もくじ

ただ、ポテンシャル採用を行っている企業も多いので、チャンスは十分にあります。
この記事では、第二新卒が金融業界に求められる理由や転職を成功させるためのポイントを分かりやすく解説します。
「金融業界に飛び込みたいけれど、自分にできるか不安……」という人も、自分らしいキャリアを考えてみてください。
この記事の監修者

岡本啓毅
株式会社UZUZ 代表取締役
1986年生まれ、北海道出身。第二の就活を運営する「株式会社UZUZ」を立ち上げ、数多くの就職サポートを実施してきた。“自らと若者がウズウズ働ける世の中をつくる。”をミッションに、Twitterで「仕事をウズウズ楽しむ情報」を、YouTubeで「就職・転職で使える面接ノウハウ」を発信。SNSの累計フォロワー数は9万人を超える。
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金融業界とは?仕事内容と特徴を解説

第二新卒がキャリアを築く上で、選択肢の多い業界といえます。
ここでは金融業界について、詳しく紹介します。
金融業界の主な役割
金融業界の1番の役割は「お金の流れを円滑にすること」です。
個人や企業から預かったお金を必要な人や組織に融資したり、投資を通じて資金を循環させたりすることで、経済全体を支えています。
金融は、私たちの暮らしや企業の成長を影で支えるインフラ的な存在といえます。
金融業界の代表的な業種
金融業界と一口にいっても、様々な業種があります。
ここでは代表的な業種とそのサービス内容について紹介します。
- 銀行:預金や融資を通じてお金を「預かる」「貸す」という基本的なサービスを提供。個人向けから法人向けまで幅広い業務を担う。
- 証券会社:株や債券、投資信託といった金融商品を扱い、投資家や企業の資産形成をサポート。
- 保険会社:万が一の事故や病気、災害に備える商品を提供し、人々の生活の安心を支える。
- フィンテック企業:キャッシュレス決済やオンライン融資など、テクノロジーを活かした新しい金融サービスを展開。
「自分がどのような仕事を通じて社会に貢献したいのか」や、持っているスキルによって、選ぶ業種が変わります。
こちらの記事では金融業界の仕事内容ややりがいをまとめています。
金融業界の主な職種とキャリアパス


職種ごとに求められるスキルや業務内容が大きく異なるため、自分の適性や将来像に合わせて進む道を見極めることが大切です。
ここでは、金融業界の主な職種と、それぞれのキャリアパスについて解説します。
銀行員の仕事内容とキャリアパス
銀行員は、預金や融資、資産運用の提案などを通じて個人や企業の資金管理をサポートするのが役割です。
営業や窓口業務、法人向け融資担当など幅広い業務があり、専門知識とコミュニケーション力が求められます。
キャリアパスとしては、法人営業や個人や中小企業を対象としたリテール業務の経験を積んだ後、支店長や本部企画職への昇進が考えられます。
また、証券やコンサル業界などへの転職も可能です。
証券アナリストの仕事内容とキャリアパス
証券アナリストは、株式や債券などの金融商品について市場調査や企業分析を行い、投資家や金融機関に有益な情報を提供する専門職です。
業務をこなすうえで、論理的思考力と分析力が強く求められます。
証券アナリストから、ファンドマネージャーや投資銀行部門のエキスパートに進むキャリアパスが一般的です。
実績次第で海外金融機関や、独立系リサーチ会社に転職することも可能です。
ファンドマネージャーの仕事内容とキャリアパス
ファンドマネージャーは、投資信託や年金基金など大規模な資金を運用し、投資先の選定やリスク管理を行います。
市場動向の把握や迅速な意思決定が求められる、責任の重い職種です。
キャリアパスとしては、アナリストやトレーダーからキャリアをスタートし、運用成績を積み重ねて昇格するケースが多いです。
優秀なファンドマネージャーであれば、独立して自ら運用会社を立ち上げることもあります。
保険アクチュアリーの仕事内容とキャリアパス
アクチュアリーは、保険商品や年金制度のリスクを数理的に評価し、適正な保険料を算出する専門職です。
高度な統計学・数学の知識が不可欠であり、専門資格の取得も求められます。
キャリアパスとしては、保険会社で数理部門に所属し、シニアアクチュアリーやチーフリスクオフィサーなどの経営幹部を目指す道があります。
また、コンサルティング会社や監査法人で活躍する人も多いです。
フィンテック関連職の仕事内容とキャリアパス
フィンテック関連職は、金融サービスとテクノロジーを融合させ、キャッシュレス決済、ブロックチェーン、AIによる与信審査など新しいサービスを開発・運営する仕事です。
具体的には、システムエンジニア、データサイエンティスト、プロダクトマネージャーなど幅広い職種があります。
経験を活かし、スタートアップで新規事業を担うキャリアパスが増えています。
実績を積むことで、プロダクト責任者やCIO(最高情報責任者)、さらには起業の道へ進む人も多く、将来性の高い分野です。
第二新卒が金融業界で求められる理由

