就活で面接まで選考が進み、緊張の中面接が始まったものの、
- 面接官の態度がやたらと威圧的
- 回答に困る質問を繰り返ししてくる
- 自分の発言に対して否定的なことばかり言ってくる
など、いわゆる「圧迫面接」と呼ばれる面接に遭遇してしまうことって意外と少なくないんです。
就活や転職活動をしているほとんどの方は「圧迫面接されたらどうしよう..….」と不安な気持ちを持っていると思います。
さらに、一度でも圧迫面接を受けてしまった方であれば、なおのこと「またあんなイヤな目に遭ったらどうしよう……」と面接自体受けるのが怖くなってしまいますよね。
そこで、本日は圧迫面接を完全攻略する方法を徹底的に解説していきたいと思います!
- 圧迫面接する会社はどんな会社?
- 圧迫面接を乗り越える“基本”ノウハウ
- 態度系圧迫面接4選
- 圧迫面接質問13選
- 圧迫面接は絶対にNG!でもその面接、実は圧迫面接じゃないかも!?
かなりボリュームたっぷりの記事ではありますが、この記事には圧迫面接の対応ノウハウをぎゅっと詰めこまれています。
是非最後まで記事を読んで、圧迫面接に対する不安をバシッと解消してください!
なお、この記事の内容はこちらの動画でも詳しく解説していますので、「動画を見る方がラク」という方や、しっかりノウハウを頭に入れておきたいという方は是非こちらもチェックしてみてくださいね!
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圧迫面接をする会社はどんな会社?
そもそもよく考えてみてください。
採用の面接って本来は「これから一緒に働く可能性のある人と初めて話をする」とっても大切な場なはずですよね?
その、初めて会う人に対して、いきなり失礼な態度をとるというのは、いくら面接官と応募者という立場であっても、ビジネスマンとしてありえない行為だと思いませんか?
そんなふうに想像してしまうのが自然ですよね。
よく圧迫面接をする会社の目的として「仕事でもストレスがかかるので、ストレスを与えた時の反応を見ている」といった話を聞くことがあります。
でも、はっきり言ってそれは現代社会では全くもって無意味なことだと思います。
たしかに、かつての高度経済成長期と呼ばれる時代では、極度のストレスがかかる状態の中でも一歩踏み出す能力が重要視されていたこともありました。
さらに極端な例を挙げると、戦時中であれば敵を前にして震えているようでは自分の命はおろか、仲間の命や国の存亡すら危ぶまれてしまいます。
でも現代において、そんな状況ってまずないですし人がパフォーマンスを高く発揮するのは、安心感を持てているときであることは、様々な研究からもわかってきているんです。
圧迫面接をされると、その時は嫌な気分になってしまうかもしれません。
しかし、逆に考えれば、地雷を踏む前に避けることができた、つまり「入社前にブラック企業を見つけられてラッキー」ということでもあるのです。
そのため「圧迫面接=ブラック企業発見装置」と捉えることが圧迫面接の一番の攻略法ともいえますが、中には、
- 面接までのやりとりはスムーズだったので、圧迫面接だけでは諦めきれない
- 本当にブラック企業なのかもしれないけど、まずは入社して自分の目で確かめたい
- 志望する業界で働くためには、このチャンスはなんとしても逃したくない
という方もいるでしょう。
そんな方のために、次の項目では、圧迫面接攻略のノウハウをご紹介していきたいと思います。
ご紹介するノウハウは普通の面接や就職後も活かせるものが非常に多いので、「圧迫面接をされたら入社しない」と心に決めている方も是非チェックしてみてくださいね。
圧迫面接を乗り越える“基本”ノウハウ
圧迫面接攻略ノウハウは質問によって変わる部分ももちろんありますが、共通となる点もあるので、まずは最初に共通するノウハウからお伝えしていきましょう。
ネガティブな気持ちを表情や態度に出さない
もちろん、こちらも生身の人間ですから、心の中で「マジきつい……」と思うのはもちろんOKです!
