前回以下の記事にて、株式会社KSKテクノサポートで働くS.Kさんにインタビューを行いました。株式会社KSKテクノサポートは、インフラエンジニアの未経験者採用を行っている注目のIT企業です。
【その他の記事はこちら】
▼短期離職も何のその!IT業界に再挑戦したS.Kさん【KSKテクノサポートインタビューVol.1】
▼現役インフラエンジニア「資格があればOKではない!?」【KSKテクノサポートインタビューVol.3】
今回も未経験でKSKテクノサポートに入社したS.Kさんにお話を伺うことができました。
未経験でインフラエンジニアに採用された場合、入社後どのような仕事を行うのかすごく気になりますよね。今回のインタビューでは、インフラエンジニアが行う“業務内容”について詳しくお話を伺いました。既卒・第二新卒・フリーターの方、就職に悩みを抱えている方必見です!
KSKテクノサポートで業務をスタートさせたS.Kさん
未経験からインフラエンジニアとしてのキャリアをスタートさせたS.Kさん。あまり聞きなれない「インフラエンジニア」という仕事ですが、一体どのような仕事なのでしょうか?
インフラエンジニアとして、どのようなお仕事をしているのですか?
いくつかのお客様先に常駐して異なる業務を担当したので、順を追って説明しますね。
まず入社して最初の業務は「クラウドサーバ」の監視業務でした。“クラウド”なので実物の機械がその場にあるわけではありません。遠くのデータセンターにあるサーバを、インターネットを通して使用するのが「クラウドサーバ」です。
某大手電気機器メーカーが手がけるゲーム機のサーバ監視だと聞いて、ワクワクしたのを覚えています。
配属初日、その企業の本社で業務説明を受けました。北海道から出てきた私にとって、日本有数企業のエントランスに入るのはすごく勇気がいることでしたね。緊張のあまり、不審者のように挙動不振になっていたと思います。
プロジェクト自体は新規に立ち上がったばかりで、インドから業務を引き継ぐところから始まりました。最初の1ヶ月は常駐先で業務についての勉強でしたね。今思えば最初の現場としては良かったのかもしれません。同じチームにいたKSKの先輩も他会社の人たちも優しい方ばかりで、IT経験ゼロの私にも親切に業務を教えてくれました。
業務は朝・夜の二交代シフト制で、2日ずつ「日勤」「休み」「夜勤」「休み」を繰り返すものでした。残業はなく月の半分は休みでしたが、生活リズムに慣れるまでは少し時間がかかりましたね。
配属先では実際にどのような業務を行ったのでしょうか?
肝心の業務内容ですが、実は当初イメージしていたものとは違って、ゲームに関するサーバの監視ではありませんでした。私が関わったサーバはシステムがすごく安定していたので、障害が少なく緊急対応がほとんど必要なかったんです。
月に1システムくらいのペースで監視対象は増えたり減ったりしていましたが、メイン業務は新しいシステムの障害対応手順やフローチャートの作成でした。障害が発生しないのはシステムとして誇るべきことですが、実機に触れられなかったことに少し物足りなさは感じましたね。
しかし、勉強する時間をたくさん確保できたのはとても良かったです。「LPIC」というLinuxの資格をlevel3まで取得できましたし、「AWS」というクラウドサービスにも出会えました。おかげで、この「Linux」と「AWS」が自分の技術力の基礎となっています。
次の現場ではどのようなお仕事をしたのですか?
2つ目の現場は、某大手流通企業子会社で、クラウドシステムの運用設計を行う業務でした。
この頃私は自社のAWS勉強会に参加していました。その勉強会の講師をしていた先輩が同案件に配属されていたため、業務の難易度は一気に上がるものの私も挑戦させてもらえることになったんです。
最初は常駐先のシステムの勉強からはじまり、2〜3週間経ったあたりで、プロキシサーバ構築の仕事を依頼されました。資格の勉強をしていたので、プロキシサーバがどういうものなのか概要は把握していましたが……。具体的に何をすればいいのか、最初は検討もつきませんでしたね。
業務の難易度が一気に上がったとのことですが、お仕事にはすぐに慣れましたか?
いいえ。業務は想像以上に大変でしたね。
まずWBS(作業スケジュール)を作成するように言われ、ネットで調べながら作成して提出しましたが何度も差し戻されました。さらに仕事はこれだけでなく、見積もりの作成や自社の先輩から引き継いだAWS環境の構築作業もありました。見積もりはWチェックが必要なので、自分が期日に間に合ってもWチェック者が間に合わないとNGです。そのため、その調整にとても苦労したことをおぼえています。
AWS環境の構築は自社で勉強していたこともありとても楽しい作業でしたが、この作業も手順通りではお客様から認めてもらえず大変苦労しました。
自社の先輩から仕事を教わっていたものの、システムの構成は企業によって異なります。一般的な知識があっても、その企業のことは新たに聞かないとわかりません。わからないことばかりで、なかなかうまくいかない日々だったことを思い出します。
約半年間出口のない迷路にいるような気分でしたが、技術的には大幅に成長できました。
お次はどのような現場だったのでしょうか?
3つ目の現場は「SaaS」というクラウドアプリケーションシステムの運用管理でした。ちなみにこれが今の現場です。
ひとつ前の現場で苦戦したこともあり不安に思っていましたが、その心配は無用でした。同じ社内には、別のプロジェクトに参画している自社メンバーがいたので技術的な相談もしやすいですし、プロジェクトのことで困ってもプロパーさんが親切に教えてくださるのでとてもいい環境です。
この現場ではどのような業務を担当しているのでしょうか?
システムを利用している方からの問い合わせ対応や、監視ツールからあがってくる障害対応が主な業務です。
お客様からの問い合わせは、SaaSで提供しているアプリケーションの設定変更や、インフラそのものの構成についてが多いですね。検証機でお客様の要件に沿った設定やシステムが提供できるかを調べて手順書を作成、本番環境の設定や構築をするという作業が8割ほどです。
インフラエンジニアとして働く面白さや、今後の課題について教えてください!
私が今いる現場は、新しい技術を使って業務の効率化や自動化を検討する活発な現場です。いろいろな技術にふれられる点は、とても刺激的で面白いなと感じます。
ただ業務の幅が広い分、その難易度は高く私ができる作業はまだまだ限られています。できる業務をひとつずつ増やしていくことが今後の課題ですね。
私は入社して2年間で3つの現場を経験しました。他の社員に比べると異動が多いほうかもしれません。居心地が良い現場もあれば、なかには正直つらい現場もありましたが、様々な人・業務・社風にふれることができたのは本当に良かったと思います。
自分の見識を大きく広げ成長するためにも、今後も頑張っていきたいです!
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S.Kさん、今回もお時間をいただきありがとうございます!なかなか知る機会のないインフラエンジニアの業務内容について、詳しくお話をしてくださりました。レベルの高い業務に直面しても、逃げることなく挑戦する姿が印象でした。
S.Kさんが入社したKSKテクノサポートは、インフラエンジニアの未経験者採用を積極的に行っています。教育体制が充実しており、研修ではインフラエンジニアの登竜門と言われる資格「CCNA」を必ず取得することが可能。「手に職をつけたい」「自分に武器を身につけて働きたい」と考えている方は、以下のページもチェックしてみてください!