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第二新卒の面接で聞かれる質問例20選!回答のコツや例文も解説

第二新卒の面接中の様子

 
新卒で入社した企業をすぐに辞めてしまうと、転職はやっぱり大変だよね?

 
そういう相談者さんは多いのですが、実は第二新卒の市場価値は高いので、きちんと準備して面接に挑めば内定獲得は決して難しくありません。

第二新卒を採用したいと考える企業は意外と多いんですよ。

ちなみに第二新卒とは一般的に、“学校を卒業して一度就職してから3年以内の求職者”を指します。

新卒との違いは社会人経験があること、既卒との違いは正社員の経験があることですね。

今回は、第二新卒向けに「高評価を得る面接対策のポイント」を紹介します。

 
経歴や学歴を変えることはできませんが、面接対策によってあなたの面接での評価はいくらでも上げることが可能ですよ!
 

この記事のサマリー

  • 最新情報!不景気がもたらす第二新卒の就職への影響について
  • 面接段階によって見られているポイントが異なる
  • よく聞かれる面接質問のNG例と解答の作り方
  • 好印象を与える身だしなみのテクニック

この記事の監修者

岡本啓毅HIROKI OKAMOTO

株式会社UZUZ 代表取締役

1986年生まれ、北海道出身。第二の就活を運営する「株式会社UZUZ」を立ち上げ、数多くの就職サポートを実施してきた。“自らと若者がウズウズ働ける世の中をつくる。”をミッションに、Twitterで「仕事をウズウズ楽しむ情報」を、YouTubeで「就職・転職で使える面接ノウハウ」を発信。SNSの累計フォロワー数は9万人を超える。

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第二新卒の面接の回答にはポイントがある

 
面接かぁ…。いろいろ聞かれて、正直苦手なんだよね…。

 
面接を苦手としてる人は多いですが、ポイントさえ押さえれば難しいものではありませんよ!

 
そうなの?それはぜひ知りたい!

押さえておくべきポイントは、主に以下の3つです。

  1. 結論から伝える
  2. なぜ?と深掘りされても回答できるように用意しておく
  3. 転職の軸を揃える

以下、それぞれのポイントを詳しく解説していきます。

1.結論から伝える

まず、質問に対して、結論から伝えるクセをつけましょう。

その理由は「相手に伝わりやすいから」と「話が脱線しづらいから」です。

例えば「今から近くのハンバーグ屋さんに行こうと思うんだけど、あなたも来る?」と聞かれたケースを想像してください。

結論から話す場合は「行きたいです」もしくは「今回は遠慮しておきます」となります。

 
たしかに意向が伝わりやすい!

これが結論を最初に言わないと、以下のような回答になってしまいます。

「ついさっきパンを食べたんだけど、この後のアポイントまでまだ時間があるから…」

 
これだと、行くのか行かないのかが分かりづらいね。

また、結論から先に話すことで、途中で質問が何だったかを忘れることを防げます。面接官は初対面で、あなたのことをよく知りません。

質問には結論から回答し、そのあとに説明を加える流れが良いでしょう。

2.なぜ?と深掘りされても回答できるように用意しておく

面接では、必ず回答したことに対して深堀りをされます。

そのため「なぜ?」と深掘りされても、回答できるようにしておきましょう。

これは決して意地悪しようと思っているのではなく、質問を深堀りすることで、その人が持っている真の価値観・性格・考え方などが分かるからです。

例えば会話の中で「野球が好き」と言われたら、次は以下のようなことが気になりませんか?

  • なぜ野球を好きになったのか
  • 野球は実際にするのと観戦どちらが好きなのか
  • その人はどれくらい野球経験があるのか
  • プロ野球もしくは高校野球のどちらが好きか
  • ファンの球団はどこか

