もくじ


社会人としての経験はまだ浅いものの、新卒でもなく、社会人としての基礎的な部分は出来上がりつつある第二新卒は意外と企業から歓迎されることも。
ということは、転職するなら逆に第二新卒と呼ばれる今転職した方が良いのでしょうか?
今日はそんな疑問を解決すべく、第二新卒の転職について多角的に解説していきます!

この記事のまとめ
- 第二新卒を採用したいと考えている企業は意外と多い
- 第二新卒の転職=よくないことではなく、メリットとデメリットの両方がある
- 第二新卒の転職ではポイントをおさえた慎重な就活が求められる
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第二新卒とは?入社何年目・何歳まで?
第二新卒に明確な定義はありませんが、一般的には「学校を卒業後1〜3年程度経過しており、なおかつ就業経験がある人」を指します。
実際のイメージとしては「1度は社会人として就職したが、3年以内に辞めて転職活動をしている人」が当てはまるでしょう。
よく混同される言葉に「既卒」がありますが、第二新卒と既卒は「就業経験の有無」が違います。
- 第二新卒:就業経験がある
- 既卒:就業経験がない
年齢についても明確な定義はありませんが、4年制大学を卒業して3年以内となると、23〜25歳くらいの人が該当するでしょう。
そのため、20代半ばくらいまでの転職者を「第二新卒」として扱う企業が多いです。
第二新卒の転職の結論「転職は難しいの?」

3年以内に辞めてると、印象悪かったりしないかな?

少し古いデータにはなりますが、2016年にマイナビが行った調査によると「第二新卒者を採用したいか」という質問に対する回答は、以下の結果でした。
- これまでよりも積極的に採用したい:18.1%
- これまで通り積極的に採用したい:44.1%
- これまで通り消極的:12.8%
- これまでよりも消極的:6.4%
- 第二新卒の採用はしない:18.6%
上記の結果を見ると、約6割の企業が「第二新卒を採用したい」と考えているようです。
その理由は、以下で詳しく説明していきます!
第二新卒は企業から歓迎されている
先ほどもお伝えしたように、第二新卒は多くの企業から歓迎されています。
また、2020年3月6日にマイナビに掲載された求人でも「第二新卒歓迎」としている求人は全体の約84%もあったことから、年々多くの企業が第二新卒を歓迎しているといえるでしょう。
その理由は、以下の3つです。
- 社会人として一定の基準はクリアしているから
- 採用や教育にかかるコストを省けるから
- 中途採用よりも都合がいいことも多いから
第二新卒の場合、1度はどこかの企業で採用されたという実績があるため、企業側も「社会人として一定の基準はクリアしている人」と安心感が持てます。
採用や教育においても、新卒の場合は社会人としての教育を1から行う必要がありますが、第二新卒であれば基本的なマナー等は前職で身についていることが多いです。
さらに、中途採用だと高い年収を支払う必要があったり、前職での癖が抜けていないなどの問題もありますが、第二新卒だとこれらのリスクもありません。
こうした理由からも「第二新卒を採用したい」と考える企業は多いのです。
第二新卒の転職は決して難しくなく「むしろチャンスである」といえるでしょう。
何の未経験職種へも転職できるけど、仕事選びは気をつけよう
第二新卒の場合、未経験職種にも転職できます。
今の業種・職種に満足できず、1から新しい仕事に挑戦したい人は、早めに転職活動を始めるのがおすすめです。
30歳を超えると未経験職種への転職は難しくなるので、できれば第二新卒のうちに転職活動をスタートさせましょう。
ただし、仕事選びには注意してください。
仕事選びのポイントは「自分のなりたい将来像から次の転職先を見つけること」です。
といっても、なりたい将来像が明確な人は少ないかもしれません。
将来像がイメージできない人は、以下のポイントを満たす仕事を探しましょう。
- 業界自体が好き・興味のある分野か
- 誇りを持って働けるか
- 生涯勉強して、成長したいと思える仕事か
- 自分の適性に合っているか
- 絶対にやりたくない業務は含まれていないか
応募したい求人が上記5つのポイントをクリアしているなら、将来像にマッチした仕事選びができているといえます。
初めての転職は転職エージェントの利用がおすすめ
第二新卒の人は、転職活動の進め方が分からない人も多いでしょう。
転職が初めてで不安のある人は「転職エージェント」の活用がおすすめです!
転職エージェントとは、人材を探している企業に転職したい求職者を紹介するサービスで、担当のキャリアアドバイザーが転職をサポートします。
実際に受けられるサポートは以下のものです。
- 就職相談
- 自己分析や企業分析のサポート
- 求人紹介
- 履歴書や職務経歴書の書き方指導
- 面接対策
このように1から手厚いサポートが受けられるので、転職できるか不安な人も安心して利用できます。
しかも、求職者は無料で利用できるので、まずは気軽に相談してみてはいかがでしょうか?
私たちUZUZも「ウズキャリ」という転職エージェントを行っており、中でも第二新卒の就職支援に強いエージェントです。
- 内定率:86%
- 定着率:92%
と高い実績を誇っていますので、転職活動が不安な第二新卒の人は、よければ気軽にご相談ください。
第二新卒で転職するメリットデメリット

