もくじ

高卒でもチャンスあるのかな?
実は、IT業界は学歴よりスキルや、やる気を見てくれる企業が多いんです。

どうすれば入れるのか詳しく知りたい!
この記事では、高卒からでもIT企業に入れる理由や、IT業界に入るための主な方法等について詳しく解説します。
この記事の監修者

岡本啓毅
株式会社UZUZ 代表取締役
1986年生まれ、北海道出身。第二の就活を運営する「株式会社UZUZ」を立ち上げ、数多くの就職サポートを実施してきた。“自らと若者がウズウズ働ける世の中をつくる。”をミッションに、Twitterで「仕事をウズウズ楽しむ情報」を、YouTubeで「就職・転職で使える面接ノウハウ」を発信。SNSの累計フォロワー数は9万人を超える。
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高卒からIT企業に入れる理由

高卒や未経験でもIT企業に入れる理由がちゃんとあります。
学歴よりも「実力」が重視される
IT業界は他業種と比べて「学歴フィルター」がかかりにくい業界です。
特にインフラエンジニアやITサポートなどの現場職で求められているのは以下のようなポイントです。
- 技術スキル(プログラミング、ネットワークの知識など)
- コミュニケーション力やチームでの協調性
- 仕事に対する前向きな姿勢や学習意欲
独学や職業訓練、スクールなどでスキルを身につければ、学歴に関係なく評価されやすいです。
経験を積む事で数年後にエンジニアというように、年齢に関係なくキャリアアップや年収アップができるのも魅力です。
人材不足で「未経験歓迎」の求人が多い
IT業界は深刻な人材不足に直面しています。
経済産業省の調査では、将来的に40~80 万人の規模で不足が生じる懸念があるほどです。
特に中小企業やベンチャー企業を中心に「未経験でも育てたい」という企業が増えています。
- ITサポート・運用監視・テスト業務など、未経験から始めやすい職種が豊富
- 研修制度が整っている企業も多く、ゼロからの育成が前提の採用が多い
- 20代ならポテンシャル重視の傾向が強く、高卒でも十分にチャンスがある
未経験歓迎の求人があることで、高卒でもIT業界への一歩を踏み出しやすくなっています。
参考資料:経済産業省「IT人材育成の状況等について」
未経験でもスキルを習得しやすい環境が整っている
昔は「専門学校に通わないとダメ」といった時代もありましたが、現在は無料や低価格でスキルを習得できる学習環境が豊富にあります。
例えば、以下のような方法です。
- Progate、ドットインストール、YouTubeなどの無料学習サイト
- 職業訓練や求職者支援制度など、公的な支援制度
- 初学者向けのオンラインスクールやBootCamp型スクール
このように自力でスキルを磨きやすい環境が整っているため、今のIT業界はやる気があれば誰でもチャレンジできるのが大きな魅力です。
IT技術の発展により需要が高まっている
近年、AIやクラウド、DX(デジタルトランスフォーメーション)といったIT技術の急速な進化により、様々な業界でIT人材の需要が急増しています。
主に以下のような場面でIT技術者が必要とされています。
- 企業の業務システムの導入
- Webサービスの開発
- 社内インフラの整備など
こうした背景から「経験者だけでなく、未経験者や若手人材を育てていきたい」という企業も増えており、高卒の方にとってもチャンスが広がっているのです。
未経験からIT業界へ転職するコツや、未経験者に向いているIT系職種についてまとめたこちらの記事も読んでみてください。
高卒でIT企業に入る主な方法