ここでは、金融業界が第二新卒を積極的に採用する主な理由を解説します。
柔軟な吸収力と成長意欲が評価されやすい
第二新卒は、社会人経験がありながらも就業年数が浅いため、前職で染みついた固定観念が少なく、新しい知識や業務に適応しやすい点が強みです。
金融業界では、法令や商品知識、システム運用など覚えることが多いため、素直に学び、成長意欲を持って取り組める人材が重宝されます。
「教育コストを抑えつつ、自社になじみやすい」人材として期待が寄せられます。
異業種での経験・スキルを活かせる
金融業界は、従来の金融知識や資格だけでなく、多様なバックグラウンドを持つ人材を求めています。
- 営業職で培った「課題解決力」「顧客対応力」
- IT業界で身につけた「データ分析力」「システム理解」
- 小売業で養った「現場感覚」「数字への意識」
前職で培ったこれらの経験・スキルは、金融サービスの企画や運営にそのまま活かせる強みです。
人材不足の解消に直結する
少子高齢化や採用競争の激化により、金融業界でも若手人材の確保は大きな課題となっています。
特に営業職や企画職では、顧客との関係構築や新サービスの提案など、フットワークの軽さや対人スキルが求められます。
第二新卒は即戦力とポテンシャルの中間に位置するため、企業にとっては長期的な育成を見据えながら早期戦力化できる貴重な層といえるでしょう。
デジタル化・フィンテック分野で活躍が期待される
金融業界は今、キャッシュレス決済、オンラインバンキング、AIによる与信審査など、デジタル化が急速に進んでいます。
こうした変革には、ITリテラシーの高い人材や新しいサービスに抵抗のない若手が必要です。
デジタルネイティブ世代である第二新卒は、新しいツールやシステムの導入に素早く順応できるため、フィンテック関連のポジションでも高い評価を得やすい傾向があります。
監修者コメント
第二新卒は「伸びしろ」で評価される
金融業界は経験者優遇のように思われがちですが、第二新卒は若さと柔軟性が評価されるポジションでもあります。
新しい環境への適応スピードや素直な吸収力は、経験豊富な中途採用者にはない強みです。
採用側も、これから育てられる人材として期待しているケースが多いため「ポテンシャルをどう活かすか」を面接で具体的に伝えることが重要です。

