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20代後半の転職は厳しい?転職理由別にプロが現実をお伝えします|転職を成功させる方法

20代後半の転職は厳しい?

僕ももう20代後半だし、転職するなら今かなぁ。
20代後半って、これからのこと色々考えちゃいますよね……。

結婚や出産、マイホーム購入など、男女問わず30代といえばライフステージが変化しやすい時期。

そしてそんな30代を目の前にして考えるのが仕事のこと。

「このまま今の仕事を続けて大丈夫かな?」「転職するなら20代のうちにしちゃった方がいいよね?」など、20代後半というのは転職を考える人が多い時期です。

しかし、必ずしも「今後のために転職をするなら20代後半がベストタイミング」というわけではなく、その人が置かれている状況や目的によって転職のタイミングは様々です。

そこで今回は、状況や目的に合わせた20代後半の転職のポイントについて詳しく解説していきます!

この記事の監修者

岡本啓毅HIROKI OKAMOTO

株式会社UZUZ 代表取締役

1986年生まれ、北海道出身。第二の就活を運営する「株式会社UZUZ」を立ち上げ、数多くの就職サポートを実施してきた。“自らと若者がウズウズ働ける世の中をつくる。”をミッションに、Twitterで「仕事をウズウズ楽しむ情報」を、YouTubeで「就職・転職で使える面接ノウハウ」を発信。SNSの累計フォロワー数は9万人を超える。

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【結論】20代後半の転職は厳しくない!

【結論】20代後半の転職は厳しくない!

結論から申し上げると、20代後半の転職は決して厳しくはありません!

転職市場全体から見ると20代後半はまだまだ若く、伸びしろに期待して採用する企業も少なくありません。

また、厚生労働省職業安定局が令和元年に公表した「中途採用に係る現状等について」では、転職を希望する25~29歳の50.3%が実際に転職できていることが分かります。

つまり、20代後半の約半数もの人たちが転職に成功しており、20代後半の転職は特段厳しいというわけではありません。

さらに厚生労働省が公表した「令和4年 雇用動向調査結果の概要」では、25~29歳の男性のうち15.3%が、女性は14.1%が転職していることが分かります。

20代後半の約15%、およそ7人にひとりが転職しているため、20代後半の転職はそこまで珍しいこともないといえます。

参考:厚生労働省職業安定局「中途採用に係る現状等について

参考:厚生労働省「令和4年 雇用動向調査結果の概要

20代後半での転職が厳しいと言われる理由は?

20代後半での転職が厳しいと言われる理由は?

前述の通り、20代後半の転職は厳しいと言い切れるものではありません。

その一方で、一般的には20代前半より20代後半の方が転職活動が厳しくなる傾向にあるともいわれています。

なぜ20代後半での転職が厳しくなるのか、順を追って説明していきます。

企業が求める人物像が20代前半と後半では違うから

20代後半での転職が厳しいと言われる理由は、「企業が求める人物像が20代前半と後半では違うから」です。

20代前半の場合は、第二新卒といった枠があるように、新卒採用に近いイメージで企業は採用します。

ほぼ新卒同様の人を採用するため、スキルや知識を求めたところで、持っている人の方が少ないはずです。

それよりも、その人の持っているポテンシャルが重視されやすい傾向があります。

そのため、例え未経験職種であったとしても採用されやすいのです。

一方、20代後半になると、ポテンシャルというよりもそれまで培ってきたスキルや経験に期待が寄せられやすくなってきます。

また、同じ20代を採用するのであれば、少しでも若い人を採用してなるべく長く働いてもらいたいと考える傾向があるのも事実。

つまり、経験がある職種への転職なのか、未経験職種を目指すのかによって難易度も変わってくるため、一概に転職した方が良いというわけでもないのです。

管理職か専門職かの岐路でもあるから

20代後半は、多くの人にとってキャリアの岐路でもあります。

管理職になってメンバーを管理・指導する立場になっていくのか、それともその道のプロフェッショナルとして現場に立ち続けるのか。

自分の方向性を決める重要なタイミングであり、そんな時期の転職となると、採用する側も慎重にならざるを得ません。

では、ここからは転職の目的や現在置かれている状況別に、20代後半の転職事情について解説していきます!

