20代の第二新卒・既卒・フリーター向け就職/転職サイト

アフターコロナの就職/転職はお任せあれ!
テレビ通話・お電話でのキャリア相談を実施しています

職歴なしは不利?就職するためのポイントやおすすめの資格

職歴なしでも就職できる

実はまだ1回も正社員になったことがないんだよね……。
職歴なしでも就職ってできる?
大丈夫、職歴なしでも、20代ならまだまだ諦める必要はありません!

たとえ職歴がなくとも、いくつかのポイントを押さえることで、就活を成功させやすくなりますよ。

この記事では「職歴なしの方が就職するためのポイント」について説明します。

この記事の監修者

岡本啓毅HIROKI OKAMOTO

株式会社UZUZ 代表取締役

1986年生まれ、北海道出身。第二の就活を運営する「株式会社UZUZ」を立ち上げ、数多くの就職サポートを実施してきた。“自らと若者がウズウズ働ける世の中をつくる。”をミッションに、Twitterで「仕事をウズウズ楽しむ情報」を、YouTubeで「就職・転職で使える面接ノウハウ」を発信。SNSの累計フォロワー数は9万人を超える。

正社員求人多数!
あなたキャリア
UZUZ徹底サポート!
既卒の就活を無料相談

職歴なしでは就職できない?

職歴なしとは?どういう人?

そもそも自分(アルバイト経験のみ・正社員経験なし)って「職歴なし」に当てはまるのかな?

職歴なし」とは、一般的には次のような人を指します。

「大学・専門学校などを卒業後、”正社員”や”契約社員”としての就業経験がない」

残念ながら、アルバイトは職歴には含まれません。

ただしアルバイトの経験は職歴とはみなされないものの、「アルバイト経歴」として履歴書・職務経歴書に記載することができます。

特に以下のようなアルバイトの経験は、就職活動で武器となります。

  • 一つのアルバイト先に長く勤めていた
  • アルバイトで何らかの成果を出した経験があった
  • 志望先の職種・業種と関連する内容のアルバイトをしていた

職歴なしでも若い内なら就職はできる

20代の若いうちであれば、たとえ職歴がなくても、就職のチャンスはあります。

柔軟性やアイデア、ポテンシャルに恵まれた若い人材に対しては、採用に前向きな企業が多いのが事実。

未経験者歓迎の求人など、職歴がなくても応募可能な求人が数多くあるのです。

一方、年齢を重ねるほど「職歴なし」の就職は厳しくなります。

一般的に、30代以降の人材に求められるのは「経験」や「実績」、そして即戦力となる「スキル」だからです。

「正社員になりたい」という方は、今すぐにでも動き出しましょう!

卒業後3年以内なら新卒求人にも応募可能

卒業後3年以内であれば、新卒求人にも応募ができます。

「卒業したてじゃないのに、新卒だなんて言っていいの?」と思うかもしれませんが、こちらは厚生労働省のお墨付き。

2010年に「青少年雇用機会確保指針」が改正され、厚生労働省は、「3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を」と呼びかけています。

参考:厚生労働省「3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!

そのため、多くの企業が新卒枠で既卒者を採用しているのです。

新卒求人には次のようなメリットがあります。

  • 入社後、企業の充実した研修やサポートを受けられる
  • 人物重視の採用傾向があるため、未経験でも採用されやすい
  • 長期的な人材育成が視野に入れられているため、キャリアアップが望める

ただし既卒を受け入れている企業でも、まっさらの新卒と比べ厳しい目で見られることが多いのは事実です。

とはいえ、卒業後3年以上経過すると、新卒求人自体に応募できなくなってしまいます。

既卒の方は今すぐにでも就職に向けて準備し、新卒枠で応募しましょう。

30代で職歴なしだとどうか?

