もくじ
- 入社1年以内に辞める人の割合:11.8%
- 入社2年以内に辞める人の割合:9.7%
- 入社3年以内に辞める人の割合:10.0%
厚生労働省「学歴別就職後3年以内離職率の推移」
つまり、1年以内に辞める人が最も多いのです。
この記事では入社3年以内に会社を辞めようか悩んでいる人のために、辞めるべきかどうかの判断材料を提供し、どのように退職へと進めていけばいいのか詳しく解説していきます。
辞める前に一度冷静になって「本当に会社を辞めてもいいのか?」について一緒に考えていきましょう。
- 新卒で早期離職してもOKな退職理由とNGな退職理由
- 新卒で早期離職してしまった場合のデメリット・リスク
- 実際に新入社員はどんな理由で退職するのか
- 新入社員が転職するなら次の仕事を見つけてから!
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新卒1年目でも辞めて良い転職理由7つ
実は、理由によってはまだ退職をしない方がいい場合があります。
それについては、あとの見出し「会社を辞めたくてもすぐには辞めない方が良い新卒」で紹介しますね!
7位:先輩・上司を見てキャリアプランがイメージできない
キャリアプランがあれば、達成すべき目標や取り組むべきことがわかりやすくなり、仕事への意欲も高められるんです!
とはいえ、新卒1年目から自力でキャリアプランをイメージするのは難しいでしょう。
キャリアプランを立てるためには、自分の理想像となる先輩・上司を見つけて参考にすることが重要なので、与えられた仕事をやりながら探してみましょう。
身近に尊敬できる先輩・上司がおらずキャリアプランがイメージできない場合は、「身近に目標となる人物がいない=将来を前向きにイメージしにくい」ということになります。
そういう場合は、会社の外に目を向けてみることも必要です。
6位:社風と自分の性格のミスマッチを強く感じている
社風と自分の性格が合わないと強く感じる場合、今後さらに仕事がやりづらくなっていく可能性があります。
特に独自色が強い企業なら、なおさらです。
社風は企業の雰囲気や人間関係、仕事の進め方など、仕事全体に影響を与えるものなので、社風が合わないとストレスを抱えてしまう可能性もあります。
人間関係の悩みは人事異動(チームや部署を変えるなど)によって解消される場合もありますが、それ以外の雰囲気や価値観などが合わないと感じているなら、無理せず社風が合う企業に転職した方が生き生き働けるかもしれません。
5位:今の職種と違う職種を目指している
今就いている仕事と本当にやりたい仕事が違う場合、早めにキャリアチェンジするべきです。
例えばあなたが今、営業職として働いているんだけど本当はITエンジニアになりたい!と思っているとしましょう。
23歳で転職するか、3年間働いて25歳で転職するか、結果的にどちらが有利になるのかというと、23歳の方なんです。
未経験職種を目指したいのであれば、職歴が短かったとしても20代のできるだけ若いうちに転職した方が有利になります。
4位:会社が法律に触れる行為をしている
例えば、以下のようなケースです。意外とよくある話なのが怖いですよね。
- 虚偽の書類を作成させられる
- 詐欺まがいの行為を強要される
- 免許が必要な業務を無免許でさせられる
こんな会社で働いていると、、あなたも会社の違法行為に加担していることになり、在籍していること自体がリスクにつながります。
また、お客さんを騙したり、誰かを犠牲にしたりしてお金を稼いでも、あなた自身気持ちの良いことではありませんよね?
法律違反を犯している会社は、一刻も早く辞めることをおすすめします。
3位:会社が倒産しそう
会社が倒産しそうな場合は、退職に踏み切って問題ありません。
財政が厳しくなってくると給料の未払いへと発展する可能性も。
確かに、会社の倒産は経営者の責任であり、入社して間もない社員はどうすることもできません。
ただ、面接では「入社前に会社の財務状況をきちんと把握できていなかった自分にも非がある」という伝え方をした方がスムーズに退職理由を受け入れてもらえます。
また、もう一つ「業績が大きく傾いたら、即転職してOK」というわけではない点にも注意しましょう。
不景気になると多くの会社は業績が悪化してしまいます。
この時、すぐに退職しても不況下では次の転職先が見つからない可能性があります。
給与がきちんと支払われているのであれば、次の仕事が見つかるまでは退職に踏み切らないようにしましょう。
2位:パワハラ・セクハラが横行している
日常的に社内でパワハラ・セクハラが横行している職場は退職に踏み切って問題ありません。
一度、うつ病や不安障害といった病気を患うと回復に非常に時間がかかります。
その間、空白期間が生まれてしまい、これが転職活動時に大きなディスアドバンテージとなり、次のキャリアに繋がりにくくなっちゃうんですよね……。
なので私たちとしては病気になる前にその職場から離れて、新しい仕事を探すことことをすすめています。
ただ、パワハラ・セクハラは退職理由を伝えるのが非常に難しい部分なんですよね。
包み隠さず全て話すと面接官にひかれてしまうことがあるし、オブラートに伝えると「そんなことで辞めちゃうの?」と思われてしまうことも。
ここは我々プロのキャリアカウンセラーの腕の見せ所です!
