もくじ

ただ、面接での伝え方を工夫したり、仕事への意欲をしっかり伝えられれば、十分に就職できるチャンスはありますよ。
高卒で進学や就職せずにニート状態になった人は、就職に向けて動き出すことに対し、ハードルが高いと感じている人も多いでしょう。
しかし、今すぐに行動を起こさなければ、就職できる可能性は低くなっていくばかりです。
この記事では、高卒ニートからでも、正社員として就職するための方法を解説します。
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ニートの若者ってどれくらいいるの?
ニートとは、学校を卒業したが進学も就業もしていない無職状態の人を指します。
高卒のニートだけを対象にした統計はないため、高卒ニートの正確な人数は分かりません。
厚生労働省の定義する「若年無業者」がニートの概念に近く、毎年実施される「労働力調査」によって、その実数が把握されています。
若年無業者の定義:15~34 歳の非労働力人口のうち家事も通学もしていない者
引用:厚生労働省「労働力調査 2023年度結果の概要」17P 注)1
最新の統計資料を見てみましょう。
引用:厚生労働省「労働力調査 2023年度結果の概要」17P 図I-10
2023年の最新データでは、若年無業者とされる人は59万人で全人口の約2.4%です。
そのうち、15歳~24歳の人は26万人と、過去3年間は大きく増減していません。
しかし、25歳~34歳の若年無業者は33万人、35歳以上の無業者は37万人と、ともに30万人を超えていることが分かります。
ニートを経験しそのまま年齢が上がってしまうと、就職が厳しくなる現実を示しているといえるのではないでしょうか。
高卒ニートを続けるリスク

ただ、先ほどの資料からも分かる通り、年齢を重ねるとニートから脱却することは難しくなります。
それは働かない期間が長くなると、以下のような負のスパイラルが生まれるからです。
- 家にひきこもる期間が長くなる
- 年齢が上がると応募できる求人が減る
- 働く意欲がさらに低くなる
こうしたスパイラルに陥って、社会に出ることが怖くなったり億劫になってしまい、30代・40代になってもニートを続ける人もいます。
親の収入があるうちは生活ができていても、高齢化で親が働けなくなったり他界した場合、生活に困窮することになるでしょう。
生活に困ることと合わせて、社会との接点を持てないことにより、かなりの孤独を抱えてしまうことも問題です。
高卒ニートになってしまった理由

でも、高卒からニートになってしまった人の、きっかけって何なんだろう?
そうなったきっかけで多いものが以下の理由です。
就職活動がうまくいかなかった
就職活動をしたものの内定がもらえないまま卒業し、そのままニートになってしまうケースです。
すぐに就活ができればよいのですが、失敗したことがトラウマになり、就活に対して恐怖心を抱いてしまうと、なかなか次の一歩が踏み出せません。
過度に緊張してしまったことや面接官から心無い言葉をかけられ傷ついたなど、就活に対するマイナスのイメージが払拭できずにニートを続けてしまうのです。
人間関係に不安がある
人と接することに不安を覚えて、就職できないケースもあります。
こうした人の中には、過去に経験した人間関係のトラブルが原因で、人間不信に陥っている人も多いようです。
例えば、学生生活でいじめにあってしまった、学校生活にうまく馴染めず友達ができなかったなどの経験から、積極的に人と関わることを避けるようになったのでしょう。
人間関係の不安が先立ち、就職することに対して積極的になれないのです。
やりたいことが見つからない
やりたいことが分からずに、就職に踏み切れず時間が経過してしまったケースです。
就職に対して過度に理想を追い求めるあまり、本当に自分がやりたいことでなければ就職すべきではないと、視野が狭くなってしまっているのでしょう。
興味がある分野があっても、本当に自分に合っているのか考え込んでしまい、就職活動に積極的になれないのです。
前職をすぐに辞めてしまった
高校を出ていったん就職したものの、すぐに辞めてしまい、そのままニートになってしまうケースです。
「自分に合う職場があるはず」とすぐに次の行動に移せればよいのですが、繊細な人ほど就職に失敗したことを気に病んでしまいます。
すぐに辞めてしまったことで自分はこの先、社会で働けないのではと過度な自信喪失に陥ってしまうのでしょう。
その結果、次の行動に移ることができないまま、ニートの期間を長くしてしまうのです。
知識や能力に自信がなく働くことに不安を持ってしまった
学生時代や前職の仕事で成功体験を積めず、自身の知識や能力に自信が持てないこともニートになってしまう原因の1つです。
こうした人は、社会に出て活躍するためには、特別なスキルが必要と思い込んでいるのでしょう。
仕事のスキルは働きながら身につけていけばよいと、気軽に考えることができないのかもしれません。
プライドが高く失敗や恥をかくことを必要以上に恐れる人は、こうしたケースに陥りやすいようです。
監修者コメント
ニートであることを必要以上に気にしない
高卒でニートになってしまった事実は変えられません。
ニートであることを必要以上に気にしても、事態は好転しないことを理解しましょう。
ニートになってしまった理由は人により様々です。
なぜ今ニートなのか原因を見極め、次に同じ失敗をしないためにはどうするかを考えてみてください。
人手不足が社会問題となっている昨今、10代や20代前半の若手人材は企業にとって貴重な戦力であり、喉から手が出るほど欲しい存在です。
ニートであっても「若さ」という武器があると考えれば、勇気をもって就活に踏み切れるのではないでしょうか。
高卒ニートから正社員で就職するメリット


