もくじ

ただし、ポイントを押さえて計画的に行動することが重要です。
新卒で入社して実際に働き始めたものの、以下のような理由から「大手企業への転職が頭をチラついている……」という人もいるかと思います。
- 将来を考えると今よりももっと大きな会社で働きたい
- 大手で働いている同級生が羨ましい
- 新卒では無理だったけど、やっぱり大手への就職があきらめきれない
現時点で学校卒業から3年以内かつ一度でも就業経験があるのなら、一般的にはあなたはまだ「第二新卒」の枠で就活をすることが可能です。
とはいえ、新卒入社であっても激戦を強いられる大手企業への就職。
第二新卒から大手企業への転職は果たして現実として可能なのでしょうか?
この記事では、そのような第二新卒から大手企業への転職について、じっくりと解説しています!
- 第二新卒を募集している大手企業はたしかに存在する
- 同じ第二新卒でも大手企業に転職しやすい人としにくい人には特徴がある
- 大手企業への転職が無理そうな第二新卒にも受かりやすくなるコツがある
大手企業への転職を成功させたい第二新卒は、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね!
また、こちらの記事も合わせて読んでいただくとより転職成功に近づくはずです。
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【結論】第二新卒が大手企業に転職するのは「無理」ではない

ちょっと安心した~。
中には、新卒採用枠に第二新卒が応募できるケースもあるんです。
最近では景気が冷え込みつつあるといわれていますが、そんな状況でもやはり「成長を続けている企業」「勢いのある企業」は存在します。
このような企業は市場ニーズが高いものの人材不足に陥りがちで、第二新卒の採用に力を入れているケースが多いです。
こうした大手企業を狙えば、第二新卒が大手転職を成功させるのは決して「無理」とは言い切れないのです。
その中のほんの一部ではありますが、実際に第二新卒の採用を行っている大手企業をご紹介します。
▼第二新卒の採用を行っている大手企業の例(2025年1月時点)
- ヤフー株式会社
- 日本オラクル株式会社
- サイボウズ株式会社
- シャープ株式会社
- 三菱電機株式会社
- AGC株式会社
- 株式会社カネカ
- アクセンチュア株式会社
- A.T. カーニー株式会社
- 野村信託銀行株式会社
- 株式会社三井住友銀行

どれも聞いたことがある有名企業ばかりで、憧れるな~。
第二新卒が大手企業に転職するのが「無理」と言われがちな理由

なぜ、第二新卒から大手企業へ転職することは簡単ではないと言われるのでしょうか?
その理由の1つとして、企業が第二新卒を募集したい理由に答えがあります。
第二新卒を採用したい企業は「新卒で採用計画どおりに採用できなかった」「企業に若手人材が欲しい」などの理由から募集を行っていることが多いです。
とはいえ、基本的に新卒の大手企業人気は相当なもの。
新卒採用の時点で十分に人員が確保できてしまうことがほとんどなのです。
しかし前述の通り、全ての大手企業が第二新卒を募集しないわけではありません。
大手企業でも新卒を採用計画通りに採用できなかった場合や、第二新卒でも新卒と同じように積極的に採用をしていこうと考えている企業は存在します。
また、近年はコロナ渦や不景気の影響を受けて、それまで「売り手市場」とも言われrていた就活市場が「買い手市場」に傾いています。
そのため、第二新卒はおろか新卒でも就活に苦労する人が増えている状況なのです。
こうした背景も踏まえつつ、まずは「なぜ第二新卒で大手企業への就職が難しいのか」について詳しく確認しておきましょう。
第二新卒は実務経験が少ないため
そもそも、第二新卒に明確な定義はありません。
一般的には、新卒として就職してから1年目~3年目までに転職する人を「第二新卒」と呼びます。
そのため第二新卒はまだ実務経験が少なく、ビジネスマンとして一人前と言えるほどの能力があるとはみなされないでしょう。
第二新卒は「ほとんど新卒と同じ実務能力」であるにもかかわらず「新卒よりも年上の転職者」であるという立ち位置になります。
大手企業には「新卒社員のうちから自社の社風に慣れてもらい、じっくりと育成して長期間在籍して長く活躍してもらいたい」という社風の企業が多くあります。
あえて「年上の新人」を積極的に採用しようとする意欲が、それほど働かないのです。
しかし、反対に何かアピールできる実績がある場合は、実務経験が少ないほかの第二新卒と差をつけるための強い武器となるといえます。
第二新卒が転職活動をする際は、ポテンシャルや熱意を打ち出すのはもちろんのこと、できれば前職での実績もアピールできるとほかの就活生と差別化しやすくなるでしょう。
早期退職リスクがあると思われやすいため
前述したように、第二新卒は一般的に新卒入社から1年目~3年目の早期転職者のことを指します。
そのため、転職後も「また早期退職されてしまうのでは?」と疑われてしまうケースは多いです。
大手企業は、他の企業と比べると個人の在籍期間が長くなる傾向があり、一人の社員をじっくり育てていこうという社風があります。
人事として、早期転職のリスクがある人を積極的に雇用しようとは思えないのでしょう。
第二新卒が転職する際は、早期離職した理由を正直に説明しつつ、次の職場ではできるだけ長く働きたいという意思をアピールするのがおすすめです。
有効求人倍率が下がりつつあるため
記事の冒頭で少し触れましたが、コロナ渦や不景気の影響を受け、日本全体における有効求人倍率は下がりつつあります。
2019年には1.6倍ほどあった有効求人倍率が2020年には1.1倍にまで急激に下落し、コロナ渦の収束を受けてやや回復したものの、2024年11月では1.25倍にとどまっています。
2019年と比較すると、採用に関して「売り手市場(求職者が有利)」から「買い手市場(雇用側が有利)」へ大きく変化し、求職者側に不利な状況になってしまったのです。
また、大手企業にはもともと求人が殺到する傾向があるため、より狭き門になっているのです。
参考:厚生労働省「一般職業紹介状況(令和6年11月分)について」
大手企業への転職が難しい第二新卒の特徴3つ

