

すべてが給与で判断できるわけではありませんが、1番わかりやすい指標です。
将来のキャリアや今後のスキルアップなどについて調べていると、「市場価値」という言葉を耳にすることがあるでしょう。
市場価値とは、、社会からどれくらい“求められている人材”なのかを示す指標の一つです。
自分の市場価値を知ることは、これからの働き方やキャリアアップ、スキルアップの方向性を考えるうえで重要になります。
この記事では、市場価値の決まり方やその構成要素、そして客観的に調べる方法について解説していきます。
この記事の監修者

岡本啓毅
YouTube「ひろさんチャンネル」運営 / 株式会社UZUZ 代表取締役
北海道出身。第二の就活を運営する「株式会社UZUZ」を立ち上げ、数多くの就職をサポート。“自らと若者がウズウズ働ける世の中をつくる”をミッションに、YouTubeでは「就職・転職で使えるノウハウ」を発信中。X、TikTokなどSNS等の累計フォロワー数は13万人を超える。
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自分の市場価値とは?

市場価値とは、自分の能力やスキルにつけられる「評価」です。その評価によって、給与やポストを提示されるのです。
自分の市場価値とは、今いる会社での評価ではなく、外部の労働市場(転職市場)から見た自分の評価を指します。
わかりやすい指標は、転職しようとしたときに提示される年収や役職でしょう。
そんな市場価値の特徴は、いくら社内で高く評価されていても、他社で通用するスキルがなければ市場価値は高くなりません。
自分の立ち位置を正しく把握するためには、会社の外からの目線をもつことが大切です。
自分の市場価値を構成する3つの要素


自分の市場価値がどのような項目で決まるのか、内訳を整理しておくことは大切です。
市場からの評価は、単一のスキルだけで決まるものではありません。
経験や能力、そして社会的な需要が複雑に絡み合って形成されます。
これらを分解して考えることで、今の自分に足りない部分や伸ばすべき強みが見えてくるでしょう。
ここでは、自分の市場価値を構成する3つの要素について解説していきます。
実務で培った専門性
1つ目の要素は、特定の業務や職種における実務上の専門性の高さです。
これまでどのような業務を担当し、どのようなスキルを身につけてきたかが問われます。
ここで大切なのは「ただ長く同じ仕事をしてきた」という従事年数ではありません。
例えば、過去に直面した困難な状況に対してどのように対応し、解決した課題の難易度がどれくらいか、といった実績が影響します。
分かりやすい実績や資格などがあると、専門性を証明しやすくなるでしょう。
日々の業務を通じて、自分にしかできない領域を少しずつ広げていくことが市場価値の向上につながります。
専門的な資格を有効にアピールする方法は以下の記事も参考にしてみてください。
人材の希少性や需要
2つ目の要素は、自分の経験や仕事がどの程度社会から求められているかという点です。
世の中の企業からの需要が多く、かつ同じようなスキルをもつ人が少ない希少価値が高い状態なら、市場価値は高くなります。
一方で、どれほど高い専門的なスキルをもっていたとしても、それを必要とする企業がなければ市場価値は高くなりません。
注意すべきは、社会の流行や技術の進歩によって求められるスキルは常に変化していくことです。
そのため、世の中で何が求められているのかを把握し、そこに自分のスキルを合わせていく柔軟性も求められます。
業界や職種を問わず活用できる汎用的な能力
3つ目の要素は、対人折衝力や課題発見力、論理的思考力などのポータブルスキルです。
ポータブルスキルとは、特定の業界・企業・職種に依存せず、どこに行っても活用できる汎用的な能力を指します。
いくら専門性が高くても、業務上のコミュニケーションに難があると組織のなかで活躍しにくいと判断されます。
新しい環境に順応し、周囲と協力しながら仕事を進める力は、どの企業でも歓迎される能力です。
実務経験が少ない場合でも、この汎用的な能力が高ければ将来の成長を見込まれて高い評価を受けるケースもあります。
汎用的なスキルをアピールして就職に成功した以下の体験談も参考にしてみてください。
監修者コメント
「社内評価」と「市場価値」を切り分けて考えよう
今の会社で高く評価されている能力が、必ずしも社外で高い評価に直結するとは限りません。
社内評価には、その会社独自のシステム操作や特定の人間関係における調整力など、他社では通用しない社内限定のスキルが含まれているためです。
ただし人間関係の調整力などの一部の能力は、汎用的に活用できるものもあります。
自分の能力のうち何が会社特有のもので、何が他社でも通用する汎用的なものかを分類しておくことが大切です。
社内と社外の評価軸を切り分けて考える習慣をつけ、バランスよく双方の能力を磨いていきましょう。