相手のことをより深く知ろうと思えば、1つの回答から自然と次の質問が出てきます。

面接対策で考えると、家族や友達に面接練習に付き合ってもらうのがおすすめです。

質問に対して回答し、さらに「なぜ?」と深堀りしてもらうと、実際の面接に近い練習ができるので、ぜひやってみましょう。

第二新卒の面接でよく聞かれる質問は、後ほど解説していきます。

3.意思決定の軸を揃える

面接に臨む際は、意思決定の軸をはっきりさせておきましょう。

前の会社を選んだきっかけや転職しようと思った理由など、話の筋や軸が通っていないと「何も考えずに行動している」と思われてしまいます。

例えば、前の会社をやめた理由を聞かれて「成長できないから」と回答したとします。

しかし、次に「いま頑張っていることは何ですか?」と聞かれて、特に頑張っていることを答えられなければ、積極性や成長意欲を疑われてしまうでしょう。

第二新卒の転職における意思決定の軸を具体的にいうと、以下の条件の中で自分が重視したいものベスト3を決めます。

  • 仕事内容
  • 会社の経営方針
  • 雇用形態
  • 勤務地
  • 勤務時間
  • 経験や将来性
  • 給与や待遇
  • 働き方

そして「前の会社では〇〇が満たせませんでしたが、御社の環境では実現できると思っています。」のように伝えると、説得力が増します。

理由は後付けでも良いので(もちろん嘘はいけませんが)意思決定の軸を揃えて伝える努力をしてみてください。

第二新卒の面接で必ず聞かれる質問1「自己PR・自己紹介」

第二新卒が絶対聞かれる質問


第二新卒の面接で必ず聞かれる質問1つめは「自己PRや自己紹介」です。

面接官が「自己PR(もしくは自己紹介)をしてください」というのは、どんな魅力を持った人かを知りたいからです。

NGなのは「成功体験のみを伝え、具体性やストーリー性に欠けるエピソード」を話すことです。

例えば「登山が趣味で、去年は富士山を登りました」という自己PRは、あなたが苦労や課題をどう乗り越えたのかが分かりません。

そこで「自己PRや自己紹介をしてください」と言われた時に役立つ回答のコツを以下で紹介します。

自己PR・自己紹介の回答のポイント

自己PR・自己紹介の回答ポイントは「どんな苦労や課題に対して、どう乗り越えたか」を話すことです。

例えば先ほどの例で紹介した「富士山を登った」というエピソードであれば、以下のように話しましょう。

「私は、コツコツ努力をすることが得意です。具体的なエピソードとしては、トレーニングの計画をしっかり立てて、富士山に登ったことです。それまで登山は全くしたことがありませんでしたが、運動習慣がないと登り切れないと思い、半年前から2kmのウォーキングを、2日に1回は行いました。1人だとサボってしまうと思ったので、友達にLINEで練習報告をしていました。その甲斐あって、富士山を登るのに6〜7時間かかるのが一般的なところ、私は5時間ほどで登れました。このようにコツコツ努力することを得意としています。」

これによって、面接官に以下のような印象を与えられます。

  • 計画性のある人
  • 1度決めたことをやり切れる人
  • サボらないように工夫できる人

さらに詳しく自己PRのコツを知りたい人は、以下の動画を参考にしてください。

▼ヒロさんチャンネル
【面接前に必見!】20分で自己PRを作れる就活ノウハウ公開【模範回答あり】 – YouTube

第二新卒の面接で必ず聞かれる質問2「転職理由・退職理由」

第二新卒の面接で必ず聞かれる質問2つめは「転職理由・退職理由」です。

これらを聞くのは「何に不満を感じるのか」「仕事に何を求めるのか」を知りたいのが大きな理由でしょう。

しかし、退職理由や転職理由は、伝え方によってはネガティブなイメージを持たれてしまうので、注意してください。

例えば、こんな回答はNGです。

「前職は上司のパワハラが酷くて辞めました。」

 
え、これだとダメなの?

 
パワハラを受けていたことは伝えていいですが、これだけだと「具体的に何が問題だったのか」が分かりません。

そして、あなたが問題をどう解決しようとしたのかも分からないので「問題があると、すぐに辞めるのかな?」と思われてしまいます。

転職理由や退職理由を聞かれた際の回答のポイントは以下の通りです。

転職理由・退職理由の回答のポイント

転職理由や退職理由を聞く面接官に対して「前職は合わずに早期退職してしまったが、うちでは長く働いて活躍してくれそう!」と思ってもらえるかが重要です。

先ほどの「パワハラが原因で前職をやめたケース」なら、以下のように回答します。

「前の職場は日々上司の怒鳴り声が響く環境でした。人の入れ替わりが激しく、私のOJT担当だった先輩も途中で退職してしまったため、私もすぐに辞めようと思いました。しかし、自分の中で実績を残すまでは頑張ろうと思い、昨年目標としていた営業成績を達成したため、退職しました。」