20代後半が未経験の業種へ転職する際のポイント

【未経験の異業種へ転職したい】20代後半の人

20代後半で未経験の業界や職種に転職ってもう無理かな?
無理ではありませんよ!
ただ、しっかり考えたうえで計画を立てなければ後悔に繋がるかもしれません。

大きなキャリアチェンジは最後のチャンス

異業種や異職種への挑戦は、今まで積み上げてきたスキルや経験を捨て、新天地で一からやり直すことを意味します。

キャリアチェンジの幅が大きいほど負担も大きくなり、なおかつこれを30代で行おうとするとその難易度はさらに上がります。

そのため、ギリギリ20代後半が「新しいことに挑戦する若手」で通用する最後のチャンス、と言ってもいいでしょう。

現職で実績を出しているなら異業種転職の可能性は高まる

現在の仕事で実績を出した人は、経験やスキルと若さの両方をアピールすることができる今が、転職の絶好のタイミングです。

未経験者を採用する場合、企業はなるべく若手を採用したいと考えているのが本音です。

一度実績を出している人であれば、他の仕事でも力を発揮してくれる可能性があります。

「実績あり×若手人材」ということは、転職市場においてとても武器になるのです。

これまでの実績をアピールすることはもちろん、業界が違っても自分のスキルを活かせること、どのように実績を出していけるのかをアピールすることがポイントです。

今の会社での「やりきった経験」を活かし、さらに活躍するため異業種へ挑戦する。

この気概を見せることができれば、異業種への転職でも成功率は上がります。

これまでの実績と若さを武器に、是非積極的に転職活動を行ってみましょう。

現職での実績がないなら実績作りに取り組むのがおすすめ

一方、違う業界・職種への転職を考えているものの、現在の職場でこれといった実績を出していない人は注意が必要です。

20代後半で実績を出せていない人は、企業側にとっては「何年も同じ仕事で働いているのに結果が出ないなんて、何をしているのだろう」といった印象を持たれやすいもの。

そのため、20代後半の時点で実績が出せていないのであれば、例えばあと1年だけ本気で現在の仕事を頑張ってみるというのも一つの手です。

実績のないまま転職をしようとすると、どうしてもその分条件を下げて転職活動をすることになってしまいます。

今より条件を下げてでも異業種への転職をしたいなら、そのまま進めてもいいでしょう。

ですが、業種を変えつつさらに条件を上げられるような転職をしたいのであれば、「今の業界でやりきった」とアピールできるだけの実績が必要となります。

現時点で実績がない場合「条件面における多少の妥協」か、または「実績を作れるまで踏ん張る」かを選ぶことになると覚えておきましょう。

今の経験や実績を捨て去る必要はない

異業種にキャリアチェンジするからといって、なにも全てを捨て去る必要はありません。

今の会社特有の慣習や、今の業種でしか通用しないスキルは、確かに持ち越せないかもしれません。

ですが、これまでの経験で活かせる面はあるはずです。

これまでの経験からも活かせること
  • 培ったビジネス的なコミュニケーション能力
  • ミスの挽回の仕方
  • 部下やメンバーを率いた経験
  • ほかの業界でも活かせるビジネス知識

「実績を出していなければ、条件面で妥協しなければならない可能性がある」というのは、前述のとおりです。

しかしここでの「実績」とは、華々しいプロジェクトの成功のことだけではありません。

「他の業界でも通用する資格を取得した」「目的が異なる複数の部署をまとめた」なども、十分にアピールポイントになりえるのです。

監修者コメント

岡本啓毅HIROKI OKAMOTO

ポータブルスキルも十分な強みに

会社や業界を変えても使えるスキル、すなわち「持ち運び可能などこでも通用するスキル」のことをポータブルスキルと呼びます。

【代表的なポータブルスキル】
  • コミュニケーション能力
  • リーダーシップ
  • 課題解決力
  • 責任感

こうしたポータブルスキルは、どのような職種や企業、業界であっても学ぶことができますし、どこで働くにしても求められるものです。

転職に際しては、自己アピールの際にこれらのポータブルスキルをもっていることを、具体的なエピソード込みで話せると良いでしょう。

20代後半の人が転職で年収アップするポイント

【年収をあげたい】20代後半の人

僕の方が長く働いているのに、最近中途で入ってきた人の方が年収が高いみたいなんだよね。
なんで?納得がいかない!
実はそれってよくある話で、だからこそ転職したいっていう人も結構いるんですよ。

