もくじ
しかし、無職期間が1年を超えたからといって就職ができないということはありません!
無職期間が1年を越えると「本当に就職できるのかな?」「正社員は無理かもしれない」等と不安になりますよね。
そんな方のために、1年以上無職を続けてから就職を成功させるポイントについて解説します。
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無職期間1年は長い?
様々な理由で無職期間が1年を越えた場合、やはり就職活動や転職活動は難しくなってくると思われます。
一般的に転職活動の期間は3カ月〜半年ほどといわれ、それ以上無職の期間が長い場合は、面接で理由を詳しく確認されることがあります。
特に1年以上の無職期間がある場合、企業は「離職中に何をしていたのか」「どのような経緯があって長くなったのか」を知りたいと考えるためです。
無職の期間が長く続いている人は、ブランクについて応募企業から質問されることを想定し、自分の言葉で説明できるようにしておくことが大切です。
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
どれくらいの無職期間なら就職活動に影響しない?
無職の人の中には「どれくらいの無職期間なら就職活動に影響しないんだろう?」と疑問に感じる人も多いのではないでしょうか。
フリーターのデータにはなりますが、独立行政法人労働政策研究・研修機構「大都市の若者の就業行動と意識の変容」を見てみましょう。
定職に就いていなかった期間が1年以内であれば約7割が就職に成功できています。
しかし、フリーターの期間が1年を超えると就職できる割合は下がり、さらに4年を過ぎると急落してしまうことが分かります。
つまり、定職に就かない期間が長ければ長いほど就職が難しくなるということです。
就職する意欲がある場合は、できるだけ早めに行動することが大切といえます。
参考:独立行政法人労働政策研究・研修機構「大都市の若者の就業行動と意識の変容-「第5回若者のワークスタイル調査」から-」
フリーターの就職率について、もっと詳しく知りたい方は以下の記事も読んでくださいね。
無職期間が1年以上になることのメリット
無職の期間があるのは悪いことばかりではありません。
一度仕事から距離を取って、ゆっくりと体や心を休める時間が必要な時もあります。
自分を見直す期間を設けることで、新たにやりたいことが見つかる可能性もあるでしょう。
ここでは無職期間のメリットについて解説します。
- 自由な時間が持てる
- これからの人生設計を見直すきっかけとなる
- 人間関係の煩わしさから解放される
- 心身の健康を整えられる
それぞれのメリットについて解説します。
自由な時間が持てる
これまでフルタイムで働いていた人や学生は、毎日が忙しく時間に追われていたことでしょう。
無職になると「好きなことを見つけたい」「勉強して資格を取りたい」「趣味に没頭したい」とこれまで思っていたけどできなかったことができるようになります。
好きな時間に出かけたり、旅行に行ったりしてリフレッシュすることができ、楽しみながら毎日を過ごすことができます。
これからの人生設計を見直すきっかけとなる
無職になると、時間ができるので一旦立ち止まった状態になるでしょう。
その期間に、自分の人生をじっくり考えることができます。
会社員で長年働いていると、何の疑問も持たず「人生こんなものだろう」という諦めの考え方を持ってしまいがちです。
じっくり考える時間が持てると「仕事だけが人生じゃない、自分の人生を楽しむために仕事がある」そんな考え方にシフトチェンジすることができる機会になります。
仕事の在り方を見つめ直し、自分らしい生き方を選択することができるようになるでしょう。
人間関係の煩わしさから解放される
無職は仕事での人間関係でストレスを感じるということもありません。
特別な活動をしていない限り、社会に出ている人よりも対人関係に悩む機会が少ないのが無職期間です。
仕事をしていると、どうしても人間関係が発生してしまい、上手くいかないとストレスになってしまいますよね。
無職になると、この人間関係のストレスから解放されることができます。
心身の健康を整えられる
何といっても、無職になるメリットは精神的に気楽になることだといえます。
仕事や人間関係に対するストレスがなくなった解放感があります。
今後の人生をじっくり見つめ直すために、いったん仕事のことは忘れて休息を取ると、心身の疲れが取れ、新たな目標を持てるようになるでしょう。
無職期間が1年以上になることのデメリット
無職期間が1年以上になると精神的にも追い込まれたり、社会的なつながりが減ったりすることで様々なデメリットがでてきます。
では、実際にどのようなデメリットがあるのでしょうか。
- 自信を無くす
- コミュニケーションが上手くとれない
- 現実的に考えられなくなる
- 就職まで苦労する
それぞれのデメリットについて以下に解説します。
自信を無くす
長い間働かないと、自分が社会参加できていない無価値な人間だと感じるため、人は自信を無くしてしまいます。
人はもともと社会的な生き物で、働くことを通じて誰かと関わり、役に立つことで自分に価値を見出しているからです。
社会参加していると実感できると、自己肯定感を持つことができますが、無職の場合はその実感がないため自信を無くしていくのです。
自信を無くすにつれ、企業に応募するのも怖くなってしまうという悪循環にもなりかねません。
コミュニケーションが上手くとれない
働いている場合は、会社で同僚や上司と情報を伝えあったり、プレゼンテーションを行ったり、お互いに言葉で情報を伝え合う必要がありますよね。
聞き手が理解できるよう論理的に話す必要があり、働いていれば、常に「人に何かを伝えること」を意識します。
そのため自然と、自分が伝えたいことをスラスラ話せるようになります。
しかし1年以上も働いていないと、そうした意思疎通の機会がないので、話す力がどんどん失われていくのです。
いざ話そうとすると言葉が上手く出てこないということになり、言いたいことを伝えられなくなってしまいます。
現実的に考えられなくなる
仕事をやめてから数カ月は焦って、「何かやらないと」と考えるでしょう。
しかし半年・1年と無職のままでいると、焦りは薄れ「もうどうでもいいや」となってしまうようになります。
「現実逃避」のような状態になり、お金も無くなり「このままじゃいけない!」と焦って就活をはじめても、手遅れになっているということにもなりかねません。
就職まで苦労する
1年以上無職というだけで「働く意欲がない人かもしれない」と疑われ、応募先の企業には警戒されてしまいます。
面接で意欲を伝えても、1年以上働いていなかったのは事実なので「仕事がきちんとできるのか」と思われ、書類選考で落とされることも。
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
無職期間が長くなるなら自己投資しよう!
