先のこと過ぎて分からないよね。
企業が質問する理由から逆算して、自身のキャリアプランを立てることが必要です。
当記事では、理由を踏まえた具体的なキャリアプランの立て方や面接での伝え方、注意点まで解説していきます。
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面接で10年後のキャリアプランを聞かれる主な理由
成長意欲・会社とのマッチ度は採用において重要な項目となるため、企業は面接でしっかり確認したいと考えています。
具体的にどういった点を確認したいと考えているのか、それぞれ詳しく見ていきましょう。
成長意欲の確認
キャリアプランを聞くことによって、志望者の成長意欲を確認しようとしています。
キャリアプランは志望者が描く将来のビジョンです。
キャリアプランによって、どこまで真剣に将来のことを考えて成長しようとしているのかを見ています。
また、就職がゴールではなくスタートであり、成長しなければならないことを認識しているかについても確認しています。
ミスマッチの防止
キャリアプランを確認して、企業と志望者とのミスマッチを防ぐことも目的としています。
志望者の考えるキャリアプランが、企業の理念や方針と異なれば達成は困難です。
自社で達成のできないキャリアプランを希望しているのに採用すると、志望者・企業の両者にとって良くないと、企業は考えます。
反対に、キャリアプランが企業の理念や方針とマッチしていれば、長く勤めてもらえると期待できます。
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
キャリアプランは社会人生活の指針になる
キャリアプランは社会人生活の指針になるので、面接対策を兼ねて真剣に取り組むべきです。
社会人経験を積む中で、キャリアに迷ったときに見返すと選択のヒントになります。
とはいえ10年後のキャリアプランといわれても、世の中が変化するスピードは早いですし、自分自身の考えも変わっていくので、計画を立てても数年後には役に立たないプランになっているかもしれません。
しかし、変化は当たり前にあること!
これまで考えてきたキャリアプランは、新しいプランを立てる際の振り返りに役立ちます。
方向転換は全く問題ないので、どのように思考が変わっていったのか振り返りながら、新しい目標とプランを立てていきましょう。
10年後のキャリアプランの立て方
けど、どうやってそんな先のことを考えたらいいんだろう……?
キャリアプランの作成は「自己分析」から始まり、「将来像の明確化」「目標設定」そして「具体的な行動へ結び付ける」という流れで行います。
各段階の考え方を解説するので、順番に進めていきましょう。
自己分析をする
キャリアプランを立てる際には、自己分析が欠かせません。
自己分析は現在の自分の価値観や興味、強みを明確にする作業です。
自己分析にて現状や未来に叶えたいことを把握することで、キャリアの方向性を定められるようになります。
自己分析の結果を基にして、どのようなキャリアを歩みたいのかを考えてみましょう。
理想の将来像を明確にする
自己分析の結果を参考に、理想の将来像を明確にします。
理想の将来像は、最終的にどのような人物になっていたいか、何を成し遂げたいのかというものです。
自己分析で明確にした自分の価値観や興味、強みを見れば、理想の将来像が浮かび上がってきます。
10年後の目標を定める
理想の将来像を目指す中で、10年後にどこまで達成したいのかを目標として定めます。
キャリアプランを立てるというと、10年後が最終目標であると考えがちです。
しかし10年後はまだまだ働き盛りであり、社会人として成熟していく途中の段階にあります。
そのため、10年後を最終目標と捉えるのではなく、理想の将来像を目指す過程として考えることがポイントです。
10年後の目標を定めるには、まずは理想の将来像と現在の自分とのギャップを確認します。
次に理想の将来像を目指す中で、10年後にどの程度ギャップを埋めておきたいかを考えて目標として設定しましょう。
具体的な行動に落とし込む
10年後の目標が定まったら、達成するための具体的な行動に落とし込んでいきます。
その後、10年後の目標と現在の自分とのギャップを埋めるための行動を挙げていきましょう。
行動はできるだけ「具体的」かつ「実現可能性」のある内容であることが大切です。
最後に列挙した行動を時系列に並べれば、キャリアプランができあがりますよ。
10年後のキャリアプランの伝え方
面接官がキャリアプランをイメージしやすくなる伝え方を説明していきますね。
10年後にありたい姿から話す
