就職・転職を考える20代の方に向けて、パート①、パート②では職種についてご紹介してきました。パート③となる今回は、あなた自身の自己分析について考えてみましょう。
自分について知る(なぜ自己分析が必要なの?)
就職活動を始める前に、まずは自分自身が「どんな人間で」「何に興味があり」「どんな価値観を持ち」「どんな能力があるのか」を理解しておくことが必要です。自分のことをまったくわからず、どんな仕事に就きたいのかもわからないまま就職活動を行うことは、目的地もなく広い海を彷徨うようなものです。
自分がどこへ行きたいと思っているのか、その目的地でどんな力を発揮して何をしたいのか、何ができるのかが明確であれば、迷うことなくある程度の自信を持って目的地に向かうことができます。
つまり就職活動を始める前にしっかりと自己分析をして、自分の「特性」「興味」「価値感」「能力」を明確にすると志望企業が見つけやすくなり、面接でも高い評価を得る確率が高まるのです。
自分の経歴を整理しよう
あなたの学業や資格など、これまでの経歴をまずは整理していきましょう。
学歴について
学歴はあなたの努力を見る一つの指標です。難易度の高い有名大学を卒業していると、「継続した努力ができる人だ」という印象を与えることができます。しかし難易度の低い大学を卒業していたとしても、学業に励み、ゼミの研究等で成果をあげられたのであれば、良い印象を与えられる可能性が高いです。
経験、スキル、資格について
資格を持っているということは、「資格をとれるだけの能力とそういったことに興味があるという志向性」を示すことができます。たとえばTOEICで800点以上取れていたら、なかなか高いレベルで英語力があり海外志向もありそうだという印象を持たれるでしょう。
しかし数ヶ月の付け焼き刃で取れる資格が決め手となって採用されることは、まずありません。その意味では就職に有利な資格はないと考え、資格を取ることばかりに注力しないように心がけてください。
学業・ゼミでの専攻内容
学業やゼミでの専攻内容というものも、面接官に印象を与えます。たとえば経営学を深く勉強しているのであれば、企業経営に興味があるのかもしれないといった印象を与えられます。
もちろん専攻しているだけでは強いアピールになりません。今何を勉強しており、これからどのような勉強をしたいと考えているのか、またそもそもなぜその分野の勉強を始めたのかをわかりやすい言葉で伝えられるぐらい勉強について理解して初めて、その分野に対する興味が深いことを示すことができるのです。
しかし所属学部は、選考には関係ありません。あくまで学業やゼミでの勉強も、「その業界・企業への興味」を語る入り口にしかならず、勉強しているから採用するということはほとんどありません。
部活/サークル/アルバイト/前職などでの実績
全国大会優勝、営業で月間一位を獲得など、わかりやすい実績というものも面接官にプラスの印象を与えます。全国大会で優勝となれば、学歴同様「継続して努力ができる人だ」という印象を与えられますし、営業での実績であれば、「営業への適正」を相手に印象づけられます。
こういったわかりやすい結果というのは、相手にいい印象を与えやすいのです。もちろん就職活動で大事なのは結果だけでなく、「結果を出すまでの過程を伝えること」。だからこそ、履歴書を見てもらえればわかる結果というものに焦点をあてて話すのではなく、結果を出すための過程を話すことが重要です。結果が出ている分、過程の話にも説得力が出ます。
部活/サークル/アルバイト/前職などでの役職
企業では一人で仕事をすることは少なく、大抵はチームで動きます。そのためあなたがチームの中で、どのような役割を果たしているのか、面接官は非常に興味があります。
リーダーシップの塊なのか、リーダーを支えながらリーダーと全員の橋渡しになるタイプなのか、自分のできることを職人気質に地道に取り組むタイプなのかなど、組織には色んな人がいますよね。
役職というものも、あなたがどんな人なのかという印象を他者に与える力があります。たとえばサークルやゼミで代表をしているような人であれば、組織をまとめる力がある人だという印象を与えることができます。もしそういった役職についていないのであれば、相手はあなたの人柄、チーム内での役割がわかりませんので、その部分を丁寧に説明してあげることが重要です。
たとえば縁の下の力持ちタイプや、リーダーではないけれども一対一で色んな人の話を聞きながらまとめていくタイプの人であれば、それをよく表わすエピソードを交えて面接での受け答えをしましょう。
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あなたの経歴の弱みはなんだろう?
