もくじ
高卒からの転職は不利に働いてしまう側面があることは事実……ですが、転職を成功させやすくする方法はいくらでもあるんですよ!
この記事では、高卒の人が転職する際に「厳しい」といわれる理由を解説しつつ、それを覆して内定率を高める方法を解説していきます。
これから転職を考えている方はもちろん、転職するのは難しいと考えて諦めている高卒の方は、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
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高卒の転職は十分にチャンスがある
高卒の転職は厳しいといわれることがありますが、結論としては十分に転職のチャンスはあります。
なぜ厳しいといわれるのか、その理由を知って対処すればいいのです。
加えて、年齢が上がって経験を積んでいくごとに、大学を卒業したかといった学歴よりも、経験スキルの有無や質が評価されていく割合が大きくなっていきます。
つまり、高卒という過去よりも、今どんな経験スキルを持っているのか、これからどんな活躍を望むのかといった「現在」が重要になってくるのです。
詳しくは後述しているので、なぜ高卒の転職が厳しいといわれるのか、その理由とあわせて確認してみてくださいね。
高卒の転職が厳しい・難しいといわれる理由
でもやっぱり、難しそうだなっていうイメージが強いな〜。
そういわれている背景には、いくつか理由があるんです。
高卒からの転職を成功させるためにも、まずはなぜ「厳しい」といわれるのか、その理由を知るところから始めていきましょう。
大卒以上の求人が多く応募条件を満たせないから厳しいといわれる
高卒の場合、そもそも応募条件を満たせない場合が多々あります。
なぜなら、企業が出す求人の応募条件は、「大卒以上」「専門卒以上」といった学歴を設けている場合が多々あるためです。
また、一般的な工業系の大卒・専門卒であれば取得している資格を応募条件にしている会社もあります。
その場合も、工業系の高校を卒業していたとしても、資格を取得できていないことから、そもそも応募条件を満たせないこともあるでしょう。
このように、応募条件を満たせないことがあるため「高卒の転職は厳しい」といわれやすいのです。
対人経験や専門知識が不足しがちなため厳しいといわれる
高卒の場合、責任のあるポジションに就けなかったり、専門知識を使わない仕事に就いていたりすることが多くなりがちです。
そのため、対人経験の折衝や専門知識を使った仕事の経験に乏しいと思われてしまいます。
最初の就職でこういった仕事の経験を積めないと、次の仕事でも管理職や専門職に就けず、その次でも就けず……といったサイクルに陥ってしまうかもしれません。
こうした背景も相まって、書類選考の段階で人事から「経験不足ではないか」と思われてしまう可能性もあるのです。
厳しい・難しいといわれる高卒からの転職で内定を勝ち取る4つのコツ
一緒に見ていきましょう!
ここからは、高卒からの転職で内定を勝ち取るためのコツについて、代表的な4つを紹介していきます。
学歴不問で活躍しやすい業界や職種を選ぶ
学歴に関係なく活躍しやすい業界・職種を選びましょう!
たとえば営業職は、学歴ではなくノルマ達成などの成果で評価してくれるため、高卒でも活躍しやすい職種です。
とはいえ、営業職といってもさまざまにあります。
たとえば、大手保険会社の営業職は、大卒以上を応募条件としている企業が多いため、高卒からの転職は難しい可能性があります。
ですが、別の業界を見てみると、学歴不問で営業職を採用している企業が見つかったり、同じ保険業界であっても大手ではなく中小企業やベンチャーのなかで探してみると学歴不問の求人に出合えたりもするでしょう。
「高卒だから」と諦めるのではなく、まずは学歴不問で募集している求人を探してみましょう!