正社員に関わらずアルバイトなどでも「後から入ってきた人の方が待遇が良い」ということは決して珍しい話ではありません。

比較的多くみられる理由としては「他社よりも良い条件を提示することで良い人材を確保したい」「人事制度の見直しが後回しになっている」の2つが挙げられます。

中途採用の場合は「今必要な人材を素早く確保したい」という目的のもとで採用が進められています。

そのため、他社よりも良い条件を提示することで、優秀な人材を必要な時に確保できるというわけなのです。

ただ、そこで既存の社員の待遇も見直そうとすると、全ての社員に対して考えなければいけませんし、人事制度そのものを見直す必要が出てきます。

そうなると少なくとも半年程度の時間を要することとなるため、人事制度の見直しについては後回しになってしまっているというのが実状なのです。

転職での年収アップには業種と職種の選び方がポイント

上記のようなケースがあるように、転職をすることで年収をアップさせることは可能です。

しかし、一口に転職するといっても、同業界・同職種に転職するのか、異業界・異職種に転職するのかによって、年収がアップする場合もあれば下がる場合もあります。

転職で年収を上げたいと考えるのであれば、次の順番で転職を考えることをおすすめします。

  • 同業界・同職種への転職
  • 異業界・同職種への転職

まず、最も年収アップが狙いやすいのは一つ目の「同業界・同職種」への転職で、理由は単純に、企業が若さも兼ね備えた経験者を採用したいと考えているからです。

企業にとって即戦力採用にもなるので、年収が上がりやすい傾向にあります。

ただし、同業界・同職種の場合は、転職理由が会社に対しての不満などになりがちなため、転職理由はあくまでもポジティブなものになるよう注意が必要です。

次は、二つ目の「異業界・同職種」です。異なる業界であっても同じ職種であればあまり仕事内容は変わりません。

よって、年収アップを狙うことも十分可能です。

そして「異業界・異職種」の転職の場合は、全くの未経験者で採用されるため、20代前半の人と同程度の年収になるなど、年収が下がる可能性があります。

つまり、転職で年収をアップさせたいのであれば、なるべく今の仕事に近い業界・職種を選ぶことがポイントです。

実態の調査は必ず行うこと

もっとも重要なのが、必ず実態調査を行うことです。

新天地に期待したい気持ちは分かりますが、ここでの実態調査を怠ると「思っていたのと違う」という後悔の元になってしまいかねません。

そのため募集要項を見る際も、例えば以下のような記載には注意しましょう。

「年収〇〇〇万円も!」
過去に最も成功した社員の年収ではないか?
「月収〇〇万円の実績あり」
毎月継続するのは難しい繁忙期(残業込み)の月収ではないか?

また、口コミや退職者のエピソードを調べるのも必須です。

内部情報を得るのが難しいのであれば、転職エージェントなどの転職に関するプロに相談してみるのも手段の一つ。

転職エージェントは、募集企業の人事と話したり、実際に会社を訪れているため、求職者よりもはるかに各社の内部事情に詳しいです。

こういった、在籍者・退職者や実際に現場を見ているエージェントなどの力も駆使しつつ、実態調査は必ず行うようにしましょう。

監修者コメント

岡本啓毅HIROKI OKAMOTO

中長期でキャリア設計をする考え方も

年収アップができる転職は、「同業界・同職種への転職」が一番手っ取り早いとは、お伝えした通りです。

短期的に「今の給料が上がるか」で言えばその通りですが、中長期的な目線で考えたときに、別の捉え方もあります。

  • 業界全体として平均給与が高い
  • 今後も成長していく業界である
  • この職種は給与の上がり幅が大

そういった、長期的な目線で給与アップを目指してみるのも手段の一つ。

一生でいくら稼ぐかという「生涯年収」という考え方があります。

目先の給与だけでなく、「生涯年収」がいくらになるキャリアプランなのかを考えて、転職計画を練ってみるのもおすすめです。

「今の会社がブラックで辞めたい」という20代後半はすぐに転職活動を!

「今の会社がブラックで辞めたい」という20代後半はすぐに転職活動を!

