就職活動や転職活動をする上で避けて通ることのできない「面接」。
その中でも、面接の最初に行われることの多い「自己紹介」は、
- 面接開始直後=緊張のピークで上手く話せない
- 話がまとめられず長くなってしまう
- そもそも自分のことを話すのが苦手
などの理由から、面接でも特に苦手意識を持っている人が多い部分です。
しかし、面接の「自己紹介」は短時間でありながらも、面接官に好印象を与え、面接全体の評価をアップさせる重要な部分でもあります。
そこで今回は、面接の中でも「自己紹介」にスポットを当て、その攻略法をご紹介していきたいと思います!
自己紹介でおさえておきたいポイントに加え、テンプレートや例文などもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
「文章が苦手」という方に向けて、動画でも自己紹介について解説しています!
自己紹介で大切なのは“どう話すか”
自己紹介について考える前に、大切なことをひとつお伝えしておきたいと思います。
それは、面接では「何を話すか」よりも「どう話すか」が重要ということです。
これには、人が他人とコミュニケーションをとる場合に重要視する部分の割合を示した「メラビアンの法則」が関係しています。
メラビアンの法則によると、最も相手に影響を与えるのは視覚情報(55%)で、次に聴覚情報(38%)、最も割合が低いのは言語情報(7%)となっているのです。
- 視覚情報 (55%)
- 聴覚情報 (38%)
- 言語情報 ( 7%)
つまり、相手に好印象を与えたい場合は、話す内容よりも話し方のほうを重要視すべきであることがわかります。
実際に、UZUZでもこれまで35,000名を超える方々の就職支援を行ってきましたが、「真面目な顔をして真面目な話をする人」の方が面接で落とされやすい傾向があります。
反対に、採用されやすい人の特徴として「ニコニコ話をする人」が挙げられます。
そのため、面接ではまず「相手に柔らかい印象を与えること」を意識してみましょう!
「緊張してニコニコなんてできない!」「自分はそんなキャラじゃない」という方は、表情の筋肉を鍛える練習がおすすめです。
以下の動画では短時間で簡単にできるトレーニングをご紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
【例文つき】就職面接で使える“自己紹介のテンプレート”
面接では「何を話すか」よりも「どう話すか」が重要とお伝えしました。
とはいえ、ニコニコしながら適当なことを話しておけばいい、というわけではありません。
ここからは、実際に自己紹介の内容を考えていきましょう。
まず、基本的な自己紹介の流れとしては、以下のようになります。
- 挨拶
- 名前
- 年齢
- 最終学歴
- 前職での仕事内容、または卒業してから今までの過ごし方
- 現在の就活の軸
- 本日はよろしくお願いします!
自己紹介に使う時間の目安としてはトータルで1分程度、あっさりでOKです。
1分と聞くと短く感じる人もいるかもしれませんが、経歴などの詳しい話については自己紹介の後に面接官から質問をするため、ここで詳しく話す必要はありません。
そのため「長すぎず・短すぎず」を意識して1分程度にまとめられる内容を考えましょう。
例えば空白期間がある方や、第二新卒で短期離職している方、学校を中退している方などは「後で突っ込まれたくない」との思いで「最初に話しておきたい」と考えるかもしれません。
しかし、面接選考にまでたどり着いているということは、その時点ですでに「経歴だけでは落とされない」ということ。
面接する側は「できれば採用したい」と考えて面接を行っているため、経歴などのマイナス面についてそれほど不安に思う必要はないでしょう。
では早速、以下の例文も参考に、あなたの自己紹介を作ってみましょう!
本日は貴重なお時間をいただきましてありがとうございます。
私の名前は〇〇〇〇と申します。
現在年齢は24歳です。
最終学歴といたしましては、2年前に△△大学を卒業いたしました。
卒業後は2年ほどフリーターとしてずっとアルバイトを続けていましたが、やはり年齢も24歳になったということで、同級生にも遅れをとっているという部分に焦りを感じて就職活動を始めました。
現在の就職活動の軸といたしましては、自分の遅れを取り返していけるように、専門性を高めて働いていきたいと思い、未経験から始められるエンジニア職を目指して就職活動を行っております。
本日はどうぞよろしくお願いします!