でもいくら就活を頑張っても、志望理由や現在置かれている状況によっては「かな~り厳しい」という人もいるんです。

第二新卒を募集している大手企業は意外にも存在することが分かりましたね。
だからといって闇雲に就活を頑張ったところで、残念ながら報われない人がいるのも確かです。
例えば、次のようなケースに当てはまる人は要注意といえます。
- 企業に入りたい理由が曖昧
- 今の仕事で結果を出せていない
- 学歴があまり高くない
詳しく解説していきますね!
1.企業に入りたい理由が曖昧
以下のような理由から、大手企業に転職したいと考えている人は要注意!
- 大手企業は福利厚生や給与、ボーナスがいいから
- 大手企業で働いている方が世間的にかっこよく見られるから
- 大手企業に漠然と憧れているから

たしかに、待遇や社会的な知名度などは大手企業で働くことの魅力の1つであることは間違いありません。
しかし、そのような理由を、面接の時に堂々と話すことはできるでしょうか?
第二新卒として転職をする場合、自動的に新卒入社3年以内の短期離職と捉えられることは間違いありません。
そのため、面接官からすると「どうして短期離職したのか?」ということに疑問を持つのは当然のことであり、基本的に面接では退職理由や志望理由をほぼ確実に聞かれます。
その時に上記のような志望理由だと「他の会社でも良いのでは?」と思われたり「上辺だけで会社を見ているからまたすぐに辞めそう」といった印象を与えやすくなります。
このような印象を面接官に与えないためには、退職理由と志望理由に一貫性を持たせて「だからうちの会社を志望したのだな」と思ってもらうことが大切です。
2.今の仕事で結果を出せていない
一般的に第二新卒の転職では「第二新卒は経歴よりもポテンシャルで採用されやすい」という傾向がありますが、あくまでもそれは中小企業を含む全体で見たときの傾向です。
かといって大手企業ではポテンシャルを一切見ないのかというとそういうわけでもありませんが、先にお伝えしたとおり、大手企業は新卒からも第二新卒から常に大人気の状態です。
そのため、何かしらの結果を残していない人は、企業にとっては採用する理由というのは特になく、書類選考の時点で落とされてしまうことも少なくありません。
第二新卒で大手企業への転職を狙うのであれば、現職(または前職)で何か少しでも他人に言えるような結果を残しておきたいところです。
とはいえ、一般的に新卒入社の場合、社会人としての基本を身に付け、基本的な仕事を覚えることが先。
小さくても何らかの結果を出すのであれば、超最短でも1年は必要でしょう。
「大手企業に転職したい」と思ったその日から、何らかの結果を残せるように努めたいところです。
また、次に志望する企業が同業種や同職種であれば、現職での結果や経験を分かってもらいやすいというメリットがあります。
3.学歴があまり高くない
先にお伝えしたとおり、大手企業の新卒採用では、毎年膨大な数の応募者が集まるため、まず書類選考の時点で学歴で応募者を絞り込む企業は少なくありません。
第二新卒の場合「一度どこかに入社したら、学歴よりも最終職歴を見られるのでは?」と考える人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
中途採用では、これまで積み上げてきた仕事での実績や持っているスキルが注目されますが、第二新卒の場合はそもそも武器になるような実績が持てるほど在職していません。
そのため、前職の経歴に加えて学歴も重視されてしまう傾向にあるのです。
「高学歴の人しか大手企業への転職の望みはない」とまではいいませんが、学歴に自信のない人はどうしても大手企業の就職では不利になってしまうことは覚えておきましょう。
ただし、低学歴かつ第二新卒であったとしても、1社目で目覚ましい活躍をした方や、相当な実績を積んだ場合、転職に成功する可能性は高まります。
監修者コメント
弱みを挽回できるような強みを見つける
大手企業を受けても内定が難しい第二新卒の特徴に、当てはまる方もいらっしゃったのではないでしょうか。
しかし「どうしても人手不足で今すぐ人員を確保したい!」といったやむを得ない事情から、そうした応募者も採用せざるを得ない企業もあります。
結果として「期待していなかったが社風と合っていてエース社員になった」「面接では口下手なだけで実は実務は優秀だった」という、ありがたい誤算もあるでしょう。
しかし、大手企業には優秀な中途の応募も殺到するため、わざわざ「本来は避けたい人材だが、やむを得ず採用しなければならない」ような事態になりづらいのです。
