地方での就職を希望する人に向けて、地域ごとに就職支援センターやハローワークが設置されています。
こちらでは、遠い地へのU/I/Jターンを希望する方に向けた支援も行っています。
今回はみなさんの就活を助けてくれる支援センターと、その具体的な支援内容をご紹介します。
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ハローワークとは
「ハローワーク」は、厚生労働省が設置した就職支援を行っている施設で、別名「公共職業安定所」とも呼ばれています。
ハローワークは各都道府県に設置されており、地元の求人情報を求職者に紹介しています。
どのような支援があるのか詳しく見ていきましょう。
新卒応援ハローワーク
「新卒応援ハローワーク」では、大学や専修学校に通う学生に向けて、職業相談員が無料で就職支援のサポートを行っています。
「職業適性検査」を受けられるだけではなく、履歴書の書き方の相談にも乗ってくれます。
また、就業後も職場への定着支援を受けることが可能です。
わかものハローワーク
厚生労働省は若年層の就職施策として、「わかものハローワーク」「わかもの支援コーナー」「わかもの相談窓口」を全国に設置しています。
こちらでは企業情報の検索ができることに加え、カウンセラーが就職に対する相談に乗ってくれます。
「新卒応援ハローワーク」同様就職後も定着支援を行うなど、アフターフォローも充実しています。
参考:厚生労働省「わかものハローワークわかもの支援コーナーわかもの支援窓口」
ジョブカフェとは
ハローワークは国が運営していますが、各都道府県が設けている職業支援センターもあります。
中でも「ジョブカフェ」は、若年者への就職支援を一ヶ所で行うワンストップサービスを行っており、全国46都道府県に設置されています。
40歳未満の方に就職支援を行っていて、求職者は個別のキャリアカウンセリングを受けられるほか、求人情報をもらえたり職場体験などに参加することが可能です。
また厚生労働省と提携し、ハローワークで紹介している求人情報を公開しているジョブカフェもあります。
参考:厚生労働省「ジョブカフェにおける支援」
ハローワーク、ジョブカフェの使い方
これらの施設を利用する際には、まず利用者登録を行いましょう。
希望職種が決まっている人はカウンセラーとの面談を行い、応募企業を選定します。
書類選考や面接に自信がない方は、履歴書の書き方を教えてもらったり、面接対策を受けたりすることが可能です。
どんな仕事に就きたいかまだ分からない人は「職業適性診断」を受け、自分に適した職種を探すところから始めましょう。
施設には個別で相談できるブースがあるほか、セミナーやイベントも定期的に開催されています。
たとえばグループディスカッション対策や、職場でのビジネスマナーを学ぶ講座など、就職活動のみならず社会に出た後に使えるスキルも教えてくれます。
求職者であればほとんどのセミナー・イベントを無料で受講できるので、地方での就活に不安を感じる方は是非参加してみましょう。
就職支援センターの現状
ハローワークやジョブカフェには就職先を探すために連日多くの人が訪れます。
どんな求人情報があり、どれほどの人が利用しているのかを見てみましょう。
ハローワーク・ジョブカフェの利用者数
ハローワークとジョブカフェの利用者数は以下の通りです。
ハローワーク:全国で約50万人が利用
全国57ヶ所に設置されている「新卒応援ハローワーク」は、2016年度には51万3,000人が利用し、就職した件数は9万8,000件に上りました。
利用した約5人に1人が就職した計算となります。
「わかものハローワーク」に登録した求職者数は21万8,000人、就職件数は10万5,000件でした。
ジョブカフェ:利用者は減少傾向
たとえば千葉県にある「ジョブカフェちば」の利用者統計を見てみると、2012年度の約4万4,000人をピークに減少傾向にありす。
2018年度には約1万9,000人が利用しました。
これは近年学生の就職内定率が高まっており、在学中に就職先を決める若者が増加しているためだと考えられます。
参考:ジョブカフェちば「利用者統計」
「Uターン/Iターン/Jターン就職」を考える人も利用
地方へ「ターン就職」を考える人も、就職活動の際にハローワークやジョブカフェを利用しています。
ターンには、
- Uターン
- Iターン
- Jターン
という3つの形態があります。
Uターンは地方で生まれ育った人が都市部へ進学し、再び地元に戻って働くことを意味します。
Iターンは都会で生まれ育った人が地方で就職する形態で、Jターンは地方で生まれ育った人が都市部に進学した後、地元以外の地方に就職することです。
正社員以外の求人も紹介
各地域の支援センターでは、営業職や販売職、技術職、介護職など幅広い職種を紹介しています。
また、自然豊かな地域ならではの職種もあります。
海沿いであれば漁業、森林に覆われた地域であれば林業や農業での担い手を募集していると考えられます。
また、観光地として栄える京都府や奈良県なら、サービス業の求人も充実しているでしょう。
正社員だけではなく「嘱託社員」「準社員」「アルバイト」の求人もあります。
子育てや介護などが理由でフルタイム勤務ができない方も、短時間勤務の求人に応募することが可能です。
就職支援センターで行われている3つの取り組み
個別カウンセリングや求人紹介のみならず、各地域の支援センターではさまざまな取り組みが行われています。
ここではそのうちの3つをご紹介します。
合同企業説明会
複数の企業が集まる「合同企業説明会」は各地で開催されており、新卒向けのみならず、U/I/Jターン転職を考えている中途の方向けの「転職フェア」も実施されています。
説明会では採用担当者から企業の話を聞けるだけではなく、その場で面接をしてもらえる場合もあります。
正式に応募していなくてもしっかりと自己PRができれば、担当者に気に入ってもらえて選考に進める可能性があります。
就活道場
数日間に渡って就活講座を開校する支援センターもあります。
たとえば愛媛県にある「愛work(愛媛県若年者就職支援センター)」では、就職活動で必要な技術を凝縮した「就活道場」を開催しています。
就活生はビジネスマナー講座を受け、模擬面接や自己PRのプレゼンを行うなど、就職における心構えを12日間に渡って身につけていきます。
開催中は企業との面接会もあり、担当者に自分をPRすることも可能です。
こちらのイベントで企業に出会い、無事に就職が決まった若者も複数名出ています。
参考:ジョブカフェ愛work
職場体験
企業見学や職場体験の機会を設けている就職支援センターもあります。
実際に働く職員から仕事の説明を受け、質疑応答をする時間もあるほか、現場で働くことも可能です。
自分が職員になった場合を想像し、本当に就きたい職業かどうかを判断する材料になります。
沖縄県にある「ジョブカフェ」では、求職者が職場体験を行ったあと、さらに実習に参加できる「ジョブターン」を実施しています。
これにより求職者はスキルアップの機会に恵まれます。
業種は建設業や宅配業、コールセンターなどさまざま。
職業の選択肢が広がり、企業とのミスマッチを防ぐことが可能です。
参考:沖縄市の就活スポット 「ジョブカフェ」
おわりに
ハローワークやジョブカフェなどの就職支援センターに登録すれば、履歴書の書き方や面接指導など、ひとりではカバーしきれない部分までサポートしてくれます。
各都道府県に支援センターは設置されていますから、U/I/Jターン就職を考えている方にとっても心強い味方になってくれるはずです。
就職活動を進める際にぜひ活用してみてくださいね。
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