資格とか特に持ってないから、本当にやる気だけで評価してもらえるのか心配……。
高卒でもIT業界に入るルートはちゃんとあるので安心してください。
ここでは、高卒でIT業界に入るための主な方法について解説します。
未経験OKの求人に応募する
IT企業の中には、未経験でも応募できる求人を出しているところがあります。
特にITサポートや運用監視、テスト業務といったポジションは専門的なスキルが求められにくく、入社後の研修やOJTで学んでいけるケースが多いです。
こうした求人は、高卒者にとって、始めの一歩を踏み出しやすくなっている理由の1つです。
「未経験OK」と書かれている求人でも、パソコンの基本操作やタイピングスキル、簡単なIT用語の理解があると選考で有利になります。
事前に少しでも勉強しておくと、志望動機にも説得力が出るでしょう。
ITスクールや職業訓練校を活用する
独学に自信がない方や、効率よく学びたい方には、ITスクールや職業訓練校の利用がおすすめです。
民間のITスクールでは、短期間でプログラミングやインフラ、Web制作などを学べるコースが用意されており、就職支援がセットになっていることもあります。
また、ハローワークが提供する「求職者支援訓練」や「公共職業訓練」では、無料または低コストでITスキルを学べる上、修了後に企業へ紹介される仕組みも整っています。
高卒・未経験からIT業界を目指すには、とても現実的なルートの1つです。
アルバイトやインターンから正社員登用を狙う
いきなり正社員としての採用が難しいと感じる場合は、まずはIT企業でのアルバイトやインターンとして働き、実績を積む方法もあります。
例えば、ヘルプデスクやテスター業務、社内ITサポートといった業務では、未経験からでもアルバイトでの募集が出ていることがあります。
こうした職種で仕事の流れやIT用語に慣れておけば、いずれ正社員登用や他社への転職にも有利です。
実際に現場を体験することで、自分に合った働き方や社風を見つけられるというメリットもあります。
副業から始めて実績を積む
最近では、在宅でできるIT関連の副業も増えています。
特にWeb制作やプログラミング、動画編集などは、クラウドソーシングを活用して個人でも案件を受注できます。
こうした副業で実績を積めば「経験者」としての扱いを受けやすくなり、企業からの評価も高まるでしょう。
副業を通じて制作した成果物(ポートフォリオ)を持っていれば、学歴に関係なくスキルをアピールできる武器になります。
空いた時間を活かして副業から始めるのも、高卒からIT業界を目指す1つの現実的な方法です。
監修者コメント
「入りやすい=簡単」ではないことを理解しておこう
高卒でもIT業界に入るチャンスは確かにありますが「未経験歓迎=誰でも簡単に活躍できる」というわけではありません。
現場では常に新しい技術への対応が求められ、自分で勉強し続ける力が不可欠です。
だからこそ、入社前から基本的なITリテラシーやタイピングスキル、ネットワークやプログラミングの基礎に触れておくことをおすすめします。
高卒・未経験からITエンジニアになれる理由や、Tエンジニアになるためのコツについては、こちらの記事も参考にしてください。