今、第二新卒で転職するかどうかについて迷っている人の多くは、以下のような2つの考えの狭間で答えを見いだせずにいるのではないでしょうか?
- 転職するなら早い方がいいのでは?
- 今転職するのは早すぎるのでは?
何ごとにもメリット・デメリットはつきものです。
ここからは第二新卒で転職することのメリット・デメリットについて解説していきますので、是非転職をするか否かの判断材料にしてみてください。
第二新卒で転職するメリット3つ

第二新卒で転職するメリット
- 異業界や異職種など未経験の業界や職種にもチャレンジしやすい
- 入社時の教育に関するコストがかからないため採用されやすい
- 第二新卒枠が使える
1.異業界や異職種など未経験の業界や職種にもチャレンジしやすい
「現在の仕事とは全く異なる業界や職種に転職したい」と考えているのであれば、第二新卒のうちに就活をした方が採用される確率が高いです。
なぜなら、未経験者を募集している企業の多くは「経験はなくてもいいから、なるべく若い人を採用して社内でじっくり育てたい」と考えているからです。
第二新卒の採用を行っている企業のほとんどは、スキルではなくポテンシャルを重視しています。

2.入社時の教育に関するコストがかからないため採用されやすい
大手企業の場合は、採用や新人研修などにコストや時間をかける余裕がありますが、ベンチャーなどの中小企業では予算に余裕がないことも少なくありません。
そのため、新卒社員と同じようなフレッシュさを持ちながらも、社会人としての最低限のマナーを身に付けている第二新卒は、新人教育にコストや時間を掛けられない企業にとっては重宝する存在であり、採用もされやすい傾向にあるのです。

3.第二新卒枠が使える
最近では人材不足などの理由から、第二新卒であっても新卒と同じ枠で応募ができたり、「第二新卒枠」を設ける大手企業も増えています。
第二新卒は学校卒業後1~3年までというのが一般的ですので、この期間を過ぎると転職の際は中途採用枠のみ応募可能となります。
中途採用枠になると、年齢の幅が一気に広くなり、即戦力重視の採用になるため、何らかのスキルや実績がないと採用されにくくなってしまいます。
そのため、今第二新卒に該当するのであれば、期間限定の第二新卒枠を大いに利用し、就活すべきなのです。
第二新卒で転職するデメリット2つ

第二新卒で転職するデメリット
- 退職理由によっては「また辞めるのでは?」と警戒される
- 超短期離職の場合、企業から敬遠される
1.退職理由によっては「また辞めるのでは?」と警戒される
第二新卒中に転職を考えているということは、長い場合でも新卒入社後3年以内に退職することになります。
基本的に採用側は短期間で離職したと感じるので、面接時には「どうして退職することになってしまったのか?」と退職理由を探ろうとします。
その際に「思っていた仕事内容と違った」「やりたい仕事ができなかった」などを退職理由にしてしまうと、「嫌なことがあったらまたすぐに辞めるのでは?」と思われてしまい、採用を警戒されてしまいます。