資格を取得してアピールポイントを増やす
転職先の業界で活かしやすい資格を取得することで、アピールポイントを増やすことができます。
マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)といった資格など、PCを使うなら概ねどこでも活用できる資格を取得しておけば、転職先に関わらずアピールできる可能性もあります。
一方で、上記のような汎用的な資格は専門資格ほど効果的なアピールにはなりません。
製造業なら製造業で、建築業なら建築業でといった具合に、応募先の業界に特化した専門資格を取得していたほうがアピールはより効果的になるでしょう。
加えて、資格を取得していれば人事が抱く不安も払拭できるという副次的な利点も期待できます。
社会に出てからのスキルアップの多くは自主的に行なうものが多く、勉強の経験が少ないことでスキルアップしてくれないのではないか、という懸念をもっている場合があるのです。
資格を取得していることで自己学習できることを伝えられるため、汎用的であれ専門的であれ、資格を取得していることは有利に働きます。
なお、どのような資格を取得するべきか分からない方は、以下の記事でおすすめの資格を確認してみてくださいね。
自己分析・企業研究・選考対策をもれなく行う
自己分析・企業研究・選考対策を必ず行っていきましょう!
- 自己分析:自分が会社に求める条件や自分のスキルを整理する
- 企業研究:どんな業界でどんな事業をしているか、自分のスキルを活かせるか、自分が求める条件を満たしているかを調べる
- 選考対策(筆記、面接):整理した自分のスキルや長所をアピールできるように履歴書を書けるようにし、面接で話せるようにする。企業ごとにどんな問題が出やすいか、筆記試験対策を行う
上記を行うことで、活躍できる転職先を見つけることができる可能性が高まります。
それぞれどんなことをしたらいいか分からないという方は、後述するキャリアのプロからアドバイスを受ける方法も試してみてくださいね。
転職エージェントに相談してキャリアのプロからアドバイスをもらう
高卒からの転職成功のために何をすべきか、転職エージェントに聞いてみるのも手段の一つです。
転職エージェントとは、キャリアの悩み相談や求人紹介、そして選考対策がすべて無料で受けられるサービスのこと。
悩みを相談したり自己分析を助けてもらったりするような、転職を考え始めた初期の頃から具体的な選考対策の段階まで、常に一緒に寄り添ってサポートしてくれます。
そのため、転職エージェントを使うことで転職のスタートから転職成功までの質を高めることができるでしょう。
転職エージェントが少しでも気になった方は、私たちUZUZが運営しているエージェントサービスをぜひ確認してみてください。
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
大卒資格を取得するのもあり
高卒でも十分に転職を成功させられる可能性はありますが、なかにはどうしても「大卒以上が条件になっている会社に転職したい」という方もいるかもしれません。
高卒であることで夢が絶たれてしまっているなら、いっそのこと大卒になるのも一つの方法です。
通信教育や大学編入などで、大学卒業相当の資格を取得したり実際に大学を卒業したりすることもできます。
夜間に通える大学もあるので、働きながら学費を稼いで大卒になることもできるでしょう。
いずれにせよ、今後のキャリアを有利にできる可能性があるため、時間的・体力的にも若く余裕があるうちに大卒資格を取得しているのはおすすめです。
高卒から転職をする際におすすめの職種6選!
具体的な職種を解説するので、さっそく確認していきましょう!
ここからは、高卒で転職する際の転職先としておすすめの職種を6つご紹介します。
それぞれ、前項で解説した高卒でも活躍しやすい要素を兼ね備えているため、学歴を気にせず働けますし、活躍して昇給・昇進していける可能性がある職種です。
気になる職種があれば、積極的に調べてみてくださいね!
