もくじ

自宅でパソコンを使って仕事を行う在宅ワークは、通勤のストレスがなくて魅力的な働き方だと感じる方もいるのではないでしょうか。
しかし、社会人としての経験が短い第二新卒が在宅ワークで成果を出すためには、知っておくべき現実があります。
この記事では、第二新卒が在宅ワークを叶える手順や大変な部分、在宅ワークができる企業の選考に受かるコツを解説していきます。
この記事の監修者

岡本啓毅
YouTube「ひろさんチャンネル」運営 / 株式会社UZUZ 代表取締役
北海道出身。第二の就活を運営する「株式会社UZUZ」を立ち上げ、数多くの就職をサポート。“自らと若者がウズウズ働ける世の中をつくる”をミッションに、YouTubeでは「就職・転職で使えるノウハウ」を発信中。X、TikTokなどSNS等の累計フォロワー数は13万人を超える。
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第二新卒でも在宅ワークができる企業に転職可能

中途採用の市場では、第二新卒を対象にした在宅ワークの求人を見つけることが可能です。
主に業務でPCを使う業務が多い企業において、家でも仕事ができる仕組みが整ってきているためです。
ここでは、なぜ第二新卒が在宅ワークができる企業に転職可能なのか、その理由について解説していきます。
理由①IT系企業を中心に在宅勤務の体制が定着している
インターネットに関連したサービスを扱うIT業界やWeb業界では、オンラインで仕事を進めるためのツールが早くから導入されています。
そのため、会社に行かなくても自宅で全ての業務を完結できる基盤が整っているのです。
パソコンに向かってコードを書く技術職だけでなく、画面越しに商談を行う営業職や、顧客のサポートを行う職種でも在宅ワークが選択肢に入ります。
職種を問わずIT系企業はリモートワークを導入しやすいため、第二新卒も在宅ワーク可能の条件で募集を行っている傾向があります。
理由②社会人としての基礎があるため新卒より在宅ワークをしやすい
新卒と違って、第二新卒は一度社会に出て働いた経験をもつ点が強みになります。
挨拶の仕方や電話の応対、名刺交換などの基本的なビジネスマナー、最低限のPCスキルが身についていると評価されているのです。
遠隔での指示であっても、社会人の基礎があれば教えられた業務の立ち上がりが早いと期待されているため、新卒よりも在宅ワークを行った際の不安要素が少ないとみなされます。
会社側も遠隔で全てをゼロから教える手間を省けるため、在宅ワークを任せる人材として第二新卒は新卒よりも有利になります。
理由③ハイブリッド勤務を導入している企業もある
完全に毎日が自宅勤務ではなく、週に何日かを出社日とする「ハイブリッド勤務」を取り入れている会社もあります。
これは、例えば月曜日と木曜日は会社に集まって会議、他の曜日は自宅で集中して作業を進めるといった働き方のことです。
新型コロナウイルスが流行し、ソーシャルディスタンスが叫ばれたときに導入した企業が増え、そのまま定着した、という会社も多いようです。
全ての業務を1人で抱え込む必要がなく、適度に同僚と顔を合わせることができるため、経験の浅い若手でも安心感があります。
ハイブリッドワークは体調や仕事の予定に合わせて柔軟に働く場所を選べる良さがあり、フレックスタイムと同じように会社のアピールポイントにしている企業もあるようです。
第二新卒が在宅ワークを行う際に確認すべき懸念とは

在宅ワークは、人によっては「いくらでもサボれる」「出社するより楽だ」と思ってしまうかもしれません。
しかし実際は、会社にいるときよりも厳しい姿勢が必要になります。
仕事を進めるうえでの課題を事前に把握してイメージしておくことが、転職後のミスマッチを防ぐために大切です。
ここでは、第二新卒が在宅ワークを行う際の懸念について解説していきます。
自走力が求められる
在宅ワークは、上司が目の前にいないため、次に何をすべきかを自分で考えて行動する「自走力」が必要です。
指示を待っているだけでは仕事が進まず、何もしていない時間が生まれてしまいます。
1つの作業が終わったら、チャットなどで自分から進んで「次の業務をください」「次はこれを進めますか?」と周りに声をかけることが重要になります。
周囲の状況に気を配って「あの仕事が滞っているから巻き取ろう」「あの人が困っていそうだから声をかけてみよう」といった姿勢も大切です。
自分で考えて仕事を探しに行く姿勢がないと「成果を出していない」「サボっているのでは」と周りからの信頼を失い、在宅ワークを続けられなくなることもあります。
高いコミュニケーション能力は必須
相手と直接会えず状況を確認しあえない環境だからこそ、普段よりもコミュニケーションの意識を高める必要があります。
基本的な報告や連絡、相談はもちろん、チャットが届いたらすぐに反応して返信するなどの素早い対応が求められます。
加えて、文字のやり取りが主体になるため、短い文章で要点を分かりやすく相手に伝える文章力も必要です。
報連相を怠ると「苦手な仕事に時間がかかっている」にも関わらず「サボっている」と評価されてしまう可能性すらあります。
同じ部屋にいないからこそ、自分の進捗状況をマメに発信して、周囲を安心させる配慮が欠かせません。
第二新卒で在宅ワークを希望する際の注意点