2.超短期離職の場合、企業から敬遠される
退職時期が1年目を過ぎたあたりの第二新卒であれば「基本的なビジネスマナーは身に付いている」と判断されるため、そこまで企業側から敬遠されることはないでしょう。
しかし、例えば入社後2~3ヶ月ほどの超短期離職をしてしまった場合、多くの企業は「何も身に付いてないのでは?」「本人に問題があったのでは?」とネガティブなイメージをどうしても持ってしまいます。
そのため、超短期離職をしてしまった場合の第二新卒の転職は、かなり厳しいものになるという覚悟が必要です。
こんな人は今すぐ転職して大丈夫!


第二新卒で異業界や異業種への転職を考えている場合は、なるべく早めに転職した方が有利な場合もありますが、多くの場合、短期離職はかなりネガティブなイメージを持たれてしまうのでおすすめはしません。
そのため、第二新卒で転職を考えている場合であっても、少なくとも基本的なビジネスマナーが身に付く1年程度は退職しない方が賢明です。
しかしそれ以前に、次のような状態にある人は短期離職になってしまっても構わないので、一刻も早く転職を考えた方が良いかもしれません。
1.パワハラ・セクハラなど、現在の職場がかなりブラック企業の場合
現在の職場が労働基準法に違反しているようなブラック企業だったり、パワハラやセクハラなどが横行しているなど明らかに問題がある場合は、なるべく早く転職を考えましょう。
正当な理由であれば、たとえ結果的に短期離職になってしまったとしても就活の際事情を話せば面接官も理解してくれるはずです。
ただし、「ここはブラックだ!」と自分の主観だけで判断してしまうと、返ってあなたが次の転職時にクレーマーのように思われてしまう可能性があります。

2.ストレスから心身に支障が出始めている場合
何らかの理由から現在の職場で働くことが辛く、ストレスから心身に支障が出始めている場合は、完全に体調を崩してしまう前に早めに転職を考えましょう。
特に精神的な疾患にかかってしまうと、一生働くことができなくなってしまう可能性もありますし、最悪の場合、命に関わることもあります。
また、体調を崩し、面接時にそのことを包み隠さず話したとしても、「うちの会社でも採用しても体調を崩されるのでは?」と思われて逆にもっと採用されにくくなってしまうケースもあります。
そうならないためにも、まずは自分の身を守ることを最優先に考えましょう。
企業が第二新卒を欲しがる理由・企業は何を求めて採用するの?



日本の就活市場では未だに新卒一括採用のシステムが根強く残っていますが、最近では第二新卒を積極的に採用しようという企業も増えています。
第二新卒を積極的に採用している企業は、第二新卒のどのようなところに魅力を感じているのでしょうか?
企業側の本音に迫ってみました!
本音1.とにかく若手の人材が欲しい
企業の若返りのために若手の人材を欲しがる企業は多い一方、少子高齢化によって採用スケジュール通りに新卒を採用できない企業もあります。
第二新卒は一度はどこかの企業に採用された経験を持っています。
そのため、新卒と同じように自己分析や企業研究といった就活のノウハウや心構えがあり、企業にとっては「一定のレベルをクリアしている人」という安心感が持てる存在なのです。
さらに、第二新卒は社会人経験も浅いため、自社のカラーに染めやすいという新卒と同じメリットも兼ね備えています。

本音2.採用や新人教育にかける手間とコストを省きたい
新卒採用を行う場合、企業側は自社サイト内の新卒採用専用ページやパンフレットなどの製作、新卒専用求人サイトの利用や、会社説明会の開催など、かなりのコストをかける必要があります。
しかし、「第二新卒で転職するメリット」でもお伝えしましたが、特にベンチャーなどの中小企業では採用のためにあまりコストをかけることができないケースも少なくありません。
そのため、新卒採用よりも比較的競争率が低くて採用にあまりコストがかからないけど、新卒のようなフレッシュさのある第二新卒をあえて採用する企業があるのです。
また、第二新卒の場合は社会人としての基本的なマナーを身に付けている人も多いため、育成コストも抑えることができるだけでなく、同業他社の場合では即戦力にもなり得ます。