でも、圧迫面接だと感じた場合、その気持ちを表に出してしまうのは出来るだけ避けましょう。
なぜなら、ネガティブな気持ちが表に出てしまうと、面接官から、
- 顧客の前で不安そうな表情や発言をしちゃいそうな人だな……
- プロフェッショナルとしての仕事がなかなかできない人なのかも……
などと思われてしまうリスクがあるからです。
「心がどれだけ乱れてもOK、でも表にはなるべく出さない」
これは、就活の面接だけではなく、実際に働いてからも重要なポイントになるのでぜひ社会人としての心得として覚えておきましょう!
押されたらまずは引く
圧迫系の面接では、自分が何かを回答した後に面接官から「それって甘くない?」といった感じで自分がした回答に対してケンカ腰で詰め寄ってくるような質問が来ることが少なくありません。
「違うのにな…」と心の中で思っても、まずは無心になってぐっと飲みみましょう。
そして、例えば「確かにおっしゃる通りです。当時の私の気持ちとしては〜」といった感じで、責めてくる相手を一旦受け入れてから、自分の伝えたいことを伝えるようにしてみましょう。
この切り返し方を覚えておくと、面接だけではなく、就職してからも様々な場面で活かすことができます。
実際に会社で働いてみると、取引先に上司に先輩、時には同僚に対しても「いや、それは違うんじゃないか?」と思うような場面がたくさん出てきます。
しかしそんな時も、「一度は相手の言っていることを受け止めてみよう」と思って話をすると、意外とスムーズに自分の気持ちも汲んでもらえることがあるのです。
ビジネスだけに限らず、例えば恋人や友達に対しても自分の話ばかりされるとウンザリしてしまうのと同じ。「相手が自分の話を聞いてくれている」と思うと、お互いに「自分も話を聞こう」となりますよね。
これから自分をとりまく人間関係を円滑にするためにも、就活を通して「押されたらまずは引く」というスキルを身につけてしまいましょう!
とはいえ、度が過ぎたら切り捨てる
ここまで、
- 心がどれだけ乱れても、表にはなるべく出さない
- いやを封印して押されたらまずは引く
この2つのノウハウをお伝えしてきましたが、度がすぎた対応をされた場合は、相手は本当にまともな人ではない可能性があります。
そのような場合には、席を立って面接を終了させてしまいましょう。
「社会人になったらいろんな顧客もいるだろうし、さすがに途中で投げ出すのはマズイのでは?」と感じる方も当然いると思います。
しかし、例え面接中であってもあまりにも失礼な対応をされたら、それは人権侵害にあたる可能性や、その面接をきっかけにあなたが心の病に侵されてしまうことだってありえます。
そのような場合は「面接の途中で申し訳ございませんが、この面接で御社を志望する意思がなくなりましたので、本日はこれで失礼させていただきます」といって退席するのもアリでしょう。
ここまで圧迫面接を乗り越える方法について話してきましたが、一口に圧迫面接と言っても、
- 「圧迫面接だ!」とすぐにわかる真っ黒なケース
- 「圧迫面接ではなく普通に深掘りされているだけ」という問題のないケース
- 圧迫面接ともそうでもないともとれるグレーのケース
と、様々な状況があります。
そこで、ここからは、過去にされた「圧迫面接っぽい具体例」と共に、「これはアウト!」「これはセーフ!」「これはグレー!」といった判断基準を解説していきたいと思います!
態度系圧迫面接4選
まずは、具体的な質問事例ではなく、圧迫面接にある態度が悪い面接官を紹介していきます。
基本的には、面接官の見た目の雰囲気などではなく、明らかに態度が悪い面接をする会社は辞めた方が良い「アウト」になります。
それでは早速具体例に入っていきましょう!
