地元に就職(地方に就職)して後悔している人、東京に就職して後悔している人、それぞれいるかと思います。
そう考える人たちは、具体的にはどのようなことに悩み、後悔しているのでしょうか?
ここでは地元や地方に就職した人、東京などの都会に就職した人、それぞれが後悔していることについて解説します。
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東京に就職して後悔した3つのこと
東京で就職をした人は、一体どのような点を後悔しているのでしょうか?具体的には以下の3つが挙げられます。
- 生活費が高い
- 仕事量の多さと早さについていけない
- 通勤ラッシュがつらい
生活費が高い
東京は他の都市に比べて生活費、特に居住費が高い傾向にあります。
総務省統計局が出している「借家の家賃・間代」によると、東京都の1ヶ月の家賃・間代は平均76,648円。
一番低い和歌山県は平均36,582円なので、実に2.1倍もの開きがあることがわかります。
実家暮らしであれば家賃はかかりませんが、一人暮らしの場合、家賃はもちろん全ての生活費を自身の給与でまかなう必要があります。
20代のうちは給料の上がり幅も大きくないため、住居費用で生活を圧迫された若者が「東京は住みづらい」と感じてしまうのでしょう。
仕事量の多さと早さについていけない
就職と同時に上京した人の中には「東京特有の業務量の多さとスピード感」に驚く人がいるようです。
これには東京の人口の多さが関係しているといえるでしょう。
東京都の人口は130万人以上で、1平方キロメートルあたりに6,260人がいる計算になります。
これを仕事量として考えると、1人で対応する客数や仕事量は、当然ほかの地域よりも増えてしまいます。
販売業の場合、顕著にその影響を受けるでしょう。
東京の店舗は地方に比べ来店する客数も多く、必然的に業務量が増えてしまいがちです。
また、東京にはベンチャー企業も多いので、スタートアップ段階で多くの業務が発生してしまうケースもあります。
通勤ラッシュがつらい
東京は電車やバス等の交通網が発達しています。
そのため、通勤手段としてそれらを利用する人がとても多く、朝の8時〜9時、夜の19時〜20時ごろは通勤ラッシュがピークを迎えます。
「混雑くらい我慢すればいいのではないか?」という意見もありますが、通勤は毎日のこと。
続けば確実にストレスにつながります。
「そうは言っても働く場所を東京から変えるわけにもいかない…」
そんなあなたは一度自分の働き方や勤務地などを、相談してみるといいかもしれません。
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地元・地方に就職して後悔した3つのこと
一方、地元に就職した人はどのような点を後悔しているのでしょうか?
主に以下の3つが挙げられます。
- 月の給料が安い
- 閉鎖的な部分がある
- 休日に楽しめる場所が少ない
月の給料が安い
まず、月々の給料が安いということが挙げられます。
実際に厚生労働省が発表している「平成28年賃金構造基本統計調査 結果の概況 都道府県別」を見てみると一目瞭然です。
都道府県別の賃金では、東京都が月平均「37万3千円」であるのに対して、全国平均は月「30万4千円」ほど。
下位に位置する宮崎県や青森県に関しては月平均「23万5千円」であり、東京都と比較すると13万8千円もの差があるのです。
閉鎖的な部分がある
地方と東京では、仕事の幅や企業数の多さが異なります。
地方は東京と比べると企業数も少なく、さらに職種も限られます。
また、地方や地方の企業には“地方ならでは”の古い社風が根付いており、都心の企業のような柔軟性があまりないケースも多いです。
地方活性化が流行になっているとはいえ、“よそ者“に警戒心を抱いてしまいがちな地方では、外部の人間を自由に受け入れる企業はまだ多くありません。
そのような現状を目の当たりにしたことで、地方への就職を後悔する若者もいます。
休日に楽しめる場所が少ない
休日に楽しめる場所が少ないというのも、地方への就職を後悔する理由のひとつでしょう。
地方や田舎は東京と比べると大自然に囲まれて、空気がキレイな場所が多くあります。
けれども、都心部のような娯楽施設は多くありません。
また、買い物に行くにも店まで距離があることもしばしばなので、不便に感じてしまう人もいます。
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地元・地方・東京……自分の就職を後悔しないためには
では、東京もしくは地方(田舎)に就職した場合、就職を後悔しないためにはどのようにすればいいのでしょうか?
以下2つのことを考えてみましょう。
「就職したこと」をいつまでも後悔しない
まず「就職したこと」をいつまでも後悔してはいけません。
東京も地方・田舎も、それぞれメリットとデメリットがあります。
後悔し続けるのは、自分自身を前向きに捉えられない要因にもなります。
東京または地方に対して、愚痴を言うだけの人にならないようにしましょう。
東京・田舎への就職を前向きに捉える
愚痴ばかりにならないためにも、まずは一度自分の仕事内容を振り返ってみましょう。
同じルーチンワークでも自分なりに工夫できる部分があるかもしれません。
また、前向きに捉えて仕事をすれば、先輩や上司、お客様から「いつも頑張っているね」「ありがとう」と言われることも増えるでしょう。
あなたの頑張りを見てくれている人はきっといるはずです。
環境を嘆くだけでなく、まずは「自分で選んだ道だから少し頑張ってみようかな」という考え方を心がけてみましょう。
まとめ
「東京または、地元や地方に就職すると後悔するのではないか?」
「実際に就職して後悔している」
といった人もいるかもしれません。
けれども、前向きに捉えるだけでも次の日から少し変わった気持ちで仕事に取り組めるはずです。
後悔して立ち止まってしまうのではなく、自分の決断を信じて目標に向かっていってください。
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