本音3.中途採用よりも扱いやすい
中途採用では、即戦力となる人材を確保できるメリットはあるものの、新卒社員よりも年収を高くする必要があります。
また、中途採用の場合、入社した社員が先輩にあたる社員よりも年上だったり、前職での仕事の方法や癖などが身に付いてしまっていて、指示が出しづらいなどといった問題が起こることも少なくありません。
その点、第二新卒の場合は新卒と同程度の年収で、なおかつ経験が浅い分、自社の仕事の方法を吸収しやすいという長所も兼ね備えています。
つまり、第二新卒は新卒と中途の間のような、ちょうどよい存在というわけなのです。
売り手なのに失敗?成功する人・失敗する人の違い



一口に第二新卒といっても、転職する人の理由や、退職までの期間も人それぞれ違いますし、次に目指そうとする仕事や業界も人それぞれ。
ただ、転職に失敗する人と成功する人にはそれぞれ行動パターンや思考パターンにある特徴があります。
ということで、第二新卒の転職で失敗する人と成功する人の違いを以下の表にまとめてみました!
失敗する人の5つの特徴

1.退職理由が他責
会社や仕事内容に不満を感じて退職することはあると思いますが、そこで100%自分に非はないと思い込んでいる人。
退職する人はあくまでも少数派であることをわかっていない。
2.転職の目的がはっきりしていない
「職場の雰囲気が合わなかったから」「思っていた仕事とちがったから」など、将来状況が変わる可能性を全く考えていない。
自分で状況を変えようともしなかった。
3.退職してから転職活動をしている
退職したその日から空白期間=無職期間となるので、その間キャリアは全く積めなくなる。
収入がなくなるため、就活が長引けば長引くほど焦りが増し、悪循環となる。
4.就活が場当たり的で適当
転職の目的が明確でないため、企業選びも「なんとなく良さそう」という感じになってしまっている。
そのため、企業研究も適当で次が決まればそれでいいと思ってしまっている。
5.待遇や条件面だけで企業を選んでいる
給与や福利厚生ばかりに気を取られてしまい、長く働ける環境であるかや、仕事内容についてしっかりと考えていない。
そのためまた転職を繰り返すことになる。


成功する人の5つの特徴

1.退職理由に説得力がある
前職(現職)に不満があったとしても、自分にも非があったことを認めている。
仮に自分にそれほど非がなかったとしても、退職に至った=自分の判断が甘かったといったように謙虚な態度を取っている。
2.志望動機に一貫性がある
1社目を志望した理由から退職した理由、2社目の志望動機までにストーリーがあり、志望動機に筋が通っている。
3.1社目で何か学びを得ている
「◯◯ができるようになった」など短い期間でありながらも、前職(現職)で得たものをアピールできる。
4.素直でポジティブ
第二新卒で退職した自分を素直に受け止められている。
失敗を認めながらも、次へ向かおうという前向きさがあり、そのことを自分の言葉で話せる。
5.企業を選びの軸を持っている
現職(前職)の退職理由を踏まえた上で、企業選びをしている。
仕事内容や待遇など、優先順位をきちんとつけた上で企業選びをしている。


