もくじ
実際に、就職エージェントであるUZUZにも、
- 「正社員登用あり」らしいけど、自分がなれるのかはわからない
- 景気が悪くなった時にクビになりそうで怖い
- キャリアアップしていく同世代に、自分だけ取り残されている気がする
といった、フリーターの方からのお悩みが多く寄せられています。
今、この記事を読んでいるあなたも、ひょっとすると同じようなお悩みがあるのではないでしょうか?
そこで、この記事では
- バイトから正社員になることはできるのか
- バイトと正社員、それぞれのメリットとデメリットは何か
- バイトから正社員になれる人にはどんな特徴があるのか
について、就職エージェントであるUZUZが、リアルな現場の事情も踏まえながら真剣に答えていきたいと思います。
正社員について気になっているアルバイトの方、必見です!
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実際、バイトから正社員に登用される可能性は?
ネットで「バイトから 正社員」などと検索すると、
- 上司から推薦されて正社員になれた
- アルバイトから〇年で正社員になれた
といった体験談を多く見ることができると思います。
しかし、それは全国でアルバイトとして働く人の中でもごく一部の人の話。
「可能性はあるものの、かなり難しい」というのが実情なんです。
実は「バイトから正社員になれるかどうか」というのは、バイトして働き始める時点である程度決まっていると言っても過言ではありません。
ここからはその可能性を見極めるポイントについてご紹介します。
バイトから正社員登用が難しいケース
バイトとして働いている人の中には、ある日店長から「ここの社員にならない?」と声を掛けられる……そんなちょっぴりドラマチックな展開を期待している人も少なくないのでは?
しかし、
- 正社員登用制度がない
- 正社員登用制度はあるものの、実際に採用されたケースがない
といった場合では、その可能性は極めて低いでしょう。
実際に、厚生労働省が発表している「労働経済動向調査(2020年2月)の概況」でも、正社員登用制度があるのは調査した企業のうちの73%。
そもそも、正社員登用制度がないという会社も結構な割合で実在するのです。
もちろんこのような場合でも「絶対に正社員登用されない」というわけではありません。
- 明らかに自分の実力や努力で大幅に売り上げをアップさせた
- 上長から仕事ぶりを気に入られて猛プッシュされた
など、企業側に「社員として欲しい!」と思ってもらえる魅力や、そのことを認めてもらえるチャンスがあれば、正社員として登用される可能性はあります。
ただ、漠然と「いつか努力が報われるかも……」と、バイトを続けていると、正社員としての転職が難しい年齢になってしまう可能性もあるため注意が必要です。
厚生労働省「労働経済動向調査(2020年2月)の概況」
バイトから正社員に登用されるケース
先ほどとは反対に、
- 正社員登用制度がある(求人に記載がある)
- 実際に正社員登用制度を利用して正社員になった人が社内にいる
といった場合では、バイトから正社員に登用される可能性は高くなります。
ただし、正社員登用制度というのは企業による制度なので「正社員になれる条件」もその企業によって様々。
一定の勤続期間を積んだ上で、筆記試験や複数回の面接を経て採用となる場合もあれば、本人への意思確認のみで採用が決定する場合もあるのです。
そのため、もし「正社員登用制度」を利用して正社員を目指したいのであれば、アルバイトに応募する際や面接の際に、
- 正社員登用されるにはどういった条件が必要なのか
- 正社員登用制度での採用実績はあるのか
- 正社員登用されるために身に付けておくべきスキルは何か
などをしっかり確認しておくことが大切です。
ちなみに、UZUZには土田という社員がいますが、彼女もまたバイトから正社員になった人の1人。
あくまでもUZUZとしての意見にはなりますが、企業側からすると、正社員登用制度ではバイト期間にその人の「人となり」や「実務をこなす能力」が知れるため、安心して正社員に採用できるというメリットがあります。
ここまでのまとめとして、「バイトから正社員になれるかどうか」は、「その企業に正社員登用制度があり、実績があるか」が重要なポイントになるということ。
現在バイトをしている人、あるいはこれからバイトを始めるという人は、ひとまず「正社員登用制度があるか・ないか」をチェックしておきましょう。
バイトから正社員になる前に……違いやメリット・デメリットを整理!
