1991年生まれ。静岡県出身。静岡県立大学国際関係学部に進学。大学時代から“人のキャリア”に関心を持っていたが「社会人の第一歩は営業だ」と考え、大手OA機器メーカーの販売会社に就職。約3年間、介護福祉・製造・運送・小売業界などに対し、IT機器・ITシステムなどの新規提案を行う。営業活動の中で採用に課題を抱える企業が多いことを実感し、その課題を少しでも解決するべくUZUZに転職。現在は法人営業・キャリアカウンセラーとして日々業務にあたっている。
幼少期はかなり引っ込み思案な性格でした。双子の姉とばかり遊んでいて「二人がいればそれでいい」と、完全に独自の世界ができあがっていたんです。これ、“双子あるある”なのかな(笑)。
そんな私が“変わりたい”と思うようになったのは、小学生の頃。同じクラスだった同級生の男の子がきっかけです。
誰とでも仲良くなれて、いつも楽しそうに笑っている男の子。「なんでみんなと仲良くなれるんだろう? こんな風に過ごせたら楽しいんだろうな」と、憧れの気持ちを抱いていました。自然と「引っ込み思案な性格を直したい!」と思うようになったんです。
そこで中学ではソフトテニス部、高校ではバスケットボール部に入部。内気な自分が絶対に入らないような、“明るく活動的な女の子が集まる部活”にあえて入れば、殻を破れるんじゃないかと考えました。
毎日大きな声を出し、走り、笑って泣いて……。部活動を通して色々な感情表現ができるようになりました。
大学では「外を向いて過ごした方が、もっと自分を変えられるかもしれない」と考え、学生ボランティア活動に参加しました。国際関係学部でしたので、北欧留学やアジアやアフリカなど、世界中の色々な場所に行きましたね。
もともと“新しく人間関係を築くこと”が苦手だったので、強制的に築かざるを得ない環境を作ったんです。
そして、この「あえて苦手なフィールドに飛び込む」という習慣は、就活する時期になっても変わりませんでした。
私が希望した職種は、“営業”。
友人からは「営業いくの!?」とたくさん驚かれましたね! 正直、自分でも向いてないと思っていました。でも「自分の経歴でも挑戦できて、先を見据えて役に立つ仕事ってなんだろう?」と考えた時に、やはり“営業”に挑戦したいと思ったんです。
社会に出て働いている今となっては“一生役に立つ仕事”は他にも色々あると分かるんですが、新卒の頃は“営業”しかないと思い込んでいました(笑)。
新卒で入社した会社は、OA機器メーカー販売会社の営業職。人間関係を構築しながら商品の提案をする仕事で、楽しくやりがいを持ちながら働いていました。でも、勤めて3年が経った頃、“年齢を重ねて家庭ができてからも、ずっと飛び込み営業をする日々が続くのかな”と思ったんです。
ちょうどその頃、営業の仕事を通して、人手不足や育成に課題を抱える企業が多いことを実感し、“キャリア”について考える機会が多くなっていた影響もあります。
もともと大学の講座で「キャリアには明確な型がなく十人十色違うものだ」と教えられていて。実際に働いてみて、“仕事への考え方は本当に人それぞれなんだ”と身をもって体感したんです。
私自身仕事について悩むこともありますが、この「悩み」も生かしながら、キャリアに関わる仕事がしたいと思うようになりました。
複数の要素が集まり漠然と転職を考えていた時、たまたまUZUZのサービスを見つけました! UZUZのホームページやブログ、ニュース記事やYoutubeなど、色々読み漁りましたね(笑)。
何度か話を聴きに行き、「UZUZで働きたい!」と思ったんです。
現在はキャリアカウンセラーとして勤務しながら、新規プロジェクトに参加したり採用業務にも携わっています。採用業務では、役員と一緒にUZUZの新人教育カリキュラムを見直しています。
2018年3月に入社して、2年近くが経ちました。それでも常に「自分=新人」と捉え日々の業務に取り組んでいます。
これからは、キャリアカウンセラーとしてもっと質の高いアドバイスや提案ができるようになるために、自分流の型を持ちたいです。でもその「型」というのは私ひとりの力では見つけられません。
まわりのカウンセラーは良い部分を沢山持っている人ばかり。真似できる要素を吸収していく時に、「変なプライド」や「傲慢な気持ち」を持ってしまったら、なかなか成長できないと思ってます。
もっと求職者の方々の喜ぶ姿を見るためにも、これからも“良い意味”でプライドを持たずに、自分を成長させ続けたいです。
やはりこの仕事の醍醐味は、“求職者の方の喜びを直に感じられること”です。
今まで私が就活サポートをした方は全員覚えています! 中でも特に印象的なのは、プログラマーを目指していた男性の方。
高卒でフリーターとなり職を転々とされていたんです。もともとプログラマーになりたかったそうなんですが、“高卒だから無理”とはなから諦めていらっしゃって……。
私からのアドバイスは、「どうせ転職するなら憧れていたプログラマーを目指してみましょう!」というもの。それからウズウズカレッジのプログラマーコースに入学してもらい、本格的にプログラミングの勉強をスタートしました。
とはいえ実際の就活では、経歴で判断され書類選考で落ちてしまうことが多く……。しかし諦めずに努力を続けた結果、その方の“人柄”や“プログラマーになりたい”という気持ちが評価されて、最終的には見事プログラマー職として内定をいただけました!