このように伝えると、面接官は「粘り強く目標に向かって頑張れる人」「先輩とは上手くやれていた人」という印象を持ちます。

転職理由や退職理由を聞いて「この人と一緒に働きたい!」と思ってもらうことがポイントです。

詳しくは以下の動画で解説しているので「上手く転職理由や退職理由をまとめられない」と悩む第二新卒の人は、ぜひ参考にしてください。

▼ヒロさんチャンネル
【完全版】退職理由が「人間関係・パワハラ」で転職面接を攻略して内定を取る方法 - YouTube

▼ヒロさんチャンネル
【キャリアアップ(チェンジ)がしたい!】受かる転職・退職理由の回答方法を徹底解説【面接|就活】 - YouTube

第二新卒の面接で必ず聞かれる質問3「逆質問」

第二新卒の面接で必ず聞かれる質問3つめは「逆質問」です。

面接官は逆質問をすることで「自社のどんなところに興味を持ってくれているのか」が分かります。

そのため「質問は特にありません」と答えると「うちの会社にあまり興味がないのかな?」と思われてしまうため、注意してください。

また、以下のような逆質問もNGです。

  • 御社の経営理念は何ですか?(ホームページに載っていることが多い)
  • 未経験でも勉強できる環境はありますか?(環境を職場に求めすぎている)
  • 有給はいつから取れますか?(気になるのは分かるが、働く意欲を疑われてしまう)

そこで逆質問における回答のポイントを以下で解説します。

逆質問の回答のポイント

まず逆質問に対しては、事前に4つほどの質問を用意しておきましょう。

実際にする質問は1つでいいのですが「事前に考えていた質問が面接の中で解消された」というケースはよくあるからです。

また、複数の質問を用意しておけば、状況に応じて適切な質問を選べます。

中でも「仕事に対する意欲をアピールできる逆質問」が理想でしょう。

具体的には、以下のような質問です。

  • 御社ではどのような方が活躍されていますか?
  • 入社までに、どんな勉強をするのが望ましいですか?
  • 入社した際、面接官の方から見た「私の課題」はどのような点だと思われますか?
  • 本日の面接のフィードバックをお願いします。

どれも「入社して活躍したい意思」が感じられる質問です。

さらに質問の前置きとして、自分が現在取り組んでいることや、自分の考えを伝えた上で質問につなげると、より好印象につながるでしょう。

このように前向きな逆質問ができると、第二新卒としてのポテンシャルを感じてもらえます。

逆質問を詳しく解説した動画もあるため、上手く質問を用意できずに悩んでいる第二新卒の人は、ぜひ参考にしてください。

▼ヒロさんチャンネル
【高評価率98.2%】就職面接の「逆質問」を20分で完全攻略【就活転職ノウハウ】- YouTube

第二新卒の面接で聞かれるその他の質問例17選

第二新卒の面接でよく聞かれる質問について、もう一歩踏み込んで解説していきましょう。

よく聞かれる質問内容を以下にまとめました。

分類質問内容
前職のことについて・新卒で入った企業は最初から辞めるつもりだったの?
・現職、前職で最もつらかった仕事は何ですか?
・以前の職場の失敗談を教えてください。
・新卒時の就職活動では、希望通りの企業に入社しましたか?
あなた自身について・長所・短所は?
・5年後、10年後はどうなっていたいですか?
・あなたのまわりの人からの評価を教えてください。
スタンスについて・仕事にやりがいを感じられなくなったらどうしますか?
・あなたにとって仕事とはなんですか?
・仕事をする上で大切にしていることは?
・やりたくない仕事を任されたらどうしますか?
他社と比較してみて・弊社の他に選考を受けている企業の選考状況を教えてください
・同じような企業はほかにもあるのに、なぜ当社なのですか?
・ほかに受けている企業や業界はありますか?
・転職先に求めることとはなんですか?
仕事以外のことについて・仕事以外で関心のあるニュースは?
・最近感銘を受けたこと