話している途中で威圧的な声で割りこまれる
これはアウトです。
アウトな部分は「威圧的」という点です。
初対面の人に威圧的に接するってビジネスパーソンとしてはかなり問題アリですし、問題アリなことに本人や周囲が気付いていない可能性も大です。
途中で話を止めること自体も失礼なことではありますが、「話の途中で止めてしまってすいません。ちょっとこの点を聞きたいのですが〜」と言うような配慮がある切り口であれば問題のない会社だと判断していただければと思います。
※問題のない会社と言う部分で、★を普通に移動していただければと!こんな感じでこれ以降の圧迫面接事例も図を入れながら解説していければと思っていますが、編集が面倒くさそうだったり、もっとわかりやすい編集があったら変えていただければと思います!
頬杖をつく、あくびをする、ため息をつかれる、呆れたような顔をされる、馬鹿にされたように笑われる等、「興味のなさ」をアピールする
何度もこう言った失礼な態度をされるようであれば、アウトです。
貴重な勤務時間を割いて面接を行っているという意識が低いととれますし、「手あたり次第に面接を行っている」という可能性もあります。
このような失礼な対応をする会社への入社は控える方が良いでしょう。
貧乏ゆすりをされる
これはグレーゾーンになります。
貧乏ゆすりは癖でやってしまう人もいるので、あまり良くない行動ではあるのですが、悪意がないケースもあるので、一概にアウトとは言い切れません。
面接途中で携帯電話にでる、パソコンで作業をする
携帯電話に出るのは、アウトよりのグレーです。
基本的に面接中に電話に出るのはNGですが、本当に緊急対応が発生してしまった場合に「本当に申し訳ありませんが、5分ほど抜けます」と言って抜けてしまうケースが起こる可能性もゼロではありません。
パソコンで作業するのは、面接のFBをメモしていたりするケースや、選考中と聞いた企業について調べたりしている場合もあります。
その場合は面接開始時に「PCでメモを取らせていただきますね」と面接の最初に伝えた上で面接をスタートしたり、「選考を受けられている企業について知らないので少し、調べさせていただきますね」と伝えて調べたりしているケースはOKです。
面接に関係ない業務を進めたりするのは当然アウトとなりますが、どのような作業をしているかは面接を受けている立場からはわからないので、基本的にはグレーとなります。
圧迫面接質問13選
すでに採用面接を経験した方であれば、明らかに失礼な発言というわけではないものの、「あれってどうなの?」という質問を面接官からされた経験があるのではないでしょうか。
そこでここからは、そんな面接でよくある質問の「圧迫面接か否か」についてと、「受かりに行くための回答パターン」もお伝えしていきます!
言った言葉に対して「その考えは〜〜点で浅いと感じたのですが、どう思いますか?」
これは、伝え方が威圧的だったりする場合はアウトですが、そうでない場合は普通の質問と受け止めて良いでしょう。
「私は〇〇さんの話を聞いて、ちょっとこの点が浅いかなと感じました。例えば、こんな考え方もできると私は思いまが、〇〇さんはどのように思いますか?」
こんな聞き方であれば、そんなに問題がないと思いませんか?
そして、こんな質問をされた場合の回答の例としてはこちら!
こんな感じで、まずは、責められた点については引いて受け止めると良いでしょう。
また、新たな気づきを与えてくれたことに対する感謝を伝えることで、あなたの素直さをアピールすることが可能です!