でも就職するメリットが分かれば、就活に踏み出せるんじゃないかな。
ここでは高卒ニートから正社員で就職するメリットについて見ていきましょう。
収入が安定し金銭的に余裕ができる
正社員として就職することで毎月決まった給料や、定期的にボーナスが受け取れます。
収入が安定し金銭的な余裕が生まれることで、様々なことを経験できるチャンスが増えるでしょう。
友人と旅行に行ったり、好きな趣味にお金をかけられると思えば、正社員として働く意欲が湧いてくるのではないでしょうか。
また、一人暮らしを始めるなど、自立できることもメリットです。
社会的な信用を得られる
正社員になることで得られる社会的信用は、計り知れないくらい大きなものです。
収入が安定すれば、ニートの時には難しかったクレジットカードが持てるようになります。
また、車などの大きな買い物も、ローンが組みやすくなるでしょう。
加えて生活が安定していけば結婚など、将来の人生設計も立てやすくなるはずです。
キャリアアップが目指しやすくなる
長く働き続ければ後輩や部下ができ、マネジメントを任され、管理職としてキャリアアップすることもあります。
また、専門的なスキルが身につき、スペシャリストとしてレベルの高い仕事を任されるなど、自己成長につながるチャンスが得られます。
こうしてコツコツと実績を積み上げていけば、出世をして、収入もアップしていくでしょう。
監修者コメント
就活のハードルが高いのならアルバイトから始めるのも可
いきなり就職活動に踏み切るのに抵抗があるなら、まずアルバイトから始めてみてはどうでしょうか。
その際は、正社員登用の可能性があるアルバイトを中心に探しましょう。
アルバイトから始めて仕事に慣れ、対応できる業務が増えていけば「正社員にどうか」と声がかかるかもしれないからです。
ただ正社員登用を期待して長くアルバイトを続けたが、結局なれなかったという事態は避けなくてはいけません。
正社員登用の制度は存在しても過去に実績がないなど、正社員になれる見込みがない場合もあります。
時間を無駄にしないためにも、早めに見極めるようにしてください。
高卒ニートから就職を成功させる方法とは

