もくじ
決して簡単ということではないですが、対策するにあたってのポイントを抑えれば、内定を取ることも十分できますよ。
よかったら、専門学校を卒業後、2年間フリーターをしてきたMさん(23歳・男性)の就職活動について、インタビューしてみませんか?
UZUZが徹底サポート!
Mさんが既卒フリーターになった経緯
それで新卒のときは、ITエンジニア職を中心に就職活動をしました。
しかし残念ながら新卒では内定を獲得できず、そのまま既卒となってしまいました。
また、「エンジニアとしての働き方よりも、より人とふれあう仕事を経験してみたい」という想いもあって、就職活動に迷いがありました。
卒業後の経緯
アルバイトの仕事ではありましたが、全力で取り組み、店長からも信頼されるようになっていきます。次第に新人教育、在庫管理、現金管理などの幅広い業務を任されるようになります。
そのため接客のアルバイトに夢中になってしまい、気づけば学校を卒業してから2年もの月日が経っていました。
しかし、「このままアルバイトを続けていては、さすがにヤバい……」と思うようになり、就職活動を開始しようとUZUZに登録しました。
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
フリーターになる理由について
なお、独立行政法人労働政策研究・研修機構が行なった調査によると、2001年から2011年でフリーターになった理由として、主に以下が挙げられました。
- 仕事以外にしたいことがあるため
- つきたい仕事のための勉強や準備などのため
- つきたい仕事がアルバイト・パートでも可能なため
- 自分にあう仕事を見つけるため
- 正社員として採用されなかったため
- 生活のために一時的に働く必要があったため
- なんとなく
- 正社員がいやなため
それぞれ、理由は異なります。
就職活動をするにしても、そもそも自分はなぜフリーターという選択肢を取ったのか、そして今なぜ就職すべきと感じているのか、考え直してみるといいでしょう。
就職活動のポイント
就職活動において、自然と笑顔を出せる方は高い評価をもらいやすく、新卒・既卒・第二新卒・中途どれでも関係なく内定が取りやすいそうです。
「4大卒以上」の方しか採用しない企業も多くあるため、専門学校卒の私では、選べる求人の幅が狭くなっていました。
しかし今回は、募集要項で「4大卒以上」と書いている企業も受けることにしました。
応募条件に満たなかったのですが、代行して企業へエントリーしていただきました。
希望する企業の求人が「4大卒以上」のみの募集であったとしても、人柄や接客のアルバイトをプラスに評価してもらえる場合があるそうです。
私の場合も、キャリアカウンセラーさんが求人企業に直接電話してプッシュしてくれ、書類の通過率を高めることに成功しました。
そのため「今後働いて、どう成長していきたいか?どんなキャリアを積みたいか?」をしっかりアピールする練習を何度も繰り返しました。
今までのブランクを取り戻して、同級生に追いつけるよう頑張りたいと思っています。
UZUZではMさんのように既卒になってフリーター生活を送った後に、就職活動をスタートさせ内定を獲得された方が他にもいらっしゃいます。
詳しくはこちらの記事をチェックしてみてくださいね。
Mさんが専門卒のフリーターから就職に成功した3つの理由
ですが、聞いて終わりだと学びにつながらないので、なぜMさんが就職に成功したのかについて、総括してポイントをおさらいしていきましょうか。
理由1:若いうちに動いたから
Mさんが早期に内定を獲得できた大きな理由は、年齢が23歳とまだ若かったことです。
フリーターとしてなんとか生活できていると、就職活動をしなければならないのは分かっていても、なんとなく先送りしてしまい、ずるずるとフリーターを続けてしまうケースが少なくありません。
しかし、年齢が高くなればなるほど就職の道はきびしくなり、30代になると、正社員就職は一気に難しくなるのが現実です。
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
30代以降のフリーターの就職率は一気に低下
フリーターの年齢別就職率を見ると20代前半では30%以上と一番高いのですが、30代になるとガクッと下がります。
30代以降は15%程度でそれほど変わりません。20代のうちに就職活動をすることが大切なのがよくわかります。
