もくじ

結婚や出産、マイホーム購入など、男女問わず30代といえばライフステージが変化しやすい時期。
そして、そんな30代を目の前にして考えるのが仕事のこと。
「このまま今の仕事を続けて大丈夫かな?」「転職するなら20代のうちにしちゃった方がいいよね?」など、20代後半というのは転職を考える人が多いです。
しかし、必ずしも「今後のために転職をするなら20代後半がベストタイミング」というわけではなく、その人が置かれている状況や目的によって転職のタイミングは様々です。
そこで今回は、状況や目的に合わせた20代後半の転職のポイントについて詳しく解説していきます!
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【結論】20代後半の転職は厳しくない!
結論から申し上げると、20代後半の転職は決して厳しくはありません!
転職市場全体から見ると20代後半はまだまだ若く、伸びしろに期待して採用する企業も少なくありません。
厚生労働省が公表した「令和4年 雇用動向調査結果の概要」では、25~29歳の男性のうち15.3%が、女性は14.1%が転職していることが分かります。
20代後半の約15%、およそ7人に1人が転職しているため、20代後半の転職はそこまで珍しいことでもないといえます。
参照参考:厚生労働省「令和4年 雇用動向調査結果の概要」
また、転職成功者の年代別構成比を示す資料もあります。
パーソルキャリア株式会社の調査によると、転職成功者のうち20代後半が最もボリュームの大きなゾーンであることが分かります。

参照:パーソルキャリア株式会社「転職成功者の平均年齢調査【最新版】」
2022年と2023年の比較で若干構成率は落ちているものの、全年代を通じて25~29歳の層が転職成功のボリュームゾーンであり、4割近くを占めています。
このことからも20代後半の転職が、決して厳しいわけではないといえるのです。
20代後半で転職するメリット・デメリット、転職成功のポイントなどは以下の記事でも解説しています。
監修者コメント
「今の会社がブラックで辞めたい」という20代後半はすぐに転職活動を
今働いている会社が、明らかにブラック企業であるのなら、今すぐに転職活動を始めてください。
20代後半という年齢から、転職をためらってしまう気持ちはあるかもしれません。
ただ、このままのブラックな環境で長く仕事を続けられるのか、冷静になって考えてみてください。
この先、結婚や子育て、親の介護など、様々なライフステージの変化がやってきます。
その時に今の会社で働き続けていて、金銭的・時間的余裕が確保できるでしょうか。
また、今は耐えられていても、いずれは過酷な労働環境によって心身に不調をきたすかもしれません。
「明らかにブラック企業である」という場合は、なるべく早く転職活動を始めましょう。
また、例えば会社全体はブラックではないものの、自分の部署だけきついなど「これってどうなの?」という場合には、まずは第三者に相談してみましょう。
20代後半での転職が厳しいと言われる理由は?

前述の通り、20代後半の転職は厳しいと言い切れるものではありません。
その一方で、一般的には20代前半より20代後半の方が転職活動が厳しくなる傾向にあるとも言われています。
なぜ20代後半での転職が厳しくなるのか、順を追って説明していきます。
企業が求める人物像が20代前半と後半では違うから
20代後半での転職が厳しいと言われてれる理由は「企業が求める人物像が20代前半と後半では違うから」です。
20代前半の場合は、第二新卒といった枠があるように、新卒採用に近いイメージで企業は採用します。
ほぼ新卒同様の人を採用するため、スキルや知識を求めたところで、持っている人の方が少ないはずです。
その人の持っているポテンシャルが重視されやすい傾向があるため、例え未経験職種であったとしても採用されやすいのです。
一方、20代後半になると、ポテンシャルというよりもそれまで培ってきたスキルや経験に期待が寄せられやすくなってきます。
また、同じ20代を採用するのであれば、少しでも若い人を採用してなるべく長く働いてもらいたいと考える傾向があるのも事実。
つまり、経験がある職種への転職なのか、未経験職種を目指すのかによって難易度も変わるため、一概に転職した方がよいというわけでもないのです。
20代前半と比べてスキルや経験の差が見えやすくなるから
20代後半にもなると、これまでの仕事で得たスキルや経験の差が明確になってきます。
- アシスタントとして先輩社員のサポートが業務の中心だった人
- 担当者として独り立ちしていた人
- 部下や後輩を持ちマネジメントの役割を担っていた人
このように、20代後半では任されている仕事の内容や範囲によって、経験とスキルに差がついて、それが選考の有利・不利につながりやすくなります。
また、比較的規模の小さな企業だと、若いうちから1人当たりの業務範囲が広く様々な経験を積めたり、大きな取引金額の取引先を任されることもあります。
一方、大企業であれば分業が進んでおり、限られた範囲の業務しか経験していないということもあるでしょう。
どちらが良いとは一概にいえませんが、こうした部分でもスキルと経験に差が出てくるのです。
管理職か専門職かの岐路でもあるから
20代後半は、多くの人にとってキャリアの岐路でもあります。
管理職になってメンバーを管理・指導する立場になっていくのか、それともその道のプロフェッショナルとして現場に立ち続けるのか。
自分の方向性を決める重要なタイミングであり、そんな時期の転職となると、採用する側も慎重にならざるを得ません。
では、ここからは企業が20代後半の転職者に求めていることを解説します。
企業は20代後半の転職者に何を求めているのか?

