
エンターテイナーっていえば、やっぱり芸能人とか?
人と接することを楽しめるESFPの特徴は、いろいろな仕事で活躍できる素養をもっています。
この記事では、ESFP(エンターテイナー)について、向いている仕事やその理由を解説していきます。
ESFPの特徴・強み・弱みも解説するので、合わせて確認してみましょう。
この記事の監修者

岡本啓毅
株式会社UZUZ 代表取締役
1986年生まれ、北海道出身。第二の就活を運営する「株式会社UZUZ」を立ち上げ、数多くの就職サポートを実施してきた。“自らと若者がウズウズ働ける世の中をつくる。”をミッションに、Twitterで「仕事をウズウズ楽しむ情報」を、YouTubeで「就職・転職で使える面接ノウハウ」を発信。SNSの累計フォロワー数は9万人を超える。
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MBTI診断の一種!「ESFP」とはなにか?
まずは「ESFPとはなにか」ついて、基礎知識をおさえておきましょう。
ESFPとは、MBTI診断による性格分類の一種です。
MBTI診断とは、マイヤーズ=ブリッグス・タイプ指標(Myers-Briggs Type Indicator)の略称で、日本語では「無料性格診断テスト」とも呼ばれています。
最近では、人柄や価値観を知るために就活や転職活動の場面でも活用されるようになってきました。
なかには、採用側が求職者の特徴や組織との相性を図るための参考として使われることもあるようです。
MBTI診断では、4つの指標でそれぞれタイプ分けを行い、組み合わせによって16種類の性格タイプを分類します。
性格の指標 | 性格のタイプ | |
エネルギーの向かう先 | 外向型(E) | 内向型(I) |
物事の判断の仕方 | 感覚型(S) | 直感型(N) |
判断の仕方 | 思考型(T) | 感情型(F) |
外界との接し方 | 判断型(J) | 知覚型(P) |
ESFPは以下の4つの特徴がある「エンターテイナー」型と呼ばれています。
- エネルギーの向かう先:外向型(E)
- 物事の判断の仕方:感覚型(S)
- 判断の仕方:感情型(F)
- 外界との接し方:知覚型(P)
なお、16種類の性格タイプの名称はそれぞれ以下の通りです。
- INTJ(建築家)
- INTP(論理学者)
- ENTJ(指揮官)
- ENTP(討論者)
- INFJ(提唱者)
- ENFJ(主人公)
- INFP(仲介者)
- ENFP(運動家)
- ISTJ(管理者)
- ISFJ(擁護者)
- ESTJ(幹部)
- ESFJ(領事)
- ISTP(巨匠)
- ISFP(冒険家)
- ESTP(起業家)
- ESFP(エンターテイナー)
参考:無料性格診断テスト「ESFP型の性格(エンターテイナー)」
監修者コメント
MBTI診断はあくまで「参考の一つ」にしよう
MBTI診断は16種類という細かい分類がされるうえ、様々な書籍やサイトなどで相性診断なども行われているほど、一般的に浸透してきているといえます。
しかし、あくまでも「このタイプはこのような傾向がある」という参考値であることを念頭においておきましょう。
本来、MBITI診断はカウンセラーと1対1で向き合い、じっくり時間をかけて行うものなので、簡単なWeb診断だけでは自分の性格や特徴を断定することはできません。
なので鵜呑みにしすぎたり、MBTI診断だけに頼って自己分析を進めたりするのは、避けるようにしましょう。
自己分析の手段の一つとして、ほかの自己分析・自己理解のフレームワークも取り入れながら、自分を深掘りしていってくださいね。
もっと詳しく自己分析について知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

岡本啓毅
ESFP(エンターテイナー)の特徴
MBTI診断によると、ESFPの特徴は、以下の通りです。
“エンターテイナーは熱意にあふれた精力的な人たちで、思いつきで行動するのを好みます。エンターテイナーの周りにいて、退屈することは決してないでしょう。”
ESFPの特徴をまとめると……。
- 感情が豊かで優れた感性をもち、刺激を求める傾向がある
- 楽観的で、何事にも前向きにチャレンジする行動力がある
- 共感性が強く社交的である
- 柔軟性が高く、変化に強い
ESFPを理解するためのキーワードは、「感性が豊か、楽観的、社交的、柔軟性」などです。
常にスポットライトを浴び、周囲を楽しませることに喜びを感じる生粋のエンターテイナーといえるでしょう。
まるで舞台の上のパフォーマーのように、理論や計画に縛られず、今この瞬間の感情や直感を大切にして活力をもって活動できる性質をもっています。
参考:無料性格診断テスト「ESFP型の性格(エンターテイナー)」
ESFP(エンターテイナー)の強み
前項で整理したESFPの特徴をもとに、強みを確認していきましょう。
「感性が豊か、楽観的、社交的、柔軟性」といった特徴は以下4点のような強みになります。
- 他者の感情を敏感に察知し、共感して人の気持ちに寄り添える
- 何事にも前向きで、困難な状況でも悲観せずに挑みつづけられる
- 人を楽しませるコミュニケーションが得意で、周囲を明るく楽しい雰囲気にできる
- 変化に対応するのが得意で、状況に合わせて柔軟な対処ができる
ESFPの最大の強みは、その豊かな感性と持ち前の社交性にあります。
豊かな感性と持前の社交性で周囲を明るくするコミュニケーションが得意なため、まさに「エンターテイナー」と呼ぶに相応しい強みをもっています。
また、逆境のなかにあっても悲観的にならず、前向きに変化に順応する様子は周囲を鼓舞して良い影響を与えられるでしょう。
変化の激しい現代において、柔軟性とポジティブさはチームの士気を高めることにつながり、どんな環境でも前に進むための大きな武器となります。