「〜〜(性格や大事にしている条件など)が理由で合わないと思うから、うちに来ないほうがいいよ」
このように話す面接官の意図は2つに分かれます。
- 本当に自社に合わないと思っているからこそ、誠実に教えてくれている→普通
- 突き放しても、相手が「行きたいです!」と言うか試している→アウトよりのグレー
1は面接官が単純に親切な人であるケースです。
「受かりたい!」と思っていると「合わないんじゃない?」と言われると嫌な気持ちになってしまうかもしれません。
しかし、説明してくれた合わない理由が的を得ていたら「入社前に誠実に対応してくれて入社しない方が良いことがわかってよかったな」と素直に受け止めましょう。
2のように親子や恋人同士など親しい間柄でもないのに「突き放して試す」ようなことをする人というのは、やり方として幼稚ですし、「昔の体育会系のノリ」といった印象を受けます。
そのため、かなりアウト寄りな会社ではないかと推測されます。
しかし、「それでも受かりたい!」と思う場合については次のように切り返してみましょう。
ここでも、まずは一歩引いて相手の指摘を受け入れましょう。
そして、その上でカウンターを返して「そこまで言うなら、マイナスな点も乗り越えてやってくれそうだな」と思ってもらえるような回答をしていくと良いでしょう。
「君のしたいことは〇〇社でもやっています。そっちのほうがいいんじゃない?」
この質問も、さっきの「合わないと思うよ」の質問とほぼ一緒と捉えることができます。
- 本当に他社の方が希望を叶えられると思っているからこそ、誠実に教えてくれている→普通
- 突き放しても、それでも「行きたいです!」と言うか試している→アウトよりのグレー
1については単純すぎるように感じるかもしれませんが、面接官が教えてくれた会社について、面接後に一度しっかり調べてみましょう。
そして、確かにそっちの方が良いな、と思ったらそちらの会社に応募してみると良いでしょう。
2は、前の例と同じ理由からアウトよりのグレーですが、それでも行きたい場合の回答例はこちらです。
なお、これと似たような質問で「うちとは違う〇〇業界の方が良いのではないですか?」という質問についても、ほぼ同じ回答をすればOKと捉えておいてください。
「うちはかなりきつい職場です。それでも大丈夫ですか?」
これは、普通の質問になります。
厳しい環境だと正直に言ってくれているのは、それを隠して良い面だけを見せてとにかく採用しちゃおうとする企業よりもとても誠実だと捉えられるでしょう。
ただし、面接官の聞き方に「それでも来るのか?」と試すような雰囲気があると、グレーよりになっていくと思っておいてください。
回答の例としては、まずは、何がきついか理解できない場合は、そのことを確認する質問から入りましょう。
この回答に合わせて、次のように重ねていく感じでアピールしていくと良いでしょう。
例えば、上記の質問に対して「ノルマが大変だよ」と言う回答があった場合は、次のようにアピールすることをおすすめします。
頑張ったエピソードを話した時に「たいしたことないね」とばっさり切り捨てられる。
例えば「このような点でもう少し、こんな取り組み方をしたら、より良い結果になったのではないかなと感じたのですが、〇〇さんはどのように思いますか?」といった感じであれば問題ないですよね。
しかし、完全にこちらを見下しているように「たいしたことないね」とばっさり言ってくるような会社に入社するのは控えた方が良いでしょう。
とはいえ、念のため、何らかの理由から「それでも入社したい!」と言う方向けに、切り返しを方をご紹介しておきましょう。
まずは、具体的にどこが悪いかわからないと切り返すポイントが絞れないので、このように切り返していきます。
これに対してしっかり回答してくれない場合は完全にアウトですが、もし何らかの回答をしてもらえた場合には次のように答えると良いでしょう。
こんな感じで、指摘に対する感謝を伝えると、良い印象を持ってもらいやすいです。
「弊社は第一希望ですか?」と聞かれ「第一希望群です」と答えたら、「ここに入りたいという強い気持ちがなくて、会社で働けると思いますか?」など質問攻めにされた。
これは質問責めにした面接官も悪いですが、最初に「第一志望群」という誤った回答をしてしまったことで面接官を怒らせてしまっていますよね。
そのため、一概に面接官が悪いとは言えないためアウトよりのグレーといえるでしょう。
志望度の伝え方についてはこちらの動画でも詳しく解説しているのでぜひチェックしてください!
★
「第一志望群」という回答は「第二志望です」と答えるよりも、悪い回答です。
本当に第一志望の会社であれば、もちろんズバッと「第一志望です」と答えますよね?