岡本啓毅
自分の市場価値を客観的に調べる方法

自分の市場価値を正しく知るためには、社内の評価基準から離れてみることが大切です。
社会の水準と自分を比較するため、外部の指標や第三者の視点を取り入れることが重要になります。
ですが、1人で考えているとどうしても主観が入ってしまい、正確な判断をすることが難しいでしょう。
そのため、おすすめな方法はさまざまなサービスや情報を活用すること。
ここでは、自分の市場価値を客観的に調べる方法について解説していきます。
ぜひ、早速試してみてください。
転職サイトやスカウトサービスでの反応を確認する
1つ目の方法は、自分の経歴を転職サイトやスカウトサービスに登録し、どのような企業から、どの程度の条件で連絡が来るかを確認することです。
転職サイトやスカウトサービスを利用すると、自分の経歴に対する企業の反応を直接見ることができます。
届いたスカウトの内容や文面を見ることで、どの程度自分が求められているか、つまり市場価値がどの程度かを判断する材料の一つになります。
例えば、役職のあるポジションや高収入なオファー、自身のスキルや経験が活きるオファーが来れば、それだけ高い評価を受けている証拠になります。
反対に、給与額が著しく低いケースや、自分向けにカスタマイズされておらず誰にでも送られているようなスカウトメールばかり届く場合は、市場の中で価値が突出している、とはいえないかもしれません。
オファーだけですべてを判断できるわけではありませんが、傾向を知るきっかけとしてはおすすめの方法です。
定期的にプロフィールを更新して反応を見るだけでも、自分の現状を知る良い手段になるため、活用してみてください。
転職エージェントとの面談やツールを使って専門的な評価を受ける
2つ目の方法は、転職エージェントとの面談やツールを使って専門的な評価を受けることです。
労働市場の動向を知り尽くしたプロの視点から、自分の経歴の強みと弱みなどを分析してもらうことができます。
自分では大したことがないと思っていた経験が、他社から見れば魅力的なスキルとして映ることもあります。
また年収査定ツールなどを利用して、自分の経歴から算出される想定年収を調べてみるのも有効です。
客観的なデータを基にアドバイスをもらうことで、市場での自分の現在地を正確に把握できるようになります。
就職・転職エージェントの活用方法については以下の記事でも解説しているので、気になる方は確認してみてください。
また、UZUZでも就職・転職エージェントを行っています。
「自身の市場価値を知りたい!」という方は、無料で相談できるので、ぜひお気軽にご利用ください!
同業他社の求人情報と現職の待遇を比較する
3つ目の方法は、同業他社の求人情報と現職の待遇を比較することです。
自分と同じような役割を担っている人や、自分の職務と似ている仕事の求人票の年収や待遇を確認してみましょう。
まずは、求人票に記載されている必須スキルなどを見て、自分にそれらのスキルがあるかどうかを確認しましょう。
例えば求人票を見た際、自分のほうが高度な業務を行っているのに待遇が低い場合は、相対的に自分の市場価値が高い状態であると分かります。
反対に、同じ仕事をしている人が自分がもっていないようなスキルや資格を駆使している場合、自分の市場価値は相対的に低く見られてしまう可能性があるでしょう。
そういったポイントを見つけたら、さらなるスキルや資格の習得をしてみると、市場価値を高めるきっかけになるかもしれません。
監修者コメント
外部からの評価を客観的・多面的にとらえ直そう!
転職エージェントや査定ツールから提示される評価は、あくまでも限定的な情報に基づくものです。
参考の1つとして重要な情報ではありますが、必ずしもそれが絶対に正しいとは限りません。
ツールの場合も、統計などから導いているケースが多く、個別事情には踏み込めない仕組みです。
そのため提示された評価を鵜呑みにせず、なぜその評価になったのかという背景も含めて確認することが大切です。
外部からの評価を客観的かつ多面的にとらえ直し、キャリアを選ぶための判断材料の一つとして活用していきましょう。