自己PRでうまく強みを伝えて高評価を得る方法は、以下の記事でも詳しく解説しています。
ESFP(エンターテイナー)の弱み
続いては、ESTPの弱みを見ていきましょう。
「感性が豊か、楽観的、社交的、柔軟性」といった特性は以下のような弱みになってしまうこともあります。
- 衝動的に行動するため、長期的な計画を立てるのが苦手
- 楽しさを優先するあまり無責任に感じられることがある
- 感受性が豊かなため批判を真剣に受け止めすぎて、ストレスを感じてしまう
- 楽観的すぎるあまり周囲の心配や注意に耳を貸さず、慎重な性格の人と衝突しやすい
楽観的で感情のままに行動することが、ある面では弱みになってしまうこともあるようです。
もしかしたら、過去を振り返ると目の前の「楽しさ」を優先するあまり、長期的な視点での計画性に欠けてしまったり、ときには責任を伴う義務から目を背けてしまったりした経験があるかもしれません。
人を楽しませられる素晴らしい強みがある分、裏目に出てしまうと大きな問題となってしまうこともあるのです。
ESFP(エンターテイナー)に向いている仕事を特徴別に紹介

ここからは、ESFP(エンターテイナー)に向いている仕事を紹介していきます。
ESFPの「感性が豊か、楽観的、社交的、柔軟性」といった強みは、人を楽しませ、創造性を発揮できる環境で輝きます。
その能力を最大限に発揮しやりがいを感じられる仕事について、それぞれの特徴別に具体的な職種を見ていきましょう。
- 豊かな感性を活かせる仕事
- 社交性と共感力を活かせる仕事
- 明るい性格で周囲を楽しませる力を活かせる仕事
上記3つの観点から、おすすめの仕事を紹介していきます。
豊かな感性を活かせる仕事
ESFPの豊かな感性は、美しさや楽しさを追求するクリエイティブな分野で大いに発揮されます。
直感的に「良いもの」を見抜けるセンスがあったり、想像を形にできる力があったり、創造分野で発揮できる特性を多く備えているのです。
デザイナー
ESFPには、感性を活かせるデザイナーの仕事がぴったりです。
デザインとはただ単に情報を伝えるだけでなく、人々の感情に訴えかけ、目的に合わせて見た人の心を動かせる力が必要です。
ESFPは色彩や形、配置といった視覚要素を直感的に捉え、それを魅力的なデザインとして表現する能力に優れているため、見る人の心に残るデザインを生み出せる素養が備わっているケースが多いです。
なかでもファッション系のデザインは、常に流行の最先端を追いかけ、人々の「欲しい」という感情を刺激する必要があるため、ESFPに向いているといえます。
スタイリスト/美容師
人の美しさを引き出すスタイリストや美容師の仕事も、ESFPの豊かな感性が活かせる職業です。
スタイリストや美容師がお客さま一人ひとりの魅力を引き出すためには、髪型や服装のトレンドを知っているだけでなく、その人の雰囲気や内面も感じ取る感性が求められます。
ESFPはそういった内面も感じ取り、お客さんの「こうなりたい」という漠然としたイメージを具体化することに長けています。
また、持ち前の社交性で会話を楽しみながら、お客さまにリラックスして施術を受けてもらえる点も、ESFPならではの強みです。
インテリアコーディネーター
インテリアコーディネーターは、家具やインテリアの配置、照明の明暗などを駆使して空間をより良くデザインする仕事です。
単に機能的な空間を作るだけでなく、住む人や利用する人の感情に寄り添い、心地よさや求められる刺激を与える空間を創造する必要があります。
ESFPは、色合いや素材の組み合わせ、空間全体の雰囲気など、細部にわたるこだわりを持ち前の感性で具体化し、人々の心を満たす空間を演出できるため向いています。
社交性と共感力を活かせる仕事
ESFPの社交性と共感力は、人と深く関わる仕事で大いに発揮できます。
とくに、誰かをサポートしたり育てたりする役回りでの仕事では、ESFPの特性を活かせる場面も多いはずです。
相手の感情に寄り添うことで、相手にとってポジティブな影響を与えられるでしょう。
ソーシャルワーカー
ソーシャルワーカーとは、経済的困窮、病気や障がいなど様々な理由で生活に困っている状況にある人を支援する大切な仕事です。
少子高齢社会の昨今ではニーズが増えている職種でもあり、社会貢献性の高いお仕事でもあります。
たとえば、相手の境遇に共感したり、コミュニケーションを通じて前向きな気持ちになってもらったりすることで、相手のこころを支えるような働きが求められる場面も多いです。
ESFPの持つ高い共感力と人を励ます力が活かせることでしょう。