岡本啓毅
未経験から目指しやすいITの職種


特に高卒者で未経験の人におすすめの職種ってあるの……?
ここでは、未経験からでも目指しやすい、主な4つの職種を紹介しましょう。
1. ITサポート・ヘルプデスク
ITサポートやヘルプデスクは、社内外のユーザーからの問い合わせ対応や、パソコン・システムの初期設定、トラブル対応などを行います。
専門的な知識が求められる場面もありますが、マニュアルが整備されている企業も多く、未経験者でも挑戦しやすい職種です。
特に「人と話すのが好き」「丁寧な対応ができる」タイプの人に向いており、IT業界の第一歩として人気があります。
ここで経験を積んでから、インフラエンジニアや社内SEへのステップアップを目指す人も多いです。
2.テスター(ソフトウェアの動作確認)
テスターは、開発されたアプリやシステムに不具合がないかをチェックする職種です。
指定された操作手順に従って動作確認を行い、バグ(エラー)を報告するのが主な役割です。
プログラミングの知識がなくても始められるため、未経験者にとって入りやすい職種の1つといえます。
手順が決まっている作業が多いため、正確さや根気が求められますが、開発現場の流れを間近で見られるのは貴重な経験です。
ここからステップアップして、テスト設計やQAエンジニアを目指す道も拓けます。
3.インフラ運用・監視
ITインフラの運用・監視は、サーバーやネットワーク機器が正常に動作しているかをモニタリングする仕事です。
主にシステムに異常がないかをチェックし、トラブルが発生した場合に上司や担当部署へ報告します。
夜勤やシフト制の職場も多いですが、未経験でも採用されやすく、高卒から正社員登用を目指せる職場もあります。
業務を通じてネットワークやサーバーの知識が自然と身につくため、インフラエンジニアへのキャリアアップも視野に入るでしょう。
4.Web制作
Web制作は、主にホームページやLP(ランディングページ)などを作る仕事で、HTMLやCSSといった言語を使って画面を形にしていきます。
プログラミングよりも視覚的な作業が多く、比較的学びやすいため、未経験から始める人が多い分野です。
独学やスクールで基礎を学んだ上で、クラウドソーシングやアルバイトから実績を積み、正社員を目指すルートもあります。
自分で制作したWebページをポートフォリオとして提出できれば、学歴よりも実力が評価されやすいです。
高卒でIT企業への転職を有利にするスキル

身につけやすく、採用担当者からの評価につながりやすいスキルを紹介します。
タイピング・PC操作の基本スキル
IT企業のほとんどの職種では、日常的にパソコンを使って作業をします。
スムーズなタイピングや、ファイル操作、ショートカットキーの活用など、基本的なパソコン操作は最低限必要なスキルです。
特にサポート職や事務系のIT業務では、ブラインドタッチやOffice系ソフト(Word、Excelなど)の操作スキルがあると、即戦力として見られることもあります。
プログラミングスキル
開発職やWeb制作を目指す方は、HTMLやCSS、Python、JavaScriptなどのプログラミング言語の基礎を学んでおくと有利です。
簡単なコードが読める・書けるレベルであっても「自分で勉強している」という姿勢が評価されます。
最近では、無料の学習サイトや動画教材も充実しており、独学でも取り組みやすい環境が整っています。
コミュニケーション能力
IT企業では「報・連・相(報告・連絡・相談)」ができることも重視されます。
特にサポート職やチームで作業する開発現場では、技術力よりも「積極的にコミュニケーションを取れるか」「前向きな姿勢で、協力して進められるか」が問われます。
アルバイトや学校での経験でも「人と関わる中で意識したこと」や「コミュニケーションで工夫したこと」をアピールできると、好印象につながります。
学習意欲
IT業界は技術の進化が非常に早く、新しい知識やスキルを学び続ける姿勢が欠かせません。
高卒であっても、自分で調べて勉強する力や新しいことに興味を持って吸収できる姿勢がある人は、企業からも高く評価されます。
実際、採用担当者は面接で「どんな方法で勉強していますか?」といった質問を通じて、その人の学習意欲を見ています。
- 独学でオンライン教材に取り組んでいる
- 資格取得を目指している
- 簡単なWebアプリを作ってみた
このように、学んだり、知識を活かして何かを作ったりした実績があると強力なアピールポイントになります。
継続力
ITのスキル習得や実務では、すぐに結果が出ることばかりではありません。
そのためコツコツ取り組める継続力が大きな強みになります。
特に未経験からのスタートでは、分からないことも多いですが、途中で投げ出さずに努力を続けられる人が成長していきます。
学歴に関係なく、分からないことが分かるまで諦めない、学習スケジュールを守って毎日取り組むといった積み重ねが、スキル習得や信頼の獲得につながります。
継続力は企業から「この人は将来伸びる」と評価されるポイントとなります。
高卒でIT企業を目指す際に有利になる資格