結論から言うと、30代で職歴なしでも就職は可能です。

しかし、新卒者や20代の転職者よりも難易度は高くなります。

30代で職歴なしだと就職が難しい理由は、以下の通りです。

  • 体力・気力が衰え始めるため
  • 30代も対象の求人数が減るため
  • 社会的信用を得られなくなるため

20代で社会人経験を積んだ30代ならば、体力・気力が衰えてきても経験でカバーできます。

しかし、職歴なしの30代は、経験で補うことができません。

効率的に仕事をすることが難しいので、無駄に体力・気力を削る結果になります。

そもそも30代の求人数は、20代の求人数に比べ、それほど多くありません。

就職後の伸びしろを期待して採用してもらえる20代と違い、30代は、即戦力になれるような特殊スキルや経験などがないと厳しいのが現実です。

“年齢不問”の求人もありますが、表向きは年齢不問でも、実際には若い人を積極的に雇用しているケースも少なくありません。

30代で職歴なしの場合、社会的信用が得られないのも就職のハードルが高い理由のひとつ。

採用担当者の中には「30代職歴なし」というだけで人格・モチベーション・コミュニケーション能力を疑う人もいるため、それを払拭する必要があります。

30代職歴なしから正社員を目指す場合は、転職しやすい仕事に応募したり転職エージェントの利用が効率的。

自分だけでの就職活動に難しさを感じる方は、迷わず転職エージェントを頼りましょう。

職歴なしは就職不利と言われる理由

職歴なしが就職不利と言われる4つの理由

そもそも、職歴がないというだけで、どうして不利になるの?
たしかに理由を知らないことには、対策の立てようがないですよね。職歴なしの場合、就職に不利と言われる理由は次の通りです。
職歴なしが就職不利と言われる4つの理由
  1. 社会人としての基礎スキルが身についてないため
  2. コミュニケーション能力などに欠けているため
  3. 早期退職のリスクが懸念されるため
  4. 労働意欲そのものに対して懸念されるため

それぞれの理由について詳しく説明していきますね。

1.社会人としての基礎スキルが身についてないため

職歴なしの方は、「社会人としての基礎スキルが身についていない」とみなされがちです。

基礎スキルとは以下のようなものを指します。

  • プレゼンテーション能力
  • コミュニケーション能力
  • プロジェクト管理能力
  • 問題解決力
  • 主体性

社会人として働くこと自体が初めての場合、以上のようなスキルに加え、

  • ビジネスマナー
  • 社会人としての振る舞い方

といったことも学ぶ必要があります。

アルバイトでも社会人としての基礎スキルは身につくんじゃない?
たしかに、アルバイトで培われる力はたくさんありますよね。しかし、アルバイトの仕事はマニュアルや社員の指示を受けて行うことが中心。
身につくスキルは、どうしても偏りが出てしまいがちです。

一方で正社員の場合は、業務の中で

  • 会議で自分の意見を論理的に話す
  • 取引先や顧客とコミュニケーションをとる
  • 自分で事業の課題を見つけて解決方法を考える

といった機会が与えられやすく、経験と共に基礎スキルが磨かれていきます。

就職活動では、社会人としての基礎スキルがすでに身についている人のほうが有利。

職歴がなく、「基礎スキルがない」というレッテルを貼られてしまうと、就職は難しくなります。

2.コミュニケーション能力などに欠けているため

ビジネスの現場において、コミュニケーション能力は必須です。

  • 報告・連絡・相談
  • メールのやり取り
  • 挨拶や敬語

上記のような基礎的なことから相手の立場に立った会話まで、幅広いコミュニケーションが求められます。

コミュニケーション能力が低い社員には、以下のような問題があります。

  • 業務内容の指示を正しく理解できない
  • チームワークが苦手で、他の社員と協働することができない

企業側から見ると、これらの問題を克服し戦力として育成するのは一苦労。

したがって、コミュニケーション力は採用においてかなり重視される項目なのです。

そんな中、職歴がない人は「就活で失敗してきた=就活において必須なコミュニケーション能力が低い」とみなされがちです。

職歴がないからコミュ力が低いと思われちゃう可能性が高いなんて……。就職は難しいんだね……。

3.早期退職のリスクが懸念されるため

企業は1人の人材を採用・育成するのにかなりのコストをかけており、早期退職は企業にとって大きなダメージになります。

職歴がない人は、「早期退職のリスクが高い」と見なされる傾向があります。

  • 仕事に求めるものが不明確で、自分に合った仕事を見つけられない
  • 仕事に慣れるまで腰を据えて働けず、辞めてしまいがち
  • 働くことに対するモチベーションが低い