「今の会社は正直ブラック企業だけど、年齢を考えると転職を躊躇してしまう」

20代後半になると、置かれている環境が悪くても転職をためらってしまう人も少なくありません。

しかし、「労働基準法に違反している」「残業が多すぎる」「セクハラやパワハラが横行している」といった場合は、今すぐ転職を検討することをおすすめします。

なぜなら、そのような環境の下でこのまま年齢のことを気にして働き続け、心身に不調をきたすようになってしまってからでは遅いからです。

結果的に30代になってから退職し、転職活動をすることになれば今よりも転職しにくくなります。

ましてや、働けなくなるほど心身の状態が悪化してしまっては元も子もありません。

「明らかにブラック企業である」という場合は、なるべく早く転職活動を始めましょう。

また、例えば会社全体はブラックではないものの、自分の部署だけきついなど「これってどうなの?」という場合には、まずは第三者に相談をしてみるところから始めてみましょう。

20代後半の転職で失敗しないための本当に重要な注意点

20代後半の転職で失敗しないための本当に重要な注意点

20代後半、これが最後のチャンスだと思って転職活動をしたい!
20代後半では地に足をつけてポイントをおさえた転職活動をおすすめします!

20代後半で転職を考える人の多くは「これで最後の転職にしたい」「もう絶対転職で失敗したくない」といった気持ちが強いかと思います。

転職はその気になればいつでもできることではありますが、やはり年齢を重ねるごとに難しくなっていくことは事実。

そのため、20代後半の転職では以下の3点に注意して、慎重に就活を進めましょう。

1.次の会社が決まってから退職すること

20代後半での転職を考えていると、どうしても「早く次に行かないと」といった焦りが生じてしまいがちです。

しかし、先にお伝えしたようなブラック企業で緊急を要するケースなどを除いては、可能な限り転職先が決まってから退職をしてください。

なぜなら、まず大前提として転職活動をしてもすぐに転職先が決まるとは限らないためです。

先に退職してしまうと、その間は就活をしていてもしていなくても無職であることには変わりありません。

無職である期間が長くなればなるほど「計画性がない」ととられてしまい、転職がさらに遠のく可能性もあります。

また、焦る気持ちが強くなり正常な判断もできなくなるでしょう。

そのため、転職したいという気持ちがいくら強くても、あくまでも退職は転職先が決まってから行うのがおすすめです。

2.転職理由はなるべくポジティブで前向きに変換すること

転職を考える人の多くは「今より良い職場で働きたい」という気持ちがあるため、現在の職場に対してネガティブな感情を抱いていても不思議ではありません。

しかし、仮にそういったネガティブな感情があったとしても、転職活動をする際には極力現在の会社の批判をすることは避け、ポジティブな転職理由に変換するようにしましょう。

また、たとえ会社側に原因があった場合でも、ネガティブな転職理由は「うちの会社に入っても同じように他責にする人なのでは」という風にとられてしまいます。

もし100%会社側に問題がある転職理由だったとしても「◯◯しようと行動したが変えることができなかった」など、あくまでも状況を変えようとした結果であることを伝えましょう。

なお、転職理由の具体的な作り方などについては以下のYoutubeチャンネルでさまざまなケースに応じたものをご紹介しています。

「ポジティブになんて考えられない!」「どういう言い回しがいいの?」など、転職理由にお困りの方は是非チェックしてみてくださいね!