やっぱり、即戦力で活躍できるようなスキルがないとダメなのかな?
即戦力として活躍できるスキルがあれば、企業にとってありがたい人材となりますが、20代後半の転職者に対して、スキルだけを求めているわけではないようです。
良好な人間関係を築けるコミュニケーション力
20代後半で転職する人は、前職である程度業務経験を積んで、スキルを身につけている人も多いでしょう。
しかし、新しい職場に行けば、新人として扱われます。
年下の先輩のもとで、指示を受けながら業務を進めることになるかもしれません。
こうした環境で、良好な人間関係を築くには、コミュニケーションスキルが必要です。
自分から周囲に働きかけ、溶け込もうとする姿勢がある人材は、企業にとって安心できる存在です。
社風や独自の慣習に馴染める柔軟性
例えば同業他社への転職で、扱う製品やサービスのカテゴリーが同じであったとしても、会社が変われば環境も大きく変わることになります。
仕事の進め方が違ったり独自の慣習があるなど、転職者は戸惑うことも多いものです。
こうした違いに馴染める柔軟性は、30代・40代の転職者よりも20代であれば高いのではと期待されます。
20代で転職してきて、早く会社に馴染んでもらえれば、仕事も任せやすくなります。
何より、この先に働いてもらえる期間が長いことは、企業にとってありがたいことなのです。
ポテンシャルを感じさせる向上心
20代後半の転職者には、まだまだポテンシャルが期待される側面があります。
現状でスキルが不足していても、これから身につけてもらえればよいと考える企業も多いです。
もちろん、20代後半であれば基本的なビジネスマナーや、それなりの経験・スキルは求められます。
それにプラスして、向上心を感じさせる姿勢が垣間見えると、より期待度が増していくのです。
新しい仕事にも意欲的に取り組み、身につけようと努力する向上心があるかどうかは、採用を決める上で重要なポイントとなります。
20代後半の転職で失敗しやすいのはどんな人?