などが懸念されるためです。

そのため、職歴なしの人は就活で不利になってしまうのです。

4.労働意欲そのものに対して懸念されるため

労働意欲の低さは、仕事に以下のような悪影響を及ぼします。

  • 生産性が下がる
  • 周囲を不快な気持ちにさせる
  • 周りの人の労働意欲も低下させる

職歴なしの方の場合、周囲が働き始める中で働かない選択肢をしたという事実が、労働意欲そのものの低さが原因では?と疑われることもあります。

労働意欲が低い=企業にとってプラスにならない」ので、労働意欲の高さを重視している企業は多いでしょう。

可能な限りフリーター・職歴なしは20代で就職するべき理由

フリーター・職歴なしが20代で就職するべき理由

職歴なしでの就活が、だんだん不安になってきたよ。
アフロマンはまだ若いですから、少しでも早く就職できるといいですよ。

なお、20代で就職するべき理由は、以下の通り。

  • 生涯年収が高くなるため
  • キャリアの選択肢が増えるため
  • 一定期間を超えると、フリーター期間が長期化する傾向があるため

こちらの動画でも詳しく説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。

早く就職した方が生涯年収が高くなるため

当たり前ですが、早く就職した方が生涯年収は高くなります。

国税庁のデータによると、平成29年度の正規雇用者の平均給与は494万円なのに対し、非正規雇用者(フルタイム含めず)の平均給与は175万円。

年間でも319円の差があり、20〜60歳まで40年間働くと仮定すると、生涯年収が1-2億円近く変わると言われています。

フリーター・職歴なしでお金が足りなくて諦めてしまう部分も、正社員なら叶えることが可能です。

また、フリーター・職歴なしの方よりも正社員の方が社会的信用があるので、高額ローンを組みやすく、家や車などを購入する際にも役立ちます。

正社員ならば、福利厚生による各種手当も受けられます。

フリーター・職歴なしの方は、年金受給額が少なく退職金がないので、老後を考えても正社員の方が有利です。

参照:国税庁「平成29年分民間給与実態統計調査結果について<1年を通じて勤務した給与所得者に関する主な結果>

早く就職した方がキャリアの選択肢が増えるため

キャリアの選択肢を増やしたいのならば、もちろん就職は早ければ早い方が有利です。

早く就職すればするほど、選択肢の幅が広く、納得のいく選択ができるようになります。

早いほど選択肢の増える理由は、企業側が若い人を求めているからです。

”年齢不問”で求人していても、実際には若い人を求めていているケースがあります。

若い人の方が「仕事の覚えが早い」「教育に時間は必要だが活躍できる期間がより長い」ので、企業側にとってはメリットが大きいのです。

求人数が変わる年齢の境目がいくつかあり、特に30歳以前か以降かで大きく変わると言われています。

そのうえで区切りとなるのが、25歳、28歳、29歳です。

現代では終身雇用の慣習が終わりを迎えた結果、雇用の流動性が高くなり、若いうちから意図的に転職をする人も増えてきました。

そのため、キャリアチェンジなど若いうちから選択肢を広げたい方は、25歳・28歳・30歳のタイミングを理解した上で、早めに就職活動を進めると良いでしょう。

一定期間を超えるとフリーター期間が長期化する傾向があるため

フリーター・職歴なしの期間が6か月を超えると、長期化しやすくなると言われています。

上述したように、早ければ早いほど就職を有利に進められ、得られるメリットも多いので、フリーター・職歴なしの期間は短いに越したことはありません。

独立行政法人労働政策研究・研修機構のデータでは「フリーター期間が1年を過ぎるころから正社員になれる人の割合が低下する」という結果が出ています。

フリーター・職歴なしの方は、期間が長くなるほど動き出すのに勇気が必要になるため、早めに動きだしましょう。

参照:独立行政法人労働政策研究・研修機構「労働製作研究報告書No.213『大都市の若者の就業行動と意識の変容』(128p、図表4-33)