企業の面接官に10年後のキャリアプランを聞かれたら、まずは結論である10年後にありたい姿を述べます。
時系列で行動から話すよりも、10年後にありたい姿をはじめに話すことで、面接官は話を理解しやすくなります。
全体像を伝えてから詳細を話すイメージです。
理由を説明する
結論の後に、10年後にありたい姿を設定した理由を説明します。
理由の説明によって、目標設定の妥当性を示すことが可能です。
自己分析によって自身を理解していなければ、キャリアプランと自分が望むキャリアとのミスマッチが生じます。
ミスマッチでないことを示すために、自己分析の結果を踏まえて理由を説明すると、キャリアプランに説得力を持たせられますよ。
実現に向けた具体的なステップを伝える
次に、キャリアプランの実現に向けた具体的なステップを伝えます。
具体的な行動・達成しておくことを、3年・5年のステップで示します。
行動や達成しておきたい姿を具体的に示すことがポイントで、漠然とした状態ではなく、事業の実績などの数値目標などもあわせて伝えられると良いでしょう。
キャリアプラン実現に向けて行動していることをアピールする
最後に、キャリアプラン実現に向けて実際に行動していることをアピールします。
行動に移していることで、キャリアプランへの真剣さを伝えられます。
また、目標達成に向けて実際に動いているという行動力のアピールが可能です。
過去から現在に至るまでにおいて、キャリアプラン実現に向けて行動していることや、意識していることを示しましょう。
10年後のキャリアプランを考える際の注意点
キャリアプランを立てる際の注意点と説得力を持たせるためのポイントを説明しますね。
仕事におけるキャリアプランを立てる
キャリアプランは仕事に関連するものでなければなりません。
企業はミスマッチにならないか、成長意欲があるかを確認したいと考えているため、キャリアプランは仕事における目標と達成する道筋を示すものが求められます。
なのでプライベートでの目標は一旦脇に置いておいて、仕事においてどのようにキャリアを積んでいきたいのかを考えましょう。
入社したい企業で実行性のあるプランを考える
ミスマッチと判断されないために、志望企業で実行できるキャリアプランを立てましょう!
企業で実現困難なキャリアプランだと「君のキャリアはうちでは実現できないよ。他の会社をあたってみて」というように、ミスマッチだと判断されてしまうでしょう。
また企業の方針にそぐわないキャリアプランであれば、「自社を理解していない」と捉えられかねません。
くわえて入社したい企業で実効性のないキャリアプランを提示すると、転職を前提としていると捉えられる恐れがあります。
そのため、長く勤めて欲しいと考えている企業にとっては不利に働いてしまうので、企業の方針との整合性も確認するようにしましょう。
具体的なキャリアプランを立てる
キャリアプランは具体的であることが重要です。
具体的であればあるほど、実行性があると感じられますし、将来について真剣に考えていることも伝わります。
目標や期限、ステップごとの行動は実行に移せるレベルまで具体的にしたキャリアプランを作成しましょう。
一貫性があるか確認する
キャリアプランが一貫性のある内容となっているかを確認しましょう。
また履歴書やエントリーシートとの一貫性も重要です。
矛盾があると、キャリアプランの説得力が薄れてしまうので、細かくチェックしていきましょう!
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
キャリアプランの第一歩は企業研究!
キャリアプランは企業研究をベースに作成するのも良いでしょう。
なかなかキャリアプランを作成できない場合は、入社したい会社を入念に調べてみてください。
そもそも企業について知らなければ的外れなプランとなってしまい、ミスマッチと判断されてしまいます。
企業のことを知れば知るほど、キャリアプランはもちろん志望理由の説得力が増して、自然と熱意ある主張となります。
そのため、企業の発信(ホームページやSNSなど)にできるだけ目を通すようにしましょう!
企業理念や方針はもちろんのこと、今後どのような方向へ舵取りしたいと考えているかを読み取ることも大切ですよ。
まとめ
就活・転職を考えている方には、20代専門の就活エージェント「UZUZ」の利用がおすすめです。
UZUZならエージェントによるアドバイスが無料で受けられるので、10年後のキャリアプランを立てる際にも相談できます。
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