就職する時には、どんな人でも書かなければならないのが履歴書です。
就職活動の経験がないと、「これまで履歴書を書いたことがない!」という方もいるかもしれませんが、現在既卒であっても就職するなら履歴書は用意しなければなりません。
アルバイト経験しかないから、履歴書の見栄えはすっごく悪いよ! 書類で落とされちゃうんじゃないかな?
たとえ、これまでアルバイト経験しかない既卒でも就職に成功することは可能です!
履歴書の書き方にはコツがあって、ポイントさえ押さえておけば、人生初の履歴書作成でも企業が納得してくれるものに仕上げられますよ。
ここでは、既卒でアルバイト経験しかない方でも書類で落とされにくくなる履歴書の書き方を教えます!
UZUZが徹底サポート!
採用率アップ!受かる既卒の履歴書のポイント
まずは、採用される確率を上げる履歴書の用意の仕方を押さえていきましょう。
ポイントは大きく分けて、
- できるだけ空白ができないフォーマットを選ぶ
- 写真は写真館で撮る
の2つ。
それぞれ詳しくチェックしてから、履歴書を準備するのがカギです。
焦らず、ひとつひとつ押さえていきましょうね。
できるだけ空白ができないフォーマットを選ぶ
あなたなら、
- 空白だらけの履歴書
- しっかり書き込まれているように見える履歴書
があったとしたら、どちらと面接しようかなと思いますか?
そう!
だからこそ履歴書を準備する時には、できるだけ空白ができないようなフォーマット(書式)のものを選ぶのが重要になってくるのです。
実は、履歴書にはフォーマットが複数パターンあり、はじめにどのフォーマットを使用するかを決めなければなりません。
一般的には「JIS規格かそれ以外のパターンのどちらにするか」をまずは選択します。
JIS規格の履歴書とは、日本工業規格(JIS=Japanese Industrial Standardsの略)で規定されている帳票の設計基準に照らし合わせて作られた履歴書のこと。
サイズや項目が決まっていて、困った時や迷った時はJIS規格のものを使用していれば間違いはない、というものです。
しかし、JIS規格のものは学歴や職歴を記載する項目部分が広く取られているため、就職したことのない既卒の場合は、空白ばかりが目立つ履歴書となってしまいます。
そのため、既卒の場合はできるだけ空白にならないように作れられている履歴書を使うのがおすすめです。
履歴書のフォーマット(テンプレート)は、インターネット上でも様々なスタイルのものをダウンロートできますし、100円均一ショップなどでも販売されています。
中には学生・バイト用など、社会人経験のない人用の履歴書が用意されていることも!
自分に合ったものを選択するのが一番です。
UZUZでも、履歴書のフォーマットを用意しているので「どんなものを選べば良いのかわからなくて心配」という方は、UZUZの履歴書をダウンロードしてみましょう。
写真は写真館で撮る
履歴書には証明写真を貼り付けます。
証明写真は、街なかで見かけるボックス型の証明写真機(スピード写真機)で撮る方も多くいますが、できるだけ写真館できちんと撮影するのがおすすめです。
その理由は、応募する側が思っているよりも、採用する企業側は写真をしっかりチェックしているから。
いいえ、チェックしていると言っても「美人だから/顔がいいから採用される」わけではありません。
企業側は、証明写真で「清潔感はあるか/身なりを整えられているか」などを見ています。
証明写真機で撮影した証明写真が絶対にダメ、というわけではありません。
しかし、以下の理由から写真館での撮影をおすすめしています。
- カメラマンに服装や顔の向きなどをチェックしてもらえる
- 撮影画像の補正ができる
- 撮影データをもらえるケースもあり、焼き増しなどにも対応してもらえる
- 現像された写真の紙質がよい
まず、写真館にはプロのカメラマンがいて撮影をしてくれます。
そのため、
- 服装の乱れ
- 顔の向き
- 肩の位置
など細かくチェックし、「証明写真として最適な状態」になった瞬間に撮ってもらえます。
就活用の証明写真撮影に慣れたカメラマンであれば、「襟の位置」や「ネクタイの形」、「髪を耳にかけるのかどうか」なども見てもらえちゃうんです。
「これで大丈夫かな……?」と不安な時にも安心です。
また、撮影画像の補正もできるので「しっかりまとめたはずの髪の毛が数本出てしまってだらしなく見える」など、ちょっとした気になる部分をキレイにした状態で現像することも可能。
撮影データをもらえば、WEBエントリーにも同じ写真を使用できます。
現像された時の紙質もよいので履歴書を持った時にすぐ写真館で撮ったのかどうかがわかります。
「証明写真を写真館で撮ったかどうかが採用に大きく関わる」とは限りませんが、できることは最大限やっておいたほうが安心ですよね!