職歴なしで就職するためのポイント

職歴なしで就職するための6つのポイント

よーし、じゃあ早速資格を取るぞ。もうこれで就職できたも同然だ!
言うまでもないことですが、資格を取得するだけでは就職できませんよ。

職歴がない人が、就活で厳しい戦いを強いられるのは事実。

そのため、資格取得に加え、就活対策を新卒の人以上に周到に行わなくてはいけません。

最後に、職歴なしで就職するためのポイントについて見ていきましょう。

職歴なしで就職するための6つのポイント
  1. アルバイト・パートでの経験を活かせる仕事を探す
  2. ポテンシャルや人柄を重視している企業を探す
  3. 選考で好印象を与えるように心がける
  4. 面接でよく聞かれる質問に対する答えを用意する
  5. 職歴なしの人向けのエージェントを活用する
  6. 資格を取得する

それぞれのポイントについて詳しく説明していきますね。

1.アルバイト・パートでの経験を活かせる仕事を探す

アルバイト・パートの経験がある人なら、同じような業種の仕事を探すのが近道。

  • コンビニやスーパーで働いていたなら小売業
  • 居酒屋で働いていたなら飲食業界
  • 塾で働いていたなら教育業界

このように、自分の経験を次のステップでも活かすことが可能なのです。

また、アルバイト・パートの経験が活きるのは、業務内容だけではありません。

あなたには以下のような経験はありませんか?

  • リーダーとして、他のアルバイトに指導した
  • お客様満足度向上のため、自ら接客態度や業務内容を改善した
  • 売上アップをめざし、商品の陳列方法やPR方法などを提案した

これらはすべて、「主体的に行動した」というまぎれもない実績になります。

業種にかかわらず、「意欲的に仕事に取り組んだ経験を活かせるか」という観点で仕事を探してみましょう。

言語化してわかりやすく伝えられるようにしておけば、面接でもアピールすることができ、一気に有利になりますよ。

2.ポテンシャルや人柄を重視している企業を探す

職歴なしの人が新卒や職歴ありの人と対等に戦うには、ポテンシャルや人柄を前面に押し出すのが賢いやり方だといえます。

まっさらな新卒ではないという負い目があると共に、実績や経験でも残念ながら後れを取っているからです。

  • 建設業
  • 飲食・宿泊業
  • ITエンジニア(要資格)
  • 介護職(要資格)

