内定者の声をお届けしたいと思います。今日はポータルサイトを運営するベンチャー企業の内定を獲得したNさんの就活体験談です。
業務委託で営業をしていたNさん
Nさんとの最初の接点は、私が以前面談した方からのご紹介でした。ご紹介者の方は現職を一旦は継続された方が良いということになって面談を終えたのですが、その後「困っている知人がいる」とご紹介いただいたのが今回のNさんです。
Nさんは業務委託で不要品回収の営業として働かれていました。なんでも、大学中退後「お金を全力で稼ぎたい」という思いから、業務委託で飛び込み営業を行っていたそうです。時には月に120万円を稼ぐこともあったそうで、実績は申し分ない方でした。
成績も問題なく出していたNさんですが、業務委託契約という不安定さと営業スキル以外にもマネジメント能力などを身に付けたいという想いから、転職活動を開始します。
業績が評価されすんなりと内定を獲得!しかし…
Nさんが転職活動で重視した点は以下の2つです。
- 営業だけでなくマネジメント能力も付けられる様な環境
- 大学中退という経歴が不利にならないくらいの成長できる環境
このことからNさんは、ベンチャー企業の営業職を目指すことを決めました。実際に面接の練習等をしていくと、話せる内容は多かったのですが、話にまとまりが無く魅力を十分に伝えきれておりませんでした。
そこで、内容に関しては私と話をしながら伝え方を固めていきました。その結果、最初に面接を受けた会社から内定を獲得!企業様からは以下2つのフィードバックをいただきました。
- フルコミッションで成果を出していたのが素晴らしい
- 成果を出す為に人より行動量を増やした積極性
とかなりの高評価を受けておりました。これにて転職活動は無事終了……かと思いきや、ここで新たな事実が発覚します。
「履歴書に記載していない職歴がありました」
実はNさん、不用品回収営業の他に職歴があったのです。内定を獲得された時もどこか素直に喜びきれていない様子で「どうしたのだろう」と思ってはいましたが、 Nさんは過去に新聞販売員をしていたことがありました。Nさんが、ついつい職歴を隠してしまった理由は以下の通りです。
- 一ヶ月退職の職歴はまずい
- 正社員雇用ではなかったし履歴には残らないと思った
これは第二新卒必見!絶対に受かる履歴書・職務経歴書の書き方でも記載しておりますが、入社後に経歴詐称が発覚すると『解雇』されても文句は言えません。「働いた期間が短いし書かなくてもいいか」と思っても、保険に加入した履歴が残るので必ずバレてしまいます。
今回は入社前に発覚したので、謝罪のうえ理由を説明し先方に理解していただけました。非常に暖かい対応をしてくださる企業様でしたが、全ての企業様が同じ対応をしてくださるとは限りません。転職理由の説明のお手伝いはさせていただきますので、たとえ働いた期間が1日でも職務経歴書には絶対に記載しましょう。
内定を獲得できた勝因は?
このNさんが内定を獲得できた勝因はいくつかあると思いますが、こんな感じかなと思います。
- 1.営業実績が素晴らしかった
- 2.経歴を正直に告白した
- 3.素直に面接の改善を行った
最大の要因は経歴を正直に告白して頂けたことです。この部分を入社前に解消する事が出来たので気持ちよく働き始める準備ができました。
Nさんのように大学中退というハンデがあっても正社員になることは可能です。大学中退から正社員を目指している方はこちらの記事も参考にしてみてください。
▼大学中退者のその後は?就職率の現状と正社員を目指すためにやるべきこと
Nさん正直に経歴を告白されたのは本当に素晴らしかったです。今後も持ち前の営業力で頑張ってください。また飲みにいきましょう!
Nさん新天地でのご活躍を期待しております!