もくじ
19歳の若さで社会経験も少ないし、上手くいくのか悩んでいるようなんだけど……。
19歳という年齢は若さで勝負できる年齢ですから、就活の方法さえ間違えなければ十分に内定を獲得できるチャンスはありますよ!
高校卒業後19歳で就職活動をする方の多くは、以下のような事情を抱えていることが多いようです。
- 卒業後進学を目指したが断念した
- 卒業後進学や就職をせずフリーターになった
- 卒業後進学や就職をせずニートになった
- 卒業後一度就職したが退職し転職活動をしている
いずれの場合も、できるだけ早く就活を始めることで、正社員として就職できる可能性は高まります。
大切なことは、すぐにでも「最初の一歩」を踏み出すことです。
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19歳で就職せずフリーターやニートを続けることのリスク
ここでは、フリーターやニートを続けることで、就活がどれくらい不利になるのか、データを見ながら紐解いていきます。
フリーター期間が長いほど就職が難しくなる
フリーター期間が長くなるほど、正社員としての就職が難しくなることを示すデータがあります。
労働政策研究所・研修機構の調査によると、フリーター期間の長さと就職率の関係は以下のようになりました。
【フリーター期間と就職率の推移】 (単位 %)
フリーター期間1年未満 | フリーター期間1年~2年未満 | フリーター期間2年~3年未満 | フリーター期間3年~4年未満 | フリーター期間4年~5年未満 | フリーター期間5年以上 | |
---|---|---|---|---|---|---|
男女計 | 68.8 | 61.2 | 56.6 | 61.1 | 37.9 | 32.3 |
男性 | 74.7 | 64.2 | 68.9 | 69.0 | 51.4 | 44.3 |
女性 | 64.6 | 58.8 | 47.5 | 55.8 | 28.8 | 24.5 |
参考:労働政策研究所・研修機構「大都市の若者の就業行動と意識の変容」
高校卒業後すぐにフリーターになったのであれば、19歳になった時点では、まだ1年は経過していません。
その時期に就職活動をすれば7割近い確率で就職できるようなので、19歳を迎える前後が就活を始める良いタイミングともいえます。
怖いのは、4年を超えると極端に就職率が低くなることです。
20歳を超える前に就職を決めてしまった方が良いことは間違いないでしょう。
フリーターは収入アップが難しい
フリーターと正社員で、年齢層ごとの月間収入を比較した資料があるので見てみましょう。
正社員と比べた場合、フリーターの収入アップが、どのくらい難しいのかよく分かる資料です。
【雇用形態・年齢階層別賃金格差】
正社員 | フリーター(正社員以外) | |
---|---|---|
19歳~ | 192,800円 | 170,700円 |
20~24歳 | 228,700円 | 194,800円 |
25~29歳 | 263,600円 | 216,400円 |
30~34歳 | 294,100円 | 221,400円 |
35~39歳 | 327,000円 | 220,500円 |
40~44歳 | 354,000円 | 220,600円 |
45~49歳 | 374,500円 | 217,700円 |
50~54歳 | 394,300円 | 222,200円 |
55~59歳 | 404,800円 | 221,700円 |
60~64歳 | 349,300円 | 256,900円 |
65~69歳 | 312,700円 | 231,700円 |
参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」
月給ベースの比較だと若いうちはさほど差はありませんが、フリーターは年齢を重ねても正社員ほどの伸びはなく横ばいです。
フリーターを続けていて収入アップを目指すのは、やはり難しいと言わざるを得ません。
さらに、正社員には給与以外にもボーナスや住宅補助など、様々な恩恵があります。
生涯年収で考えると、かなりの差が生じることは否めないでしょう。
ニートを続けるとさらに厳しい状況も
ニートを続けた場合、就職はかなり厳しくなるようです。
ニート状態と限定できるわけではありませんが、学校を卒業し無業(未就学)だった人が、1年後に正社員になった割合を示すデータを見てみましょう。
【1年前に無業(未就学)であった者が正社員になった割合】
男性 | 女性 | |
---|---|---|
15~19歳 | 16.1% | 16.4% |
20~24歳 | 20.6% | 22.7% |
25~29歳 | 22.0% | 18.3% |
30~34歳 | 12.5% | 10.7% |
参考:労働政策研究所・研修機構「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状 ③」
20代で正社員になれた割合が2割程度と、ニートと思われる状態から正社員になるのは、若いうちでもかなり厳しいと言わざるを得ません。
年齢が上がり30代となるとさらに厳しくなるため、できるだけ早いうちに就職することが望ましいようです。
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
年齢相応のスキルが身につかないことも大きな問題
正社員として働いていけばキャリアを重ねるにつれ、求められる仕事内容や立場が変わっていきます。
最初は上司の指示のもと定型業務から始まりますが、仕事を覚えて担当者として独り立ちする頃には、ある程度のスキルが身についているでしょう。
やがて後輩ができてマネジメントをする立場になり、管理職として部署を任される……といった具合に、キャリアに応じてスキルやマネジメント経験を積み重ねることができます。
しかしフリーターの場合、多少のスキルは身につきますが、補助的な業務が中心となるため、社員として働いた場合と同等のスキルは得られないことが多いようです。
転職では年相応のスキルが求められるため、年齢が上がるにつれて不利になってしまう可能性は高いでしょう。
またフリーターを長く続けることで、基本的なビジネスマナーが身につかないこともあり、就活する際には意欲的に学ぶ姿勢が欠かせません。
19歳で就職し正社員になるメリット
じゃあ、19歳で就職し正社員になるメリットってどんなものがあるの?
