もくじ
この記事では、プロフラマーに転職する方法のほか、必要なスキルや未経験におすすめのプログラミング言語、転職するポイントを解説します。
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未経験からプログラマーに転職することは可能？
空白期間がどの程度か、学歴、本人の適性などにもよりますが、未経験からプログラマーに転職は可能です。
ただしIT業界は実績やスキルで評価する会社も多いため、未経験者でも採用してくれる企業を根気よく探す必要があります。
ここでは、以下の観点で解説します。
- プログラマーは人手不足の傾向が強い
- 未経験でもある程度のスキルを保有していることが重要
プログラマーは人手不足の傾向が強い
引用元：経済産業省「ＩＴ人材需給に関する調査（概要）」
上記のデータは、2018年に経産省が公表したIT人材の需要と供給のギャップを示した将来予想です。
2030年には最も人材が不足した場合が79万人、中程度で45万人、最低でも16万人が不足すると考えられています。
IT人材の需要が高まる主な要因は、次の2つです。
- スマホや5Gの普及に伴い、Webサービスやスマホアプリ開発の需要が高い
- DX推進の影響もあり、システム導入で業務効率化を図る企業も多い
経済産業省の通商白書によると、新型コロナウイルス感染拡大によって、テレワークやオンラインの会話アプリなどの普及など、デジタル化が急速に加速している状況が明らかになりました。
加えて、IT業界では以下の技術やサービスを生み出しています。
- ロボット・AI開発
- スマホアプリ開発
- ECやサブスクリプション型のサービス
- 企業向け業務効率化のためのシステム・ツール
総じてシステム開発の需要は高いものの、日本はプログラミング教育の遅れもあり供給が追いついておらず、人手不足が深刻化しているのです。
参照元：経済産業省「2020年版通商白書」
未経験でもある程度のスキルを保有していることが重要
空白期間の有無や学歴、本人の適性にもよりますが、人手不足が深刻なIT業界では、未経験者をプログラマーとして採用するケースは少なくありません。
とはいえ、全くプログラミングを知らない場合では転職は厳しくなります。
なぜなら、IT業界は実績や技術力を評価する場面が多いため、実務未経験者でもある程度の知識やスキルを保有していることが求められるからです。
プログラマーを目指して何を勉強をしてきたのか、就職後にどのような未来を描いているのかといったビジョンまで明確にできれば、他の求職者と差をつけられるでしょう。
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
異業種から未経験で就職を目指す人は年々増加傾向に
IT業界の盛り上がりや人材の不足が叫ばれて久しいですが、その傾向はコロナ禍でより高まりました。
フルリモート勤務が可能な企業もあるため、働きやすさ・周辺環境ということも、選ばれやすい理由のひとつです。
また、IT業界は新しい領域で、どんどん事業が興される領域でもあります。
そのため、特に技術職を中心に採用活動も活発です。
変化の激しい環境なので、新しいことを学び続けなければなりませんが、未経験者でもがんばり次第でチャンスが大きいのも事実。
思い立ったのなら、早ければ早い方がいいです。
異業種からの転職であっても、臆することなく新しい環境に飛び込んでみましょう。
未経験からプログラマーに転職する方法
- 情報系の大学へ進学する
- プログラミングスクールに入会する
- 独学でプログラミングを学ぶ
1.情報系の大学へ進学する
情報系の大学ではプログラミングだけでなく、数学や物理の基礎や、ITリテラシー、ハードウェア、アセンブラなど幅広い情報分野を体系的に学ぶことが可能です。
組み込み系プログラマーやAIエンジニアなどは、より高度な知識を要求されるため、情報系の大学で数学や情報分野を学ばないと就職が難しい場合があります。
2.プログラミングスクールに入会する
すでに社会人の方や既卒の方は、今から情報系の大学に入ることは現実的ではないため、プログラミングスクールの活用がおすすめです。
中でもウズウズカレッジは「完全eラーニング型」なので、忙しい方も自分のタイミングで勉強することができます。
Javaコースは、実務レベルのJavaスキルを習得できるうえに、IT業界への転職サポートも行ってくれるのがポイントです。
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3.独学でプログラミングを学ぶ
学習サイトや参考書を通じて、独学でプログラミングを学ぶことも可能です。
ただし、独学では分からない箇所を質問できないので、“一度つまずくと解決できずに挫折しやすい”という声も聞かれます。
独学が難しいようなら無理をせずに、プログラミングスクールの入会を検討してみましょう。
未経験からプログラマーに転職する際に必要なスキル・知識
プログラマーになるには、どのようなスキルや知識が必要になるのでしょうか。
就職してから実務に活かせるので、あらかじめ確認しておくとよいです。