ケース毎に上手く伝える方法を一緒に考えますので、退職理由をどう伝えたらいいか分からない場合は是非ウズキャリにご相談くださいね。
1位:体調を崩している・崩しかけている
辞めてもOKな第1位は“身体を壊している、あるいは崩しかけている”という理由。
あなたの身体をこれ以上悪化させる前に一刻も早く休職あるいは退職大事なする道を選びましょう。
あなたがその会社で我慢して働いたところで、体調が良くなる・回復する見込みはありません。
職場環境によってどんどん体調が悪化し、長期休養が必要になってしまうことも。
これでは、キャリアにブランクができてしまうので転職で不利になります。
ここでも、面接において退職理由の伝え方は非常に重要です。
体調不良・病気が原因で会社を辞めたことを伝えると、「うちへ来てもまたすぐに体調を壊してしまうんじゃないか」とお見送りになってしまうケースが多いのです。
ただ、既往歴を隠して転職するのはおすすめしません。
長期的に働くのであれば、あなたの弱い部分も理解した上で採用してもらった方がいいから。
「会社を辞めてもいいのか?」と判断ができない方や、退職理由の伝えかたが不安な方は転職エージェントの利用がおすすめですよ。
サービスの利用は完全無料で、将来のキャリアの相談から、書類・面接対策などをしっかりサポートしてくれます。
転職を考えている方は一度は利用したいサービスです!
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監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
長時間労働には特に注意
体調を崩しやすい主な原因のひとつに、長時間労働があります。
たとえ、どれだけ好きな仕事だとしても、仕事中は神経を集中させているため、身体も脳も疲れやすくなるものです。
例えば、上場企業などでは、原則として勤怠管理がしっかりなされており、残業時間が一定を超えない工夫や、産業医面談などが実施される仕組みがあります。
一方で、一部の企業では、そうした労務面が整備されていない場合もあります。
度を超えた長時間労働は、心身を消耗するケースもあるため、留意しておいた方がいいでしょう。
新卒1年目で会社を辞める時のリスク・デメリットとは
ここまでで辞めてもOKな退職理由を紹介しましたが、新卒で会社を辞める場合、リスクやデメリットを伴います。
ここでは新卒で辞めた場合に共通して発生する大きなリスク・デメリットについて解説していきます。
- 経歴に傷がつく
- 新卒枠・中途枠にいずれかに応募しても不利になる
- 中途半端な経験ゆえに自分に自信を持てない
1.経歴に傷がつく
新卒で入社した会社を3年以内に辞める場合、“早期離職”と見なされます。
冒頭でお伝えした通り、3割の人が早期離職を経験するのですが、早期離職は経歴に傷を残します。
やはり早期離職の経歴があると、その後の転職において不利になってしまいます。
企業としては「できるだけ長く働いてくれる人材が欲しい」と考えるので、書類選考の基準として「前職で1年以上働いている」という項目を設けている企業もあるんですよ。
人を採用するのは、コストのかかること。
考えてみれば、企業も慎重になって当然のことです。
2.新卒で応募しても中途で応募しても不利になる
ただ、応募できるだけであって採用されるかどうかは別の話。
むしろ、我々キャリアカウンセラーとしては新卒枠・中途枠に応募することをおすすめしていません。
というのもどうしても選考において不利になるから。
新卒枠の場合、「経歴に傷のないピカピカの新人」たちと戦うわけです。
採用担当者の立場として“早期離職者”と“ピカピカの新人”であれば、やはり後者を採用したいと思いませんか?
一方で中途枠の場合、「ある程度キャリアを積んだ人」たちと戦わなければなりません。
同じく、採用担当者であれば“すぐに会社を辞めてしまった人”よりも“経験があり即戦力になる人”を採用したいと思いませんか?
たくさんあります!
