もくじ
私たちの生活に欠かすことのできない「住まい」。
テレビCMなどでも馴染みが深いため、ハウスメーカーを「就職先にするのはどうかな?」と考えている人も少なくないのではないでしょうか?
そこで!!
今回は、そんなハウスメーカーへの就職を考えている人に向けて、次のような気になる情報をぎゅっとまとめてみました!
- ハウスメーカーの詳しい仕事内容
- ハウスメーカーの年収
- ハウスメーカーで働くために必要な資格
- ハウスメーカーの離職率
- ハウスメーカーの“就職人気度”
- ハウスメーカーに向いている人のタイプ
年収や離職率などリアルな部分もご紹介していきますので、ハウスメーカーへの就職に興味があるという方はぜひチェックしてみてくださいね!
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ハウスメーカーとは
ハウスメーカーは「住宅メーカー」などとも呼ばれますが、実はその正式な定義というのはないんです。
住宅メーカーでは「8社会」と呼ばれる独自の組織があり、この組織には次の企業が所属しています。
- 旭化成ホームズ(へーベルハウス)
- 住友林業
- 積水ハウス
- セキスイハイム
- 大和ハウス工業
- パナソニック ホームズ
- ミサワホーム
- 三井ホーム
そのため、この8社を指してハウスメーカーと呼ばれることもありますが、この8社の他にも一条工務店やトヨタホームなどの大手も存在しますよね。
そのため、一般的に日本でいうハウスメーカーとは「〇〇シリーズ」といった独自のブランドを持ち、全国規模で住宅に関する事業を展開している企業のことを指すと考えておくとよいでしょう。
そして、繰り返しになりますが、ハウスメーカーに正確な定義はないため、ハウスメーカーと同じような業種である工務店とも明確な線引きはありません。
ただ、工務店は特定の地域を対象とした地域密着型である場合が多く、工務店によって得意とするスタイルや品質などに差があるといった特徴はあるでしょう。
そのため、自由度の高い家を建てたい場合は、工務店に依頼をするというケースも少なくありません。
ハウスメーカーの仕事内容を詳しく解説
ハウスメーカーの主な仕事内容としては、以下の4つの職種があります。
- 設計
- 施工管理
- 営業
- 事務
それでは、さっそくそれぞれの職種の仕事内容について詳しく解説していきましょう!
設計
その名のとおり住宅や施設の設計図を作成する仕事で、専門的な知識や資格が必要です。
一般的には、まず営業担当者と共に顧客のもとへ出向き、顧客の希望や条件を踏まえた上で設計図を作成します。
さらに、作成した設計図をもとに顧客にプレゼンを行ったり、予算や設備に関する交渉を行うこともあります。
設計がどこまでの仕事を任されるかは企業によっても異なりますが、建築に関する知識や技術だけではなく、コミュニケーション能力や工期や予算などの管理能力も求められる仕事です。
施工管理
完成した設計図をもとに現場での実際の施工を管理する、いわばマネージャー的な仕事です。
施工管理では主に次の4つの管理を行う必要があります。
- 工程管理:予定日までに完成させるためのスケジュール管理
- 安全管理:作業員に事故などが起こらないよう、安全な環境作りのための管理
- 品質管理:設計図や仕様書に沿った品質になっているかの管理
- 原価管理:材料や人件費などが予算を超えないようにするための管理
業者や職人と円滑な関係性を築くためのコミュニケーション能力や、的確な指示を出すためのリーダーシップなども求められます。
なお、施工管理の仕事についてはこちらの記事でも詳しくご紹介していますので、「施工管理の仕事が気になる!」という方はぜひチェックしてみてくださいね!