「内定」をお伝えした際の嬉しそうな顔は、忘れたことがありません。
UZUZで開催される同窓会イベント“アラムナイ ”にも、毎回顔を出してくれます。「今、すごく楽しいです!」笑顔でこのような報告を聞けた時は、“この仕事をやっていて良かった”と思いますね!
うまくいかないことが続くと「この努力は間違っているんだろうか?」と、落ち込んでしまう時もあります。そんな時にサポートした方の喜んでいる姿を見ると、自然と“頑張ろう”という気持ちが湧いてくるんです。
「落ち込むくらいなら、求職者のためになることをしよう」そう考え行動できるのは、今までサポートさせていただいた方の“喜ぶ姿”のおかげです。
キャリアカウンセラーとして大事にしていること
求職者の方に納得感を持ってもらうことです。就職先を決めるのって、人生においてとっても大事なこと。だからこそ、就職先選びは“自分の意志”で決めなければいけないと思っています。
もちろん仕事選びにおいて大切なことはお伝えしますが、固定概念を植えつけたり、選択肢を狭めてしまうような情報は伝えないようにしています。
私がしていることは、「情報」や「考え」を整理することです。納得感を持ってもらうためには、求職者の方が「就職後の自分の姿をイメージできること」が大切だと思っています。
そのために、図説を交えながら説明したり、職種の説明を求職者の方が身近に感じられるような事例を用いながらお話しするようにしています。
より良い方法がないか、日々アップデート中です!
私の強み
「相談のしやすさ」ですね。“仲良い近所のお姉さん”みたいな感じです(笑)。
初めて就活する方の中には、10代の方もいらっしゃいます。また、化粧をしたことがなかったりスーツを1着ももっていない方もいらっしゃるんです。とはいえそれは、初めての就活なんだから当たり前です。
そんな方に対しては、それこそ化粧品のメーカー・品番からお伝えしていますね。おすすめのメイク動画をお送りしたこともあります。
「そこまでやらなくてもいいんじゃない?」と言われることもありますが、“私が一言伝えたらその人の人生が変わるかも”と思うと、やらずにはいられなくて。
就職活動の“基本のキ”から丁寧に教えていきますので、緊張せずに何でも相談してほしいです!
面談に来てくださる方へのメッセージ
私自身、初めての就活や転職活動をしている時、すごくすごく悩みました。
いろんな人に相談しても結局解決の糸口を見出せず、「何をしたいのかワカラナイ……」なんて状態に陥ったこともあります。
だからこそ、「なかなか一歩を踏み出せない」「どうしたらいいか分からない」と悩んでいる方の気持ちが、痛いほどよく分かるんです。
就活や転職で悩むことは当たり前。どうぞ包み隠さず、その本音の悩みを私にぶつけてくださいね。
キャリアカウンセラーと求職者だからといって、上下の関係は築きたくありません。一緒に横に並んで同じ方向を向きながら、二人三脚で就活を進めていきましょう!