第二新卒のよくある転職理由
新卒1年目のうち「会社を辞めたい」と考える人の割合は、なんと77%もいます。
もしあなたが「こんなに早く仕事を辞めたいと思っているのは、自分だけじゃないか?」という不安があったとしても、そう考えるのはあなただけじゃありません。
ここでは「2019年に株式会社アックスコンサルティング」が行った調査をもとに「第二新卒のよくある転職理由トップ5」をご紹介します。
- 1位:上司との関係が上手くいかなかった(40.0%)
- 2位:給料が低い(33.0%)
- 3位:同僚との関係が上手くいかなかった(21.0%)
- 4位:仕事で成果が出なかった(20.6%)
- 5位:希望の部署に配属されなかった(19.4%)
以下、それぞれの理由を詳しく解説していきます。
1位:上司との関係が上手くいかなかった(40.0%)
上司と合わずに仕事を辞めたいと考える人は、圧倒的に多いです。
これは、就活中には上司がどんな人かまでは分からないため、防ぎづらい問題かもしれません。
しかし、どこの職場でも合わない人は存在します。
単に合わないからという理由だけで転職すると、次の職場でも人間関係が上手くいかずに転職したくなるかもしれません。
「合わない人とも上手く付き合うことも社会人にとっての重要なスキル」という点は、ぜひ理解しておきましょう。
2位:給料が低い(33.0%)
給料に不満を感じて、転職する人も多いです。
「給料なんて、入社前から分かってた情報じゃないの?」と思うかもしれませんが、給料について正しく理解していないと入社後に後悔します。
どういうことかというと、給料は税金や社会保険料が天引きされた状態で支払われており、税金や社会保険料は給料(額面)のうち20%程度を占めます。
そのため「思ったよりも低い」と感じる人が多いのです。
ここをよく理解できておらず「生活が厳しいから転職したい」と考える人が多いので、注意しておきましょう。
3位:同僚との関係が上手くいかなかった(21.0%)
同僚と合わなかったケースも1位と同様「人間関係の悩み」であり、約2割の人が入社後に「合わない」と感じて転職しています。
こちらも1位と同様「合わない人とも上手くやっていくスキルが重要」と認識したうえで転職を考えましょう。
おすすめの解決方法は「所属するコミュニティを増やす」ことです。
会社の人としか付き合いがないと発散するところがなく、ストレスを抱え込みがちです。
しかし、職場の外で良い人間関係が築けていると、精神的にも安定しやすいので、ぜひ職場以外のコミュニティにも所属してみましょう。
4位:仕事で成果が出なかった(20.6%)
仕事で成果を出せずに転職を考える人もいます。
正直、新卒の場合これは仕方ないことかもしれません。
社会人1年目は「2〜3年目に成果を出すためのトレーニングの時期」くらいに思っておく方がいいでしょう。
しかし、上司から早くも成果を求められて、精神的に辛くなってしまった人が転職したいと考えるようです。
5位:希望の部署に配属されなかった(19.4%)
希望の部署に配属されずに「やりたい仕事じゃない」という理由から転職する人もいます。
特に新卒で「総合職」として採用された人は、希望の部署に配属されないことも多いでしょう。
企業規模が大きくなるほど様々な部署があるため、新卒で大企業に就職した人にありがちな理由といえます。
第二新卒が転職成功するためのポイント



第二新卒の転職は、基本的にほとんどの人が入社後3年未満という短期離職を伴うものとなります。
多くの場合、次の転職では第二新卒という肩書はなくなっているはずですし、仮にまだ第二新卒の肩書があったとしても、それは超短期離職を繰り返しているということになり、経歴にかなり大きな傷がつくことになります。
そのため、第二新卒の転職では失敗を繰り返さないためのポイントを押さえた、慎重な就活を行いましょう。
ここからはそんな第二新卒の転職を成功させるためのポイントと注意点についてご紹介していきます。
必須!次の仕事が決まってから会社を辞める
まず大前提として、自分がいくら転職をしたいと考えていても、「必ず転職できる」「◯◯までに転職できる」という保証はどこにもありません。
そのため、「こんな人は転職してOK」でご紹介したような緊急を要する状況にない場合は、可能な限り次の仕事が決まってから今の会社を辞めるようにしましょう。

その理由としては、退職した次の日から次の就職先が決まるまでは空白期間=無職となり、その期間が長くなればなるほど、面接時に「この間何をしていたの?」と鋭い質問をされるようになってしまうことが挙げられます。
また、退職してしまうと収入源がなくなるため、空白期間が長くなればなるほど焦りが生じ、企業選びなども雑になってしまいがちです。
退職後の転職活動は不利?2020年調査結果
実際に、UZUZが2020年に2020年に358名の第二新卒の方に対して調査を行ってみました。
その結果は一目瞭然。
仕事を続けながら転職活動をしている人の38.1%が「転職活動に苦労している」と答えているのに対し、退職して転職活動をしている人で「転職活動に苦労している」と答えたのは64.4%という結果に。
さまざまな理由から先に退職することを余儀なくされた人もいるかと思いますが、離職を先にしてしまうとやはり「早く転職しなければ!」というプレッシャーや金銭面での余裕など、心理的な負担が大きくなる傾向があるようです。