これらの質問については面接までにきちんと回答を用意してスラスラ話せるようになるまで練習しましょう。

ここではこの中からいくつかピックアップして、回答の作り方・伝え方について解説していきます。

「前の職場の失敗談を教えてください」

面接官はあなたがどんなことで挫折を感じ、失敗をした時どのように考え、どう乗り越えたのかを知りたいと思っています。

また、同じ失敗を繰り返さないようにどのような工夫をしたのか、これも重要ですね。

このようなエピソードを聞くことで、“入社してから壁にぶつかっても乗り越え、活躍できる人材なのか”見極めているのです。

そこで失敗談では「メンタルの強さ」や「失敗の原因・繰り返さないようにするための分析力」をアピールしましょう。

ちなみに、失敗談を聞かれて「これまで順風満帆な人生を歩んできたため失敗談はありません」と答えるのはNG

「失敗に気づかないタイプなのか」「楽な方へ逃げてきたのか」などと疑われてしまいます。

 
え~でも「財布落とした」とか「競馬で負けた」っていう失敗談ならいくらでも思い浮かぶけど、そこからプラス評価を得られるような失敗談なんて思い浮かばないけどな……。

 
失敗談が思い浮かばない場合は、「何か困難を乗り越えて達成した成功談」を考えてみましょう。失敗は成功のもとですからね。

 
なるほど!それならアルバイトで特定商品の販売数を競うイベントで地区1位になった経験がある!

それでは、その経験を元に失敗談の回答例を考えてみましょう。

大手チェーンのドラッグストアでアルバイトをしていた時、特定商品の販売数を競うイベントがありました。最初私はあまり乗り気ではなかったのですが、店舗内で最下位になり、恥ずかしさと同時に悔しい気持ちが溢れました。そして「来月は絶対1位になる」と決意したのです。しかし、そう簡単に販売数が伸びるわけではありません。そこで販売数トップの店長のセールストークを聞いたり、お客さんへの接し方やどういうお客さんを狙えばいいのか、などを注意深く観察しました。店長のマネをしているうちに自然と販売数が伸び、気づけば店舗1位を獲得していました。闘争心に火がついた私は他の店舗の販売数まで意識し、セールストークをさらに磨いて接客を工夫することで、地区1位を獲得できました。

このような回答は、「挫折から成功を得た経験」であり、面接官は入社後も自社で活躍する姿が想像しやすいのではないでしょうか。

長所・短所を教えてください

長所・短所を考える時は自分目線ではなく面接官の視点で考えるようにしましょう。

長所であれば入社後に活躍している姿がイメージしやすいもの、短所の場合は致命的な短所は避け、短所だけではなく改善策とセットで述べるといいです。

回答する時は、ストーリー性や数値的に説得力のある具体例を挙げながら述べましょう。

例えば長所を例に以下に回答例を作成しました。

私の長所は「協調性があること」です。誰とでも分け隔てなく仲良くすることができるため友人は多いと思います。大学では一般的に複数のアルバイトを経験する方が多いですが、私の場合、高校生から継続してきたアルバイトを現在も続けています。5年以上働いているため店長の次に長く働いているスタッフになりました。もちろん、時には馬が合わない人もいますが、「仕事上の同僚だから」と割り切っています。ただ、基本的には「人が好き」なので社会に出ても上手く人間関係を築いていける自信があります。

また、短所については前述した通り、致命的な短所は避けること。

例えば、「嘘つきです」「緊張すると頭が真っ白になります」「すぐにキレてしまいます」「落ち込むとなかなか立ち直れません」など。

 
でも正直な方がいいんだよね?事実でもダメなの?

 
例え事実であっても、面接官からしたら仕事に支障をきたすような短所のある人とは一緒に働きたくありませんよね?なので短所を選ぶ時は、長所としても捉えられるような短所をピックアップしましょう。

例えば、以下のような短所です。

  • 頑固な性格→粘り強さをアピール
  • 周囲に気を遣い過ぎて自分の意見を主張できないことがある→気遣いができることをアピール
  • 負けず嫌い→向上心が高いことをアピール

また、短所を伝える時は併せてその短所を改善するために具体的な行動に移していることを伝えましょう。

同じような企業はほかにもあるのに、なぜ当社なのですか?