就職・転職をする際、あなたのキャリアにおいて弱みとなることがあるかどうか、整理してみましょう。
短期離職してしまった方
どのような理由であれ、短期離職は面接官にいい印象を与えません。前職の悪口にならないように退職理由を伝える必要があります。
具体例1:営業が嫌で別の職種に転職する場合
「前職では営業として勤務しておりました。日々、お客様に提案をして感謝されることにやりがいを感じておりました。しかし営業として働いていく中で、徐々に将来性のある◯職で専門的なスキルを身につけたいと思うようになり、転職を決意しました。
◯ヶ月という短期間で退職することは、自分自身のキャリアにとって非常にマイナスになるため迷いました。しかし未経験の分野に挑戦するのであれば、若いうちに挑戦しようと思い退職するに至りました。」
具体例2:労働時間が長くて退職した場合
「前職では◯ヶ月の間、営業職として、毎日400件程度テレアポをしたり飛び込み営業を行っており、終電で帰るという働き方をしておりました。長期的に働くことを考えた際に、続けていくことに対して不安が大きくなり退職を考えるようになりました。
入社前に、どのような働き方をするのかという点をしっかりと把握せずに企業を選択した自分自身の甘さが、短期離職につながった原因であると大変反省しております。」
※労働時間が原因で退職した場合は必ず具体的な数字を入れて話すようにしましょう。
一人で就職活動の一歩を踏み出せない方、弊社のカウンセラーがサポートさせていただきます。経歴の弱みをカバーするほどの強みを作っていきましょう。詳しくは下記サイトの『ウズキャリ』をご覧ください。
空白期間が長い方(3ヶ月以上)
どのような理由であれ、空白期間が長くなるとやはり面接官にいい印象を与えません。なので空白期間がある方は、面接官が納得する理由を説明できるようにしましょう。
具体例:なんとなく公務員/難関資格取得 を目指していた場合
「新卒時代には働くイメージを持つことができず、公務員/難関資格取得 を目指しました。しかし結果がみのりませんでした。同級生が社会人として成長している姿を見てこのままではいけないと思い、就職活動を始めました。現在は遅れを取り戻すべく○職として働き、成長していきたいという思いで就職活動を行っております。」
このように素直に反省していることを示し、これから頑張っていきたいという意欲を伝えるようにしましょう。
以上、キャリア情報について見てきましたが、確認したのはあくまでも自分を客観視するためです。自己分析をした結果、自信喪失してしまい資格を取得しようとしたり、なんとなく公務員を志望するという行動に走りがちですが、数ヶ月で何とかなるものではありません。ですから自分のキャリア情報を客観視した上で、行動に移していくことが大事です。
就職活動は、経歴で全てが決まる訳ではありません。面接におけるコミュニケーションの比重が非常に大きいです。高学歴の方が落ちて、学歴は並でアルバイトしかしていなかった方が受かる場合が起こります。
だからこそ、現状を受け入れた上で自分自身を魅力的にアウトプットする能力を最大限高めることに注力しましょう。
一人で悩まずに誰かに相談してみよう
自己分析しても結局自分のやりたいことがわからないこともあると思いますし、また「自分のやりたいこと」に固執しすぎてしまってなかなか就職活動がうまくいかないこともあると思います。また、どのように自分をアピールすればいいのかわからないこともあるでしょう。
そんな時は人材紹介会社を利用してみましょう。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。世の中にはいろいろな仕事があります。仕事を選ぶことに迷うこともあると思います。自分でわからないときはプロに相談してみるのもいいかもしれません。弊社に来てくだされば、内定獲得まで徹底的にサポート致しますよ!