もくじ
理系の大学院生の就活では、研究に多くの時間を割きながら、どのように就活の時間を確保していくかが大きな課題となります。
理系の就活では学校推薦があるのが特徴ですが、学校推薦だけを前提として、就活を他に何もしないでいるのはリスクが大きいです。
理系の大学院生は、就活をどのように進めるべきかまとめてみました。
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研究に時間を割きたい…学校推薦があるから大丈夫!?
理系の大学院生の就活では、研究室自体の方針や研究で成果を上げたいという思いから研究に時間を取られる中、どのように就活に時間を割くかということが問題となります。
しかし、学校推薦があるからといって安心してしまって就活をほとんどしない人が見受けられます。
理系では学部卒や修士では、学校推薦や教授推薦での就職も多いですが、推薦が得られたら必ず内定がもらえるとは限りません。
企業や推薦ルートによって、ほぼ確実なものから3~5割程度とされるものまでさまざまです。
しかし、採用試験の結果が出るまでは、他社への推薦は受けられないことから、学校推薦のみに絞った就職活動をした結果、就職先が見つからず慌てるという事態も考えられるのです。
また、学校推薦で内定を得た場合には、内定を蹴って他の企業へ進むのは、学校の信用問題となることから難しくなります。
理系の大学院生の多くは、研究室での拘束時間が長い生活を送っていますが、学校推薦での就職を目指している人も、自由応募を視野に入れた就職活動を行なっていく必要があります。
修士での就職は1年目から準備を開始
では、多忙を極める理系の大学院生の就活はいつから始めるべきなのでしょうか。
経団連に加盟している企業の採用スケジュールは、2016年卒から後ろ倒しに変更となりました。
自由応募の企業へのエントリーは、最終学年の前年度の3月からとされていますので、修士での就職では1年目の3月がスタートとなります。
そして、2017年卒は選考開始時期が6月となり、エントリーからの選考が始めるまでの期間が短縮されました。
就活のスタートがこれまでよりも後ろ倒しになったとはいえ、大学院の1年目からもうすでに就活がスタートしているのです。
1年目の3月のエントリーまでに、業界研究や企業研究を進めておく必要がありますし、エントリーした企業へはエントリーシートの提出を行わなければなりません。
研究室で拘束される時間が長い理系の大学院生にとって、短期間で企業研究を行ない、エントリーシートの書き方を考えるのは時間的に無理があります。
修士課程に入った1年目の夏休みという早い段階から既に就職を意識し、準備しておく必要があるのです。
大学院に入学してすぐに就職を意識しにくいかもしれませんが、修士での就職を考える人は、1年目から就活の準備を始めましょう。
学校推薦を受けて面接で落ちる人の中には、面接慣れしていないことが原因のケースもみられます。
学校推薦に絞った就活だからといって、安心し切っていることがマイナスに働くことがあります。
研究に費やす時間を確保し、就活も成功させるためには、短期で就活の準備をするのではなく、早めに少しずつ動いていくことが大切です。
エントリーシートの記入や適性テスト、面接の準備などを早めに進めておくことで、研究と両立しやすくなります。
また、理系の学生向けにセミナーや会社説明会を土日に開催している企業もありますので、積極的に参加しましょう。
メーカーの研究職は修士が有利であり、企業によっては修士以上の学歴が必要です。
しかし、理系では研究職を目指す学生は修士課程に進むことが一般化していますので、修士課程を卒業見込みであっても、スタートラインについた状態に近いといえます。
採用面接においては、理系の大学院生は研究内容を聞かれるケースが多くあります。
研究内容だけではなく、研究で得られた結果について、専門外の人にもわかりやすく説明できるように準備しておくことが大切です。
理系の大学院生も就活のプラスαは資格
理系の大学院生が、所属する大学院や研究内容以外にアピール材料となるものとして、資格の取得が挙げられます。
英語が堪能といえば文系というイメージを持つ人もいるかもしれません。
しかし、理系の大学院生は英語の文献にあたることが多く、論文の執筆や研究発表を英語で行うこともあります。
高い英語力を持っている場合には、客観的なアピール材料となるように、TOEICなどの検定試験を受けておきましょう。
就職に有利な資格は専門分野によって異なりますが、学部生と大学院生では持っていることで評価される資格のレベルが変わってきます。
例えば情報処理分野では、初級レベルの資格でも評価されることがあるのは、学部生のみです。
大学院生は情報セキュリティスペシャリスト試験など、スキルレベル4に該当する高度情報処理技術者試験に合格していると就職に有利だと言われています。
論理的思考力を活かして専攻分野以外への就職の道も
理系の大学院生の強みとして挙げられるのは、専門性の高さだけではありません。
理系の大学院生の多くは、専攻分野を活かせる技術職への就職を目指していますが、高い問題解決能力を活かして、多方面に進む人もみられます。
専門とは異なる就職では、外資系の金融系企業やコンサルティングファームなどの専門職、あるいは営業職として就職を希望する人が目立ちます。
理系に限らず大学院では、自分の研究テーマに対して、指導教官による助言を受けながら、「仮説を立てる」→「検証するための方法を考える」→「結果を考察する」という過程を繰り返していきます。
論理的な思考を行なう練習を繰り返しているのと同様であり、理系の学生は特に、数値をもとに論理的に思考することに長けているのです。
ただし、専攻分野以外の業界や職種への応募では「なぜ他の分野での就職を目指すのか」採用担当者に面接の際に聞かれるケースが多いです。
例えば、専攻分野での就職は厳しいことが実情であったとしても、マイナスな印象を与えずに、論理的に説明できる回答を用意しておきましょう。
まとめ
理系の大学院生の就活では、学校推薦や教授推薦が得られやすい環境であっても、一般応募に備えて、就活を行なうことが大切です。
企業への就職では、これまでの大学院での研究とは違う適性を求められます。
就活では、研究成果や学力だけではなく、ヒューマンスキルも大切な要素であることを認識しておきたいものです。
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