15~19歳 29.9%
20~24歳 32.7%
25~29歳 25.5%
30~34歳 18.1%
35~39歳 15.5%
40~44歳 15.6%
フリーターから正社員に就職を考えているのなら、一日も早く行動するべきということがデータにも現われているのです。
参考:独立行政法人労働政策研究・研修機構「若年者の就業状況・キャリア・ 職業能力開発の現状3-平成29年版「就業構造基本調査」より-」
理由2:未経験でも入りやすい業界を選んだから
Mさんが選んだ職種は、アルバイト期間の経験を活かせる販売職ではなく、データセンターのエンジニア職でした。
フリーターから正社員を目指しやすい仕事は、未経験可能の仕事や人材不足の業界の仕事です。
手厚い研修が用意されている仕事であればさらにいいでしょう。
理由3:人柄が評価されたから
企業が未経験の若い人材を採用する場合は、高いビジネススキルを求めているのではなく、人柄・性格や積極的な姿勢を見ています。
Mさんは、自然と笑顔が滲み出る人当たりのいい性格であったことが評価されました。
20代には、変化への対応力や柔軟さを期待し、これから成長するポテンシャルを見込まれて採用となっています。
専門学校卒のフリーターから就職するための注意点
就職するうえでの注意点についても、ついでにまとめてもらえるとありがたいなぁ〜。
しっかりと自己分析する
学生時代のアルバイトからそのままフリーターとして働いている人の多くは、いわゆる就職活動の経験がありません。
この機会に、就活生が必ず行う自己分析をしっかりやっておくことがおすすめです。
最近では転職サイトで自己分析のための無料ツールが多くありますので、そういったものも活用し、自分の強みや弱みを把握しておくといいでしょう。
以下、いくつか無料ツールを試してみてはいかがでしょうか。
幅広い業界でニーズのある仕事を選ぶ
職種を選ぶ際には、専門学校で学んだことにこだわりすぎると経験がないことで就職が難しい場合もあります。
職種や業界は柔軟に考えるほうが成功しやすくなります。
営業職やエンジニア職は、業界に関わらずニーズが高い仕事です。
そこを入り口にして正社員としてのキャリアを積むという戦略もいいでしょう。
就職活動にはお金が必要
就職活動にかかる期間は3ヶ月程度です。
この間は就職活動に集中するためアルバイトをしなくてもいい程度の貯金をしておきましょう。
アルバイトをしながら就職活動をするのは、時間のやりくりが難しくなります。
就職活動にはスーツや靴などを購入したり、交通費がかかったりと意外とお金がかかります。
就職のためにまずは貯金をしておきましょう。
改めて大学に入り直した後の就職では遅い
よさそうな求人は四大卒ばかりということで、フリーターから改めて大学受験し、四大卒の資格を得たほうがいいのではと考えるかもしれません。
しかし、卒業するころには年齢がさらに高くなり、経験もない状態ですのでさらに就活が厳しくなるのでおすすめできません。
まずは正社員としてのキャリアを早めにスタートすることのほうが、その後のことを考えても良い選択となるでしょう。
専門家に相談する
フリーターになった人の多くは、きちんとした就職活動の経験がないので、どのように準備を進めていけばいいのかよくわからないのではないでしょうか。
フリーターを脱出し就職しようと思ったら、まずは就職・転職エージェントなどの専門家に相談するといいでしょう。
ちなみに、私たちUZUZは、専門卒や既卒の方の就職活動のサポートも行なっております。
キャリアカウンセラーによるカウンセリングや、完全オーダーメイドの面接対策、ブラック企業を徹底排除した求人のご紹介、入社後のサポートなどの各種サービスを提供しています。
ぜひ、ウズキャリをご検討ください!
まとめ
フリーターを続けていると、無理して就職しないでこのままでもいいかなと、考えてしまうことがあるかもしれません。
ただし、Mさんのインタビューでもあったように、ふと不安になる瞬間もきっとあるはずです。
若いうちはそれほど違いがなくても、フリーターと正社員では将来的には大きな差となっているのが現実です。
もし、少しでも正社員として就職したほうがいいのかな、と思う気持ちがあれば一日も早く行動することです。
まだ若いうちに、未経験で入れる業界で頑張ってみる。
そして、自分なりに真摯な態度で仕事に取り組んでいくことが、ポイントになります。
まずは一歩、踏み出していきましょう。
UZUZが徹底サポート!