 
こんな質問されたら焦るなあ~!なんか責められているみたい。

 
実はこの質問は、「あなたが抽象的な回答しかできていない」「志望動機がどんな企業にも当てはまるようなことしか答えられていない」場合に聞かれることが多いんです。

つまり、面接官にあなたの志望動機が伝わっていないということ。

だからより突っ込んだ質問となってしまうんです。

例えば、「洋服でたくさんの人を笑顔にしたいからアパレルメーカーである御社を選びました」という志望動機では他のアパレル企業でも良くない?なんでウチなの?と面接官は思ってしまいます。

そのため志望動機では表面的な理由を並べるのではなく、自分の価値観を含めた志望理由を述べるといいです。

あなたの体験談などを絡ませるのが理想ですね。

例えば、アパレルメーカーの場合、

「御社のブランドが大好きでずっと憧れていました。店頭に立っているスタッフは皆さん非常に感じが良く、いつも気持ち良く買い物を楽しむことができました。御社のスタッフへの教育やモノづくりへの想いに共感できるため、志望致しました。」

とすると、より説得力が増しますよね?

一方で、認めてしまうのも一つです。

「はい、確かに御社以外の企業も受けています。A社(ライバル企業)には●●な部分に惹かれており、B社(ライバル企業)には●●な部分があります。・・・・・」

など正直に伝えると、「よく考えている人だな」と思ってもらえます。

また、面接官は「いや、そうなんだけどうちの企業は・・・・・」とライバル企業に負けない魅力を教えてくれる可能性があります。

その場合は、「御社の志望度が高まりました!」と答えることで好印象を与えられます。

 
なるほどね~表面上の理由ばかり取り繕うくらいなら正直に認める方が印象がいいかも!

 
ただ、ライバル企業の良さばかり伝えるのではなく、「あなたの企業も好きです」という想いは伝えましょうね。

他社の選考状況を教えてください

 
なんでこんなこと聞くの?

 
他社の選考状況を知りたい面接官の意図は次の2つ。
  1. ライバル企業を知りたい
  2. 就活の軸がブレていないか確認したい

 
この質問された時に、ライバル企業を受けてるなんて言っていいの?マイナス印象与えない?

答えて問題ありません。

隠したり、嘘をつくのは絶対にNG。

ライバル企業から内定をもらっている場合は正直に答えてOKですよ。

むしろ、ライバル社から内定をもらっている場合、面接官からはあなたがより魅力的に見えるでしょう。

注意点として、「ライバル企業より御社への志望度の方が高いです」ということは必ず一言添えてくださいね。

また、もう一方の就活の軸がブレてないかの確認については業界や業種・職種選びに一貫性があり、さらにあなたの人生の目的と繋がっていれば高評価です!

例えばあなたの就活の軸が「専門性を高めて自分を成長させられる仕事に就きたい」と考えている場合、専門職を志望しているはずです。

ここに、事務職や販売職などが含まれていると面接官は「あれ?」と思ってしまいます。

あなたの専門性を磨ける企業名・職種を挙げれば面接官は納得してくれます。

 
ただ、落ちてしまった企業や受けている企業の全てを事細かに説明する必要はありません。

この質問は印象を下げてしまう危険な質問でもあるので、回答は慎重に選びましょうね。

フェーズ別に解説|面接で通らない第二新卒の特徴

 
就活は今頑張ってやるしかないってことが分かったから、面接の攻略方法について教えて欲しい!

 
それでは、面接で落とされてしまう人に向けてその理由とその対策を詳しく解説していきますね。

私の所にもよく、「書類選考は通過するんですが、いつも面接で落とされて……。」と相談にくる求職者がいます。

実は一次面接・二次面接・最終面接で落ちる理由はそれぞれ違うんです。

それぞれ分けて解説しますね。

  1. 一次面接で落ちる理由
  2. 二次面接以降に落ちる理由
  3. 最終面接で落ちる理由

一次面接で落ちる理由

一次面接では印象と共に基本的なコミュニケーション能力があるかどうかを見られています。

その人のスキルを判断する以前に、社会人としてのコミュニケーションが取れない人は、育成する側も大変だからです。

また、ネガティブな表情を見せないことも重要です。

不安そうな顔や暗い表情を浮かべていると、面接官から「この人に仕事を任せて大丈夫だろうか」「自信がなさそうだな」と思われてしまいます。そこで、一次面接のカギとなるのが第一印象。