現在バイトとして働きながらフリーターとして生活をしている人の中には、
- バイトでも生活はできているし、このままでもいいのでは?とも思う
- 正社員とバイトで実際何が違うのかがいまいちわからない
- 正社員ってなんだかハードルが高そうで踏み出せない
など、「バイトで働くこと」と「正社員で働くこと」の間で様々な気持ちが揺れ動くことも多いかと思います。
ここで大切なのは「バイトがダメで正社員が良い」ということではなく、「自分はどんな生き方をしたいのか」ということ。
そのことを考えるために、ここからは、改めてバイトと正社員、それぞれのメリット・デメリットについて確認していきましょう。
バイトのメリット・デメリット
それではまず、バイトで働くことのメリットから見てみましょう。
バイトのメリットで代表的なものとしては、
- 責任のある仕事が少ない
- 働く日数や時間が決められるなど、働き方の自由度が高い
- 異動がない
- 掛け持ちができる
- 気軽に応募できる
などが挙げられます。
「自由な働き方ができる」という以外にも、シフトに入れない日や何かトラブルがあった場合には社員の方が責任者として対応してくれるなど、精神面でのプレッシャーが比較的少ないこともバイトならではの魅力です。
反対に、バイトの代表的なデメリットとしては次のものが挙げられます。
- 収入が不安定・少ない
- 雇用が不安定
- 仕事内容に物足りなさを感じることがある
- 仕事内容よっては年齢を重ねると体力的にきつい
- 世間から軽く見られがち
バイトの場合はやはり時給ベースであることが多いため、基本的にボーナスなどもなく、例えば緊急事態宣言を受けて休業が続いた場合などでも、収入面での不安定さが気になります。
また、ローンが組みにくいなど、社会的信用があまりない点もデメリットといえるでしょう。
正社員のメリット・デメリット
それでは次は、正社員の場合です。
フリーターの人にとっては「なんだか荷が重い」イメージの正社員ですが、正社員には大きく次のようなメリットがあります。
- 収入が比較的安定している
- 雇用期間が長い
- 各種手当など福利厚生が充実している
- 社会的信用が得られやすい
- キャリアを積んでいくことができる
正社員の場合、連休が続いた場合でも基本的に月給に変動はありませんし、毎年昇給があったり、ボーナスやインセンティブがもらえることも少なくありません。
また、収入が安定していることから社会的信用が得られやすく、住宅ローンを組めたり、会社によっては住宅手当などの補助が受けられたりすることもあります。
反対に、正社員の代表的なデメリットとしては次のものが挙げられます。
- 責任が重くなる
- 残業や休日出勤などの可能性がある
- 転勤を伴う異動の可能性がある
正社員の場合は、例えばバイトの人が何らかのミスをした場合、責任者として対応しなければいけないこともある
でしょう。
また、仕事の進捗状況に応じて残業や休日出勤を求められたり、会社によっては入社後間もないうちは毎年のように転勤がある、といったケースもあります。
バイトから正社員に採用される人の特徴
現在バイトをしながら生活をしている人にとっては、「正社員登用制度のある・なし以前に、そもそもバイトから正社員になれるの?」という疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。
バイトで働いている期間が長くなればなるほど「今さら正社員になれるの?」という不安が大きくなってしまいますよね。
単刀直入にいうと、バイトから正社員になることは可能です。
ただ、そのためには企業側に「この人なら正社員として採用したい」と思ってもらう必要があります。
バイトから正社員に採用される人には主に、次の3つの特徴があります。
- 人間的に信頼できる人
- 仕事で成果を出せる人
- コミュニケーション能力のある人
それでは、それぞれの特徴について詳しく見てみましょう!
人間的に信頼できる人
こんなふうに、
- 無断欠勤や遅刻を繰り返す
- 仕事を積極的に覚えようとしない
- きちんと挨拶しないなど、礼儀正しくない
などといった態度をとっていては、正社員どころかバイトですらクビになってしまう可能性だってありますよね。
バイトから正社員に採用される人は、まさにこれらとは真逆の行動が自然とできる人。
正社員になった場合は、上司や取引先、お客様、バイトなどから信頼されなければ仕事をスムーズに行うことはできません。
自分がバイトとして働く中で「この社員さんがいる日は安心できる」とか「あの社員さんには質問しやすいな」と感じたことがある人も多いと思います。
そういった人をイメージしてみると、自然と信頼されやすい行動が取れるようになるはずですよ。
仕事で成果を出せる人
なぜバイトよりも正社員になる方が難易度が高いのか?