【既卒の履歴書の書き方】学歴・職歴編
履歴書には、学歴・職歴を書く欄があります。
既卒の場合でも、学歴・職歴の記入は必須項目。
と後ろ向きになりがちな項目ですが、何社も受ける時でも書く内容は同じ。
事実を書くだけなので一度きちんと書けるようになれば、履歴書作成のうえでは簡単な作業となります。
学歴や職歴は、正しく書くように心がけましょう。
学歴は隠さずにすべて書く
学歴は全て事実として記入します。
たとえ大学を1年で辞めてしまっていたとしても、入学した事実や中退した事実をしっかり書きましょう。
学歴は、高校または専門学校から記入してあれば問題ありません。
もし中学から書く場合には、中学卒業から記入するといいでしょう。
年号については、元号なら元号に、西暦なら西暦で履歴書全体を通してどちらかに統一しておくようにします。
元号は変わってしまうため実際に何年前の話になるのかがパッとわかりづらく記入時にも間違いが起きやすいので、西暦での表記がおすすめです。
卒業・入学をそれぞれ記入し、中退の場合は「中途退学」と記入しましょう。
学歴
2013年3月 ◯◯県 ◯◯市立 ◯◯中等学校 卒業
2013年4月 △△県立 △△高等学校 △△科 入学
2016年3月 △△県立 △△高等学校 △△科 卒業
2016年4月 ☓☓大学☓☓学部☓☓学科入学
2017年9月 ☓☓大学☓☓学部☓☓学科中途退学
アルバイトの職歴も省略せずに全部書く
学歴の次は、アルバイト歴・職歴です。
正社員として勤めた経験があれば、「アルバイト歴の次に職歴」と記して書くようにします。
アルバイト歴は、高校時代や大学時代にしていたものについては基本的には記載せず、既卒として働いているもののみの記載とします。
ただし「学生時代からのアルバイト先で既卒になってからも引き続き働いている」という場合には、開始時期について事実を記載するのは問題ありません。
また、様々なアルバイトをしてきていて書ききれない時には、
を優先して記入しましょう。
大体3社以上でアルバイトをしてきた場合には、2社程度を残して「他◯社」と書きます。
注意点は、会社名は正式名称で書くこと。
たとえばUZUZなら、【株式会社UZUZ】が正式名称です。
飲食店やショップなどでは、お店の名前と会社名が全く異なるケースもあるので、きちんと調べてから記載するようにしましょう。
2017年9月 株式会社◯◯ △△店 開始
2018年8月 株式会社◯◯ △△店 終了
2018年8月 ☓☓株式会社 □□店 開始
2019年4月 ☓☓株式会社 □□店 終了
以上
【既卒の履歴書の書き方】志望動機編
学歴・職歴(アルバイト歴)を記載したら、次は志望動機に取り組みましょう。
志望動機の書き方のポイントや注意点は
- 既卒になった経緯は隠さない
- 「これからどうしたいか/どうなりたいか」をしっかり書く
- テンプレート通りの志望動機は逆効果
の3つ。
それぞれ詳しくチェックしていきましょう。
既卒になった経緯は隠さない
まず、大切なのが既卒になった経緯は隠してはいけないということです。
などは正直に答えやすいのですが、
といった理由は、正直に伝えるのを迷ってしまうかもしれません。
既卒になった経緯は人それぞれで、様々な背景や理由があるものです。
志望動機を書くときには必ず触れておきたいものですが、経緯自体は、それほど重要ではありません。
既卒になった経緯が大事なのではなく、その事実を見つめ直しこれからに目を向けられているか、反省し次に生かせられるようになっているかが大切なのです。
既卒からの就職の場合、企業側は
- どうして既卒になったのか
- なぜ今就職しようと思ったのか
という疑問が素直に浮かびます。
その回答となるように、
- 既卒になった経緯を正直に書き
- なぜ就職しようと思って
- どう既卒という不利な状況を克服しようとしているのか
を書けるようにしましょう。
「これからどうしたいか/どうなりたいか」をしっかり書く
今回の3つのポイントのうち、もっとも重要なのがこれからどうしたいか/どうなりたいかです。
「既卒になった経緯を書く」という項目でも触れましたが、「なぜ就職しようと思ったのか」に関わってくるのが「これからどうしたいか/どうなりたいか」の部分。
といえたら履歴書に記載する志望動機としては、上出来です。
履歴書の志望動機欄は無限に書けるものではありません。
「これからどうしたいのか/どうなりたいのか」をまずは箇条書きで書き出していき、要点をまとめるようにしましょう。
その後、
- 既卒になった経緯や反省点
- これからをどう考えていて
- 今何がしたい/必要だから志望しているのか
という流れを作って記載するのがおすすめです。
テンプレート通りの志望動機は逆効果
ここまでお伝えしてきているように、既卒になった経緯もこれからどうしていきたかも千差万別。
百人いたら百通りの答えが出てくるものです。
世の中にはたくさんの志望動機のテンプレートが存在しますが、内容を自分に合わせてちょこちょこっと変えただけのものは、企業側にも見抜かれてしまいます。
テンプレートをチェックして、書き方を学ぶのはもちろんOK!