弱みを挽回できるような強みを見つけることから、始められるといいですね。
大手企業が好む第二新卒の特徴

でも反対に「こんな人は好かれる」みたいな特徴ってあるの?
確かに「いばらの道」ではありますが、最後まで諦めずにいきましょう!!
まず大前提として、第二新卒であるという時点で、企業はその人が強力な即戦力になる人物ではないことは理解しています。
ただ、次のような特徴があると、今後の活躍を期待されやすい傾向があり、採用される確率も高まります。
- 前職で結果を出している・同じ業種からの転職
- 学歴が高い
- ビジネスマナーや社会人経験を身につけている
- ポテンシャルを感じる
詳しく解説していきますね!
前職で結果を出している・同じ業種からの転職
第二新卒で転職を考えている人の中には「若いうちに全く別の業界や異業種に転職しておきたい!」と考えている人も少なくないかと思います。
全く別の業界や異業種に転職するのであれば、その時期は早ければ早い方が良いでしょう。
しかし、大手企業への転職を考えている場合は、少し話が違います。
しつこいようですが、大手企業は新卒からだけではなく第二新卒からも人気が高いもの。
そのため、同レベルの学歴の人が並んだ場合、全く異なる業界・業種から来た人よりも、同じ業界・同じ業種から来た人の方が、わずかながらも有利です。
また、先にお伝えしたとおり、特に現在のような景気が冷え込みつつある状態においては、企業は第二新卒であっても「少しでも使える人」を求める傾向にあります。
現職でまだ結果を残せていない人は、離職してしまう前に少しでも結果が出せるように今の仕事に取り組みましょう。
また、異業種かつ大手企業に転職したい人は、今一度「別の仕事がしたいのか」「大手企業で働きたいのか」どちらの気持ちが強いのかについて考えてみましょう。
学歴が高い
繰り返しになりますが、大手企業はその人気の高さゆえ、やはり学歴を重視しがちであることは間違いありません。
全ての大手企業が学歴を重視しているわけではありませんが、企業によっては一定のランクの大学しか採用しないという話も実際にあります。
高学歴であることは、本人がコツコツと勉強をしたり、努力を重ねたことで勝ち取った努力の証でもあります。
また、企業にとっては「努力を重ねて難関大に入学できた人」「レベルの高い学生たちの中で研究をしてきた人」という一種の目印でもあるのです。
そのため、学歴に自信のある人は大手企業への転職活動を積極的に行ってみる価値は大いにあるといえるでしょう。
ただし、学歴に頼りすぎることで志望動機が曖昧なままだったり、学歴以外でアピールできる部分が思いつかないという人は自己分析などの対策が必要です。
ビジネスマナーや社会人経験を身につけている
企業が第二新卒を採用する理由として、新卒に準ずる若さが挙げられますが、大手企業の場合は、そもそも新卒の応募者だけで十分に若さの面はカバーできてしまいます。
そこで新卒との差をつける部分として活きてくるのが「基本的なビジネスマナーが身に付いていること」「社会人としての自覚をきちんと持っていること」といった部分です。
特に欠員補充として第二新卒を募集するケースなどでは、ビジネスマナー研修やパソコン操作などにかける時間や研修費用を浮かすことができるという狙いもあります。
ただ、逆に言えば、第二新卒であってもビジネスマナーや社会人としての自覚が低い人は、採用する価値が感じられにくいです。
ビジネスマナーや社会人としての自覚を持つには一定の期間が必要なため、入社直後「やっぱり転職したい」と考えたとしてもすぐに離職してしまうのは避けたいところです。
ポテンシャルを感じる
大手企業が第二新卒を募集する場合は、やはり何度もお伝えしてきたとおり、学歴や実績が見られることが基本です。
ただ、大手企業に限定せずに第二新卒の採用を考えた場合、多くの企業で「ポテンシャル採用」が行われています。
ポテンシャルとは、その人自身が持っている能力や伸び代のようなものを指します。
同レベルの学歴・経歴の人が残った場合、最終的な判断基準となるのはやはりポテンシャルの部分です。
しかし、ポテンシャルと一口に言っても「ミッションをクリアするための能力」や「人を惹きつける能力」など、求めるものは企業によって違います。
志望先企業がどのような人物を求めているのか、自分はどんな部分が他人よりも秀でているのか、その能力を必要としている企業はどこなのかといった点を研究することも大切です。
第二新卒が大手企業へ転職するためのポイント3つ