以上の仕事は、いずれも人手不足であり、職歴なしの人でもポテンシャルや人柄でカバーすることが可能です。

また、上記以外の業界でも「ポテンシャル」を重視している企業は多く、その方が多少は入社しやすいのも事実。

ポテンシャルや人柄なら任せて!自信あるよ!
それは頼もしいですね!ただ、ポテンシャル・人柄に自信があっても、企業側にしっかり伝えられなければ意味がないんです。

あなたのポテンシャルや人柄を、どう企業側にアピールするか。

ここは戦略的に取り組まなければなりません。

具体的なポイントは、次からの項目で説明します。

監修者コメント

岡本啓毅HIROKI OKAMOTO

アルバイトをしながら目指していた「夢」があれば、話そう

正社員にならずずっとアルバイトを続けていたことに、明確な理由がある場合もあります。

たとえば、「バンドとしてメジャーデビューを目指していた」「画家や小説家として食べていけるレベルを目指していた」などが、あるかもしれません。

アルバイト経験だけでなく、人生をかけて本気で挑戦していたことがあれば、その経験は必ず仕事にも活きてきます。

そうした“自分だからこそアピールできる経験”を軸に、ポテンシャルや人柄を伝えて見てはいかがでしょうか。

3.選考で好印象を与えるように心がける

あなたのポテンシャルや人柄を伝えるチャンスは、選考の過程にあります。

まずは履歴書・職務経歴書。

第一印象のさらに前から戦いは始まっているのです。

例えば、以下のような履歴書・職務経歴書は問題外です。

  • 空欄が多い
  • 文字が雑である
  • 誤字・脱字が多い
  • 修正テープを使用している
  • 記載内容が曖昧でわかりにくい

時間をかけて丁寧に記入したり、提出前に信頼できる人のチェックを受けたりして、好印象を与える履歴書・職務経歴書に仕上げましょう。

筆跡に自信のない方は、パソコンを使用して履歴書・職務経歴書を作成するのも一つの手です。

そして、最もポテンシャルや人柄をアピールできる最大の機会は面接です。

  • 身だしなみ
  • 正しい敬語
  • 座り方・歩き方
  • 入室時のノック

以上のような基本的なマナーを愚直に守ることを心がけましょう。

残念なことですが、就活において、職歴なしというだけでマイナスイメージを持たれることが多いのは事実です。

「すべて完璧にこなして見返してやる」というくらいの気概をもって、最短で就職を叶えたいですね。

4.面接でよく聞かれる質問に対する答えを用意する

職歴なしの人が面接を受ける場合は、答えにくい質問をされることを覚悟しておきましょう。

前述したように、職歴がないというだけで厳しい目で見られる可能性があるからです。

しかし裏を返せば、その予測を裏切ってポテンシャルや人柄をアピールできた場合、一気に評価が高まるということでもあります。

入念に想定質問とその答えを準備しておくことで、巻き返しは十分可能ですよ。

職歴なしの人がよく聞かれる質問例と答えについて、次の項目から徹底解説しますね。

併せて、こちらの記事もチェック!

既卒の人がよく聞かれる質問と回答例がまとまっています。

質問例:「なぜ就職しなかったのか」

この質問に対しての回答ポイントは3つあります。

  1. 理由として自己成長・自己研鑽を挙げ、学んだことを活かしたいとアピールする
  2. 志望先の企業理念や業務内容の魅力を挙げ、ここでこそ働きたいと感じたと話す
  3. 嘘は決してつかない

まず、健康や家庭の事情などで就職していなかった場合は、正直に伝えましょう。

もし就活の代わりに何か打ち込んでいたり、自己成長のために取り組んでいたものがあるなら「自己研鑽に集中していた」と答えるのもおすすめ。

具体的な内容を聞かれるので、資格取得やアルバイトでの経験を端的に伝えられるよう言語化しておきましょう。

さらにその経験をどうやって就職後に活かしたいか、という点まで言えるようにしておくと強力なアピールになります。

次に、「御社でこそ働きたい」という熱意を伝えます。

その際は志望先の企業理念や業務内容を間違えずに言えるように練習しておくことが必須です。

なお、決してやってはいけないのが「嘘をつくこと」。

理由は何であれ、これまで就職してこなかったことを反省していることが伝わるように、正直に理由を告白することが大事です。

仮にあなたが「なんとなく就活してこなかった」とします。面接官には、「特段の事情はないけど就活してこなかったんだな」というのはすぐにバレてしまいます。

この場合は、下手に”自己研鑽をしていた”と嘘をつくよりも、正直に理由をあげた方が印象はよくなるのです。

あくまで素直に、謙虚な姿勢で話すようにしましょう。

質問例:「これまで就職に失敗した原因は何か」

この質問の目的は、あなたが「課題と改善方法を自覚しているか」を知ることです。

つまり、「就活に失敗した原因を理解し、今回の就活で改善できていますか?」と聞かれているのだと理解しましょう。

この質問に対しては、

「企業研究が足りず、自分に合った職業が分かりませんでした」

など、課題点を率直に話しましょう。

次に、どうやってその課題を改善したのかを伝えます。

「今回の就職活動では多くの業界の説明会に参加し、企業研究を深めました。業界で働く人から直接お話を伺い、先入観や思い込みを捨て本当の意味で自分に向いている仕事を探すことができたと感じています」