岡本啓毅
第二新卒が金融業界で活かせるスキル

金融業界で評価されやすく、第二新卒が即戦力として活かせるスキルを紹介します。
コミュニケーション能力|顧客との信頼関係を築く
金融業界では、顧客との長期的な信頼関係が業績を左右します。
銀行や証券、保険など、どの分野でもお客様のニーズを正確に理解し、安心感を与える対応が必要です。
前職での営業経験や接客経験を活かせる場面は多く、提案時のヒアリング力や説明力は特に高く評価されます。
また、コミュニケーション能力は業務知識が未熟な段階でも発揮できるため、転職初期から活躍できる可能性が高いスキルです。
分析力|数字やデータを扱う
金融業界では、毎日の業務で数字を扱う機会が多く、財務データや市場動向を読み解く力が欠かせません。
前職での売上管理、予算策定、データ分析の経験は、そのまま金融商品の提案やリスク評価に応用できます。
特に証券会社や投資関連業務では、数値を根拠にした説明が信頼につながるため、数字に強い人材は重宝されます。
加えて、Excelなどのデータツールを使いこなせる人も、即戦力として評価されやすいでしょう。
ITリテラシー|新しいサービスへ適応する
金融業界は急速にデジタル化が進んでいます。
そのため、新しいシステムやツールへの抵抗が少なく、スムーズに使いこなせるITリテラシーは大きな武器となるでしょう。
前職でCRM(顧客管理システム)や会計ソフト、オンライン会議ツールなどを使った経験があれば、業務に適応しやすく、周囲からの信頼にもつながります。
第二新卒で金融への転職を成功させる4つのポイント

未経験からでも金融業界への転職を成功に近づけるための具体的なポイントを紹介します。
1.志望動機とキャリアプランを明確にする
金融業界は多様な職種が存在し、求められるスキルや適性も異なります。
まずは「なぜ金融業界を選ぶのか」「その中でどの職種を目指すのか」を明確にしましょう。
選考では、必ず「なぜ今のタイミングで転職なのか」「将来どのようなキャリアを描いているのか」という質問があります。
具体的な将来像を持って話せると、成長意欲や定着性のアピールにつながります。
2.必要な知識や資格を取得する
金融業界では、証券外務員、ファイナンシャル・プランナー(FP)、日商簿記などの資格が業務に直結します。
資格保有が必須ではない職種もありますが、事前に取得しておくことで本気度と即戦力があることを示せるはずです。
資格取得の過程で得た知識は面接や業務開始後にも役立ち、研修期間の短縮にもつながります。
通信講座やオンライン学習を活用し、応募前に準備を進めましょう。
3.前職や学生時代の経験を金融業務に結びつけてアピールする
未経験であっても、過去の経験を金融業界の仕事に関連づけて説明すれば、十分に評価されます。
これまでの業務内容や身につけたスキルを説明するだけで終わらせず、その経験が金融業界でどのように活きるのかまで具体的に話すことがポイントです。
4.業界研究と企業研究を徹底する
金融業界は、企業ごとに事業領域や社風が大きく異なります。
例えば、都市銀行と地方銀行、外資系証券会社と日系証券会社では、求められるスキルや働き方が異なります。
そのため事前に業界全体の動向を押さえつつ、応募企業の特徴や強みをリサーチすることが大切です。
この企業だからこそ志望しているという熱意を具体的に語れると、差別化につながり、評価につながります。
監修者コメント
企業研究は「業界研究の延長」では足りない
金融業界は銀行、証券、保険、フィンテックと多岐にわたりますが、同じ業種内でも企業ごとに戦略や文化が大きく異なります。
例えば、都市銀行と地方銀行では求められる営業スタイルも異なり、外資系証券は成果主義が色濃い傾向があります。
「業界の知識」だけでなく「応募先独自の特徴」を理解して志望動機に落とし込むことが、採用担当者の心に響くポイントです。

岡本啓毅
まとめ
第二新卒は、社会人経験が浅くても柔軟な吸収力や成長意欲が評価されやすく、金融業界からも注目される存在です。
未経験からでも、志望動機やキャリアプランを明確にし、必要な資格や知識を事前に身につけておくことで、転職成功の可能性は大きく高まります。
大切なのは、自分のこれまでの経験を、金融業務にどう結びつけられるかを具体的に伝えることです。
そして業界や企業の研究を重ね「この会社で働きたい」という思いをアピールしましょう。
計画的に準備を進め、あなたらしいキャリアを金融業界で切り開いてください。
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