できれば失敗したくない。失敗しやすい人の特徴ってあるのかな。
20代後半から、転職を繰り返すのはできれば避けたいものです。
自分に以下のような特徴がないか、今一度振り返ってみましょう。
他責思考で自分を顧みない人
前職を辞めた理由を他人や環境のせいにばかりする人は、転職がうまくいかないことが多いようです。
先輩や上司との人間関係でつまづいた、残業が多すぎてプライベートな時間がとれなかったなど、ネガティブな原因もあるでしょう。
しかし、こうした理由で転職を決意したとしても、職場が変われば全てうまくいくわけではありません。
「人間関係が気まずくなった」
「残業が多かった」
これらが理由であっても、もしかしたら自分にも原因があったかもしれないからです。
新しい職場でも同じ問題に直面した時に他責ばかりで反省がなければ、また環境を変えようと転職を繰り返してしまうかもしれません。
転職ならではの自己分析ができていない
新卒の就活では、ポテンシャルがアピールポイントの中心となります。
自分の性格や特性を、どのように仕事に活かせるかが、自己分析の対象です。
しかし、転職で新卒時と同じような自己分析をしていては、採用担当者に響くアピールポイントは作れません。
なぜなら、転職における自己分析は、前職で得たスキルや経験も加味しなくてはならないからです。
これまでの仕事で得た強みは何かを自己分析し、アピールする必要があるのです。
情報収集が足りていない
転職活動は、情報力の勝負といっても過言ではありません。
短期間で有益な情報をいかに集めるかが、就活成功のカギを握るのです。
応募しようとする企業が、自身の思い描くキャリアが実現できそうな会社かどうかは、その会社の内情を知ることでしか判断できません。
こうした情報はインターネットで調べても、本質的な情報はなかなか出てこないものです。
単独では限界があるため、効率よく情報収集を行うには、転職エージェントなどプロの力を借りることが必要になってくるのです。
20代後半が未経験の業種へ転職する際のポイント

ただ、しっかり考えた上で計画を立てなければ後悔につながるかもしれません。
大きなキャリアチェンジは最後のチャンス
異業種や異職種への挑戦は、今まで積み上げてきたスキルや経験を捨て、新天地で一からやり直すことを意味します。
キャリアチェンジの幅が大きいほど負担も大きくなり、なおかつこれを30代で行おうとすると、難易度はさらに上がります。
そのため、20代後半が「新しいことに挑戦する若手」で通用する最後のチャンスといってもいいでしょう。
現職で実績を出しているなら異業種転職の可能性は高まる
現在の仕事で実績を出した人は、経験やスキルと若さの両方をアピールすることができる今が、転職の絶好のタイミングです。
未経験者を採用する場合、企業はなるべく若手を採用したいと考えているのが本音です。
一度実績を出している人であれば、他の仕事でも力を発揮してくれる可能性があります。
「実績あり×若手人材」ということは、転職市場においてとても武器になるのです。
これまでの実績をアピールすることはもちろん、転職先でも自分のスキルを活かせること、どのように実績を出していけるのかをアピールすることがポイントです。
今の会社での「やりきった経験」を活かし、さらに活躍するため異業種へ挑戦する。
この気概を見せることができれば、異業種への転職でも成功率は上がります。
これまでの実績と若さを武器に、是非積極的に転職活動を行ってみましょう。
現職での実績がないなら実績作りに取り組むのがおすすめ
一方、違う業界・職種への転職を考えているものの、現在の職場でこれといった実績を出していない人は注意が必要です。
20代後半で実績を出せていない人は、企業側にとっては「何年も同じ仕事で働いているのに結果が出ないなんて、何をしているのだろう」といった印象を持たれます。
そのため、20代後半の時点で実績が出せていないのであれば、例えばあと1年だけ本気で現在の仕事を頑張ってみるというのも一つの手です。
実績のないまま転職をしようとすると、どうしてもその分条件を下げて転職活動をすることになってしまいます。
今より条件を下げてでも異業種への転職をしたいなら、そのまま進めてもいいでしょう。
しかし、業種を変えつつさらに条件を上げられるような転職をしたいのであれば「今の業界でやりきった」とアピールできるだけの実績が必要となります。
現時点で実績がない場合「条件面における多少の妥協」か、または「実績を作れるまで踏ん張る」かを選ぶことになると覚えておきましょう。
今の経験や実績を捨て去る必要はない
異業種にキャリアチェンジするからといって、何もかも全てを捨て去る必要はありません。
今の会社特有の慣習や、今の業種でしか通用しないスキルは、確かに持ち越せないかもしれません。
