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プラントエンジニアリングとは
プラント≠植物
早速ですが、皆さんは「プラント」という言葉をご存知ですか?
「プラント?確か中学で植物って習ったような…」
もちろん、それとは違います。
確かに、プラント(plant)とは英語で植物や草花を意味する言葉ですが、
その他にも工場あるいは製造設備を指す言葉でもあります。
社会インフラを支えるプラント業界
最近は工場見学が夜のデートコースとして人気があるそうです。
実は、そのような工場のことを多くのエンジニアたちは愛情を込めて「プラント」と呼んでいます。
プラントでは、日々、人々の生活を支えている石油製品などのエネルギー源や工業材料(Product)が生産されています。
これらがいわゆる「メーカー」と呼ばれる会社の仕事です。
それでは、その製品を生産する設備である「プラント」は一体どこが作っているのでしょう?
「そりゃ、製品に関する知見を多く持っているメーカーでしょ!」
それもちょっと違います。
半分正解で、半分不正解といったところです。
プラントを作るのはプラントエンジニアリング会社
確かに直感的には、製品について様々な知識や経験を持っているメーカーがプラントを造っている方が自然です。
しかしプラントは、数万から数十万という数の産業装置や部品(タービン、反応器、配管など)からなる複雑かつ巨大な製造施設であり、その建設は、「機械・化学・電気・土木・情報」など様々な分野のエンジニアと、卓越したプラント施工管理能力を持つプロジェクトマネジャー(PM)の力が結集してようやく実現する「非常に長い時間と経験豊富な人材を要する」お仕事なのです。
ですので、プラント建設は「プラントを造ること」に特化した「プラントエンジニアリング会社」が行っているというのが正解です。
メーカーとプラントエンジニアリング
確かにメーカーの中にはエンジニアリング部門を有する会社(三菱重工、IHIなど)もあるのですが、大概のメーカーはあくまでプラント運転のエキスパートであり、上述のようなプラント建設のエキスパートではありません。
したがって多くのメーカーは、プラントエンジニアリングに特化した子会社を持っています。
(例:新日鉄住金エンジニアリング、東レエンジニアリングなど)
もちろんメーカーはプラント運転のエキスパートとして、「生産効率の最適化」あるい「市場ニーズに応じた生産量調整」などのエンジニア魂をくすぐるやりがいのある仕事を行っていますし、メーカーとプラントエンジニアリング会社のどちらが優れているかは一概に言えません。
(うちの頑固おやじ(メーカー勤務)はメーカーの方が偉いなどと言っていますが…)
しかし今回はページ数の都合もありますので、とりあえずプラントを造る側、すなわち「プラントエンジニアリング業界のお仕事」についてのみ説明したいと思います。
(機会があれば今後様々なメーカーについても取り上げたいと思います!)
プラントエンジニアリング業界解説の流れ
以下の3部構成を考えております。
- プラントエンジニアリングとは?
- プラントエンジニアリング会社で働くメリット
- どういった人材が求められているか?
それではさっそく「2.プラントエンジニアリング会社で働くメリット」を見ていきましょう。
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