本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます。
私の名前は〇〇〇〇と申します。
現在年齢は26歳です。
△△大学を卒業後、株式会社□□□で法人営業を3年間経験して参りましたが、同社にて法人営業の仕事を続けるうちに、より顧客に寄り添った仕事をしたいと考えるようになり、退職いたしました。
現在の就職活動の軸といたしましては、前職で得た知識や経験が活かせる◇◇業界で、法人営業ではなく個人営業として働けるよう就職活動を行っています。
本日はどうぞよろしくお願いいたします!
「あっさりしているな」と感じたかもしれませんが、どちらの例文も落ち着いて話せば1分程度で収まるちょうど良い長さです。
テンプレートに当てはめてみると、自分で考えなければならない部分もわずかですので、ぜひ肩の力を抜いて考えてみてくださいね。
ワンランク上の“自己紹介”を作るコツ
ここまでご紹介してきたような自己紹介でも全く問題ありませんが、
- オリジナリティのある自己紹介でインパクトを与えたい
- 自己紹介で面接官の気を引きたい
- 自分の経歴が普通すぎるのが気になる
という方のために、ここからは「ワンランク上の自己紹介」の作り方をご紹介していきます。
「ワンランク上の自己紹介」を作るポイントは、ズバリ「自己紹介の中に相手に興味を持たれそうな内容を1つ入れる」こと!
例えば、
- 小学生の頃から野球をしており、高校時代には甲子園に出場しました
- ゲームが趣味で、〇〇というゲームの全国大会では日本で4位になりました
- カフェ巡りが趣味で、最近行って面白かったカフェはフクロウカフェです
- 大学では考古学を選考しており、古墳を掘っていました
など、面接官が「すごい!どうやって△△したの?」「それってどういうもの?」といったふうに、食いつきやすそうなネタ、話を掘り下げやすいネタを織り交ぜてみるのです。
このようなネタがきっかけに話が進むと「応募者対面接官」ではなく「人対人」のフラットな会話ができるようになり、その場の雰囲気も柔らかくなります。
また、自分が得意とするフィールドの話になるため、自信を持って話すことができたり、気持ちのこもった話ができるようになるのです。
無理に入れる必要はありませんが、何か良さそうなネタがあればぜひ試してみてくださいね。
まとめ:自己紹介を制するものは、面接を制する
自己紹介は面接の中でも最も緊張する場面といっても過言ではありません。
しかし、大切なのは何よりも「笑顔」であること。
たとえ話すことを忘れてしまっても、笑顔だけは忘れないようにしましょう!
そして、次の各項目をおさえながら、1分程度で内容をまとめつつ、可能であれば「興味を持たれそうなことを1つプラス」してみましょう!
- 挨拶
- 名前
- 年齢
- 最終学歴
- 前職での仕事内容、または卒業してから今までの過ごし方
- 現在の就活の軸
- 本日はよろしくお願いします!
面接選考にたどり着いたということは、経歴だけを理由に落とされることはないということ。
自分に自信を持って「面接官は採用したいと思っている」ことを意識して、面接に臨んでくださいね。
それでも、
- とりあえず作ってみたものの、この自己紹介で大丈夫か不安
- やっぱり良い自己紹介が思いつかない
- 自分の経歴だとマイナスな印象にしかならない気がする
- 笑顔がどうしても作れない
といった方は、私たちUZUZまでお気軽にご相談ください!
UZUZは、第二新卒・既卒・フリーター・ニートなど、20代の就活を積極的に応援する就職エージェント。
初回2時間に及ぶキャリアカウンセリングのほか、応募企業ごとに行う約2時間の面接対策など、一人ひとりに合わせた就活サポートを行っています。