3.理想の将来像から逆算して考えること

繰り返しお伝えしているように、基本的に転職活動は年齢を重ねるにつれて難易度が増してくるものです。

目先の希望だけで転職活動をし、仮にそれで転職することができても、しばらくしてまたそこで「転職したい」と考えてしまうようでは、転職に成功したとは言えません。

そのため、20代後半の転職活動では「今こうしたい」「現状を変えたい」などをベースにするのではなく「将来こうなりたい」という理想の将来像を軸にして進めましょう。

例えば、将来的に子育てをしながら働きたいのであれば、子育て支援に力を入れている企業を探すなどです。

また、バリバリ働いてキャリアを積みたいのであれば、実力次第で昇進できる企業が良いはずです。

現在の会社と比較するのではなく、あくまでも「なりたい自分」へ近づくために必要な環境を探しましょう。

20代後半で転職を成功させる4つの方法

20代後半で転職を成功させる4つの方法

20代後半での転職は厳しくはありませんが、転職に成功したと思える企業へ転職するためにはいくつかのポイントに気を付けることが重要です。

ここでは、20代後半で転職を成功させる4つの方法を解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

1.転職先に求める条件に優先順位をつけておく

自分が納得のいく転職をするためには、転職先の企業に求める条件を明確にしておく必要があります。

例えば、給与や休日、福利厚生といった待遇面や職場の人間関係、仕事のやりがいや異動の有無などが挙げられます。

その他、離職率が低い企業やインセンティブ支給がある職場など、転職先に求める条件は様々です。

こうした条件をすべて満たす企業を探そうとすると時間がかかり過ぎてしまったり、探しても見つからなかったりするおそれがあります。

そのため、転職先に求める条件に優先順位を付けて、上位の2~3点を満たす企業を選ぶようにするのがおすすめです。

また、今の企業に何かしら不満を持って転職する人が大半だと思いますので、今抱えている不満を洗い出すと転職先に求める条件が自ずと見えてくることでしょう。

2.企業や業界に関する情報収集を多角的に行う

特に未経験の業界や職種へ転職したい場合、希望する業界や企業についての情報収集を抜かりなく行いましょう。

合同転職セミナーや企業が主催する説明会のほか、OB・OG訪問といった場でも情報収集が行えます。

1つの媒体だけではなく、複数の媒体で多角的に情報収集を行うことで、客観的な企業・業界研究が可能になります。

また、転職者による口コミサイトを確認すると、より実態に即した情報を得られるかもしれません。

ただし、前の企業へあまり良い感情を持っていない人も多いでしょうから、本当に信頼できる情報かどうかの見極めが必要です。

3.自己分析を通じて他の応募者との差別化を図る

20代前半とは異なり、20代後半の転職ではポテンシャルだけでなく、過去の業務経験やスキルが重視されます。

他の応募者との差別化を行い転職活動をスムーズに進めるためにも、自己分析を通じて自分のキャリアやスキルを明確にしておくことは欠かせません。

5W1Hで過去の経験を洗い出したり、マインドマップで自分の内面を深掘りしたりするのがおすすめです。

また、転職エージェントを利用して自己分析のサポートを受けるのも良いでしょう。

エピソードを交えて自分の強みを具体的に説明し、自分を採用することで企業側にどのようなメリットがあるのかを論理的にアピールすることが重要です。

4.転職エージェントから総合的なサポートを受ける

20代後半の人が転職を成功させたいなら、転職エージェントから総合的なサポートを受けてみてはいかがでしょうか?

転職エージェントでは、利用者の希望や適性に合わせた求人紹介だけでなく、書類添削や模擬面接、業界研究や企業分析といったサポートを実施しています。

また、適職診断や自己分析といったパーソナリティの研究に役立つサポートも提供しているため、転職活動の入口で迷っている人にもおすすめです。

転職する際の心構えや転職後のことまでサポートしてくれる転職エージェントなら、安心して利用できますね。

UZUZは第二新卒や既卒の転職・就職に特化したエージェントです。

利用者一人ひとりに寄り添いながら、自分が納得できる転職を実現するため多角的なサポートを実施しています。

書類選考通過率は87%、転職成功率は86%を超えています。

また、入社後の定着率は95%超えのため、転職を成功したいと考えている人でも安心して転職を進められることでしょう。

20代後半の転職者からよくあるQ&A

20代後半の転職者からよくあるQ&A

最後に、ここからは20代後半の転職でよくあるQ&Aをご紹介していきます。

併せて就活に役立つ記事のご紹介もしていますので是非そちらもチェックしてみてくださいね!

Q1.資格は取得した方が良いのか?

未経験職種への転職を希望する場合は、やはり資格はないよりもあった方が意欲や熱意があることの証明になり、アピールをしやすいというメリットがあります。

しかし、資格を取得してから転職活動をしようと考える場合、すぐに取得ができる資格であれば良いですが、資格が取得できなかった場合、取得まで時間がかかってしまいますよね。