しかし、これまでの経験で活かせる面はあるはずです。
- 培ったビジネス的なコミュニケーション能力
- ミスの挽回の仕方
- 部下やメンバーを率いた経験
- 他の業界でも活かせるビジネス知識
「実績を出していなければ、条件面で妥協しなければならない可能性がある」というのは、前述のとおりです。
ここでの「実績」とは、華々しいプロジェクトの成功のことだけではありません。
「他の業界でも通用する資格を取得した」「目的が異なる複数の部署をまとめた」なども、十分にアピールポイントになりえるのです。
20代後半の転職で失敗しないためにやるべきこと

20代後半で転職を考える人の多くは「これで最後の転職にしたい」「もう絶対転職で失敗したくない」といった気持ちが強いかと思います。
転職はその気になればいつでもできることではありますが、やはり年齢を重ねるごとに難しくなっていくことは事実。
そのため、20代後半の転職では以下の3点に注意して、慎重に就活を進めましょう。
1.次の会社が決まってから退職する
20代後半での転職を考えていると、どうしても「早く次に行かないと」といった焦りが生じてしまいがちです。
しかし、先にお伝えしたようなブラック企業で緊急を要するケースなどを除いては、可能な限り転職先が決まってから退職をしてください。
なぜなら、まず大前提として転職活動をしてもすぐに転職先が決まるとは限らないためです。
先に退職してしまうと、その間は就活をしていてもしていなくても無職であることには変わりありません。
無職である期間が長くなればなるほど「計画性がない」ととられてしまい、転職がさらに遠のく可能性もあります。
また、焦る気持ちが強くなり正常な判断もしにくくなるでしょう。
そのため、転職したいという気持ちがいくら強くても、あくまでも転職先が決まってから退職するのがおすすめです。
2.理想の将来像から逆算して考える
繰り返しお伝えしているように、基本的に転職活動は年齢を重ねるにつれて難易度が増してくるものです。
目先の希望だけで転職活動をし、仮にそれで転職することができても、しばらくしてまたそこで「転職したい」と考えてしまうようでは、転職に成功したとはいえません。
そのため、20代後半の転職活動では「今こうしたい」「現状を変えたい」などをベースにするのではなく「将来こうなりたい」という理想の将来像を軸にして進めましょう。
例えば、将来的に子育てをしながら働きたいのであれば、子育て支援に力を入れている企業を探すなどです。
また、バリバリ働いてキャリアを積みたいのであれば、実力次第で昇進できる企業がよいはずです。
現在の会社と比較するのではなく、あくまでも「なりたい自分」へ近づくために必要な環境を探しましょう。
3.なぜ転職したいのか理由を明確にする
「なんとなく環境を変えた方がいい気がする」など、曖昧な理由で転職に踏み切るのは避けましょう。
そもそもなぜ転職したいのか理由が曖昧なまま転職をすると、新たな職場でも不満を覚え転職を繰り返すことになりがちです。
もし不満があるのなら、その不満を言語化してみましょう。
そうすることで、そもそも本当に転職したいのか、次の職場では同じ不満を抱かないかなどを検証できるのです。
例えば、目指したいキャリアが曖昧な人は、それを明確にすれば実現できそうかという視点で企業選びができるようになるのです。
4.転職理由はなるべくポジティブで前向きに変換する
転職を考える人の多くは「今よりよい職場で働きたい」という気持ちがあるため、現在の職場に対してネガティブな感情を抱いていても不思議ではありません。
しかし、仮にそういったネガティブな感情があったとしても、転職活動をする際には極力現在の会社の批判をすることは避け、ポジティブな転職理由に変換するようにしましょう。
また、たとえ会社側に原因があった場合でも、ネガティブな転職理由は「うちの会社に入っても同じように他責にする人なのでは」という風にとられてしまいます。
もし100%会社側に問題がある転職理由だったとしても「◯◯しようと行動したが変えることができなかった」など、あくまでも状況を変えようとした結果であることを伝えましょう。
なお、転職理由の具体的な作り方などについては以下のYouTubeチャンネルで様々なケースに応じたものをご紹介しています。
5.転職先に求める条件に優先順位をつけておく
自分が納得のいく転職をするためには、転職先の企業に求める条件を明確にしておく必要があります。
例えば、給与や休日、福利厚生といった待遇面や職場の人間関係、仕事のやりがいや異動の有無などが挙げられます。
その他、離職率が低い企業やインセンティブ支給がある職場など、転職先に求める条件は様々です。