営業
営業職では契約を獲得することが最大の目的といえますが、施工中の顧客と各担当者との橋渡し的な役割を担ったり、引き渡し後のフォローなども行ったりします。
その他にも以下のような仕事があります。
- 新規顧客獲得のために住宅展示場に訪れた人を案内する
- 集客のための企画を行う
- チラシ配りやポスティングを行う
体力勝負、実力主義の世界のため、営業に向いている人は入社歴が浅く経験が少なくても高収入を得ることも可能です。
住宅展示場や現地見学会などファミリー向けのイベントが多いため、基本的には土日出勤となることがほとんどでしょう。
事務
ハウスメーカーは営業や設計、施工管理といった職種にスポットライトが当たりがちですが事務職も重要な仕事です。
ハウスメーカーの事務職では、書類の作成・管理や電話対応といった一般的な事務業務に加えて、建築確認申請などの役所関係の手続きを担当することもあります。
また営業や施工管理は日中は客先に外出していることも多いため、フロントに立って仕事にあたるメンバーのサポートをすることが事務職の大きな役目の一つになるでしょう。
基本的なパソコンスキルやコミュニケーション能力はもちろん、建築関連に関わる知識を有しているとより重宝される人材へ成長できます。
ハウスメーカーに就職する前に……気になるアレコレ
先にご紹介した「8社会」など、大企業のイメージも強いハウスメーカー。
営業職は実力主義であることがほとんどなど、「年収ってどんな感じなの?」と気になっている人も多いと思います。
そこでここからは、以下についてそれぞれ解説していきたいと思います!
- ハウスメーカーの業界規模や将来予測
- ハウスメーカーの平均年収
- ハウスメーカーの離職率
ハウスメーカーの業界規模や将来予測は?
国土交通省が毎年まとめている「建築着工統計調査報告」によると、2023年度から過去10年間をさかのぼった推移は以下の通りです。
【新設住宅着工件数】
年度 | 着工件数 |
---|---|
2013年度 | 987,254件 |
2014年度 | 880,470件 |
2015年度 | 920,537件 |
2016年度 | 974,137件 |
2017年度 | 946.396件 |
2018年度 | 952,936件 |
2019年度 | 883,687件 |
2020年度 | 812,164件 |
2021年度 | 865,909件 |
2022年度 | 860.828件 |
2023年度 | 800,126件 |
参考:国土交通省「建築着工統計調査報告 令和5年度計」記者発表資料3P
株式会社矢野経済研究所の試算によると、2025年・2030年の予測は以下の通りです。
【新設住宅着工件数 予測】
年度 | 件数 |
---|---|
2025年度 | 820,700件 |
2030年度 | 744,600件 |
参考:矢野経済研究所「2030年の住宅市場に関する調査を実施(2023年)」
やはり、人口・世帯数減少の傾向は続くため、徐々に縮小していく風潮は避けられそうにありません。
しかし、既存の住宅は経年劣化により修繕が必要になるため、リフォームやリノベーションの需要は伸びが予測されています。
ハウスメーカーの年収は?
それではさっそく、ハウスメーカーの平均年収についてのデータをチェックしてみましょう。
年収ランキング運営事務局によるとハウスメーカー業界の上位25社の平均年収は611万円。
そして、1位~5位までの平均年収は次のようになっています。
- 積水化学工業:912万円
- 大和ハウス工業:907万円
- 住友林業:859万円
- 積水ハウス:819万円
- ヤマウラ:739万円
ちなみに、国税庁が毎年発表している「民間給与実態統計調査」によると、日本の平均年収は458万円ですので、決してハウスメーカー業界の平均年収が低いというわけではないでしょう。
ただし、あくまでもこれは平均年収の高いハウスメーカー上位25社によるものですし、営業や技術職、事務など、職種によっても年収は変わってくることが考えられますので、その点は考慮しておきましょう。
また、これは営業職に限りますが、住宅業界では商品の単価が非常に高いため、商品(住宅)が売れた場合の歩合は非常に大きいといえます。
「若くしてガッツリ稼ぎたい」という人には夢のある業界かもしれませんね。
参考:年収ランキング運営事務局「ハウスメーカー企業の平均年収ランキング1位~25位【2023年最新版】」
参考:国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」8P
ハウスメーカーの離職率って実際どう?