でも「テンプレートをコピペしてきてその中の文言を自分に合うように直すだけ」という作業はせずに、必ず1から書き上げるようにしましょう。
【既卒の履歴書の書き方】完成後チェック項目
履歴書を書いたら抜け漏れがないかチェックすることが大切です。
重点的に確認しておきたい項目は3つあります。
それぞれ提出前に必ずチェックしておきましょう。
誤字脱字は徹底的にチェック
手書きでもパソコン作成でも、誤字脱字は命取り。
徹底的にチェックしてから提出へと進みましょう。
手書きなら漢字も「横線がひとつ多い」とか「点がない」とか細かなところで見落としがち。
パソコンの場合は、送り仮名が間違っていたり、“てにをは”がおかしかったりすることも……!
では誤字脱字のチェックポイントをお伝えします。
- 文章の流れに沿って誤字脱字がないかを確認
- 文としてではなく、文字として1文字ずつ合っているかを確認する
- 1文ずつチェックして、“てにをは”や送り仮名を見る
- 最後にもう一度文章を流れるように読んで、おかしいところはないかを確認する
上記の順番で行うと、抜け・漏れが少なくなりますよ。
また、人にチェックしてもらうのもいいでしょう。
履歴書の日付はいつにする?
履歴書には「日付」を記入する欄がありますが、ここには提出日を記載しましょう。
9月30日に提出するなら「◯◯◯◯年9月30日」と書きます。
この時に書く年号は、学歴や職歴で記載した元号/西暦のどちらかに合わせるように気をつけてくださいね。
郵送する場合は、到着日はわからないので投函日を記載します。
その際は、必ず記載した日に投函できるよう、記入後すぐに封筒へ入れ投函しにいくようにするのがおすすめです。
郵送の場合は送付状(添え状)もあると印象アップ
履歴書を郵送するなら、送付状(添え状)をつけると印象がアップします。
送付状(添え状)とは、郵送物につけるあいさつ文のような書類のこと。
ビジネス上の郵送物には、送付状をつけるのが一般的なため、「ビジネスマナーが身についている」というアピールにもつながります。
送付状には、
- 投函日
- 宛先(会社名・部署名・名前)
- 署名(名前・住所・電話番号・メールアドレス)
- 件名(<職名>応募の件、など)
- 頭語+時候の挨拶+簡単な自己紹介PR文+締め文
- 結語(敬具、など)
- 記(同封書類の内容と枚数)
を記載します。
“同封書類の内容を伝えるためのもの”という意識を持って、簡潔に記載するようにしましょう。
自分の作った履歴書では不安な場合は……
そんな時には、プロの手を頼ってみませんか?
わたしたちUZUZも含め、就活支援サービスを行っている会社の中には、既卒向けのサポートを専門としているところもあります。
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まとめ
就職するなら、履歴書の作成は避けては通れないもの。
書類選考がある場合は、履歴書が採用の合否を左右する最初のハードルになります。
と思っているなら、それは違います!
確かに既卒という状況は不利にはなりますが、それでもしっかり企業が納得するような履歴書を作成し、前向きに就活に取り組めば、就職成功は可能です。
不安な時にはプロの手を頼りながら、就職成功に向けて一歩踏み出していきましょう!
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