空白期間が長くなるようなら、資格を取るなどキャリアアップを図ることをおすすめします。
自分が就職したいと考えている業界や会社の方向性に合った活動や資格の勉強であるとさらに良いでしょう。
またボランティアに参加することも、幅広い世代の人とコミュニケーションをとれる機会になり、社会への復帰意欲を持つきっかけになるかもしれません。
企業によっては既卒や第二新卒でも受け入れるインターンシップ制度を取り入れているところもあるので、参加してみると良いでしょう。
無職期間が1年を超えても何か努力したり、取り組んだりしたことがあると応募書類や面接で伝えることができ、良いアピールとなります。
無職期間が1年以上の求職者に面接官が注目する4ポイント
ここでは無職期間が長い求職者に対し、面接官が注目する以下の4つのポイントをご紹介します。
- 自信や働く意欲が損なわれていないか
- 正しい言葉遣いやマナー、社会常識を持ち合わせているか
- コミュニケーションに問題はないか
- 無職期間に対する計画性
それぞれのポイントについて以下に解説します。
1.自信や働く意欲が損なわれていないか
まず面接官が注目するのが、自信や働く意思が損なわれていないかという点です。
なぜなら、採用してもすぐに辞められてしまったら企業としても困るからです。
無職期間が長い人に対して「働くことに抵抗があるかもしれない」「楽な方に流されやすいかもしれない」と懸念を抱いてしまうでしょう。
そのため面接の場面で、働くことに対して自信があるか、働く意思をしっかり持っているか、といった点を何度も確認する傾向にあります。
2.正しい言葉遣いやマナー、社会常識を持ち合わせているか
面接官は、無職期間が長い人に対して「正しいマナーや社会常識を持っているか」といった点も確認しています。
マナーや社会常識を持っていない人を採用すると、入社後の教育コストが増えてしまったり、顧客からのクレームにつながってしまうこともあるからです。
特に社会経験のない人を採用するにあたって、マナーや常識を重視する企業は少なくありません。
社会で求められるマナーや常識については、市販の教則本などで習得することも可能です。
また、アルバイトで学ぶこともできるため、不安がある方はアルバイトを経験するなかで身につけていくという方法もあります。
3.コミュニケーションに問題はないか
「コミュニケーションに問題はないか」という点についても確認されます。
仕事においては同僚や上司とコミュニケーションをとって、チームで取り組む機会が多いからです。
他者と円滑に物事を進められるかといった点は面接でも細かく確認される項目です。
社会経験がないだけでなく無職期間が長い人に対しては、企業は「本人のコミュニケーション力に問題があるのでは」と危惧してしまいます。
こうした印象を拭い去るためにも、まずは面接ではっきりと受け答えをするなど、明るい対応を意識して臨んでみると良いでしょう。
4.無職期間に対する計画性
無職期間が長くなると企業には「計画的に就職・転職活動ができなかった人」という印象を持たれることもあります。
その結果「仕事でも優先順位やスケジュールを重視した計画的な行動ができない人」と判断されてしまうかもしれません。
企業にとっては計画をしっかり立て、未来に向かって着実に行動をしている人は魅力的に映ります。
無職期間にこれからのキャリアプランやライフプランについて、どう考えて過ごしていたのかなどまとめておくと良いでしょう。
1年以上無職の人が面接で成功する3つのコツ!