他業界の平均や低い業界との比較を見てみましょう。
ハウスメーカーは離職率が高い印象を持っている方も多いのではないでしょうか。
ハウスメーカーに限定した正確な離職率はデータとして出ていないため、あくまでも住宅業界全体の離職率の話になりますが、住宅業界の離職率は他の業界と比較すると「高い」といえます。
一説によると、入社3年以内の離職率は50%、離職率が高い会社では90%にものぼるのだとか。
新卒3年以内の離職率の平均は32.3%でした。
逆に3年続けば、その後は長く働く方が多いので、住宅業界では『入社3年以内かベテランか』という図式になっていることが少なくないようです。
高い離職率の理由としては、住宅業界ならではの次のような特徴が関係しているようです。
- ノルマが厳しい
- 休日が少ない(土日出勤が多い)
- 残業が多くなりやすい(顧客の都合に合わせることが多いため)
- 業界的にいわゆる「体育会系」の会社が多い
住宅業界では完全実力主義という会社も多いので、なかなか成果を出すことができず辞めてしまう人も多いようですね。
なお、これに関連して不動産業界の離職率については以下の記事でも詳しく解説していますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね!
参考:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)を公表します」
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
高い離職率=悪い、とは限らない
離職率が高いと聞くとネガティブな印象を抱いてしまうのは仕方がないでしょう。
ですが、スキルを高めてどんどんキャリアアップするような転職が多いのであれば、離職率が高いといっても一概に悪いとはいいきれません。
また離職率が高い=人材の流動性が激しく、採用枠が空いており、転職のチャンスがめぐってきやすいことも意味しています。
体育会系気質の営業をみっちりと教え込まれてスキルアップした後、休日やプライベートをしっかりとれる業界に営業のエース候補として転職していく。
こうした離職であれば、当人にとっては問題ないのではないでしょうか。
ハウスメーカーで長く働きたいのか、スキルアップのために環境を活用したいのか、見極めることも重要です。
ハウスメーカーの就職で有利になる資格はある?
ハウスメーカーに就職するためには、目指す職種によって以下の資格を取得しておくと有利になるでしょう。
- 宅地建物取引主任者
- ファイナンシャルプランナー
- 住宅ローンアドバイザー
- 建築士
また、設計職を目指す場合には建築士資格が必須となるなど、職種によってもその必要性は異なります。
ここでは、どのような資格の取得が必要なのか、あるいはどのような資格を持っておくと就職に有利に働くのかをあらかじめチェックしておきましょう。
宅地建物取引主任者
「宅建」という呼び方でおなじみの宅地建物取引主任者は、住宅を購入する際の重要事項を説明したり、書類に記入を行うなど、不動産取引を行う上で必要となる国家資格です。
資格取得の試験では、不動産取引を行う上での法律や建設に関する制限についての問題が出題されるため、この資格を取得することにより不動産取引に関する知識が身につきます。
そのため、特にハウスメーカーの営業職として働く場合は、顧客に説明をする際などに役立つでしょう。
また、不動産を扱う業界全般で重宝する資格ですので、仮に不動産業界や建設業界に転職をする際にも持っておいて損はない資格といえます。
ファイナンシャルプランナー
こちらもハウスメーカーの営業職として働く場合に役立つ資格です。
ファイナンシャルプランナー(FP)と聞くと保険業界をイメージする人も多いかと思いますが、ファイナンシャルプランナーはいわば“お金に関することのプロ”。
住宅を購入する際には住宅ローンや税金をはじめ今後のライフイベントの問題なども大きく絡んできます。
そのため、FPの資格を持っていることで、顧客が「住宅は購入したいが、将来が心配」といった悩みを抱えている場合に、安心して住宅が購入できるような提案もできるでしょう。
なお、FPの資格には1級から3級がありますが、3級は入門的な内容となるため、仕事に活かすのであれば2級以上の取得がおすすめです。
住宅ローンアドバイザー
住宅を購入する際にローンを組む方も多いですが、一口に住宅ローンといっても様々な金融機関からたくさんの商品が販売されています。
そのため、顧客が自分にとって最適な商品を選ぶことは容易ではありません。
住宅ローンアドバイザーは、その名のとおり住宅ローンに関する知識を持つ証明となる資格。
ハウスメーカーの営業職として働く場合、この資格を持っていることでそれぞれの顧客に合った住宅ローン商品の提案をすることができるのです。
なお、この資格は3年ごとの更新制となっており、更新時には講習や試験などを受ける必要があります。
建築士
ハウスメーカーで設計の仕事に就きたい場合に必要となるのが建築士の資格で、資格には「一級」「二級」「木造」の3種類があり、全て国家資格です。
建築士の資格を取るためには、建築に関する知識だけではなく、設計図を描くことも求められます。
そのため設計だけではなく施工管理や営業などの職種でも、この資格を持つことで高い信頼性を得ることができるでしょう。
なお、建築士の資格を取るためには、大学や専門学校などで専門教育を受けていること、実務経験があることなどの受験資格が必要となります。
ハウスメーカーの“就職人気度”は?