さらに、退職を先にしてしまうと、企業側からは「計画性のない人」「とにかく辞めたい気持ちが強い人」といったネガティブなイメージを持たれてしまう可能性もあります。
第二新卒の就活はとにかく慎重に、可能な限り退職は転職先が決まってからにしましょう。
転職理由(退職理由)の伝え方
転職したい理由や退職に至った理由は人それぞれ違います。
しかし、仮にあなたがどれだけ「会社が悪い」「職場の◯◯が駄目だ」と考えていても、あまりネガティブに会社のことを批判しないようにしましょう。
「自分は悪くないのに、なんで嘘を言わないといけないの?」と思ってしまう人も中にはいると思いますが、考え方によっては「それを入社前に見抜けなかったあなたが悪い」ともとれるのではないでしょうか。
仮に100%会社や職場側に問題があったとしても、「その状況を変えようと行動したが変えることができなかった」など、あくまでも一度は自分でアクションを起こしたことを伝えるようにしましょう。
なぜこのような伝え方をする必要があるかというと、ネガティブな退職理由だけでは以下のように思われてしまうからです。
- うちが採用したところで、この人は悪い面ばかり見てしまうのでは?
- 問題に直面した場合に行動を起こさずにすぐ逃げようとする人なのでは?
- 何かひとつのことにつまづいたらすぐに辞めようと考える人なのでは?
などと思われてしまうためです。
なお、退職理由(転職理由)の上手な作り方についてはこちらの記事で詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。
自分がなりたい将来像から逆算して考える
第二新卒が転職を考える場合、「現状を変えたい、だから転職したい」と、現状から抜け出すことをベースにして転職を考えがちです。
しかし、転職するだけであれば誰でもできることです。
大切なことは、転職先で楽しく働けることであり、次の転職先でまた「転職したい」と思わずに過ごせることこそが本当の成功ではなないでしょうか。
そのため、転職を考える場合は、「今の会社とは違う、良さそうな会社」を探すのではなく、あくまでも「どんな自分になりたいか」という理想の将来像を軸に考えましょう。
そして、理想の自分になるためには、どんな環境が必要なのかを考えながら転職先を決めるようにしましょう。
なお、「理想の自分になるためにどんな転職先を選べばいいのかわからない」という人は、転職のプロがいる転職エージェントにキャリアの相談をしてみることをおすすめします。

転職サイト、エージェントは”使いこなす”
最後に、転職サイトや転職エージェントはただなんとなく利用するのではなく、「使いこなす」「使い倒す」ことが大切です。
転職サイトだけ、転職エージェントだけを使うのではなく、両方を使うこと。
そして転職エージェントは複数に登録し、複数のエージェントに担当してもらうことをおすすめします。
両刀&複数のエ―ジェントに担当してもらうメリットは以下です。
- 転職サイト、転職エージェントにそれぞれの良い部分がある
- エージェントによって得意・不得意な業界や職種、求職者がある
- エージェントとの相性もあるので複数を利用した方が安心

