さを評価することが多いため、隠し事をしない、正直な態度は好印象をもたれるでしょう。

その上で、現在は問題が解決され、今後同じ理由で休職や欠勤をする可能性が低いことを強調します。

2.休職中の活動をポジティブにアピールする

休職期間中に新しいスキルを学んだり、資格を取得したりした場合は、それを前向きにアピールします。

オンラインコースを受講したり、業界の最新情報をキャッチアップしていることなどを具体的に示すようにしましょう。

また、自分のメンタルヘルスケアに努めたり、自己成長を促す活動を行ったことを伝え、困難を乗り越えた経験としてアピールするのも有効です。

さらに過去の問題を繰り返さないために、自分がどのように新しい環境に適応し、再発を防ぐ準備をしているかも具体的に伝えましょう。

例えば、ストレス管理や職場環境への適応力を高めるためにどのような方法を採用しているかを説明することがおすすめです。

3.将来への前向きな姿勢をアピールする

過去の失敗から学び、前向きに次のステップを踏もうとしている姿勢を示すことが、面接官に好印象を与えることにつながります。

今後のキャリアビジョンや目標を明確にし、それに向けてどのように取り組んでいくつもりかを伝えることが重要です。

面接中には、前向きな言葉を意識的に使い、エネルギッシュで明るい印象を与えることも大切です。

例えば「今は新しいチャレンジに前向きな状態になっているので、積極的に取り組んでいきたいと考えています」といった表現を使い、ポジティブな姿勢を伝えましょう。

4.心身の調子を整えておく

病気や体調不良で長期休職後に自然退職した場合にまず大切なのは、健康状態を確実に回復させることです。

転職活動に臨む際、面接や入社後の仕事で十分に力を発揮できるように、持病の治療や必要なリハビリを完了させることを優先しましょう。

また、通常の勤務に対応できるように体力を回復・維持させたり、生活のリズムを整えておくことも大切です。

心身の調子を整えることは、ポジティブなマインドセットを育むことにもつながり、転職活動における自分のパフォーマンスが向上し、採用される可能性も高まります。

また、入社後に安定して働き続けることができるという安心感を採用担当者に伝えることができるのも大きなメリットです。

自然退職した場合の内容ではありませんが、転職理由をポジティブにいい換える方法についてはこちらの記事に解説していますので参考にしてください。

まとめ

自然退職が転職に不利とされる理由や、自然退職後の転職活動を成功させるポイントについて解説しました。

もう一度ここで見直してみましょう。

自然退職が転職に不利とされる理由
  • 自然退職に対する採用担当者のイメージが良くない
  • 空白期間に対する懸念
  • キャリアの連続性がない
自然退職後の転職活動を成功させるポイント
  • 自然退職の理由を明確に説明する
  • 休職中の活動をポジティブにアピールする
  • 将来への前向きな姿勢をアピールする
  • 心身の調子を整えておく

長期休職や無断欠勤による自然退職後の転職は、難しい場合もあります。

しかし、誠実に状況を説明し、前向きな姿勢やスキルアップの取り組みを強調することで、成功する可能性を高めることができます。

ぜひ、ここで解説したポイントを参考にしてください。

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第二の就活 編集部

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