高卒でも取りやすい資格もあります。

ITパスポート(国家資格)
IT業界を目指すなら、まず取得を検討したいのがITパスポートです。
経済産業省が認定する国家資格で、ITの基礎知識に加え、情報セキュリティやビジネス、マネジメントに関する内容まで幅広くカバーしています。
特に高卒・未経験の場合、ITパスポートを持っていることで「基本的なITの知識がある」「学習意欲がある」といった評価を得られます。
基本情報技術者試験(国家資格)
「基本情報技術者試験」は、エンジニアやシステム系の職種を目指す人におすすめの国家資格です。
プログラミングやアルゴリズム、ネットワークなどの専門知識が求められるため、やや難易度は高めですが、取得すれば技術理解の証明になります。
高卒でも独学やITスクールを活用して合格を目指せる資格で、採用担当者からの信頼度も高く、キャリアの土台として有利に働きます。
HTML5プロフェッショナル認定試験(レベル1)
Web制作やフロントエンドエンジニアを目指す方には「HTML5プロフェッショナル認定試験」も有効です。
HTMLやCSS、JavaScriptの基礎知識が問われる内容で、Webサイト制作に必要なスキルを客観的に証明できます。
レベル1は入門者向けの内容となっており、実務未経験でも学習を積めば十分合格を狙えます。
ポートフォリオと組み合わせれば、採用時の評価も高められるでしょう。
監修者コメント
「資格頼み」だけにならないよう注意
高卒でITを目指す方の中には「資格を取れば採用される」と考えてしまう人もいます。
もちろん基本情報技術者などの資格は評価されますが、実際の現場では「実務にどう活かせるか」が問われます。
資格は「きっかけ」であり、即戦力となることを証明できるものではありません。
勉強だけでなく、ポートフォリオや学習記録もセットで見せることを意識しましょう。

岡本啓毅
高卒からでもIT企業でキャリアアップできる!未来の展望


エンジニア→リーダー→マネージャー
IT企業では、実務経験を重ねることで高卒でも着実にキャリアアップが可能です。
例えばプログラマーやインフラエンジニアとして現場経験を積んだ後、チームをまとめるリーダー職へキャリアアップできます。
また、プロジェクトの進行管理や人材育成などを担うマネージャー職へと昇格するケースも珍しくありません。
IT業界は「実力主義」の傾向が強く、学歴よりも「何をしてきたか」「どのような成果を上げてきたか」が評価されやすいです。
そのため地道な努力とスキルアップがあれば、キャリアの道は大きく拓けます。
専門職への転身
エンジニアとしてのキャリアを積んだ後、特定分野に特化したスペシャリストとして活躍する道もあります。
具体的にはセキュリティエンジニア、データベースエンジニア、クラウドエンジニア、AIエンジニアなどです。
それぞれの技術分野で深い知識と経験を活かして活躍する人も、多いです。
高卒からでも実務を通じて専門性を高め、企業内の「頼られる存在」としてキャリアを築いていけます。
資格や転職でステージアップ
資格取得や転職を通じて、キャリアを一段階上へ進める人も少なくありません。
基本情報技術者や応用情報技術者、AWSやAzureなどのクラウド系資格を取得することで、より上位のポジションや好条件の企業へ転職できるチャンスが広がります。
高卒・未経験からスタートした場合でも、3年、5年と経験を積んでいく中で「実務+資格+転職」という形でキャリアを磨いていくことができます。
現職にとどまるだけでなく、自分に合った働き方や分野を選び直せるのも、IT業界の柔軟な魅力の1つです。
まとめ
高卒だからといって、IT企業への道が閉ざされているということはありません。
むしろ、スキル次第で多くの選択肢があり、チャンスも大きい業界といえます。
IT業界に興味がある人は「学ぶこと」「調べること」から最初の一歩を踏み出し、小さな実績を積み重ねて、キャリアを築いていきましょう。
「IT業界への転職を希望しているけど、どうやって企業を選んだら良いのか良いのか分からない」と悩んでいる人は、UZUZに相談してください。
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