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【富山の就活】地方/地元で就職したい第二新卒・既卒・フリーターにおすすめの就活/転職情報まとめ

富山の就活

富山県での就職を考える際、そのエリアのイメージだけで就業先を決めるのではなく、さまざまな視点から物事を判断した上で就職先を決めることをお勧めします。

こちらでは、富山県の経済状況や人口規模、求人情報などをご紹介します。長期的に暮らせるか、そして自分が希望する職種があるのかを判断する材料にしてください。また地域を代表する企業や、実際に就職を決めた人の体験談も載せるので、就職活動の参考にしていただければと思います。

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基本データ

人口1,066,328人(全国37位)
人口密度251人/km²(全国25位)
面積4,248km²(全国33位)
年齢比率 年少人口(15歳未満)12.1%(平均12.6%)
年齢比率 生産年齢人口(15〜64歳)56.8%(平均58.4%)
年齢比率 老年人口(65歳以上)30.3%(平均28.0%)

富山県の人口は約106万人で、全国37位に位置しています。富山県では、1950年に人口が100万人を突破しましたが、その後は減少してしまいます。1971年から「第二次ベビーブーム」が起こり再び増加するも、1999年以降は出生数が死者数を下回り、現在は減少傾向です。

65歳未満の人口は他の都道府県と比べて平均を下回っており、反対に老年人口は平均を2%上回っています。2040年には割合が38%になると予想され、これは富山県民の5人に2人が65歳以上になることを示しています。

参考:グラフで見る富山県「人口」

経済データ

都道府県GDP(県民総生産)4.3兆円(全国32位)
企業数378社(全国18位)
上場企業社数21社(全国20位)
黒字企業比率83.8%(平均82.3%)
赤字企業比率16.2%(平均17.7%)
常時従業者数95,703人(全国22位)
総資本4,089,252円(全国15位)
売上高3,477,786円(全国21位)

富山県のGDPは4.3兆円で全国32位です。全国的に高くはありませんが、企業数は378社で全国18位と上位に位置しています。これは、富山県に中小企業が多いことが理由だと考えられます。また、黒字企業比率も平均を上回っています。

富山県は「正規従業員」が高く、その割合は全国平均を上回る70.0%です。これは全国2位の比率で、特に男性は84.6%を記録しています。このことから、安定した収入を得ている人が多いと考えられます。

2015年3月に、東京と北陸地方を結ぶ「北陸新幹線」が開業しました。富山県内には3駅停車します。この影響で、富山県にも関東地方からの観光客が増加。2015年には3,400万人が訪れ、前年比17.5%の増加を記録しました。北陸新幹線開業は、県内の多くの企業に経済効果をもたらしたと考えられます。

更に富山県は、都道府県別で医薬品生産額が全国1位を誇ります。県内にある日医工株式会社という医薬品メーカーは、東証一部上場も果たしています。こちらの企業のみならず、富山県の医薬品業界は、大きな恩恵を受けているといえるでしょう。

参考:富山県「富山県観光客入込数等

雇用データ

平均年収402万円(全国26位)(平均454万円)
有効求人倍率1.41倍(全国4位)

「生産工程の職業」の求人数は約4万2,000人で、求職者数は約3万4,000人です。富山県は建設業や製造業の「第二次産業」従事者が非常に多く、県の就業者の33%を占めます。この割合は、構成比において全国1位です。他県と比べて、多くの製造業が人材を求めていることが分かります。

有効求人倍率は全国4位の1.41倍で、多くの人材がいることが分かります。上述したように、富山県は「正規従業員」の割合が高いです。正規社員という安定したポジションが確保されているため、就業意欲の高い人が多いと考えられます。

「一般事務員」は、1万4,000人の求人数に対して、約4万4,000人の求職者がおり、3万人も溢れています。一般事務員は残業やノルマがほとんどないため、女性でも続けやすい仕事です。そのため就職先を探す際、多くの人が選択肢に入れているのでしょう。

参考:RESAS 地域経済分析システム 「求人・求職者 / 分類別グラフ」

代表的な企業トップ3

富山県で代表的な企業トップ3社をご紹介しています。県内でも知名度や事業の影響範囲が広いだけでなく、事業競争力のある企業を選出しているので、就職活動の参考になればと思います。

日医工株式会社

事業内容

医薬品・医薬部外品の製造販売会社です。1965年に設立され、現在連結グループを合わせて1,461名の従業員が働いています。工場は富山のほか北海道や愛知、さらにはカナダでも稼働しています。

またグループ会社もアメリカ・タイ・カナダなどにあり、こちらもグローバルに展開中です。上述したように、富山県は都道府県別の医薬品生産額が全国で1位です。それに伴い日医工も、多くの商品を生産していると考えられます。

採用活動

営業、医療従事者に対して医薬品の情報提供を行う「MR職」と、開発・企画や生産本部に従事する「技術職」を募集しています。いずれも「自動車普通運転免許」を保持していることが必須条件です。MR職は、入社後に3ヶ月以上の導入教育を受けます。なお、2015年度の内定者数は38名でした。

参考:日医工株式会社「採用情報」

北陸電気工事株式会社

事業内容

1944年に創業された、建物の設備工事業を行う企業です。オフィスビルやレジャー施設のほか、太陽光発電所や工場などの設備工事も行うなど、幅広い業務を担っています。

東京・大阪にも支店を構え、都市部の案件も受注。売上高500億円達成と、チームワークの強化を目標にした「アクションプラン2020」という長期的計画を立て、さらなる飛躍を目指しています。

