化学という専攻分野は、汎用性が高く、多彩な就職先があることで知られています。
とはいえ、逆に選択肢が多いと迷ってしまうものですよね。
そこで今回は、化学分野を専攻している大学院生の方のために、化学の知識をいかして就職し活躍することができる業界をまとめてみました。
院生の人気を集める業界から、ちょっと意外な就職先まで。
多彩な化学専攻者の就職先をご紹介しますので、是非参考になさってくださいね。
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「化学」を専攻した大学院生の就活メリット
経験をいかしてものづくりに携わることができる
化学の知識をいかした就職のメリットはなんといっても「好きな研究を続けられる」ことや、「生活に身近な新製品の誕生に立ち会えること」ではないでしょうか。
やりがいは人それぞれですが、自分が好きな物や身近な人が笑顔になるものを作り出せるのは嬉しいですよね。
化学の経験や専門知識を持っていることを歓迎している企業の多くが、ものづくりに携わっています。
そして化粧品や医薬品、製造業など私たちの生活に密着している欠かせない製品を取り扱っています。
「院卒」を必須条件にしている求人もある
研究開発職の中には、修士課程以上の卒業を条件にしている求人があります。
学部卒では応募することができないこれらの求人も、修士課程を修了していれば応募することが可能です。
院生に求められるのはより高度な専門的知識とスキルで、院卒だからといって特別な扱いを受けることはありません。
実力主義の企業も多いので、ただ何となく大学院に進学したのではなく、目的をもって研究に取り組んでいる方が就活を成功させています。
特に注意したいのが2016年から就活のスケジュールが変更になり、修士・博士ともに夏の学会と就活の面接が重なってしまう点です。
早めに活動を開始するだけではなく、情報収集をしておき、後れを取ることがないように心がけてくださいね。
学部卒よりも専門的な知識をいかして就活をすすめやすい
化学の知識をいかして就職をしたい場合、院卒の方がより専門性の高い勉強や研究をしているので、就活を有利にすすめやすいメリットがあります。
また、単純計算をしても学部卒より院卒の方が卒業する人数がぐんと少なくなりますよね。
そのため、学部卒よりも院卒の方が推薦を貰いやすいといわれています。
研究が忙しくて就活の時間を思うように確保できない方は、早いうちに教授の推薦や学校推薦が利用できるか確認して一般応募とあわせて検討してみてくださいね。
研究をいかして就職をしたい場合には、身に付けた技術力や専門的な知識をわかりやすくアピールできるように、自分の学んだことに対して自信を持つだけではなく、丁寧に解説できるように練習しておきましょう。
理系修士の就活のコツを学びたい方こちらも合わせてご一読ください。
「化学」専攻の大学院生に人気のある業界とは?
ここからは化学を専攻している大学院生に人気のある「業界」について解説していきます。
化学メーカー
専攻をいかせる業界として人気を集める化学メーカー。
1つのメーカーが複数の分野をカバーしているので、「生活に役立つものを作りたい」とか、「最先端の研究をしたい」など希望にあった分野で活躍するメーカーを選びましょう。
気になる業界シェアは、分野別に丁寧に紹介してある記事がありますのでそちらを参考になさってくださいね。
既卒のための業界解説|化学メーカーのビジネスモデルは?(業界解説Vol.1)
医薬品メーカー
医薬品業界は化学専攻の就活生に人気を集めている企業が多くあります。
医薬品業界では1位の武田製薬をはじめとし、2位のアステラス製薬、3位の第一三共製薬と、国内だけではなくグローバルなフィールドで活躍する企業が多くあるのが特徴です。
少子高齢化に伴い医薬品のニーズは年々高まりを見せていますが、ジェネリック薬品の推奨など医療費抑制の波があり苦戦を強いられると予測されています。
そんな状況を打開する為に、革新的な創薬に取り組み、研究・開発に力を入れる企業が多いので求人も豊富です。
化粧品メーカー
化粧品業界は女子学生を中心に根強い人気を誇っています。
商品企画にあわせて化合物を合成するので、専攻や研究をいかすことができます。
化粧品業界の1位は花王、2位は資生堂、3位はコーセーで、通信販売主体の化粧品会社や、異業種から参入してきた企業も多くあります。
男性用化粧品の伸びが著しく、シニア向け製品にも商機があり、ネット通販をはじめとした新しい販売網への対応が今後の命運を分けると予想されています。
「化学」専攻の大学院生向けの意外な仕事とは?
これまでに見てきたのは、化学専攻の大学院生から根強い人気を誇っている業界でした。
ここからは、あまり意識されないけれどもオススメの業界をご紹介していきます。
製造業
自動車・航空機などの開発を手掛けている企業では、材料の研究開発を自社で行っています。
その為、化学の知識を生かした研究開発の仕事が多くあります。
電気・ガス関連
ライフラインを支える電気業界やガス業界では、化学関係の資格をいかして働くことができる求人が豊富です。
「化学」というと研究職ばかりを意識してしまいがちですが、保守や点検など、知識をいかせる仕事は数多くあります。
リサーチアドミストレーター(URA)
研究のマネジメントを行う職業で、大学などで活躍している方が多くいらっしゃいます。
研究職の方が研究に集中することができるように、研究資金の調達や管理、そして知財の管理や活用を行うのが主な業務です。
研究経験をいかすことができるだけではなく、最先端の研究をサポートすることができる職業であり、やりがいを感じることができる職種といえます。
まとめ
化学専攻の大学院生の方のために、多彩な業界をご紹介しましたがいかがでしたか?
専門性や研究をいかすだけではなく、大切なことは「やりがいを感じられる職業に出会うこと」。
研究に時間を取られてしまい、思うように就活が出来なかったという方も沢山いらっしゃいます。
可能性を広げるためにも是非、就活の解禁前から情報収集をするだけではなく、積極的にインターンや就活セミナーにも参加してみてくださいね。
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