フリーターやニートを続けることのリスクは理解できたと思います。
ここからは、正社員になることで得られるメリットに目を向けてみましょう。
収入が安定する
正社員として働くことのメリットは、何と言っても収入が安定することです。
きちんと勤務していれば、毎月決まった額の給与を得られますし、会社によっては賞与として年に数回、まとまった額が支給されることもあります。
多くは期間の定めのない雇用契約となるため、雇用も安定し「いつ契約を切られるか」という心配もなくなります。
将来にわたり収入面の安定が見込めるため、結婚・出産・育児などのライフイベントも考えやすくなるでしょう。
社会的な信用を得られる
フリーターでいる間は、クレジットカードが作りにくかったり、作れたとしても制約が多かったり、または部屋を借りたくても審査が通らない……といった経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。
上記のような問題は、正社員になることで安定した収入が見込めるため、社会的信用が得られ、解決できるようになります。
クレジットカードを作る際も制約がなくなり、賃貸を借りる審査やローンの審査も通りやすくなるでしょう。
それにより、車や住宅など大きな買い物もしやすくなります。
フリーターにはない福利厚生の恩恵を受けられる
多くの会社は、正社員のみを対象にした福利厚生を用意しているものです。
例えば社宅や寮、住宅手当の支給など、住居に関する福利厚生が挙げられるでしょう。
こうした福利厚生の恩恵を受けることができれば、生活自体がかなり安定してきます。
退職金制度のある会社であれば、定年退職した後の老後の生活に対する不安も軽くなります。
経験を積むことでキャリアアップが狙える
正社員として入社した人材に対し、会社は将来にわたり貢献してほしいと考えます。
そのため、フリーターでいる時よりも、教育コストをかけてもらえるのです。
手厚い研修が受けられるなど、スキルアップの機会が多く与えられます。
しっかりスキルを積み上げていけば、できる仕事も増えていき仕事の幅が広がっていくでしょう。
さらに経験を積めば専門分野を極めたり、管理職として部下を持つなどのキャリアアップが狙えたりして、収入も比例して大きくなっていくものです。
19歳で就職を成功させフリーター・ニートから脱するポイントとは
就職するなら、できるだけ早いうちが良いってことだね。
19歳はまだ若いから、将来のことは今考えたくないと思うかもしれません。
しかし、少しでも有利に就活したいならできるだけ早く動きましょう!
ここからは、19歳で就職を成功させフリーター・ニートから脱するポイントを紹介していくので、参考にしながら早速チャレンジしてみてください。
すぐにでも行動を開始する
正社員として就職したいと思い立ったら、1日でも早く行動を起こしましょう!
ただ、すぐに行動を起こすといっても、やみくもに企業にアポイントを入れて面接をたくさん受ければいいわけではありません。
情報収集から、今できることを一つずつ着実にこなしていきましょう。
就職したい理由を前向きに話せるようにする
正社員になりたいと思ったのなら、なぜ自分は就職したいのか理由を整理してみましょう。
これから受ける面接では、ニートやフリーターであった理由を聞かれる可能性が高いです。
面接でポジティブな理由として伝えたとしても、フリーターやニートであった事実はどうしてもネガティブな印象につながりがちです。
その印象を払拭するのが、正社員として働きたい理由です。
仕事を通じてどのように成長したいか、そして会社に貢献していきたいか、熱意を伝えられるようにしておきましょう。
ビジネスマナーを意識した振る舞いに気をつける
若い応募者を面接する際、ビジネスマナーが完璧にできていないからといって、即不採用にする面接官は稀です。
若くて経験が少ないからと、その分を差し引いて見てくれる場合がほとんどでしょう。
そこに、ビジネスマナーを意識した振る舞いができる、若い応募者が来たらどうでしょうか。
きっと好印象を持ってもらえるはずです。
身だしなみや立ち居振る舞い、言葉づかいなどのマナーは身につけておくに越したことはありません。
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
未経験歓迎・経験不問の求人を狙い撃ちすると成功率が上がる
19歳で就活している人のほとんどは、その時点で十分なスキルや経験を持っていることは少ないでしょう。
当然、経験やスキルを求められる求人に応募すると、不利になってしまいます。
その点、未経験歓迎・経験不問の求人であれば、ポテンシャルで判断してくれるので就職できる可能性は高くなってきます。
特に人手不足が慢性化している業界・職種では、未経験であっても若い人材は歓迎されるものです。
- 小売・飲食などのサービス業
- 介護業
- 建設業
こうした業界・職種は、未経験者でも若い人材であれば、じっくり仕事を教えて成長してもらえるという考えが浸透しています。
仕事内容に興味を持てるのなら、この分野を集中して受けてみることで、内定獲得の可能性が高まるでしょう。
フリーター・ニートからの就活成功の方法は、以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ合わせてお読みください。
19歳の就職活動では転職エージェントの活用がおすすめ
できるだけ早く始めた方が良い19歳の就職活動ですが、思い立っても何から始めれば良いのか、分からない人も多いのではないでしょうか。
就職活動では、情報収集から企業研究、自己分析など、やらなければならないことがたくさんあります。
経験の少ない19歳の求職者が、全てを完璧に1人でやりきることは難しいかもしれません。
もし少しでも不安があるのなら、就活のプロの力を借りることをおすすめします。
経験不足により就職が上手くいかない状況は、転職エージェントの力を借りることで解決できるものです。
いつでも相談できる伴走者がいれば、不安を解消しながら、少しづつでも内定に近づいていけるでしょう。
まとめ
フリーターやニートをしている人にとって19歳は、就活を始める良いタイミングです。
なぜなら経験やスキルよりも、若さやポテンシャルに期待してもらえる年齢だからです。
将来のことを考えるのはむずかしいかもしれませんが、フリーターやニートの期間が長くなるほど、状況は不利になっていきます。
だからこそ、思い切って就職活動を始めましょう!
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