ITエンジニア
ITエンジニアは、プログラミングやコーディングを行う職種です。
勉強したことがそのまま成果につながり、実際にでき上がった成果やスキルで評価してくれる風土があるため、学歴に関係なく活躍できる点が特徴です。
独学でも勉強しやすく、ITエンジニア向けのスクールなどもいくつもあり、隙間時間などを使ってスキルアップしやすい点も魅力といえるでしょう。
また人手不足の職種であるともいわれているため、転職先の候補が多く、ある程度は求職者側が選ぶことができる点もおすすめの理由です。
Webデザイナー
WebデザイナーもITエンジニアと同じく、スキルや成果で評価される実力主義の風土があります。
こちらも人手不足といわれているため、転職先が見つかる可能性が高い点もおすすめの理由です。
デザイナーというと、もともとデザインセンスがある人や絵を描ける人が就く職種だと思うかもしれませんが、そのようなことはありません。
Webデザインは理論が確立されているため、どちらかというと生来のデザインセンスというよりもPCスキルとWebデザイン用のスキルを学ぶことで活躍できる仕事なのです。
Webデザイナーのスキルは自分で学ぶことができるため、転職に向けてスキルアップしやすいという点も魅力の一つといえるでしょう。
接客・販売
接客や販売の仕事は、直接お客さんと触れ合う仕事です。
学校で勉強したこと以上に、ホスピタリティやサービス精神、気配りや優しさが大切な仕事であるため、学歴に関係なく活躍することができるため転職先におすすめできます。
また、会社内やグループ内で接客・販売勉強会が開催されていることが多く、接客力・販売力向上のための大会などもあるのでスキルアップしやすい会社も多くあります。
接客力・販売力を競う大会で上位成績を収めればスキルをもっていることのアピールにもなりますし、昇進や昇給もしやすくなるでしょう。
その後に別の会社に転職するとしても、接客・販売で磨いたコミュニケーション能力は必ず活かすことができます。
施工管理
施工管理とは、建築業界などの工事現場におけるスケジュール管理や安全管理を担う現場監督のような仕事です。
まず建築業界はポテンシャルや若さを評価してくれるため、高卒の転職で採用してもらえる可能性が高いため、転職先としておすすめです。
そこから現場経験を積んで座学も勉強することで、建築業界で必要とされる資格を取得することができます。
建築現場は、特定の資格をもった「〇〇士」が管理すること、と国から決められることが多いため、有資格者となれば学歴に関係なく活躍できるのです。
会社によっては資格保有によってインセンティブをもらえることもあるため、頑張った分だけ昇給しやすい環境が多いことも魅力の一つといえるでしょう。
製造オペレーター
製造オペレーターとは、製造業における工場のライン作業者のことです。
製造ラインのなかで作業することもありますが、多くの場合は機械化された製造ラインを管理するため、製造機械の操作をすることになるでしょう。
製造業は学歴不問で転職しやすく、大手のグループ企業も募集を行っているため比較的安定した環境で働ける可能性がある点が魅力的です。
経験を積んでいけば、製造ライン全体を管理する仕事や、開発などのより上流工程に関わることで昇給できる可能性もあります。
加えて、近年では半導体メーカーなどを中心に賃金が上がっている会社もあり、「工場労働=低賃金」というイメージは誤ったものとなっている点も覚えておきましょう。
介護職
高齢化社会である日本では、介護職は人手不足のため就きやすいという特徴があります。
また、介護の経験がなければ取得できない介護福祉士は国家資格であり、この資格をもっていれば多くの会社で給与が上がりやすくなります。
働きながら国家資格の取得を目指すことができ、なおかつ将来的にもしばらくなくならない仕事であるため、介護職は転職先としておすすめできます。
そのほか、高卒の方におすすめの職種をもっと詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
大卒者と同じ土俵で戦わない
高卒で転職する際には、「大卒者の土俵」で競い合わないようにすると成功しやすくなります。
高卒者は、大卒者と比べて「4年分、勉強している期間が少ない」と考えればマイナス評価となってしまいます。
しかし、大卒者と比べて「4年分、就業経験が多い」と見ればプラスであると考えることもできるでしょう。
- 学歴が評価される会社を選ばない
- 経験を活かせる業界や職種を選ぶ
上記2点を意識した転職活動を行うだけでも、成功する確率は大きく上がるはず。
仕事上でこんな経験をした、その経験でこんな成長をしたというように、若くから社会に出ていたことを掘り下げることで、効果的なアピールができるようになるでしょう。
まとめ
高卒者が転職することはある程度の厳しさがあるのは事実ですが、十分に成功するチャンスがあるのもまた事実です。
その際に重要なのが、大卒者と同じ土俵に立って学歴などを比べ合うのではなく、成果やスキルを評価してもらえる会社を選ぶことです。
どんな会社がいいのか分からない方は、ぜひ転職エージェントに相談してみてください。
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