でも、就職活動を成功させるには、どんなことに気をつければいいのかな?
その他にも就職を成功させるためにやるべきことはいくつもありますので、順番に見ていきましょう。
すぐにでも行動を始める
先ほども述べましたが、若い人材は企業にとって貴重な戦力です。
そのため、少しでも若いうちに就活を始めた方が、有利になります。
「まずは行動」といっても、すぐに企業とやり取りを始めて、ガンガン面接を受けてくださいということではありません。
まずは情報収集といった就活の準備で構いませんので、すぐにできることを始めるのが大切です。
何から始めてよいか分からない人は、就活エージェントなどのサービスを利用することをおすすめします。
自己分析を行い自分の強みを見つける
情報収集と並行して、自己分析も行いましょう。
自己分析といっても難しく考える必要はありません。
自分の好きなことや得意なことは何か、掘り下げて考えてみて、その中からアピールできるポイントはないか探してみるのです。
これまで夢中になって取り組んだことは何か、そのプロセスで成長できた経験はないか、また、先生や先輩など、年上の人に褒められた経験はないか洗い出してみましょう。
夢中になれることは自分に向いていることですし、褒められたことは人より秀でていることなので、そこにヒントがあるはずです。
ニートになった理由を説明できるようにしておく
就活を始めるとニートになった理由は、面接で必ず聞かれると思ってください。
そのため、マイナスの印象を与えないように、質問に対する答えを用意しておくことがニートからの就職における重要なポイントになります。
その際、ウソの理由は盛り込まないようにしましょう。
ニートになった事実は変えられないので正直に説明した上で、今、正社員として働きたい理由を前向きに語る方が誠実な印象を与えます。
採用担当者は、ニートに対し就業意欲の低さを懸念しています。
そこを払拭できるよう、正社員として働きたい意欲が伝わるような回答を練っておきましょう。
身だしなみと生活リズムを整える
就活を始めるにあたって、身だしなみと生活リズムを整えることは、とても重要な意味を持ちます。
面接における第一印象は「見た目」で決まります。
清潔感のある髪型にし、新しいスーツや靴を揃えるなど、まず見た目から整えることが大切です。
可能であれば第三者に見てもらい、問題ないか確認しましょう。
合わせて、生活リズムを整えることも必要です。
昼夜逆転しているような状態だと、良いコンディションで面接が受けられません。
早寝・早起きを心がけることで就職が決まってからでも、高いパフォーマンスで仕事に励めるでしょう。
幅広く求人を探す
最初から志望する業界や、企業を絞り込み過ぎないことも大切です。
幅広く求人を見て、自分にできそうなことや興味が持てそうなものをチェックし、そこから応募する企業を絞り込んでいきましょう。
ニートから就職を目指す際は、未経験歓迎の求人や、人手不足が慢性化している業界を狙うと成功しやすいです。
例えば、以下のような業界・職種が狙い目です。
- 小売業
- 飲食・宿泊業
- 介護職
- 建設業
- 運送業
体力を必要とする仕事や、人手の確保がままならない職種では、若さの武器を最大限に活かせるでしょう。
面接や書類選考の対策を行う
履歴書など応募書類の作成や、面接の受け答えも事前に練習しておけば、就活をスムーズに進められます。
履歴書は空欄を作らずに、丁寧な字で記入しましょう。
心を込めて書いた履歴書は、熱心さと誠実さのアピールにつながります。
志望動機はどの会社でも通用するありきたりな内容ではなく、その企業でなくてはならない理由が伝わる内容にしましょう。
面接での受け答えも、想定される質問に対し、一貫した答えを用意しておきます。
もし、うまく話せなくても、働きたい意欲や熱意を伝えることが大切なので、自信を持って面接に臨んでください。
資格取得に取り組む
資格取得に取り組んでいることも、働く意欲のアピールにつながります。
しかし、見当はずれな資格は、マイナスポイントになるため注意しましょう。
その会社の業務に直結する資格であれば、大きな加点につながります。
ただ、資格が取れるまで就活を始めないのは、就活開始が遅くなるためNGです。
就活をしながら、資格取得に向け取り組んでいることをアピールしましょう。
ある程度勉強が進んで、突っ込んだ質問に答えられるようになっていれば、資格取得に向け努力していることのアピールにつながります。
高卒からでも取得できる資格については、以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ合わせてお読みください。
就活のプロの力を借りる
これまで述べてきたような就職成功に向けてやるべきことを、全て単独で行うのは難しいのではないでしょうか。
そこでおすすめしたいのが、就職エージェントなどの就活のプロに支援をお願いすることです。
なかなか就活に向けて一歩が踏み出せないのであれば、エージェントへの相談を最初の行動にすればよいのです。
エージェントに相談すれば、あなたの今置かれている状況をヒアリングして、まず何をするべきか適切なアドバイスをもらえるでしょう。
アドバイスを聞きながら、少しずつでも就活を進めていけば、きっと内定までたどり着けるはずです。
まとめ

高卒ニートからの就活は、確かに苦戦するかもしれません。
しかし、それを恐れて就活を先送りしていては、状況は不利になるばかりです。
まずは、勇気を出して一歩を踏み出しましょう。
その一歩を、ぜひUZUZに相談することから始めてみませんか?
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