このように、具体的なアクションを起こしたことを伝え、前進していることを示しましょう。

「自分の課題を認識し、改善に向けて行動できる人材なのだ」と受け止めてもらうことができると、一気に有利になりますよ。

質問例:「働いてない期間に何をやっていたのか」

この質問は、実は自己PRを行うチャンスです。

  • IT関連の業務に関心をもち、LinuCの資格を取得しました
  • アルバイトで〇〇の成果を出しました

などと伝え、意欲と実績をアピールしましょう。

ここでのポイントは、単に空白期間の活動内容にとどまらず、そこで得たスキル・経験が就職後どのように役立つかまで詳細に語ることです。

例えば、以下のようにまとめてみてはいかがでしょうか。

まとめ方の例
LinuCの資格取得に向けて勉強することで、サーバの運用・保守の仕事ならこなせるレベルまで到達しました。この基礎スキルを元にさらにスキルアップを図り、将来的には新規サービスのインフラ構築も担当させていただきたいと考えております

ここまで具体的に語れば、面接官を頷かせることができますよ。

監修者コメント

岡本啓毅HIROKI OKAMOTO

納得感の薄い「資格の勉強」は、アピールにならない場合も

資格の勉強をするにあたっても、将来なりたい像があって、そこに近づく手段として必要であるなど、納得感のある説明が必要になります。

そのため、漢字検定3級など、就職後の実務とあまり直結しない資格であったり、中学生の頃にとった資格など、あまりにも古い話だと、アピールに繋がらないこともあります。

あくまでも「希望する会社の実務に繋がる資格」であったり、そうでない場合は、その時なぜその資格取得を頑張ったのか、わかりやすい説明をするようにしましょう。

5.職歴なしの人向けのエージェントを活用する

職歴なしの就活について、ポイントがよく分かったよ!
でも、やっぱり俺にはちょっと難しいかもなぁ…
たしかに、職歴なしの方にとって、就活が厳しい戦いとなるのは間違いありません。

新卒や職歴のある人と比べると、職歴なしの人の就活は不利な点が多いもの。自信を失ってしまい、就活自体をあきらめるなんてことになっては本末転倒です。

そこで強い味方となるのが、就職エージェントです。

エージェントでは、キャリア設計や自分の強み、就職活動における軸などについて客観的なアドバイスを受けることが可能です。

また、面接練習や書類添削など様々な支援が用意されています。

正社員求人多数!
あなたキャリア
UZUZ徹底サポート!
既卒の就活を無料相談

既卒・第二新卒の方には特にUZUZがおすすめです。

UZUZでは既卒・第二新卒求人を中心に保有しており、就職活動に自信がない方や初めて就職する方に対しても丁寧なアドバイスを行っていきます。

職歴がなくても、サポートしてくれる存在がいると心強いね!

6.資格を取得する

転職後に活かせる資格を取得すれば、有利に就職活動を進められます。

「資格取得済み=専門的な知識や技術を有している」とみなされ、即戦力として期待されるからです。

特にIT関連や介護など、専門的な知識が必要とされる職種では、資格の有無が重視されます。

就きたい職種によって求められる資格が異なるので、どんな資格が必要なのか確認してから資格を取得しましょう。

職歴なしの人におすすめの資格については、次の見出しで解説します。

職歴なしの人におすすめの資格

資格取得の4つのメリット

上述した通り、職歴なしの方が、有利に就職するための方法の1つが、資格を取得することです。

もちろん、資格さえあれば絶対に就職できるわけではありません。また、取得する資格にもよりけりです。

しかしながら、資格取得には以下のようなメリットがあります。

  • 資格取得で得たスキルを即戦力としてアピールできる
  • 資格報奨金や資格手当など、給与の面で優遇される
  • 仕事をしていなかった期間の言い訳ができる
  • 資格を持っていない人と差別化できる