それを「第一志望群です」と回答するということは、面接官にとっては「第二志望以下です」と言われているのと同じことです。
そこから、責め立てるように質問をした面接官も大人気はないと思いますが、きっかけを作ってしまったという点を考えると、アウトではなく、グレーという印象です。
なぜ内定がもらえていないかわかりますか?
この質問をされると、あまりにも直球すぎて「嫌だな。圧迫面接だ……」と思うかもしれませんが、実は普通の質問です。
働き始めるとうまく行かずに壁に打つかることが多いですが、そんな時にがむしゃらに取り組んでもうまくは行きません。
壁を乗り越えるために大切なことは、うまく行かなかったことを振り返り、原因を突き止め、改善行動を取るスキルです。
この質問は、そのスキルがあるかを「就職活動」という具体例を元に確認している質問なのです。
そのため、自分が思う問題点をしっかりと伝え、それをどのように解決していこうと考えているかを伝えることが大切です。
なお、回答例はこちらです(エンジニア志望で就活を続けている方の事例)。
こんな感じで、「うん。しっかり改善行動を取れているから、大丈夫そうだな!」と思ってもらえればOKです!
どうしてそんなに成績が悪いのですか?
これも質問としては直球すぎますし、聞かれると責められているように感じるかもしれませんが、さっきの質問と同じように普通の質問です。
質問の意図としては、失敗した経験から、何を学び改善しているのか?ということが知りたいだけなので、「成績が悪かった」という結果に対して振り返り、回答すればOKです。
しかし、留年したことをきっかけにこのままでは良くないと気づき、現在では、アルバイトの量を調整して、以前のような悪い成績を取らぬように勉強にも力を入れて取り組んでいます。
そもそも成績が良ければこのような質問をされることはないはずです。
自分の成績に自信がない人は、今後のためにも自分の成績がなぜ良くないのかについてしっかりと向き合っておきましょう。
「あなたを採用するメリットは何ですか?」
これも聞かれるとつい「ウッ」となってしまう質問ですが、圧迫な質問ではなく、普通の質問です。
仮に新卒を採用するとすると企業が払う生涯年収は2~3億になります。
つまり、採用活動というのは企業にとっては超高額の投資になるわけです。
そのため、企業が「支払うお金よりも、多くの利益をもたらす人を採用したい」と思うのは自然なこと。
質問されたら即答で「私はこんな風に御社に利益をもたらす人ですよ」とサラッと伝えられるように準備をしておくと良いでしょう!
回答例は、営業職を目指している方の例として作りました。
商材は変わるため、売るために必要な要素は変わると思いますが、試行錯誤を繰り返し早期に足りない要素を埋めて、結果を出していきたいです。
このように、もし具体的な例を挙げることができるなら、より面接官にも伝わりやすいですね。
専攻してきた分野と目指している方向性が違うのではないですか?
面接官の話し方によっては攻撃的に感じることがあるかもしれませんが、こちらも普通の質問になります。
面接官は質問のとおり、単純に「なんで専攻してきた分野と違うんだろう?」と感じているだけで、責める気持ちなどはありません。
そもそも「学校で学んできたことと、仕事が一緒じゃなきゃいけない」なんてことは全くないので、学んできたことと目指す分野が違うことに対して、焦る必要は一切ないのです。
ということで、以下に回答例を挙げておきます。
類似の質問として「うちでは大学で学んできたことが活かせませんが大丈夫ですか?」などといったものもありますが、こちらもほぼ同様の切り返しでOKです。
理解できなかったのでもう一度回答していただけますか?
これは、アウトとまではいきませんがグレーな質問といえます。
アウトとならない理由としては、単純に回答が理解できなかった時に「わからなかったので教えてください」と再度聞くことは別に普通のことだからです。
ではなぜ普通ではなく、グレーになるかというと、どの部分がわからなかったのかが明確ではない質問になっているからです。
「〇〇という部分がよくわからなかったので、その点をもう少しく詳しく教えていただけませんか?」という質問であれば、全く問題ないでしょう。
この場合の回答方法としては、まず、「わかりづらい伝え方をしてしまい申し訳ありませんでした」からスタートすること。
そして、一度目の回答内容から、相手が理解しづらかったであろうポイントを詳細に説明する、という形で答えれば大丈夫です。
説得力に欠けるのでもう一度回答していただけますか?