実は新卒採用には莫大なコストがかかるんです。
一方で第二新卒であれば時期を問わず、コストを抑えて若い人材を採用できるので中小企業やベンチャー企業には大きなメリットがあるんですよ。
なので、新卒を早期離職した場合は第二新卒枠を狙って応募することをおすすめします!
3.中途半端な経験ゆえに自分に自信を持てない
新卒1年目で辞める場合、仕事で何かを成し遂げた経験を持つ人は少ないもの。
成果を生み出した経験の有無は、「転職する」という決断にも大きく影響していきます。
転職する決断をできたとしても、自分に自信を持てないまま転職活動を進めていく方も多いでしょう。
しかし自信がないと、面接でうまくアピールできなかったり、転職活動に不安を感じてしまったりして、思い通りに進まないなんてことにもなりかねません。
今、自信が持てていない人は、目に見える成果や実績だけでなく、成果を生み出すための過程に着目して、どんな努力をしてきたのかを考えてみてください。
そもそも新卒1年目の時点で、大きな結果につながる業務に関われる人はそう多くありません。
そのため「次の会社ではどうなりたいのか」、「将来的に何を実現したいのか」、を明確にして、自分に自信を持てるようになりましょう!
新卒が1年目で会社を辞めたいよくある転職理由
続いては、まわりの第二新卒の皆がどういう時に会社を辞めたいと感じるのか、よくある理由について探っていきましょう。
- 人間関係が合わなかった
- 給料・福利厚生・制度が悪い
- 仕事内容が想定していたのと違う
あなたが今会社を辞めたい理由も、この中のどれかに該当するのではないでしょうか。
1.人間関係が合わなかった
- 上司に嫌われている
- 同僚に無視される
このような悩みを抱えている人はとても多くいます。
毎日長い時間を過ごす職場の人間関係が悪いと大きなストレスになりますよね。
苦手と感じる人であっても、職場では同じ空間で一緒に働かなければならないことは本当に大変なことです。
ただ、毎回必ず退職理由の上位になるくらい、どんな職場に行っても多かれ少なかれ人間関係に悩まされることがあるのも事実。
もし可能であれば、「仕事だから仕方ない」と割り切ることも大切かもしれません。
2.給料が低い、福利厚生や制度が悪い
- 給与から税金や社会保険料が引かれると、手元に残るお金では生活が厳しい
- 年功序列の風土が強く、自分のパフォーマンスが給与やボーナスに反映されない
- 家賃手当・交通費手当などの福利厚生が充実していない
- 労働環境が悪く、会社の制度に納得がいかない
このような待遇面に不満を持つ人もかなり多いです。
特に多いのが「給与の低さ」。
もちろん、入社前に給与額が提示されていますが、新卒社員の場合、給料の額面と税金や社会保険料を引かれた手取りの差に落胆する人も少なくありません。
その場合は数年間我慢して知識・スキルを身につけ、就労経験を積んでから転職することをおすすめしますね。
そもそもキャリアのない状態で転職したところで、大幅な収入アップって難しいですから。
3.仕事内容が思っていたのと違った・合わない
- 希望していた仕事と全く関係のない部署に配属された
- 仕事内容が全然おもしろくない
このように、入社前のイメージと実際の仕事内容にギャップを感じるケースもあります。
会社でやりたい仕事を担当するためには、下積みも重要。
職種や業務内容にもよりますが、少しずつ実績を重ねて社内で評価されれば「やりたい!」と声をあげた時に任せてもらえるチャンスが高まることもあります。
新卒で入社して間もない会社では、仕事内容を理由に会社に見切りをつけるのはまだ早いかもしれません。
1年未満で会社を辞めたくてもすぐには辞めない方が良い新卒
あなた自身は正当な退職理由があり、辞めようと考えていても、実は辞めない方がいい場合があります。
退職を留まった方が良いケースは以下の4つです。
- 人間関係だけが嫌
- 仕事内容だけが嫌
- 次に何をしていいか決まっていない
- リセット癖がある
それぞれ詳しく説明していきます。
“人間関係だけ”が嫌な人
人間関係を理由に会社を辞めたい人は非常に多いのですが、一緒に働いているとどうしても相手の嫌な部分が見えてきてしまいます。
ただ、退職を決める前に、あなたができることもあります。
- 部署異動できないか
- 人員配置の変更をしてもらえないか
ということを人事部や担当部署に相談するのです。
例えば、OJT研修であなたを直接指導してくれる先輩との相性が合わない場合、別の担当者に変えてもらえないか人事部に聞いてみるといいです。
その先輩との関係を壊さないように上手く理由をつけて、人事部が担当を変えてくれる可能性は十分あります。
人事部が現場の人間関係をある程度把握しておくことは重要ですしね。
“仕事内容だけ”が嫌な人
「仕事がつまらない」「自分には向いていない」と落胆する新入社員は多いです。
ただ、入社して間もない段階で判断するには少し早すぎると思いませんか?