企業にとって、即戦力は喉から手が出るほど欲しいもの。

資格取得は、「すぐにでもお役に立てます」という即戦力の証明になるのです。

資格の有無によって給与に差がつくケースもあり、「資格を取っておいてよかった」という声が多く聞かれます。

加えて、面接でアピールできることも大きなメリットです。

たとえ職歴がなくても、離職期間があっても、「その間は資格取得のために勉強をしていました」と答えることで、労働意欲や向上心をアピールできます。

つまり、職歴なしの転職にとって、資格の有無は大きな「差」につながります。

UZUZがおすすめする資格は次の通りです。

職歴なしの人におすすめの4つの資格
  1. CCNAやLinuCなどのIT資格
  2. 介護職員初任者研修
  3. FP
  4. 簿記
どれも聞き慣れないけど…日商簿記やMOS、TOEICなどの方がいいんじゃない?
就活においては、定番資格はあまり有利にならないのです。

それよりも、以上4つのような「目指す職種に直結する資格」の方がおすすめです。

資格の中身やおすすめ理由について詳しく説明していきますね。

1.CCNAやLinuCなどのIT資格

1つ目は、「CCNAやLinuCなどのIT資格」です。

ざっくり説明すると、

  • CCNA・・・ネットワーク構築に関する資格
  • LinuC・・・Linuxサーバーに関する資格

となっています。

主なメリットは次の3つ。

  1. 現場ですぐに役立つ知識が得られる
  2. IT未経験でも意欲をアピールできる
  3. 会社のブランド力に貢献できる

なぜITエンジニア業界の資格かというと、答えはシンプル。非常にニーズが高いからです。

ITエンジニアは現在人手不足であり、職歴なしの方でも比較的就職しやすい分野なんですよ。

下記のグラフをご覧ください。

IT 人材需給の試算結果
引用:経済産業省「IT人材需給に関する調査(概要)

このグラフから分かるように、「2030年には45万人もIT人材が不足する」と予想されます。

ITエンジニアの人手不足がいかに深刻かがお分かりいただけるでしょう。

とはいえ、未経験の人が独学でIT系の資格を取るのはとても難しいことです。

そこでおすすめしたいのが、「ウズウズカレッジ」です。

ウズウズカレッジではITエンジニアを目指すための就業支援を行っています。

  • Javaコース
  • CCNAコース
  • LinuCコース

Javaコースでは、プログラミング言語の中でも需要が高いJavaを学ぶことができます。

CCNA・LinuCコースでは、インフラエンジニアへの就職で有利になるCCNA・LinuCの資格を取得することが可能です。

また、優良なIT企業の紹介やエンジニア就職に関する相談なども行っています。

手に職をつけ、安定したキャリアを得たい方は、以下から詳細をチェックしてくださいね。

\エンジニアスクールなら「ウズウズカレッジ」/
コース名特徴詳細ページ
Javaコース
JavaのLPキャプチャ
・受講満足度5点満点中4.4以上!
・エンジニア実務経験のある講師による個別指導
・受講後は就職定着率97%の就職サポートあり
CCNAコース
CCNAのLPキャプチャ
LinuCコース
LinuCのLPキャプチャ

2.介護職員初任者研修

少子高齢化が今後さらに加速する日本。

介護職は、かなり深刻な人手不足となっています。

2019年度時点で介護職員として働いている人数は約211万人でしたが、厚生労働省の見解では、2023年度にはそれよりも+22万人の増加(約233万人)が必要になります。