第二新卒におすすめの転職サイト・転職エージェント


- 転職サイト:企業が求人募集の案内を載せて、求職者が自由に閲覧できるサイト
- 転職エージェント:「人材を採用したい企業」に「就職したい求職者」を紹介するサービス
それぞれ特徴が異なるので、あなたに合った方法で就活を進めていきましょう。
転職サイトと転職エージェントの両方を使ってみて、自分に合う方を活用するのでも問題ありません。
さらに1社しか登録してはいけないなどのルールもなく、複数社に登録してもOKですし、基本的には無料で利用できます。
なので「各社の良いとこ取りをするようなイメージ」で何社か登録してみるのもありです。
第二新卒におすすめの転職サイト・エージェント比較表
サービス名 | サイトorエージェント | 特徴 | 公式サイト |
---|---|---|---|
マイナビエージェント | エージェント | ・幅広い業種や職種の求人を取り扱っている ・書類や面接のサポートが手厚い ・「転職できなさそう」と思われると、サポートを断られる可能性もある | 公式HP |
リクルートエージェント | エージェント | ・正社員経験が2年以上ある人は、希望にあった求人を紹介されやすい ・スピード感があり、早く転職が決まりやすい | 公式HP |
doda | サイト | ・自分のこだわりに合わせた、細かな条件で求人検索ができる ・診断ツールや書類作成ツールなどの機能が充実している ・サイトだが、エージェントサービスやスカウトサービスとも連動しているので、使い勝手が良い | 公式HP |
リクナビネクスト | サイト | ・日本最大級の求人掲載数を誇っている ・独自のAIによる分析で、自分に合った求人が見つかりやすい ・転職に関するノウハウも詳しく学べる | 公式HP |
ウズキャリ | エージェント | ・第二新卒や既卒の転職支援に特化している ・1人あたり約12時間といった丁寧なサポートを受けられる ・ブラック企業の求人を排除している | 公式HP |
マイナビ Woman will | エージェント | ・結婚や出産など、女性特有の悩みを解決しやすい ・テーマ別の転職相談会が開催されている ・独占求人が豊富 | 公式HP |
また、第二新卒におすすめの転職サイトについては、以下の記事で詳しく解説しています。
さらに詳しい情報を知りたい人は、ぜひチェックしてみてください。
第二新卒の転職でよくあるQ&A
最後に、ここからは第二新卒の転職でよくあるQ&Aをご紹介していきます。
それぞれ、答えについて詳しく解説した記事や動画がありますので、ぜひこちらもチェックしてみてくださいね!
Q1第二新卒で大手への転職は難しいの?
無理ではありませんが、正直なところ難しいです。
大手は新卒をがっつり採用できるので、第二新卒を採用する旨味があまりないのです。
実績がある中途社員の場合でも、転職は結構難しいというのが実状です。
Q2よくあるみんなの退職理由って何?
人間関係や給与の低さなどが挙げられます。
新卒入社の人は、一度にたくさんの新しいことと向き合うことになるため、どうしてもストレスが溜まりやすいものです。
ただ、事前に「こんなことで悩みやすい」ということを知っておくだけでもストレスを回避しやすいですよ!
詳しくはこちらの動画でご紹介&解説しています。
▼ヒロさんチャンネル
新卒の8割は就職した会社を辞めたい!?退職理由TOP5を徹底解説 – YouTube
Q3転職におすすめの時期、タイミングってある?
第二新卒の転職におすすめの時期は求人の増える3月と9月です。
ただ、求人が増えるとライバルも増えることになるので、正直そこまで気にする必要はないかと思います。
また、転職するのであれば新卒入社後1年以上経過してからの方が良いです。
詳しくは以下の記事で解説しています!
Q5第二新卒におすすめの転職サイト・エージェントが知りたい
やはり本音は当社ウズキャリを利用して欲しいところですが、第二新卒や既卒など20代を中心とした転職サイトやエージェントは他にもあります。
おすすめのサイトやエージェントはこちらの記事でご紹介しています。
是非ご覧ください!
Q6面接が不安
面接官にはそれぞれ目的がありますので、まずは面接官の目的を理解することが大切です。
面接官の目的に合った対策をすれば不安な気持ちも解消されるはずですよ!
詳しい内容についてはこちらの動画でご紹介しています!
▼ヒロさんチャンネル
【ガチで内定が取れる面接練習法】就活で明日から使える8つの面接テクニックで内定獲得! – YouTube
長くなりましたが、ここまで、第二新卒の転職に役立つ情報をまとめてご紹介してきました!
- 色々わかったけど、自分の場合はどうなのかな?
- この部分についてもっと詳しく知りたい!
- やっぱりなんだかモヤモヤする……
といった方は、ぜひ一度ウズキャリのキャリアカウンセラーにご相談ください。
ウズキャリには第二新卒や既卒出身のキャリアカウンセラーが多数在籍しているため、より詳細な情報やリアルなノウハウを知ることができるはずですよ!
登録は簡単、Webによる面談も可能ですので是非ご利用ください!
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