今の仕事はつまらなくても、経験を積んで任せてもらえる仕事が増えれば変わっていくかもしれません。
特に、会社の待遇や人間関係に関して不満が無く、仕事内容だけが嫌という場合は早期離職は思いとどまった方が良いです。
実は、転職してから「前職の職場環境の方が良かった……」なんて後悔することも少なくありません。
このような場合も前述の通り、一度会社の人事に部署や仕事の変更の相談をしてみるのがおすすめです。
会社からしても一生懸命採用した新卒ですので、離職されるくらいなら部署移動させてくれるはずです。
次に何をしたいか決まっていない人
勢いだけで辞めてしまう人に多いのが「何をしたいかが明確でない」ケース。
会社を辞めること自体が目標になり、退職すると燃え尽き症候群のようになってしまい、意欲を失ってそこからの就職活動に身が入らなくなってしまうのです。
ダラダラ過ごして気づいたら1年経過していた……なんてことも。
なので今の職場の不満点を解消できる職場・仕事を探すことを目標にしてみるのもいいでしょう。
例えば、以下のような転職活動の軸を決めると良いですよ!
- 仕事がつまらないと感じる → 手に職がつく仕事
- パワハラが横行している → 上下関係が厳しくない職場
- ノルマで押しつぶされそう → 自分のペースで働ける職場
- 残業・休日出勤が多く休めない → 有給が取りやすい会社
なんでもリセット癖がある人
新しい職場に行けば、抱えている問題が何でも必ず解決するわけではありません。
「職場をリセットすれば上手くいくはず」と思っている人は、転職する前に自分自身の仕事観や働き方について見直す必要があります。
もしリセット癖があるなら、次の職場に行っても同じことを繰り返してしまう可能性があるので、すぐに辞めず、今の職場で改善できることはないか、考えてみるのも良いでしょう。
新卒1年目で会社を辞める時のたった1つの注意点
それは「次の職場が決まる前に辞めてはいけない」ということ。
もちろん、前述したような「給与が支払われない」「暴力を振るわれている」「会社が法に触れることをしている」という場合は即刻辞めてもOKです。
この空白期間は経歴の傷になってしまうんです!
短期離職になってしまうのは仕方がないことですが、さらに空白期間ができてしまうと書類選考が通過しにくくなります。
また、退職してすぐに仕事が見つからないと収入が途絶えるリスクも……。
「仕事がない」「経済的に苦しい」状況になると焦って適当に就職先を選んでしまうケースもあります。
「やっぱり会社辞めたい」なら一度キャリアのプロに相談する
ただ、転職エージェントを利用すると、以下のようなことまで丁寧にサポートしてくれますよ。
- あなたが今本当に退職して良い状況なのかアドバイスをくれる
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- 履歴書や職務経歴書の添削
- 面接で退職理由をどのように伝えれば納得してもらいやすいか一緒に考える
- 面接の日程調整や合否の連絡
- 職業訓練の講座など
▼サイトとエージェントの違い
(企業の窓口は担当者) | |
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紹介された求人を絶対に受けないといけないわけでもないし、登録したからといって一方的に何かを押し付けるようなことはありません。
私たち転職エージェントサービスは求人を掲載している企業からお金を頂いているので、これらの就職支援は全て無料で提供しています。
特に、短期離職しようか悩んでいる場合、自分一人で抱え込まずに冷静に判断してくれるプロのサポートがあった方が安心ですよ。
新卒・20代前半・第二新卒におすすめの転職エージェントUZUZ
ここまで、転職エージェントについて説明してきましたが、私たちUZUZであれば、第二新卒・20代前半のあなたに特化したサポートをすることができます。
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ぜひ、あなたの悩みを相談してみてください!