未経験からプログラマーに転職するには、次のようなスキル・知識が必要になります。
- プログラミング言語
- サーバ・ネットワーク知識
- 文章力
- コミュニケーション能力
- 論理的思考力
1.プログラミング言語
プログラマーになるには、当然プログラミング言語の知識が必要不可欠です。
具体的には、以下のような知識が挙げられます。
- 言語の基本文法
- プログラムの作成
- フレームワークを活用した開発
- ライブラリの作成
- オブジェクト指向プログラミング
エンジニアとしてキャリアをスタートさせたい方は、プログラミング言語を利用して、自分で簡単なWebアプリやスマホアプリを作れるレベルを目指しましょう。
2.サーバ・ネットワーク知識
サーバーの構築・運用には「Linux」「Windows Server」「Unix」などのサーバーOSを操作します。
Web系エンジニアを目指すなら、Linuxに加えて通信プロトコル、セキュリティ、トラフィック、ルーティングなど、ネットワークに関する知識が必要です。
CCNAやLinuCなどの資格を通じて、インフラ関連を学ぶことをおすすめします。
ウズウズカレッジには「CCNAコース」と「LinuCコース」があり、それぞれの概要は以下の通りです。
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OS、サーバー分野のIT専門資格である「LinuC レベル1」を取得を目指し、ITインフラ分野の専門知識を学べます。
カリキュラム | ・Linux基礎、基本操作 ・ハードウェアの基礎知識 ・セキュリティ管理 ・演習問題 など |
| ポイント | ・演習問題や実習があり、試験対策も実践的な学習も可能 ・未経験者でも取得可能な難易度 |
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| 注意点 | ・35歳以下限定 |
3.文章力
プログラマーはドキュメントを書く機会もあるため、文章力は必須です。
設計書や仕様書の作成では、設計内容を分かりやすくまとめる必要があります。
また、作業報告や進捗報告、メールやチャットツールなどでのやりとりなどでも、簡潔に伝える文章力が求められるでしょう。
4.コミュニケーション能力
システム開発はチームで行うため、連携を取るためにもコミュニケーション能力は重要です。
チームメンバーに適切に報告するだけでなく、他部署のメンバーや顧客との円滑なコミュニケーションを求められるケースも少なくありません。
ここでいうコミュニケーション能力は職種特有のものというより、相手の意見に耳を傾け正確に理解（＝聴く力）し、自分の考えも丁寧に説明する（＝話す力）といった、基本的な能力を指します。
5.論理的思考力
「論理的思考力」とは、論点を整理して、物事を筋道立てて考える力のことです。
例えばシステム障害が発生し、原因の究明や再発防止策を見出す際にはこの力が必要となります。
論理的思考力を身につけるには、新聞の社説を読んで要約したり、物事を「なぜ」と掘り下げて考えてみることがおすすめです。
コミュニケーション能力や文章力にも関係するため、いかに主観を排除し、事実を客観的に考えられるかという点で、論理的思考力は重要なスキルといえます。
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
未経験から目指すなら、積極的にスキルを身につけるという強い意思が大切
人材の不足から、未経験プログラマーを受け入れる企業は依然として多い傾向にあります。
しかし、プログラマーとしての長期的なキャリアを考えるなら「積極的にスキルを身につける、経験を積む」という強い意思を持つことが大切です。
たとえ未経験でも、事前に業界についての知識を深めていたり、スクールおよび独学を通して可能な限りスキルを上げようとすれば、その姿勢は面接官にも伝わります。
合わせて「何を目指しているのか」「就職後はどのように成長したいのか」まで明確にできれば、企業からの評価をさらに高めることができるでしょう。
未経験におすすめのプログラミング言語
未経験者におすすめのプログラミング言語は次の5つです。
- Java
- Python
- PHP
- JavaScript
- Kotlin
1.Java
「Java」は、多くの企業で使われている言語で、習得すれば就職の幅を広げられます。
以下の用途で使用されており、汎用性の高さが特徴です。
- システム開発
- Web開発
- Androidアプリ開発
- ゲーム開発
- 業務システム開発
- 組み込みシステム
確実に効率よく学ぶなら、ウズウズカレッジのJavaコースがおすすめです。
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ウズウズカレッジJavaコースは、プログラミング分野のIT専門資格である「Javaシルバー」の取得を目指すコースです。
カリキュラム | ・Javaプログラミング基礎 ・オブジェクト指向 ・データベース ・Javaデータベースアクセス ・Webアプリケーション |
| ポイント | ・Webエンジニアでの採用選考の際にアピール材料となる ・未経験者でも取得可能な難易度 |