岡本啓毅
自分の市場価値が低いと感じたときの改善策

自分の市場価値を調べた結果、想定よりも低かったとしても落ち込む必要はありません。
市場価値は才能ではなく、これからの行動次第で上げることが可能です。
そのためには、現状の市場価値を冷静に受け止め、価値を高めるためのステップを踏むことが重要になります。
日々の業務の取り組み方を変えるだけでも、市場からの見え方は変わっていきます。
ここでは、自分の市場価値を高めるための改善策について見ていきましょう。
現職で具体的な成果を作る
まずは、今の仕事のなかで分かりやすい成果を作ることが大切です。
「何をやったか」ではなく「何を変えたか」、あるいは「何を成したか」という視点をもちながら業務に取り組みましょう。
市場価値においては、単に何年従事したという事実よりも、どのような課題を解決したかという結果が大事です。
また、成果が見えづらい事務作業や定型業務の場合では、ミスなく続けられる、仕事が早い、お客様から信頼されているといった部分が価値になります。
わかりやすい成果を提示しづらい仕事の場合は、日々の業務の取り組みの中で数値化できることを見つけて、可視化するように意識していきましょう。
スキルのかけ合わせで希少価値を高める
1つのスキルを極めるだけでなく、スキルのかけ合わせによって価値を高めることも有効です。
例えば「営業職の経験」だけでなく、それに「現場経験」や「データ分析」などをかけ合わせると、自分だけの価値を生み出せます。
「営業職の経験者」は社会に何人もいますが、その営業職経験者のなかで「工場などの現場を知り尽くしている人」や「データ分析ができる人材」は一気に数が減ると予想できます。
スキルのかけ合わせによって独自の存在になれれば希少性が高くなり、結果として市場価値が上がります。
加えて、1つの視点だけでなく複数の視点をもつことで、社内外から頼られる場面も増えていくでしょう。
ただし、需要が低いスキルをかけ合わせるなど、独りよがりにならないよう注意が必要です。
定期的に職務経歴書を更新してスキルの棚卸しを行う
直近で転職の予定がなくても、数ヶ月ごとに自分の実績を言語化する習慣をつけましょう。
定期的に職務経歴書を更新してスキルの棚卸しを行うことで、自分がどれだけ成長したかを確認できます。
もし経歴書を見直した際に「書くことがない」と感じるのであれば、もしかしたら成長が停滞してしまっているのかもしれません。
定期的に記録をつけることで、次に取り組むべき課題や足りないスキルに気づくことができるのです。
自分の現在の市場価値がどの程度であるかを見失わないためにも、実績を整理する時間を確保するようにしましょう。
評価されやすい業界や成長産業へ身を置く
自分の能力を活かすために、「場所」を変えることで、市場価値を上げる方法もあります。
例えば、同じスキルや同じ業務であっても、もらえる給与や待遇は属している会社によって違います。
これは会社単位だけでなく、業界単位で見ても同じことがいえます。
斜陽産業で苦労するよりも、成長している業界などへ転向するほうが評価されやすくなることは、火を見るより明らかでしょう。
すなわち、自分を高く評価してくれそうな「場所」を探して、自分から飛び込んでいくのです。
努力すればその分だけ市場価値が上がるような、勢いのある環境に身を置くことも、大事な選択といえるでしょう。
まとめ
納得のいくキャリアを築くためには、まずは自分の市場価値を正しく把握することが大切です。
客観的な指標を用いて自分の現在地を知り、適切な方向へスキルを磨いていきましょう。
たとえ今の自分の市場価値が低いと感じても、足りない部分を補いながら強みを活かしていくことで市場価値は高めていくことができます。
自分の市場価値を知りたいけれど分からないと悩んでいる方は、プロの視点を取り入れることをおすすめします。
もし、どうすれば市場価値を高められるか分からないという方や、まず自分の市場価値を正しく知りたいという方は、ぜひUZUZへご相談ください。
UZUZでは、転職エージェントサービスを運営しており、これまで6万人以上の就職・転職を支援してきた実績があります。
少しでも自分の市場価値を高めたい方や、自分が活躍できる環境がどこにあるか知りたい方は、ぜひ一度ご連絡ください。
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