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
第三者による客観的なフィードバックを積極的にもらおう
自分のことを理解するのは、案外難しいことです。
選考対策を具体的に進めていく前に、第三者からの客観的なフィードバックをもらうようにしましょう。
もちろん、転職エージェントに相談するのが一番おすすめですが、客観的にフィードバックできる第三者であれば、同僚や友人でも問題ありません。
フィードバックをもらった方が、早期に改善点に気づき行動に移すことができるため、おすすめです。
「新卒で会社辞めた」体験談
- Uさん「仕事の幅が狭い」
- Tさん「突然の人事異動」
- Tさん「実力主義の大手企業で自分の居場所がなくなる」
- Sさん「給与体系が不安」
あなたと同じような状況にある先輩たちの苦労やその後の道のりを知ってあなたのこれからの人生の判断材料として役立ててもらえたらと思います!
Uさん「仕事の幅が狭い」
新卒で情報サービスを扱う企業に入社し、営業職として働き始めたUさん。
最初に任されたテレアポでした。辞めた理由は「テレアポが嫌」だったわけではありません。
むしろUさんはテレアポでの営業が得意で、良い成績を残していたのです。
Uさんの退職理由は「仕事の幅が狭いと感じたから」。
テレアポ業務のみで、その後の商談に参加させてもらえなかったのです。
そのためたった1.5ヶ月で退職に踏み切りました。
Uさんは明るくガッツがあり、営業成績も良かったので問題なさそうに思えますが、転職活動は上手くいきませんでした。
やはり、1.5ヶ月という短期離職はUさんの経歴に大きな傷となってしまったのです。
その後も転職活動を続け、ようやくUさんの望む企業に入社できたUさんですが、後に「こんなに転職活動に苦労するならもう少し前職に留まって成果を出していたらよかった」と話していました。
「今の会社を辞めてもすぐに次の会社が見つかるだろう」と高を括ると後悔してしまうかもしれません。
Tさん「突然の人事異動」
Tさんはストレートで大学卒業後、関西にある中小企業に就職。
しかし、1ヶ月未満という超短期離職に踏み切ります。
その理由は、「急な人事異動」。
Tさんは関西という立地にこだわり、それを基に会社を選んでいました。
入社後の配属先が大阪本社ということで納得して入社を決めていたにも関わらず、会社の移転に伴い東京転勤を言い渡されショックを受けてしまったTさん。
同時に会社への不信感を抱いてしまい、退職を決意しました。
ただ、理由はどうあれ新卒入社1ヶ月足らずの超短期離職は経歴に大きな傷に。
Tさんもそのことを自覚していました。
苦戦を予想していましたが、なんとTさんは大手企業の人事職というかなりレアなキャリアを獲得できました!
ただ、彼女は“運が良かった”と話していました。
通常、1ヶ月未満の早期離職はかなり苦労することになるので注意が必要です。
Tさん「実力主義の大手企業で自分の居場所がなくなる」
順風満帆な学生生活を過ごし大手IT企業に入社したTさん。
ところが、仕事が上手くいかなかったTさんは自信を無くしてしまい実力主義の会社で自分の居場所が無くなってしまったのです。
そしてたった3ヶ月で早期離職。
Tさんは転職活動を頑張ったものの、書類選考で落とされる日々。
面接まで辿り着いても結局不合格続きでした。原因は2つ。
「自分のしたいことが分かっていなかったから」「退職理由を他人や会社のせいにしていた」から。
会社が嫌だったから退職を選び、次の明確な目標やゴールを持たずに転職活動していたため熱意が伝わらず落とされてしまうわけです。
そんなTさんは現在UZUZで敏腕キャリアカウンセラーとして活躍していますが、自身が転職活動で苦労した経験から、「いきなり会社を辞めてしまったことを後悔した」と話しています。
いきなり仕事を辞めずに、自分と向き合い、やりたいことをよく考えてから行動に移すようにしましょう。
Sさん「給与体系が不安」
Sさんは新卒でソフトバンクの総合職に就職しました。
入社前に人事部から「ほぼ100%東京勤務」と言われていたものの実際に配属されたのは札幌。
ここで営業担当として働き始めるわけですが、OJTの先輩達がほぼ全員経済的に苦しそうな様子を見て、「ここにいても稼げるようにはならない」と不安になったSさんは、退職を決意しました。
ただ大手企業を早々に退職することに両親は大きく反対。
また会社に退職の意向を伝えるのも非常に緊張したようです。
その後Sさんは友人の紹介で次の仕事を見つけることができました。
実はSさんは転職エージェントの存在を知らなかったようです。
もし知っていたらエージェントを通して一度相談したかったと話していました。
またSさんは転職してから前職の大手企業の福利厚生の良さに気づいたとのこと。
このようなことはエージェントに相談すればすぐに教えてくれます。
もしかするとSさんの選択は変わっていたかもしれません。
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