求人を見るときは、どんなところに気をつけたらいいのかな?
在宅ワークができる求人を探すなかで、後悔しないための確認ポイントが複数あります。
求人を確認する際に特に重要なのは、自分の能力に合っているか、自分が望む働き方が本当にできるか、といった要素を見極める基準を設けることです。
ここでは、第二新卒で在宅ワークを希望する際の注意点について解説していきます。
自分がどの程度の在宅ワークに適正があるか確認しておく
在宅ワークは、決して出社と比べて楽ができるわけではなく、在宅ワーク特有の大変さがあります。
常にパソコンの稼働状況は監視されており、サボったらバレると考えておきましょう。
また、今の業務が忙しいからといって連絡を無視することは許されず、上司や同僚からの連絡には、手を止めてでも一次返信をする必要があります。
自律と成果追求の姿勢がもっとも重要であり、分からないことは自分で調べ、仕事を取りに行く積極性も不可欠です。
さらに、物理的な制約に縛られずに仕事ができるため会議漬けになったり、在宅ワークになってからのほうが残業が増えてしまうこともあります。
家でも仕事ができることで公私の区別がなくなり「家にいるのに、会社にいるときと同じくらい気が休まらない」と感じるようになってしまう人もいます。
在宅ワークを希望する際は、このような大変さを自分がどの程度許容できるか、どの程度ならば対応できるかを想定しておくようにしましょう。
実際の在宅頻度や出社日数のルールを確かめる
求人票に「在宅ワークあり」と書かれていても、実際は月に1日だけリモートができる環境であるようなケースも存在します。
また、基本はフルリモートと記載されていても、最初の3ヶ月間は研修のために毎日出社が必須というルールになっている会社も多いです。
求人票の文字情報だけで判断せず、週に何日の在宅ワークが可能なのか、入社直後から家で働けるのかを確かめる必要があります。
自分の理想とする生活リズムに合う条件かどうかを、事前に確認しておくことが重要です。
研修体制がオンラインに対応しているか調べる
実際に在宅ワークが多い環境であれば、業務マニュアルが用意されているか、チャットツールを使った質問環境が整っているかを確認します。
出社が制限される環境のなかで、未経験者をどう教育しているのか、どうやって成長していけばいいかを確認するのは必須です。
なお、研修も全てリモートでやってくれると期待するよりも、最初の研修期間は原則出社となっている会社を選ぶほうが業務を早く覚えられます。
遠隔での教育体制が整っていない会社に入ってしまうと、誰も教えてくれずに孤独を感じてしまうリスクがあります。
場合によっては「教育体制がなくても這い上がってくる高スキルの中途社員」を選別して、そうでない社員をふるい落としている可能性すらもあるのです。
評価基準が成果や行動プロセスで明確になっているか確認する
上司が目の前にいない環境では、サボっていないかを証明するために、仕事の成果や日々の行動プロセスで評価される仕組みが必要です。
どのような成果を出せば給料が上がるのか、日頃の報告がどう評価に反映されるのかが明確な企業を選ぶ必要があります。
評価の仕組みが整っている会社であれば、真面目に働いた成果を正しく認めてもらえるため、納得感をもって長く働き続けることにつながります。
この評価軸が合っていないと、不当に低い評価をされたり、自分の目線からするとサボっているように見える同僚が高く評価されたりして、不満の元になるでしょう。
評価の基準が自分の納得いくものであるかを事前に確認しておくことが大切です。
監修者コメント
完全な在宅ワークには成長リスクも潜んでいる
第二新卒は、まだビジネスパーソンとして実力が未完成な状態です。
その状態で全ての業務を自宅で行う完全在宅ワークを選ぶことには注意しましょう。
職場で先輩の働き方を横で見て学ぶ機会が失われるため、些細な疑問をその場で解決できず、業務の進捗が滞る大変さがあります。
また、社会人としての組織のなかでの立ち回りや、周囲への気配りを覚える機会が減り、将来的な成長においてリスクが生じる側面もあります。
若いうちは適度に出社してビジネス力を身につけたほうが、結果的に自分のためになることのほうが多いケースもあるでしょう。
安定して楽に働ける環境よりも、自分の成長性を軸にして転職成功した方の体験談も参考にしてみてください。

