遠方への就職は、地方から都市部に移住して就職する場合と、都市部から地方に移住して働く場合があります。
遠方の企業の面接を受ける際は、お金も時間もかかってしまうものです。
今回は遠方の企業を受ける際の上手な面接方法を4つご紹介しましょう。
また地方・都市部で働く際のメリットとデメリットもそれぞれ記載します。
地域の特徴を把握した上で就職を検討してみてください。
なおここでの都市部は「東京」を想定します。
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地方での就職
まずは地方で就職した場合のメリットとデメリットを見ていきましょう。
地方に就職するメリット
地方で就職した場合、以下のメリットが挙げられます。
物価が安い
都会と比べて地方は物価が安いため、生活費を抑えられます。
食品に加え家賃も低予算で抑えられます。
たとえば東京にある1DKの部屋は、1ヶ月で10万円を超えるエリアもあります。
一方で物価の安い群馬県では半額以下の4万円で借りることも可能です。
自然豊かな場所でストレスのない生活を送れる
地方では自然に囲まれたエリアで生活することができます。
多くの人が行き交う都会では、人混みに息苦しさを感じることがあるかもしれません。
地方の場合は自然を感じながら通勤し、休日にはサーフィンや山登りなど、自然豊かな地域ならではの遊びを堪能することもできるでしょう。
身内に就職先を紹介してもらえる
地方へUターン就職をする場合、地元にはつながりが残っているので、就職の際に親や親戚から就職先を紹介してもらえる可能性があります。
身内による紹介の場合は、劣悪な労働環境で働く可能性は低いと考えられます。
何か仕事に不満があれば紹介してくれた人に相談し、労働条件を変えてもらうこともできるでしょう。
地方に就職するデメリット
一方、地方に移住して就職する際に以下のデメリットが考えられます。
交通網が未発達
交通網が発達している東京では、数分間隔で電車やバスが動いています。
しかし地方の電車やバスは都市部ほど利用者が多くないため、30分〜1時間間隔で動いている場合が少なくありません。
遠出をする場合、出発時刻に間に合うようスケジュールを組み立てる必要があるでしょう。
また公共交通機関が発達している都市部と異なり、地方には電車やバスが通っていない場所が数多くあります。
そのため、多くの人が移動手段として自家用車を使用しています。
遊べる場所が少ない
都市部では多くの飲食店に加え、映画館や美術館などの文化施設も豊富にあります。
しかし地方にはあまりお店がなく、あったとしても早い時間に閉店してしまうことが少なくありません。
会社終わりに立ち寄れる場所が少ないため、家と職場との往復にストレスを感じてしまうこともあるでしょう。
都市部(東京)での就職
東京に移住して就職する際のメリットとデメリットを見てみましょう。
都市部(東京)で就職するメリット
東京に移住し就職するメリットは以下の3点が考えられます。
多くの企業や人が集まるため、競争のしがいがある
日本の首都・東京では約780万人が働いています。
多くの人が働いている街には、多くの企業があります。
ライバル会社に勝ちクライアントから仕事をもらうためには、戦略を練る必要があるでしょう。
仕事で頭角を表したいと考えている人にとって、東京は働く場所に最適です。
さまざまな仕事がある
東京は最先端のテクノロジーや流行が発信されているため、地方にはないさまざまな仕事が集まります。
それに伴って求人数も多いため、選択肢が広がるでしょう。
地方では考えられなかった予想外の仕事に就ける可能性もあります。
給料が高い
東京は全国で最も高額の給料が支払われている街です。
厚生労働省の発表によると、2015年の東京で働く大卒の人の初任給は約21万円でした。
一方鳥取県は約18万円で、ふたつの地域では3万円の差があります。
勤続年数が増えれば給料の差は開いていくと考えられます。
高給を理由に東京での就職を考える人も少なくありません。
参考:厚生労働省「平成 27 年賃金構造基本統計調査(初任給)の概況」
都市部(東京)で就職するデメリット
東京に就職する際、下記のデメリットが考えられます。
電車が混む
朝の通勤時間帯、東京の電車は非常に混み合います。
中でも首都圏を通る地下鉄東西線やJR総武線の混雑率は約200%に上ります。
これは埼玉県や千葉県といた東京周辺に住む人たちが、都心に通勤するためです。
人混みが苦手な人は通勤だけで疲れてしまい、仕事で力を発揮しにくくなるかもしれません。
参考:「国土交通省」
相手に無関心な人が多い
東京へは全国から人が集まってきます。
近所に誰が住んでるのかを把握することは簡単ではなく、地方と比べて横のつながりが多くありません。
家族や友人に囲まれた生活を送ってきた人は、東京での暮らしにカルチャーショックを受ける可能性があります。
遠方の企業と上手に面接する4つの方法
遠方の企業の面接を受ける際、交通費は金銭的に大きな負担となります。
金額を抑えて選考を受けるための方法を4つご紹介します。
1:シェアハウスに住む
近年、複数の人と部屋をシェアして暮らす「シェアハウス」が増加しています。
寝室が二段ベッドの「ドミトリー」ではありますが、東京でも1ヶ月3万円ほどで暮らせます。
物価の安い地域を選べばより低料金でシェアハウスに住めるでしょう。
在職中の方がシェアハウスに住むことは難しいかもしれませんが、すでに退職されている方や有給消化中の方、就業していない方にはおすすめです。
多くの方は同時に複数の企業の選考を受けます。
選考期間は早くて2週間、長いと1ヶ月以上かかることもあるので、その間その地域に住むのもひとつの手です。
2:オンライン電話で面接
現在「Skype(スカイプ)」や「appear.in(アピアーイン)」などのオンライン電話が普及しています。
最近では遠方の応募者と面接する際、これらのツールを使う企業も増えています。
必ず対応してもらえるとは限りませんが、もしも現地で面接を受けられない場合、オンライン電話での面接が可能か企業に確認してみるのもひとつの手です。
3:有給休暇を取る
働きながら次の就職先を探したい場合は、有給休暇を利用することをおすすめします。
一般的に、企業に勤めている人は1年で10日ほど有給休暇を取得できるので、休みを取って企業の面接を受けてみましょう。
就職先のエリアの周辺も散策してみると実際の生活も想像しやすくなるはずです。
4:退職して時間を作る
就職活動に集中したいならば、思い切って仕事を辞めて選考を受ける選択肢もあります。
3年勤務して退職した場合、90日の失業手当を受けることが可能です。
仕事を辞めれば平日に時間ができますし、給付金ももらっているため、遠方の企業へも面接を受けに行くことができます。
退職は勇気のいる行動です。
しかし平日の夕方以降に面接に行くことが難しい、土日休みであることに加え有給取得もできない環境で働いている場合、就職活動が長引いてしまう可能性は高いです。
退職も視野に入れた就活を検討してみましょう。
参考:厚生労働省「労働保険.indd」
おわりに
遠方の地で働く場合、住み慣れた街とは違う環境に最初は戸惑いを覚えるかもしれません。
しかし新たな刺激に出会える移住先で働き、住んでいくうちに知り合いも増え、あなたにとって故郷のひとつとなっていくはずです。
遠方の地に移住して就職したいと思った場合、応募して面接を受ける際に上記の方法を参考にしてみてください。
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