第一印象を良くするためには「笑顔で話す」、これに尽きます。

一次面接においては“自然な笑顔を作れれば合格する”と言っても過言ではありません。表情をどう作るかはあなたの印象に大きく影響します。

特に営業職・サービス職・販売職など人と接する仕事を志望している場合、笑顔はマストですよね。

常に口角を上げ、笑顔を意識して面接に挑みましょう。

 
でも質問に上手く答えられないと、やっぱり焦っちゃうし動揺しちゃうな……。

 
それを避けるには面接の練習をするのみ。

面接の質問リストを作成し回答を用意して、スラスラ話せるよう鏡の前で何度も練習しましょう。

笑顔で答える練習をしていれば自信もつくので、本番でも自然な笑顔で詰まることなく答えられるようになります!

二次面接以降に落ちる理由

二次面接以降では「企業で結果が出せるかどうか」「あなたの将来性があるかどうか」という部分にフォーカスが当てられます。

そこで、単純に「その仕事が好きだから」「人の役に立ちたいから」という理想論だけ述べるのではなく、その職種の辛い部分も理解してそれも含めて働きたい・就職したいという意志を伝えるといいです。

例えば営業職の場合、「お客さんの役に立って喜ぶ顔がみたい」という志望動機だけではNG。

いくら熱意があっても「本当に結果が出せるのか」「営業職の大変な部分を理解しているのか」と思われてしまいます。

そこで、熱意に加えて、

「私は目標を達成していくことに大きな喜びを感じます。ノルマを達成していくことは大変だと思いますが、計画的に数字の目標を立ててクリアしたいと考えています。」

と伝えると、「この人は結果を残してくれそうだな」と判断してもらえるでしょう。

もちろんこれだけでは説得力に欠けるので、具体的に目標を達成したエピソードを盛り込むといいですね。

 
一次面接は外面的な部分だったけど、二次面接はより内面的なところを見てるんだね~!

 
もちろん二次面接でも笑顔は重要ですよ!!さらにあなたのポテンシャルを採用担当者は知りたいのです。
それを意識して回答を考えるといいです。

最終面接で落ちる理由

最終面接には一次面接・二次面接のように明確な評価基準があるわけではありません。

役員あるいは人事部長あるいは社長など裁量のある人が自分の判断で企業に迎えるかどうかを決めます。

そのため、「こういうことをアピールすれば確実に受かる」という正解はないんです。

 
え~?じゃあどうしたらいいの?

 
答えは非常にシンプルで、最終面接官に“気に入ってもらう”こと。そのためには、企業のこと・面接官のことを調べ上げておくといいです。

企業情報ではホームページに載っている内容だけではなく、業界新聞で取り上げられていることや最新の事業内容など詳しくリサーチしましょう。

また、最終面接が社長であれば、どのような実績を残した人なのか詳しく調べて、面接でその時のエピソードを聞いてみるのもいいですね。

成功体験を聞かれて回答を嫌がる人はいませんし、皆さん気持ち良く話してくれるでしょう。

 
自分のことを聞かれるよりも相手に話してもらえた方が楽だしね!

 
ただ、あなた自身のことももちろん聞かれるのでその対策は十分にしておいてくださいね。

特に注意することとしては、「丸暗記だと気持ちが伝わらない」という点。

回答を作りこむのはいいのですが、答える時に棒読みになってしまっている人が多いです。

気持ちを込めるには、その時の映像を思い浮かべながら話すといいでしょう。

企業が第二新卒を採用する理由

 
第二新卒って何でそんなに市場価値が高いの?
企業からしたらさ、ぶっちゃけ入社してすぐ辞めてしまった人より、新卒の方がいいんじゃない??

 
第二新卒が人気なワケをお答えしましょう!!

主な理由は以下の4つ。

社会人としてのビジネスマナーが身についている
新卒時に既に入社研修・ビジネスマナー研修を受け、さらに現場での経験もあるためビジネスマナーをイチから教育する必要がない。
新卒同様のフレッシュさを持つ
大学を卒業してから3年以内であれば、まだまだ若い。業界に染まっておらず、柔軟で吸収も早いことが期待できる。
採用コストが低い
人材獲得競争が激しく、大きなコストがかかる新卒よりも、同じ若手なのに採用コストが低い。
第二新卒の離職率は低い
1社目で学んだことを活かし、慎重に企業を選ぶためミスマッチが低くなる傾向に。また、「次は辞められない」という危機感も高いので第二新卒は離職率が低くなるといわれている。

 
なるほどね~企業は第二新卒に、若さやフレッシュさを求めつつも、社会人基礎力の部分なども求めているんだね!