それは、正社員として採用する場合には、安定した給与の支給や、社会保険料の会社負担など、企業側にとってはバイトよりも多くのコストが発生するためです。
そのため、企業側としてもそのコストに見合うだけのパフォーマンスを正社員に期待するのは当たり前。
例えば店舗の売り上げを上げる、業務の効率化をアップさせるなど、自社にとってプラスになる働きをしてくれる人は企業側にとっても非常に有難い存在です。
たとえ今はバイトであっても「正社員としてずっと働いてもらいたい」と企業側に思ってもらえるような成果を出せると良いですね。
コミュニケーション能力のある人
バイトの場合は、決められた店舗や事務所、工場などの中で、決められた仕事をきっちりこなしていれば基本的には問題はありませんよね。
しかし、先ほどもお伝えしたとおり、正社員になると、上司など社内の他の社員や取引先の担当者、お客様、バイトなど様々な人と関わることが増えます。
正社員になると、縦だけでなく横のつながりも増えますので、いわゆる「ホウレンソウ」ができることはもちろん、指示を待つのではなく、自ら提案するなどのコミュニケーション能力も求められるのです。
そうなんです。
与えられた仕事をこなしているだけの「受け身の人」では、バイトから正社員登用を狙うのは難しく、正社員になることは、はっきり言って難しいでしょう。
ただ、ここまでご紹介した3つの特徴以外にも、正社員に求められる条件はそのは企業によって様々です。
もし正社員として働きたいと思う企業があるのなら、これら3つの特徴の他にも「その企業が正社員に求める人物像」を把握しておくことが大切です。
バイトから正社員を目指すか、就職するか悩んでいる人へ
バイトから正社員を目指す場合には、まず、
- その企業に正社員登用制度があるか(求人票に記載があるか)
- 実際に正社員登用制度で正社員を採用した実績があるか
という2点の有無が大きなポイントとなります。
その上で、正社員登用制度がある場合にはさらに、
- 正社員登用されるにはどういった条件が必要なのか
- 正社員登用制度での採用実績はあるのか
- 正社員登用されるために身に付けておくべきスキルは何か
などを、確認しておく必要があります。
また、バイトから正社員を目指す場合には、次の4点を意識し行動しましょう。
- 人間的に信頼されるように努める
- 仕事ではっきりとわかる成果を出す
- コミュニケーション能力を鍛える
- その企業が求める人物像を把握する
「バイトから正社員を目指す」というのは、選択肢の一つとしてはアリです。
しかし、「このままバイトを続けていたら“いつか”正社員として声をかけてもらえるかも」という受け身の考え方はやめましょう。
なぜなら、そうこうしているうちに年齢を重ねてしまい、気付いた時には就職できる間口がかなり狭くなっている……という事態に陥ってしまうことがあるからです。
「アルバイトから正社員を目指したい」と思っているあなたへの選択肢は、以下の3つ。
- 実際にバイト先から「正社員にならない?」と声を掛けられている場合
→ すぐに返事はせず、一度自分の将来についてきちんと考えてから判断する - 正社員登用制度のあるバイト先で働いている場合
→ 正社員登用制度を利用した採用実績の有無を確認する
→ 正社員になるための条件を確認する - 正社員登用制度のないバイト先で働いている場合
→ 思いきって見切りをつけ、就職活動をスタートさせる
正社員になるための就活はバイトに応募するのとはワケが違いますし、就活を始めるにも勇気がいりますよね。
ましてや学生時代のように一緒に就活を頑張る同期もいないと、なおさら心細いかと思います。
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この記事に登場したキャリアカウンセラー
新卒時は、IT機器・ITシステムなどの新規提案を行う企業に営業職として入社。その後、企業の採用問題に向き合いたいと考え、UZUZへの転職を決意。
現在はUZUZ内一の癒し系キャリアカウンセラーとして活躍中!
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