これはもう大手を目指すのは無理ゲーってことかな?
あきらめたらそこで試合終了ですよ……?
世の中には数えきれないほどの企業がありますし、それが中小企業であっても、あなたにピッタリの会社や、素晴らしい会社はいくらでもあるでしょう。
また、あなたがいくら「大手企業に入社したい!」と強く望んでも、選ぶのは企業側であり、そればかりはどうすることもできません。
とはいえ、なんらかの理由からあなたが「大手企業に入社したい!」と心から願うのであれば、やれるだけのことはやってみましょう。
ここからは、第二新卒が大手企業への転職を目指す際に押さえておきたいポイントについてご紹介していきます!
- POINT1:年齢的に第二新卒枠で居られるうちは、徹底的に準備をする
- POINT2:大手企業の求人を見つけるところから始める
- POINT3:求人が増えるタイミング・時期を見計らう
POINT1:年齢的に第二新卒枠で居られるうちは、徹底的に準備をする
現在まだ離職していない人に限っていえることですが、大手企業に転職したいと思うのであれば、今の会社でできるだけ結果を出したり、何らかのスキルを身に付けましょう。
お伝えしたとおり、第二新卒の場合は、若さだけで考えれば新卒には敵いません。
第二新卒として就活をする以上は、一度企業に就職した意味、社会人として働いたことによる価値を見出しておきたいところです。
「仕事内容的に今の状態で実績や結果を残すなんて無理!」という人もいるでしょう。
そのような人は、就活の際に「現職(前職)では△△を通じて〇〇であることを学びました」と言えるように、何か学びを得ることを意識してください。
そして、第二新卒の就活では、短期離職はもはやセットであり、選考の際に「またすぐに辞めるのでは?」という疑念を持たれることもセットと考えて間違いありません。
そんな疑念を少しでも軽減するためにも、一度目の就職を無駄にしないためにも、年齢的に第二新卒枠で居られるうちは、今の職場でできることは徹底的にやっておきましょう。
また「異なる業界や異職種で大手企業を目指したい」という人には、例えばITエンジニアなど慢性的な人手不足に陥っている業界や職種を選ぶことをおすすめします。
ただ、そのような業界の専門職では未経験可となっていても基礎的な知識は求められることが多いため、できる限りの勉強はしておきたいところです。
POINT2:大手企業の求人を見つけるところから始める
大手企業は基本的に新卒採用がメインのため、そもそも第二新卒が応募できそうな求人を見つけ出すことも容易ではありません。
また、好条件の求人は応募が殺到するため、求人サイトなどに掲載せず、非公開求人として転職エージェントに「こんな人材を早急に欲しい」と依頼をかけている場合もあります。
求人サイトと並行して、転職エージェントも利用しましょう。
転職エージェントでは、企業から直接依頼を受けて非公開求人を扱っているケースも多く、さらに、転職についてのアドバイスやサポートを受けることもできます。
すでに離職した人はもちろん「今すぐの離職は考えていない」という人も、これからどのように就活を進めていくべきかアドバイスを受けておくとその後の就活もスムーズです。
ただし、転職エージェントには各社様々な特色があるため、第二新卒や既卒、フリーターなど20代の就活に強いエージェントを利用されることをおすすめします。
私たち「UZUZ」でも、様々なサービスで第二新卒の転職をサポートしています。
自己PRの作成から面接など、転職する際に“嫌だな”と感じる部分のアドバイスに特に力を入れています。
気になる方はぜひ一度、チェックしてみてください。
POINT3:求人が増えるタイミング・時期を見計らう
第二新卒として就活できるリミットもありますが、どうせ就活するのであれば、企業が第二新卒の採用を増やす時期を狙ってみるのもおすすめです。