たしかに「説得力に欠けるので」という言い回しは少し不快な感じもしますが、こちらは普通の質問になります。
なぜなら「説得力に欠ける」と言われてしまうケースでは、回答が「とにかく頑張ります」や「意識しています」などの、気持ちだけのアピールになってしまっていることが多いからです。
切り返しのポイントとして、説得力を持たせるには気持ちだけで話さずに、
- 定量的(数字を入れた)な説明をする
- 過去の類似経験の成功体験を話す
- 実際に行動していること
などを意識した回答を面接全般で心がけると良いでしょう。
なぜですか?なぜですか?なぜですか?質問
これも質問攻めに「そんなに何回も聞かないでくれ〜」となってしまって、圧迫面接に感じがちな質問ですが、普通の質問です。
この質問の面接官の意図としては、意地悪で聞いているわけではなく、純粋にあなたの事を深く知りたい、そしてミスマッチを減らしたい、と思って聞いているケースがほとんどです。
そのため、受け取り方としては「しっかり自分のことを理解しようとしてくれている会社なんだな!」と前向きに捉えて大丈夫です。
この「なぜなぜ質問」への対策としては、
- 面接でされる全ての質問に対して、5回の掘り下げ準備をしておく
- 日頃から自分自身になぜだろうか?と問いかける習慣をつけておく
この2つを行うことで対処が可能です!
ここまで13個の圧迫系質問をご紹介してきましたが、これは「圧迫面接だ!」と思っていたものも「意外とこれは普通の質問だったのか!」と感じた方もいるのではないでしょうか?
あらかじめ面接官の質問の意図や回答の方向性を知り、面接に対する不安な気持ちをグッと減らして、前向きに準備に取り組んでみましょう!
圧迫面接は絶対にNG!でもその面接、実は圧迫面接じゃないかも!?
ここまで圧迫面接の攻略法について長々と解説してきましたが、意外にも「圧迫面接だと思いがちだけど、面接でよくされる質問は実はほとんどが普通の質問なのかも」感じることがと多かったのではないでしょうか。
圧迫面接は、「これは圧迫面接だ!」とすぐにわかる真っ黒なケースもあれば、「これは圧迫面接じゃなくて普通に深掘りされているだけだな」と問題のないケース、そしてその間のグレーのケースと、様々な状況があります。
ただ、その中でも面接時に明らかに「これは圧迫面接だ!」と自分が感じた場合は、それは基本的には辞退した方良い会社です。
入社前の人に失礼なことをする会社は中に入ったらさらにひどいことが多いというのは間違いありませんので、そこは「入社する前にわかってよかった!」と前向きに選考を辞退してしまいましょう。
そして、「圧迫面接かも?」と少しでも感じてしまった場合でも、先にお伝えしたとおり、「普通の面接」の可能性もあるため、基本的には、
- 心がどれだけ乱れてもOK、でも表にはなるべく出さない
- 押されたらまずは引く
という2点をしっかりと胸に刻んで面接に臨みましょう!
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しかし、就活は本来嫌なものではなく、ちゃんと取り組めばしっかり攻略できるし、楽しい自分の未来につながるものであるはずです。
だからこそ私たちUZUZでは、そんな圧迫面接をする企業を減らしていきたいと心から願うと共に、みなさんが楽しい未来を掴めるためのお手伝いとして、就活を攻略するノウハウをこのように公開しているのです。
もしあなたが、これまでに理不尽な圧迫面接を受けたことがあり、就活に対するネガティブな感情を払拭することはできなかったり、圧迫面接が怖くて一歩踏み出せないのなら、私たちUZUZに相談してみませんか?
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