こうした条件を全て満たす企業を探そうとすると時間がかかりすぎてしまったり、探しても見つからなかったりするおそれがあります。
そのため、転職先に求める条件に優先順位をつけて、上位の2~3点を満たす企業を選ぶようにするのがおすすめです。
また、今の企業に何かしら不満を持って転職する人が大半だと思いますので、今抱えている不満を洗い出すと転職先に求める条件が自ずと見えてくるでしょう。
6.企業や業界に関する情報収集を多角的に行う
特に未経験の業界や職種へ転職したい場合、希望する業界や企業についての情報収集を抜かりなく行いましょう。
合同転職セミナーや企業が主催する説明会の他、OB・OG訪問といった場でも情報収集できます。
1つの媒体だけではなく、複数の媒体で多角的に情報収集を行うことで、客観的な企業・業界研究が可能になります。
また、転職者による口コミサイトを確認すると、より実態に即した情報を得られるかもしれません。
ただし、前の企業へあまりよい感情を持っていない人もいるため、本当に信頼できる情報かどうかの見極めが必要です。
7.自己分析を通じて他の応募者との差別化を図る
20代前半とは異なり、20代後半の転職ではポテンシャルだけでなく、過去の業務経験やスキルが重視されます。
他の応募者との差別化を行い転職活動をスムーズに進めるためにも、自己分析を通じて自分のキャリアやスキルを明確にしておくことは欠かせません。
5W1Hで過去の経験を洗い出したり、マインドマップで自分の内面を深掘りしたりするのがおすすめです。
また、転職エージェントを利用して自己分析のサポートを受けるのもよいでしょう。
エピソードを交えて自分の強みを具体的に説明し、自分を採用することで企業側にどのようなメリットがあるのかを論理的にアピールすることが重要です。
8.転職エージェントから総合的なサポートを受ける
20代後半の人が転職を成功させたいなら、転職エージェントから総合的なサポートを受けてみてはいかがでしょうか?
転職エージェントでは、利用者の希望や適性に合わせた求人紹介だけでなく、書類添削や模擬面接、業界研究や企業分析といったサポートを実施しています。
また、適職診断や自己分析といったパーソナリティの研究に役立つサポートも提供しているため、転職活動の入口で迷っている人にもおすすめです。
転職する際の心構えや転職後のことまでサポートしてくれる転職エージェントなら、安心して利用できますね。
中でも、UZUZは第二新卒や既卒の転職・就職に特化したエージェントです。
利用者一人ひとりに寄り添いながら、自分が納得できる転職を実現するため多角的なサポートを実施しています。
書類選考通過率は87%、転職成功率は86%を超えています。
また、入社後の定着率は95%超えのため、転職を成功したいと考えている人でも安心して転職を進められることでしょう。
20代後半の転職者からよくあるQ&A
最後に、ここからは20代後半の転職でよくあるQ&Aをご紹介していきます。
併せて就活に役立つ記事のご紹介もしていますので是非そちらもチェックしてみてくださいね!
Q1.資格は取得した方がよいのか?
未経験職種への転職を希望する場合は、やはり資格はないよりもあった方が意欲や熱意があることの証明になり、アピールをしやすいというメリットがあります。
しかし、資格を取得してから転職活動をしようと考える場合、すぐに取得ができる資格であればよいですが、資格が取得できなかった場合、取得まで時間がかかってしまいますよね。
年齢が上がるほど未経験職種への転職は不利になってしまいます。
資格取得に向けて勉強をしているというアピールもできるため、転職活動と資格取得のための勉強を並行して進めていく方法がおすすめです。
Q2.20代後半女性の転職事情はどうなのか
基本的に「女性だから採用されづらい」といったことはありません。
しかし、20代後半の女性はライフプランが変わりやすい年代であり、企業も「長く働いてくれるのか」といった点を気にするというのも事実です。
そのため、ライフプランを考慮して慎重に企業選びをして、面接などでは長期間働く意欲があることをアピールすることをおすすめします。
なお、以下の記事で女性の転職事情を20代前半と20代後半に分けてご紹介していますので、是非こちらもチェックしてみてください。
Q3.大手に転職はできるのか
同職種かつ、何らかのアピールができる実績を残しているのであれば、20代後半であっても大手企業への転職は十分に可能です。
ただ、仮に同職種であっても実績がない場合は難しいと考えておきましょう。
なお、以下の記事は第二新卒向けの記事ですが、20代後半の方の転職活動にも参考となるポイントをご紹介していますので是非ご覧ください。
Q4.これからの時代おすすめの職種は?