相手の気持ちに寄り添いながら、明るく希望を与えられる存在として、活躍できるのではないでしょうか。
人材育成/トレーナー
企業向けの研修や社内の人材育成、スポーツなどのトレーナーもESFPにおすすめです。
この仕事は専門技術は前提として、相手が何に困っているか、伸び悩んでいるかを共感して感じとり、前向きな気持ちになれるコミュニケーションでやる気を呼び起こすことが求められます。
ESFPは、持ち前の明るさと人を惹きつけるコミュニケーションで相手のモチベーションを引き出し、成長をサポートする力に長けています。
セラピスト
「カウンセラー」が悩みを相談して解決に導く仕事であるのに対し、「セラピスト」は主に心身を癒す役割を担っています。。
リラクゼーション系や美容系など分野はさまざまですが、基本的にどちらも専門的な知識・技術やコミュニケーションを通じて、心身をリラックスさせストレスを緩和することが主な仕事です。
国家資格が必要な医療行為は行わないものの、不調を抱える人のサポートを行う大切なお仕事です。
この仕事は、施術を受けるお客さまの感情に寄り添い、共感することが非常に重要となります。
ESFPの繊細な感受性と包み込むような優しさ、そして悩みを親身に受け取る共感力は、困難を抱える人々の心を開き、安らぎを与えることができるでしょう。
明るい性格で周囲を楽しませる力を活かせる仕事
ESFPは、人を楽しませられる明るい性格がなによりも大きな強み。
そのうえ、コミュニケーション能力・パフォーマンス力もあり、相手はもちろん楽しい雰囲気づくりをする才能もあります。
自分が主役となって人々を魅了する仕事はもちろん、チームのみんなで協力しながら楽しい空間をつくる仕事でも活躍できるでしょう。
役者(俳優・パフォーマー)
ESFPは、別名が「エンターテイナー」であるように、人々を楽しませるエンターテインメントに関連するお仕事にとっても向いています。
例えば、テレビドラマや映画の俳優、舞台役者、テーマパークのキャスト、インフルエンサー、動画配信者など、人の前に立って活動するお仕事で活躍できるでしょう。
人を笑顔にする演技やパフォーマンスをする仕事は、ESFPの表現力と天性の明るさを存分に発揮できる場であるといえます。
イベントプランナー
イベントプランナーとは、様々なイベントを企画し実行する人のことです。
展示会、結婚式、セレモニーや大規模な会議など、あらゆる種類のイベントに関わります。
楽観的で明るい性格であるESFPは、参加者が心から楽しめるようなユニークなアイデアを次々と生み出すことができるでしょう。
またイベントを成功させるためには関係者やスタッフを巻き込む影響力も必要ですが、その点でもESFPの社交性と人を惹きつける力が活かされます。
広報
広報は、自社の製品やサービス、活動内容などを社内外にプロモーションする仕事です。
ESFPの親しみやすい人柄は、広報活動において強力な武器となります。
企業イメージを向上させるようなポジティブな情報を発信する必要があるため、ESFPの持つ明るい性格と社交性を大いに活かせます。
メディア関係者や顧客、社内の人々との円滑なコミュニケーションを通じて、会社の魅力を効果的に伝えることができるでしょう。
監修者コメント
ESFP(エンターテイナー)に向いていない傾向にある業務は?
ここまではESFPに向いている仕事をお伝えしましたが、当然ながらESFPの特性に向いていない仕事もあります。
たとえば、ESFPは単調なルーティンワークや変化が少ない仕事は退屈に感じやすい傾向にあるため、あまりやりがいをもって働けないかもしれません。
また、誰にも関わらずに一人でもくもくと進めるタイプの仕事や計画性が重要な業務も苦手な傾向にあるようです。
そのため、事務仕事や書類整理など細かい作業が多い業務、計画を立てる業務などは、向いていないかもしれません。
とはいえ、あくまでもESFPという特性に基づいた参考値なので、「自分に向いている仕事を探すための参考程度」にするようにしてくださいね。

岡本啓毅
まとめ
ESFPは、持ち前の感性と社交性、明るいコミュニケーション能力で、様々な場所で輝ける可能性をもっています。
自分に合う仕事探しをする際には、上記の特性を活かせる職種を検討してみるのも良いでしょう。
とはいえ、もっと自分のキャリアや希望も考慮しながら「自分に向いている企業や業界を知りたい!」と考えている方もいるかもしれません。
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