まず先に第二新卒の採用が増えやすい時期をお伝えしておくと、以下の順になります。
- 3月
- 1~2月
- 7~9月
第二新卒向けの求人は、1月から徐々に求人が増え始め、3月にピークを迎える傾向があります。
これは、3月に決算が一段落する企業が多く、3月に採用をすることで4月に入社する新卒者との入社時期を合わせて、手続きや研修などを一度に済ませることができるためです。
また、7月~9月に求人が多くなる理由として、人事異動が活発に行われる時期であること、夏のボーナスを受け取ってから退職する人が増える時期であることが考えられます。
これらの時期を有効に活用するのであれば、入社後1年ないし2年は現在の職場で経験を積み、4月入社を目標に1~3月の間に集中して就活をしてみるというのも1つの手です。
ただし「求人が増える時期=ライバルが増える時期」ともいえますので、あくまでも求人に対するアンテナは常に張っておくようにしましょう。
【業界別】大手企業に転職したい第二新卒が知っておくべき情報

第二新卒が大手企業に転職するのは無理と言われがちですが、正しい情報をおさえて計画的に行動すれば転職を成功に近づけられます!
ここでは、業界別に「大手企業に転職したい第二新卒が知っておくべき情報」を見ていきます。
IT業界
IT業界の中でも「プログラマー」や「ITエンジニア」は少し特殊な状況が続いています。
感染症拡大の影響で一気にリモートワークが増え、PC1つで仕事ができるタイプのITエンジニアの多くが在宅ワークを選びました。
出社スタイルに戻した企業もありますが、在宅ワークに慣れたITエンジニアの一部が「出社するなら在宅ワークできる会社に転職する」方を選んだのです。
そのため、一時的にITエンジニアが不足している会社が増えています。
そういった企業であれば、採用の見込みが出てくるでしょう。
工業系業界
工業系の場合、理工系の大学出身かつ1社目も工業系の経験があれば重宝されます。
専門分野に特化した勉強をしており、なおかつその分野を活かせる仕事をしていればより評価されるでしょう。
また、大学時代だけでなく1社目で何かしらの実用的な資格を取得できていればアピールポイントになります。
化学系業界
こちらも前述の工業系と同じく、専門的な知識が重宝される業界です。
第二新卒で転職するなら「大学時代に勉強したこと」にプラスして「1社目で得た業界知識」をいかに武器にできるかにかかっているといえます。
コンサルティング系業界
大手コンサルティング会社は、新卒にとっても狭き門です。
ましてや第二新卒であればなおさら入社は難しいと覚えておいてください。
その上で、いきなりコンサルタント職を目指さず「IT部門」や「宣伝部」を目指すといった方法でコンサルティング系の会社に入社することはできるかもしれません。
一方で、第二新卒のデメリットである「早期退職されるのでは」の懸念を抱かれることはそれほど影響がありません。
なぜならコンサルタント業界は、大きな成果を出しているのであればキャリアアップ転職していくのが普通のことだからです。
金融系業界
こちらもコンサルタント業界と同様に、新卒でも狭き門の業界です。
当然、第二新卒にとってはさらに難しい転職先となります。
しかも銀行の場合、新卒社員を重用するという文化が古くから残っている企業も多く、第二新卒で転職できたとしてもすぐに活躍するのは難しいかもしれません。
金融系業界は現在IT化が進んでいるため、コンサルタント業界と同様、ITエンジニアなどの技術職として入社を目指したほうが内定は得やすいでしょう。
大手転職に向けて第二新卒が準備しておくべき3つのこと