採用活動

設計や施工管理を担当する「技術職」と、主に営業を行う「総合職」を募集しています。入社後は、能力開発センターで約半年の研修を受けます。その後も資格取得研修が受講可能となり、電気工事士や消防設備士の資格を取得する機会を得られます。なお、2015年の大卒初任給は19万円でした。

参考:「北陸電気工事株式会社」

アルビス株式会社

事業内容

スーパーマーケットのチェーンストア「アルビス」を北陸エリアに展開する企業です。1968年に設立され、現在は55店舗を運営。2,593名の従業員が働いています。北陸でのシェア拡大を目指し、これまで複数のM&Aを行ってきました。また立地に合わせ、大きさの異なる3つの店舗モデルを展開しています。

採用活動

「販売管理職」の中から、「総合職」または「一般職」を選択します。一般職は出身県内の店舗に配属されますが、総合職は引っ越しを伴う異動があり、社宅が手配されます。入社後は年次別に研修制度が設けられているほか、80以上の通信教育講座から受講したいものを選ぶことが可能です。

参考: アルビス新卒採用サイト「募集要項」

富山県の就職/転職活動まとめ

富山県の就職や転職活動に役立つ情報をまとめました。就職・転職イベントだけでなく、就職・転職の体験談、富山県を対象とした就職・転職活動の支援サービスも合わせてご紹介していますので、参考になればと思います。

富山県の就職/転職活動のイベントまとめ

求職者に向けたイベントが、富山県で定期的に開催されています。面接での受け答えやビジネスマナーなど、独学では学びづらいと思う方はぜひ参加してみてください。

ヤングジョブとやま(富山県若者就業支援センター)

ヤングジョブとやまは、就職相談から職業選択まで、ひとつのフロアで全てを行えるサービスを提供しています。利用対象者は、就職活動中の学生・既卒生・フリーターなど35歳までの方です。利用料は無料で、メールや電話での相談も受け付けています。

ヤングジョブとやまは、応募書類の書き方や自己PRの方法などをサポートする「就職応援セミナー」を、グループワーク形式で開催しています。

このほか、富山労働局と主催する「若者のための合同企業説明会」を実施。こちらは学生や転職希望者など若者を対象とした説明会で、履歴書の持参は不要です。代わりに「自己紹介カード」のテンプレートをホームページからダウンロード・作成し、企業に提出して会社説明を聞くという流れとなります。

参考:「ヤングジョブとやま(富山県若者就業支援センター).」

富山県の就職/転職活動の体験談まとめ

富山県で就職/転職活動を行い、無事に内定を獲得した方の体験談をご紹介します。20代の求職者が、どのように活動を進めていったのかを見ていきましょう。

体験談その1(年齢不明・男性)

私は富山大学の化学系学科を卒業しました。私が就活したのは今からかなり昔のことです。このころは大学教授の推薦の有無が、就職先に大きな影響を及ぼす時代でした。

したがって「就活」といっても、教授との関係をいかに良好に保つかがもっとも大切なポイントになります。私は普段から就職を担当する教授とコミュニケーションを取ることを心がけました。

富山には製薬会社がとても多いです。そしてこの教授は、県内ほとんどの製薬会社には面識がありました。「この教授の推薦があれば、ほとんど就職試験には受かる」と噂されていたほどです。

それでも、実際に会社に入る時には慎重に対応しなければなりません。私は、自分のセールスポイントと卒論の内容をすらすら言えるよう、何度も練習しました。そのかいもあって、無事試験にも受かることができました。

体験談その2(22歳・男性)

富山県富山市で就職活動をしました。就職資金のためのアルバイト先は、富山市だといくつかあって見つけやすかったです。スーツなどは市内にあるファボーレ等の大型商業施設で揃えました。

一般企業の合同説明会は、多くが富山市、一部が高岡市で開かれることがほとんどです。職種としては、製造業とサービス業が多かったと思います。面接は一次から企業の本社で行うことがほとんどです。富山は公共交通機関がそれほど整備されていないので、時間調整に苦労した覚えがあります。

また、東京や大阪、名古屋などに説明会や面接で行くこともありました。富山駅近くから高速バスが出ていましたが、金沢駅まで電車で行って、そこから高速バスに乗り換えることもあり、遠方での説明会などは移動がとにかく大変だったのを覚えています。

おわりに

その地域で発達している産業によって、募集職種は変わります。「都会で楽しそうだから」「自然がいっぱいあってゆっくり過ごせそうだから」などの理由だけで住む場所を決めると、希望職種に就けないかもしれません。

納得のいく就職活動にするためにも、経済状況や求人情報を確認した上で就業先を探してみてください。記事を読んで「富山県で就職したい!」と思った方は、まずは上記で紹介したエージェントに問い合わせてみましょう。

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執筆・編集

第二の就活 編集部

「“はたらく”をもっと身近に」をテーマに、就活=不安・やりたくないと感じる気持ちを変えるコンテンツを発信しています。編集部のメンバーは、全員が既卒や第二新卒の経験者です。だからこそわかる「就活に対する怖さ・逃げたい気持ち」に寄り添い、正しい情報をイラストや動画を用いてわかりやすく伝えていきます。

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