学情が発表した2025年卒の学生対象『就職人気企業ランキング』によると、ベスト100社のうちハウスメーカーでは積水ハウスが80位にランクインしています。
なお、2020年卒を対象にした同調査では、ハウスメーカーは以下の4社がランクインしていました。
- 一条工務店(全体順位:67位)
- 積水ハウス(全体順位:71位)
- 旭化成ホームズ(全体順位:93位)
- 日本ハウスホールディングス(全体順位:97位)
残念ながら積水ハウス以外のハウスメーカーはランク外となりましたが、依然として同社は就活生に根強い人気を誇っています。
人気の理由は、やはりハウスメーカーとしての高い実績と安定した経営基盤にあるといえるでしょう。
同社の資料『Value Report 2023 』によると、2022年度までの累計建築実績は262万戸と発表されています。
また2022年度単年の売上高は2兆9,288億円、経常利益は2,614億円と大規模かつ安定した経営であることが見て取れるでしょう。
加えて、環境への配慮や多様性の推進などが、働きやすさに対するイメージアップにつながっていることも人気の理由のようです。
住宅業界の様々な情報はこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひお読みください。
参考:学情「2025年卒学生対象就職人気企業ランキング」
参考:積水ハウス株式会社「Value Report 2023 (2023年1月期)」
ハウスメーカーの就職に向いている人向いていない人
ハウスメーカーの離職率が高いのは前述のとおりです。
大手のハウスメーカーでも社員募集を行う頻度は高く、採用枠が空いている傾向にあります。
そのため、そもそも採用枠すら空かない業界と比較すると、ある意味では「採用ハードルが低い」といえそうです。
ただし、業界的に「向き・不向き」があるのも事実。
繰り返しになりますが、ハウスメーカーの離職率はお世辞にも低いとはいえません。
とはいえ、入社3年目あたりを境に離職する人と、そのまま働き続けてベテランになる人に分かれる傾向があるのも事実です。
では、その違いはどこにあるのでしょうか?
ハウスメーカーの就職に向いている人と向いていない人の傾向について確認していきましょう。
ハウスメーカーの就職に向いている人
まずは、ハウスメーカーの就職に向いている人の特徴から見てみましょう。
- 結果主義な人
- プレッシャーに対する耐性のある人
- 効率よく仕事ができる人
- 失敗しても落ち込み過ぎない、前向きな性格の人
- 住宅(家)が好きな人
業界的に年功序列ではなく実力主義の傾向が強く、昔ほどではないにせよ未だ体育会系な雰囲気のある企業も少なくありません。
いわゆる「メンタル強め」「フィジカル強め」な人の方が向いているといえるでしょう。
言い換えれば、年齢や社歴に関係なく、実力があり結果さえ出せば評価されるということ。
そういった気質の人や、自分の能力次第でいくらでも評価され、昇給できることにやりがいを感じる人にはおすすめです。
ハウスメーカーの就職に向いていない人
続いて、ハウスメーカーの就職に向いていない人について確認していきましょう。
端的にいうならば、前述したハウスメーカーの就職に向いている人と逆の気質を持っている人は向いていないといえます。
- 結果よりも過程を大切にする人
- 他人とコミュニケーションを取るのが苦手な人
- ひとつのことに集中して仕事をしたい人
- 小さなことにもこだわりがある、繊細な人
「営業」や「施工管理」は人とのコミュニケーションが重要であるためやむを得ないとはいえ、「設計」であれば内向きの気質を持った方でも活躍できる気がするかもしれません。
例えば「小さなことにもこだわりがある、繊細な人」は、設計においては強みになるのではないかと感じる方もいるでしょう。
たしかに、実際に設計を行う場面では繊細さや集中力も必要です。
ですが、ハウスメーカーで働く以上、プレゼンや交渉など、他の職種や顧客と関わる場面も必ず出てきます。
そのため、やはりコミュニケーション能力があるなど「向いている人」の特徴がある方が好ましいのです。
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
ハウスメーカー内でキャリアチェンジもできる