年齢が上がるほど未経験職種への転職は不利になってしまいます。

資格取得に向けて勉強をしているというアピールもできるため、転職活動と資格取得のための勉強を並行して進めていく方法がおすすめです。

Q2.20代後半女性の転職事情はどうなのか

基本的に「女性だから採用されづらい」といったことはありません。

しかし、20代後半の女性はライフプランが変わりやすい年代であり、企業も「長く働いてくれるのか」といった点を気にするというのも事実です。

そのため、面接などでは長期間働く意欲があることをアピールすることをおすすめしますが、企業選びについてもライフプランを考えて慎重に選ぶ必要はあります。

なお、以下の記事で女性の転職事情を20代前半と20代後半に分けてご紹介していますので、是非こちらもチェックしてみてください。

Q3.大手に転職はできるのか

同職種かつ、何らかのアピールができる実績を残しているのであれば、20代後半であっても大手企業への転職は十分に可能です。

ただ、仮に同職種であっても実績がない場合は難しいと考えておきましょう。

なお、以下の記事は第二新卒向けの記事ですが、20代後半の方の転職活動にも参考となるポイントをご紹介していますので是非ご覧ください。

Q4.これからの時代おすすめの職種は?

例えば「手に職をつけたい」「稼ぎたい」など、目的によってもおすすめの職種というのは変わってきます。

ただ、最も大切なことは、自分に合った仕事であることです。

自分に合った仕事の選び方については以下の記事で詳しく解説していますので、是非こちらもチェックしてみてください。

また、自分に合った仕事を選べる自信がない方や、自己分析が苦手といった方には次にご紹介する転職エージェントのご利用もおすすめです。

転職エージェントとは、自己分析、求人紹介、履歴書など書類作成など、就職や転職活動のサポートを無料で行っているサービスです。

本記事運営会社の「株式会社UZUZ」のウズキャリでは、20代に特化した転職エージェントを運営しています。

Q5.何社ぐらいエントリーすれば良い?

20代後半の人が転職する場合、10社前後を目安にエントリーするのがおすすめです。

なぜなら、転職市場における書類選考通過率はおよそ20~30%といわれていて、10社前後にエントリーすれば2~3社でその後の選考を受けられる計算になるからです。

2~3社であれば同時期に面接を受けたりその対策を行ったりしても大きな負担にならず、今の仕事と両立しやすいと考えられます。

より精力的に転職活動を行いたい場合には20~30社にエントリーすることになりますが、各企業の企業研究が疎かにならないよう注意が必要です。

Q6.転職活動はどのくらいの期間がかかる?

一般的には、転職活動を開始してから転職先に入社するまでは3~5か月がかかるといわれています。

転職活動にかかる期間はエントリーする企業数によって変動しますが、アンケート調査では3か月以上かかる人が最も多いことが分かっています。

2022年11月に転職Hacksが公表した調査結果では、20代で初めて転職した人を対象に「転職活動にかかった期間」に関するアンケートが実施されました。

最多の回答は26.96%で3カ月以上、次いで1カ月以上2カ月未満が24.29%、その次に2カ月以上3カ月未満が23.57%となっています。

そのため、転職活動は短くても3か月はかかると考えておきましょう。

参考:転職Hacks「20代の転職経験者は何社に応募した?男女別・業種別データも紹介

【まとめ】20代後半の転職者に企業が求めること

ここまで20代後半の転職事情について、現在置かれている状況や目的といった視点からご紹介してきました。

企業は20代後半の人材に対して「即戦力」と「若さ」の両方を期待しています。

ただ、即戦力にはならなかったとしても、これまでに何らかの実績を残していれば、企業はその実績からポテンシャルを見出し、採用する可能性は大いにあります。

そのため、まだ実績を残せていない人についてはなるべく実績を残してから転職活動をすることをおすすめします。

その一方、未経験職種を目指す場合には、なるべく早く転職活動を始めた方が良いでしょう。

また、実績の有無に関わらず、現在の職場がブラック企業であったり、すでに仕事が原因で心身の状態が悪くなっている場合も、なるべく早く転職活動をすることをおすすめします。

20代後半、これが最後の転職活動になるよう、慎重かつ状況や希望に合った適切な方法で就活を進めていきましょう!

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執筆・編集

第二の就活 編集部

「“はたらく”をもっと身近に」をテーマに、就活=不安・やりたくないと感じる気持ちを変えるコンテンツを発信しています。編集部のメンバーは、全員が既卒や第二新卒の経験者です。だからこそわかる「就活に対する怖さ・逃げたい気持ち」に寄り添い、正しい情報をイラストや動画を用いてわかりやすく伝えていきます。

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