1年以上無職の人が面接で成功するには、空白期間について効果的に伝えることがポイントです。
伝え方一つで、面接での印象は変わります。
ぜひ、ここで紹介する3つのコツを意識して面接に臨みましょう。
- 無職期間について正直に伝える
- 前向きな姿勢を見せる
- 病気療養の場合は回復をアピールする
それぞれのコツについて以下に解説します。
1.無職期間について正直に伝える
企業側にとって、無職期間をどのように過ごしていたのかという点は最も気になるところですので必ず質問されるでしょう。
まず大切なのは、言い訳をせず、できる限り正直に答えることです。
面接官は、人を評価するプロです。
そのため自分を良く見せようとしても簡単に見破られてしまいますし、言い訳をする人は、良い評価をされることはありません。
逆に無職期間について言い訳せずにしっかり答えている人の場合、その理由がどういうものであれ、面接官は真摯な印象を抱くはずです。
「これを伝えたらマイナスに映るかな」と心配になってしまうときでも、あえて正直に伝えたほうが評価アップにつながることもあります。
2.前向きな姿勢を見せる
前述のように正直に話すことは大切ですが、面接の際には、前向きな話し方を心がける必要があります。
同じ内容であってもポジティブに伝えることができるからです。
無職期間が長引いてしまった理由について「働く意欲が湧かなかったから」と伝えてしまっては、面接官はネガティブな印象だけを持ってしまうでしょう。
一方で「やりたいことが見つかっていませんでしたが、就職活動を進めるなかで、現在は接客がしたいと考えるようになりました」と伝えた場合はどうでしょうか。
前向きに伝えると同じ内容であっても面接官が受ける印象をポジティブに変えることができます。
相手が前向きに感じられるような伝え方ができると、印象をぐっとアップさせることができるのです。
また無職期間の遅れを取り戻すため、どのように仕事に取り組むのか具体的に伝えられるとアピールにつながります。
例えば「先輩社員の業務への取り組み方を伺い、なるべく早く業務が覚えられるように努力したい」など転職後のビジョンを前向きに伝えると良いでしょう。
3.病気療養の場合は回復をアピールする
無職期間が長い人のなかには、病気やけがで療養をしていた人もいるかもしれません。
その場合は、現在は回復しており業務に支障をきたすことはないということを強調するようにしましょう。
療養中に取り組んだことや、勉強したことなどがあれば面接で伝えることで、意欲を感じてもらえます。
病気や怪我の具合により、入社後に必要なサポートやできることとできないことを明確にすることも必要です。
1年以上無職から就職するポイント4つを解説!
ここでは、就職を成功させるための4つのポイントを解説します。
- 就活を重くとらえすぎない
- できるだけ多くの求人に応募
- 入社前に企業研究をする
- 一人で悩みながら就活しない
それぞれのポイントについて解説します。
1.就活を重くとらえすぎない
まずは就職活動を重くとらえすぎないことが重要です。
なぜなら就職活動を重くとらえすぎると、なかなか行動に踏み出せないことが多いからです。
「失敗してもかまわない」と考え、とにかく行動してみる姿勢が重要といえます。
書類の書き方や面接の受け方など、しっかりと事前準備を整えることで余裕を持って就活に臨めるでしょう。
2.できるだけ多くの求人に応募
無職からの就職は不可能ではありませんが、難しいケースが多いといえるでしょう。
就活期間を短くするためにも、できるだけたくさんの求人に応募することがおすすめです。
複数の企業に同時に応募することで、書類作成や面接にも慣れ、少し心にゆとりが持てるようになるでしょう。
また複数の企業を比較・検討しながら就職・転職活動が進められるというメリットもあります。
興味を持った企業には積極的に応募してみましょう。
3.企業研究をする
興味のある企業・業界の情報収集・研究をすることはとても重要です。
どのような人材が求められているのかを探ることで、書類選考や面接の対策ができ、採用される可能性が高まるからです。
また1年以上の長期無職の人が就職・転職活動をするとき「早く就職したい」という焦りから、誤った判断をしてしまうことがあります。
残業や手当の有無、昇給に関する情報など、求人票には細かく記載されていない点や選考時に気になった違和感は、入社前に確認しておくと良いでしょう。
4.一人で悩みながら就活しない
自分一人で就職活動に取り組んで、むやみやたらに企業に応募しても、うまくいかない可能性が高いかもしれません。
就職に不利になりやすい無職期間が長い人の場合、入念な面接対策が必須であり、客観的な視点でのアドバイスを受けることが就職成功の鍵となるでしょう。
効率的に就活を進めたいのであれば、就職・転職エージェントの利用が有効といえます。
特に、無職の人に特化した就職・転職エージェントに相談すると、未経験可の企業を中心に求人を紹介してもらえます。
また、自己分析や企業に合わせた面接対策などのサポートが受けられるためおすすめです。
一人で悩まず、就職のプロであるキャリアアドバイザーに相談することが、内定獲得の近道といえます。
30代無職からの就職については、以下の記事を参考にしてください!
まとめ
様々な理由で、1年以上の無職期間があったとしても就職・転職活動の進め方によっては就職することが可能です。
簡単にはいかないことも多いですが、本記事で紹介した「面接で成功するコツ」と「1年以上無職から就職するポイント」をぜひ参考にして就職・転職活動を進めてください。
正社員への就職も夢ではないので、しっかり戦略を練って前向きに取り組んでみてはいかがでしょうか。
1年以上の無職期間があるため、就職・転職活動が不安、何からやればいいか分からないという人は、私達UZUZにご相談ください。
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