向いている人の特徴は、主に「営業」で大きく活躍できる気質です。
ですが、ハウスメーカー内にも「施工管理」や「設計」など様々な職種があります。何かの職種に向いていないからといって諦める必要はありませんし、別の適職があるかもしれません。
また、何か一つの職種を経験したあとで、ハウスメーカー内でキャリアチェンジしてもいいでしょう。
設計を知っている営業、営業を知っている施工管理、など活躍の幅を広げることが可能です。
さらに、働きながら資格も取得できれば、もしかするといずれ独立して自分の会社を持つことができるようになるかもしれません。
向いていない特徴があるからといって全てを諦めるのではなく、「自分の特徴」と「向いている人の特徴」を見比べ、合致している箇所を足掛かりにすればいいのです。
ハウスメーカーの営業のやりがいと求められるスキル
ハウスメーカーの就職では、設計や施工管理などさまざまな職種がありますが、やはり未経験でもチャレンジしやすいのが営業職です。
また実績次第では高収入を目指せることも魅力の一つ。
さらには住宅購入という、多くの人にとって一生に一度の大きな買い物のお手伝いができる貢献性の高さを感じながらやりがいを持って働くことができる仕事です。
そして、商談をまとめた際の充実感、住宅が完成した時の顧客の満足した顔を見ることは、何物にも代えがたい喜びになるでしょう。
以降でより詳しく、ハウスメーカーの営業のやりがいと求められるスキルについて見ていきましょう。
住宅の専門知識と提案力
多くの顧客にとって住宅は一生に一度の大きな買い物であり、可能な限り妥協せずに納得のいく家づくりをしたいと考えるものです。
そのため、専門知識が豊富な営業担当者であれば安心して相談ができます。
豊富な知識と経験からその顧客の潜在的なニーズや不安に思っていることを引き出し、解決に向けた提案をすることで、満足度が高い家づくりをお手伝いできるでしょう。
顧客の心をつかむ営業力
多くの顧客は1社ではなく、複数のハウスメーカーから提案を受けているものです。
ありきたりの提案では、深く印象に残ることはありません。
つまり、競合他社の営業と一線を画した提案をしなければ、受注につながる可能性は低くなってしまいます。
そのため、オリジナリティのある営業手法で、顧客の心をつかむことが必要になってくるのです。
気配りによる信頼関係構築力
最終的にどのハウスメーカーに依頼するかを決めるのは、営業担当者の人柄によるところも大きい傾向にあります。
そのため信頼関係の構築力が大きな武器になっていきます。
多くの顧客が初めて住宅を購入するため、大きな不安や疑問を抱えているものです。
その不安や疑問を敏感に察知し先回りした提案をすることで、信頼を寄せてもらえるでしょう。
また自社にとって不都合なことであっても、正しく伝えることも大切です。
こうした誠実な姿勢も、信頼を勝ち取るために必要になっていきます。
まとめ:ハウスメーカーに就職するなら
ハウスメーカーの就職に関する様々な情報をご紹介してきましたが、ここまで読んでみて、正直なところ、このように感じてしまった人もいるかと思います。
しかし当然、ハウスメーカーならではのメリットもあります。
それは以下の通り。
- 高収入が狙える
- 未経験者でも入社しやすい
- 高い営業力がつく
- 転職する際、有利になることが多い
給料は高い傾向にあるので、稼ぎたい人にとってはうってつけです。
また、企業の中にもハウスメーカーは厳しい業界と捉える会社は少なくありません。
そのため「ハウスメーカーで働いていた」ということで、あなたの評価がプラスになることもあります。
(もちろん絶対ではありませんが)
仕事の忙しさに関しては、ある程度の覚悟が必要になるかもしれません。
しかし、以下のような人にとっては、活躍が見込める業界です。
- 住宅が好きな人
- 営業として成果を出したい人
- 稼ぎたい人
ぶっちゃけ、どんな仕事にもメリット・デメリットはあります。
ただ、デメリットを「とても負担に感じる」のか「さほど気にならない」のかには個人差があり、そこが自分にとっての「合う・合わない」になってきます。
もちろん見つかります!
でも、そのためにはしっかりと自己分析をした上で、さらに企業研究を行うことが大切。
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