| 受講料 | ・44,000円（税込） ・1ヶ月から利用可能 |
| 注意点 | ・35歳以下限定 |
2.Python
「Python」は、Webアプリ開発や人工知能開発で使われており、将来性も期待されている言語です。
文法は非常にシンプルで、コードがシンプルで読みやすいという特徴があります。
Webアプリ開発や人工知能開発以外にも、以下の用途があります。
- データ分析
- Webデータの収集・解析
- Webのバックエンド開発
需要の高い言語なので、スキルを身につければ、様々な分野で活躍するチャンスが増えるでしょう。
3.PHP
「PHP」は、WordPressなど多くの人気Webアプリで使われている言語です。
主に、以下のような機能の実装や開発に使われています。
- SNSやECサイト、ブログなどのWebサービスの制作
- 社内管理システムの構築
- グループウェアシステムの開発
- アプリとの連携
- データベースとの連携
文法が分かりやすく、HTMLとも組み合わせられるので、初心者にもおすすめです。
4.JavaScript
「JavaScript」は、Web開発における「フロントエンド処理」を行うための言語です。
Webサイトを閲覧する際、ボタンやテキストなどユーザーから見える部分を構築します。
主な用途は、以下の通りです。
- 動きがあるWebサイトの開発
- Androidアプリ
- 銀行の基幹システム
「フロントエンド開発」では、基本的にJavaScriptしか使われていないため、習得すれば転職できる企業の選択肢は広がります。
ただし、フロントエンド開発を行うのであれば「HTML・CSS」なども同時に習得する必要がある点に注意しましょう。
5.Kotlin
「Kotlin」は、Androidアプリ開発に使われている言語で、Javaに比べると文法が平易になっている点が特徴です。
Androidアプリの開発がメインですが、その他にも以下のような用途があります。
- Webアプリケーションの開発
- サーバーサイドの開発
比較的新しい言語ですが、大手企業が採用するケースも増えています。
そのため今後の求人数も拡大すると予想され、将来性が見込まれる言語といえるでしょう。
未経験からプログラマーに転職するポイント
未経験からプログラマーに転職するポイントは、次に示す4つです。
- 本やセミナーでIT業界に関する理解度を高める
- 希望する職種に則したスキルを習得する
- SES企業に転職する際には注意が必要
- 未経験者の求人が豊富なエージェントを利用する
1.本やセミナーでIT業界に関する理解度を高める
プログラマーへの転職にあたって、IT業界の理解度を高めることが大切です。
IT業界は変化が激しいため、本やセミナーで最新動向をキャッチアップしておきましょう。
採用面接で業界のトレンドを尋ねられるケースもあることから、常に最新動向に目を向けるのは重要なポイントといえます。
2.希望する職種に則したスキルを習得する
希望する職種に即したスキルを習得することも、転職を成功させるポイントです。
例えば、同じWebエンジニアでもフロントエンドならJavaScript、バックエンドはPHP、Python、Rubyのいずれか1つというように、職種によって必要なスキルが異なるためです。
また、転職活動を行う際には実際にコードを書いてプログラムを動かし、スキルが活かせるか確認しておきましょう。
3.SES企業に転職する際には事前チェックを
SES（システムエンジニアリングサービス）とは、クライアント企業に対し技術力の提供を目的としたサービスです。
SES企業は、未経験であっても比較的採用されやすい点がメリットです。
その反面、案件によっては保有しているスキルが十分でない場合や、逆にスキルアップが難しいケースもあります。
そのため、SES企業に転職する場合は「案件選択制度（自分で案件を決められる）」といった、エンジニアファーストな制度を導入している企業を選ぶと安心です。
4.未経験者の求人が豊富なエージェントを利用する
未経験からプログラマーへ転職する際、自力で企業を探すのは容易ではありません。
そういった場合はIT業界に特化し、なおかつ未経験者の求人が豊富なエージェントの利用が効果的です。
UZUZであれば、希望する求人情報を効率的に収集できるうえに、学習と転職の両面でサポートを受けることができます。
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プログラマーを目指したい方は、ぜひ無料のカウンセリングを検討してみてください。
まとめ
この記事では、プログラマーに転職する方法のほか、必要なスキルや未経験におすすめのプログラミング言語、転職するポイントを解説しました。
IT業界は、実績やスキルで評価することが多いため、未経験者でもある程度のスキルを保有していることが重要です。
就活とスキル習得を同時に目指すなら、UZUZに登録してウズウズカレッジで学ぶのが、プログラマーになる最短距離となるでしょう。
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