さて、大手企業に受かるために「徹底的に準備する」というのはお伝えしたとおり。
では具体的に、どんな準備をすればいいのでしょうか。
ここから、詳しく解説していきます。
1.今いる場所で目に見える成果を出す
何度かお伝えしてきましたが、とにかく「1社目での成果」があればあるほど、大手企業への転職も成功しやすくなります。
せっかく会社に所属しているのでしたら、そこで色々な挑戦をしてみることがおすすめです。
何か大きな成果があれば「やりきったから転職しました」と胸を張ってアピールできるでしょう。
そうすれば“転職に対する前向きな理由”となるため、大手企業の人事が抱きがちな「また早期に退職するのではないか」という懸念点を薄めることにもつながります。
2.資格やプロダクトなど具体的な成果を生み出す
中には「どんなに今の会社で手を挙げても、何も任せてもらえず挑戦できない」という方もいるかもしれません。
しかし、挑戦することは会社とは関係ない場所でも可能です。
難易度が高い資格や専門分野で重宝される資格の勉強をして、取得するのもいいでしょう。
ITエンジニアやデザイナー、ディレクターやプランナーなどであれば、プロダクトを個人で作ればいいのです。
会社の手を借りずに自分独自の力で目に見える成果物を用意することができれば、その分野や職種に関してやる気を伝えることにもつながります。
3.転職エージェントを利用する
優良な求人情報は、いつどこに掲載されるか分かりません。
複数の転職サイトに登録して、常に情報収集を行いましょう。
特におすすめなのが転職エージェントに登録し、自分の希望を伝えておくことです。
非公開求人のなかには大手企業のごく少数の募集などもあるため、マッチした求人を紹介してもらえる機会が増えます。
間に転職エージェントが入ってくれることで、ミスマッチを防いだり、転職活動の対策などをしもらうことで成功率が上がるという点もメリットです。
監修者コメント
しっかりと準備をしてチャンスをつかもう
大手企業に転職したいなら、粘り強さと運の要素が必要になります。
自分にピッタリのポジションがあっても、その募集に出会うことができなければ、当然ながら応募すらできません。
これまでに挙げてきたポイントや準備は全て「いざ、チャンスが到来した際に逃さないためのもの」だと覚えておきましょう。
逆にいえば、前述した「無理」な特徴に当てはまっても、マイナスを覆すプラスの要素を得ながら地道に活動を続けていけば、いつかチャンスをつかめるかもしれないということ。
「今すぐ、手っ取り早く大手企業に転職する方法」はありません。
その代わり、しっかり準備しておけば誰にでもチャンスを掴める可能性があるのです。
まとめ:第二新卒の大手企業への転職は無理ではないが厳しい

ただでさえ、第二新卒の就活は新卒よりもハードルが高いものです。
ましてや目標とする転職先が大手企業、その上現在の「買い手市場」寄りの状況において、そのハードルはより高いものになっています。
ただ、そんな中でも第二新卒の採用を行っている大手企業は確実に存在します。
この先の人生で後悔しないためにも、第二新卒というカードが使える今、就活をしてみるのは悪いことではありません。
とはいえ、リミットのある第二新卒。
転職活動をスムーズにすすめるためには自分一人だけではなく、プロの力を借りながら進めることをおすすめします。
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きっとあなたの気持ちに寄り添ったサポートができるはずです。
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