例えば「手に職をつけたい」「稼ぎたい」など、目的によってもおすすめの職種というのは変わってきます。
ただ、最も大切なことは、自分に合った仕事であることです。
自分に合った仕事の選び方については以下の記事で詳しく解説していますので、是非こちらもチェックしてみてください。
また、自分に合った仕事を選べる自信がない方や、自己分析が苦手といった方には次にご紹介する転職エージェントのご利用もおすすめです。
転職エージェントとは、自己分析、求人紹介、履歴書など書類作成など、就職や転職活動のサポートを無料で行っているサービスです。
本記事の運営会社「株式会社UZUZ」のウズキャリでは、20代に特化した転職エージェントを運営しています。
Q5.何社ぐらいエントリーすればよい?
20代後半の人が転職する場合、10社前後を目安にエントリーするのがおすすめです。
なぜなら、転職市場における書類選考通過率はおよそ20~30%といわれていて、10社前後にエントリーすれば2~3社でその後の選考を受けられる計算になるからです。
2~3社であれば同時期に面接を受けたりその対策を行ったりしても大きな負担にならず、今の仕事と両立しやすいと考えられます。
より精力的に転職活動を行いたい場合には20~30社にエントリーすることになりますが、各企業の企業研究が疎かにならないよう注意が必要です。
Q6.転職活動はどのくらいの期間がかかる?
一般的には、転職活動を開始してから転職先に入社するまでは3~5か月がかかるといわれています。
転職活動にかかる期間はエントリーする企業数によって変動しますが、アンケート調査では3か月以上かかる人が最も多いことが分かっています。
2022年11月に転職Hacksが公表した調査結果では、20代で初めて転職した人を対象に「転職活動にかかった期間」に関するアンケートが実施されました。
最多の回答は26.96%で3カ月以上、次いで1カ月以上2カ月未満が24.29%、その次に2カ月以上3カ月未満が23.57%となっています。
そのため、転職活動は短くても3か月はかかると考えておきましょう。
参考:転職Hacks「20代の転職経験者は何社に応募した?男女別・業種別データも紹介」
Q7.転職で年収アップするには?
転職で年収アップを狙うのであれば、業界や職種選びに気をつける必要があります。
まず「異業種・異職種」の転職は、ほぼ未経験者として扱われるため、かなりの確率で年収は下がってしまいます。
最も年収アップの確率が高いのは「同業種・同職種」への転職です。
なぜなら、即戦力の経験者かつ若さを兼ね備えている人材は、企業にとって喉から手が出るほど欲しいからです。
そのため、好待遇を用意してでも迎え入れたいと考える企業も多いのでしょう。
次に年収アップの確率が高いのが「異業種・同職種」への転職です。
例えば営業職の場合、異業種であれば販売する製品やサービスが違うだけで、営業という仕事内容は変わりません。
この場合「営業経験者」の採用となるため、年収アップが狙いやすくなるのです。
【まとめ】20代後半の転職者に企業が求めること
ここまで20代後半の転職事情について、現在置かれている状況や目的といった視点からご紹介してきました。
企業は20代後半の人材に対して「即戦力」と「若さ」の両方を期待しています。
ただ、即戦力にはならなかったとしても、これまでに何らかの実績を残していれば、企業はその実績からポテンシャルを見出し、採用する可能性は大いにあります。
そのため、まだ実績を残せていない人は、なるべく実績を残してから転職活動をすることがおすすめです。
その一方、未経験職種を目指す場合には、なるべく早く転職活動を始めましょう。
また、実績の有無に関わらず、現在の職場がブラック企業であったり、すでに仕事が原因で心身の状態が悪くなっている場合も、なるべく早く転職活動をすることをおすすめします。
20代後半、これが最後の転職活動になるよう、慎重かつ状況や希望に合った適切な方法で就活を進めていきましょう!
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