 
そうですね。面接ではその辺りも意識して解答を用意するといいでしょう。

不景気の今、第二新卒が企業に求められるレベルもUP?

 
コロナウイルス感染症流行の影響で不景気になった影響で、就職市場も大きく変わって、以前より就職が難しくなっているって聞くけど、第二新卒に求められるレベルも上がってきてる?

 
そうですね、現在は“買い手市場”にシフトしています。最近こういう質問多いですね。

買い手市場になると、「経歴」「経験」が重視されるようになります。

コロナの影響で採用枠を減らさなければならない企業は、なるべく戦力に繋がる人材を採用したいから。

そのため、「業種・職種未経験の人材」よりも、「バックグラウンドや経験がある人材」が有利になります。

ただ、大手企業や人気企業はコロナ・経済状況に関係なく、常に「買い手市場」なので、採用条件を急に上げることはありません。

 
そうだよね~大手企業や人気企業はいつでも人がどんどこ集まってくるもんね。

第二新卒の対面・Web面接の服装マナー

 
身だしなみってそんな重要?やっぱ外見より中身っしょ!

 
もちろんそうなんですが、人の第一印象は外見で決まるんです。

 
じゃあ結局イケメンが有利ってこと?

そういう意味ではなく、だらしない格好をしていたり、清潔感が無かったりすると「仕事ができなさそう」と判断される危険性が。

面接官に良い印象を与えるに越したことはありません。

第一印象をアップさせる身だしなみのポイントを紹介しましょう。

身だしなみのポイント

身だしなみでは、

  • 清潔感があるかどうか
  • 社会人としてふさわしいかどうか

を意識するといいです。

スーツの皺やシミ、靴の汚れには気をつけましょう。

また、いくらスーツがビシっときまっていても、タバコの匂いなどが付着していると台無しです。

また、夏なのに冬物のスーツを着用したり、サイズが合っていなかったりすると、やはり変な印象に。

Web面接ではどうすればいいのか

最近、Web面接も増えてきていますよね。

Webだからといって油断は禁物。

基本的にはビジネススーツを着用し、面接に出向く時と変わらない身だしなみで挑みましょう。

 
Webカメラからだったら下は映らないしラフな格好でも良くない?

 
いつどんな拍子に映ってしまうかわからないので、きちんと身だしなみは整えておきましょう。

Web面接でもジャケット着用は基本です。

また女性の場合、スッピンよりはお化粧をしていた方が好印象です

他にも、事前にカメラチェックして背景に映るものや顔の明るさなどをチェックするようにしましょう。

この記事のまとめ

 
面接のコツが分かってきたぞ!
今日学んだポイントを押さえて練習を重ねれば、なんとかなりそう!

 
面接は事前準備と練習次第で、得意にすることができますよ。

それに、何より押さえておきたいのは「面接官はあなたのことを知ろうと思って質問している」ということです。

面接官からの質問は怖いかもしれませんが、決してあなたに意地悪しようとは思っていません。

面接を苦手とする第二新卒は多いので、本記事のポイントを押さえてスラスラと話せるようになれば、他の就活生とも差がつきます。

ぜひ面接を攻略し、転職活動を有利に進めていきましょう!

私たちUZUZも「ウズキャリ」という転職エージェントを行っており、あなたの面接対策をお手伝いしています。

  • 質問の回答が上手くまとまらない…
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  • 魅力的な回答かどうかフィードバックを受けたい

もしあなたが、このように考えているなら、ぜひ1度ご相談ください。

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執筆・編集

第二の就活 編集部

「“はたらく”をもっと身近に」をテーマに、就活=不安・やりたくないと感じる気持ちを変えるコンテンツを発信しています。編集部のメンバーは、全員が既卒や第二新卒の経験者です。だからこそわかる「就活に対する怖さ・逃げたい気持ち」に寄り添い、正しい情報をイラストや動画を用いてわかりやすく伝えていきます。

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