さらに、2025年度では+32万人の増加が必要。

約243万人の人材が必要となる状況が見込まれているのです。

参照元:厚生労働省「第8期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について

介護職員初任者研修を受けることによるメリットは次の3つです。

  1. 介護業界で応募可能な求人が増える
  2. 介護の知識を身につけ、着実にキャリアアップできる
  3. プライベートでも、家族の介護に役立つ

人の命や安全を預かる介護の世界では、資格の有無がとても大事です。

介護職員初任者研修を取っておくと、訪問介護サービスに従事できることになり、施設勤務以外の働き方が選択できるようになります。

つまり、働き方や働く場所の選択肢が増えるということ。

また、基礎的な資格である介護職員初任者研修を取得したのち、さらに介護福祉士やケアマネージャーなど上の資格にステップアップしていくこともできます。

介護職員初任者研修は、職歴なしの人が介護職をめざすにあたって必須の資格といえるでしょう。

3.FP

将来の不安も増えていく社会情勢のなか、特にお金の心配は尽きません。

そうした点で、FP(ファイナンシャルプランナー)は必要とされ続ける資格といえるでしょう。

FPは、国家資格である「FP技能士」と、日本FP協会認定の「CFP・AFP資格」の2種類がありますが、ここでは、知名度が高い「FP技能士」の解説をします。

FP資格試験の受験者数が近年増加傾向だと分かる、下の表をご覧ください。

学科実技
2023年1月39,839人38,633人
2022年1月39,495人40,324人
2021年1月31,272人31,607人
2020年1月25,170人24,237人
2019年1月23,270人21,950人
2018年1月21,305人19,936人
2017年1月19,165人17,988人

参照:日本FP協会「FP技能士の取得者数及び試験結果データ

FPとは、顧客から相談を受け、収支や家族構成、資産状況などの家計に関わる情報をベースに資金計画を練り、アドバイス・サポートを行う職種です。

お金そのものに関する知識だけでなく、税制度や不動産、年金などお金に関係する豊富な知識も求められます。

FPを取得するメリットは、以下の通りです。

  • 銀行・保険・証券・不動産などの経理事務職に応募できる
  • お金に関する豊富な知識をアピールできる
  • 働きたい意欲をアピールできる
  • 自分の人生の資金計画を立てられる
  • 知名度と信用度が高い

1~3級まであり、各級学科試験と実技試験をクリアした人のみFP技能士を名乗ることができます。

就職だけでなく、自分や家族の人生にも役立てられる、マルチな資格です。

4.簿記

簿記を取得すれば、お金の動く場所なら、企業の規模を問わず活躍できます。

個人のお店から大手の企業まで、どんな規模のところでも、お金が動く場所では簿記の知識が必要です。

簿記検定は、複数の団体が実施していますが、日本商工会議所が行う日商簿記検定が最も知名度があります。

簿記の資格を取得することで、以下のメリットを得ることが可能です。

  • 経理事務に必要な会計知識が備わる
  • 知名度と信頼度が高い
  • 社会人としての基礎スキルが身につく
  • 業界・企業の分析に役立つ
  • 幅広い職種で活かせる

1~3級まであり、級に応じて経理や会計の知識を有していると証明できます。

日商簿記3級であれば、経理事務に必要な基礎的知識を持っていることになり、日商簿記2級であれば、より専門的な知識を持っていることになります。

企業によっては、簿記は採用条件に明記しているところもあるため、持っていると就職に役立つこともあるでしょう。

まとめ

職歴がない方の就活は大変ではありますが、若いうちであれば、正社員へのキャリアアップは可能です。

なぜなら、未経験でもポテンシャルや伸びしろを重視して採用する企業は数多くあるからです。

中でも、ITエンジニアや介護職など人手不足の職種には、大きなチャンスがありますよ。

「自分ひとりで仕事を選ぶのが不安」「誰かと一緒に就活を進めたい」という方は、今すぐ既卒の就職支援の実績が豊富な就職エージェントであるUZUZにご相談ください。

UZUZに在籍しているキャリアアドバイザーは、全員が既卒・第二新卒の経験者。

皆さんと同じように「仕事」に悩んできた過去があるので、お気持ちに寄り添ったサポートが可能です。

サービス利用料は完全無料。

登録したからといって、UZUZ経由で就職しなければいけない制約もございません。

まずは、あなたの仕事選びの“相談役”として、UZUZを利用してみませんか?

正社員求人多数!
あなたキャリア
UZUZ徹底サポート!
既卒の就活を無料相談
執筆・編集

第二の就活 編集部

「“はたらく”をもっと身近に」をテーマに、就活=不安・やりたくないと感じる気持ちを変えるコンテンツを発信しています。編集部のメンバーは、全員が既卒や第二新卒の経験者です。だからこそわかる「就活に対する怖さ・逃げたい気持ち」に寄り添い、正しい情報をイラストや動画を用いてわかりやすく伝えていきます。

Page Top