岡本啓毅
第二新卒が在宅ワーク求人を探す際におすすめの職種


ここでは、未経験からの採用枠が多く、在宅勤務の導入割合が高いおすすめの職種を解説します。
リモート環境が整っていることが多いIT・Web職種
システム開発やインターネットサービスを提供する会社は、その特性上、在宅ワークとの相性が良い仕事が多いです。
プログラミングを行うITエンジニアが有名ですが、それ以外の職種でも在宅で働ける環境が多く整っています。
例えば、Webサイトやアプリ開発の進行を管理するWebディレクターや、画面のデザインを担当するWebデザイナーなどは在宅ワークが可能です。
人手不足のため未経験から若手を育てる会社が多く、在宅ワークを実現しやすいといえます。
オンラインでの顧客対応が進むカスタマーサクセス
商品を契約した後の顧客に対して、Web会議ツールを使いながら製品の活用を支援する職種がカスタマーサクセスです。
クライアントに対しては完全にリモートでやりとりするため、出社する必要がなく、在宅ワーク化が進んでいます。
解約を防ぎ、より長く使ってもらうために定期的に画面越しで面談を行い、課題の解決に伴走します。
前職が営業職や飲食店の接客職などであれば、人と接してきた対人スキルをそのまま活かせるため第二新卒から挑戦しやすい仕事です。
自宅にいながら、顧客と深い関係を築く楽しさがある職種といえます。
インサイドセールスを中心とした営業職
電話やメール、Web商談ツールを用いて、見込み顧客への最初のアプローチをする内勤営業も在宅ワークをしやすい仕事です。
外回りに行く移動時間を省いて効率よく提案ができるため、会社側からむしろ在宅ワークを推奨されることもあります。
そのぶん多くの件数をこなす必要があり、契約を取れなければ成果が証明できないというハードワークな側面もあります。
営業の基本を自宅で学びながら、実力次第でしっかり稼げる職種という意味で人気があります。
PC作業が多い事務
データを入力したり書類を作成したりする事務職も、パソコン作業がメインのため在宅ワークができる場合があります。
全ての事務が在宅できるわけではなく、書類の郵送など紙の処理が少なく、オンライン化が進んだ会社での事務作業が対象です。
週の数日は在宅ワーク、残り数日は出社して物理的な書類の対応をする、というケースもあります。
また顧客からの問い合わせをメールやチャットで返すカスタマーサポートのような事務作業も、自宅からでも対応しやすいために在宅ワークの事務職が担うこともあります。
在宅ワークの事務職は、未経験からオフィスワークを始めたい人にはおすすめです。
在宅ワークを希望する第二新卒が選考で成功するコツ
自宅での勤務が中心となるため、採用担当者は「サボらずにしっかり働いてくれるか」「自律し、自分で成長できるか」という点を心配しています。
選考官が懸念するポイントを先回りして解消するアピールを書類や面接で伝えることで、内定率を高められるでしょう。
ここでは、在宅ワークを希望する第二新卒が選考で成功するコツについて解説していきます。
必ず自己管理能力をアピールする
上司の目が届かない自宅でも、自律して業務スケジュールを管理し、成果を出せる人材であることを証明する必要があります。
前職での経験のなかでも、タスクの優先順位をつけ、期日を守るために工夫した行動を自分の言葉で伝えましょう。
前職で得た計画性や、自分で自分をコントロールした経験をポータブルスキルとしてアピールすることが大切です。
自己管理能力があり、決められた目標に向けて計画的に業務を進められること、そして約束を守る誠実さがあることは必ず人事に伝えましょう。
オンラインでのコミュニケーションスキルを示す
チャットやWeb会議システムにおいて、画面越しでも正確かつ迅速に意思疎通ができる能力があることをアピールしましょう。
チャットなどでの報告や連絡、相談は、出社していても同じように経験しているはずです。
そのため「前職でメッセージを送る際には結論から書くようにした」など、コミュニケーションにおいて工夫した経験を言葉にするのがおすすめです。
自発的に細かく状況を報告できる人だと伝われば、遠隔でも安心して仕事を任せられると評価してもらえます。
ITツールの利用経験や環境適応力を伝える
活用した経験のあるチャットツールやタスク管理ツールの名前を履歴書に書き、遠隔業務への適応が早いことを伝えましょう。
また自宅の通信環境を整えておき、回線の遅延などで業務に支障が出ない状態にしてあることを伝えるのも重要です。
入社後すぐにトラブルなく仕事を始められるという安心感を感じてもらうことで、人事からの信頼を得やすくなります。
これらはパソコン環境やITツールへの理解を示すことにもつながり、即戦力として動けることもアピールできます。
監修者コメント
在宅ワークの希望を伝える際の注意点
自分が仕事に求める条件を整理した結果として「在宅ワークができること」が最上位になることもあるかと思います。
ただ、たとえその場合でも、面接で志望動機を聞かれた際に「在宅ワークがしたいから」という理由だけを伝えるのは避けてください。
「楽をしたい」という気持ちが相手に伝わると、仕事への意欲を疑われてネガティブな評価になってしまいます。
「在宅ワークのほうが、移動時間を省いて成果につながるから」といった建設的な理由を示せるように準備しましょう。
仕事に求める条件を整理する方法を詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

岡本啓毅
まとめ
在宅ワークができる企業への転職は、IT系を中心に第二新卒からでも目指すことが可能です。
提示される人材要件以外にも、自己管理能力の高さや遠隔での意思疎通のマナーを示して内定を目指していきましょう。
ただし、在宅ワークだからといって「楽ができる」わけではなく、むしろ出社して働くよりも大変な場面もあるという点には注意が必要です。
どのような企業で在宅ワークができるのか、また実際に自分はどの程度在宅ワークが向いているのかを知りたい方は、まずはUZUZへご相談ください。
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