もくじ
たとえ新卒で大手に入社できたとしても、
- 仕事が合わない気がする……
- 社内の風通しが悪い……
- 勤務時間の長い、いわゆるブラック企業だった……
などの理由から、退職を考えている方も少なくないと思います。
今回はこうした方たちへ向けて、実際に早期退職した人の体験談やお役立ち情報をお届けいたします。

その後、3ヶ月で退職したHさんにインタビューしていくよ!

これまで順風満帆だった日々に一体何があったのでしょうか?
この記事では
- Hさんがなぜ大手企業を3ヶ月で退職したのか
- Hさんの転職が半年間に渡った理由は何か
- Hさんはどんな点に気をつけて就活したのか
- 新卒入社後3ヶ月で退職しても大丈夫なのか
- 新卒入社後3ヶ月で退職する際に意識すべきコツ
をまとめています。
- 「次の転職先ってあるのかな……」と不安に思っている方
- それでも「今の会社を辞めたい」と考えている方
このような方は、ぜひこの記事を参考にしてくださいね!
UZUZが徹底サポート!




新卒で入社した企業を3ヶ月で退職。初めて味わった“挫折”とは?

よろしくお願いします〜!

はじめに、簡単に自己紹介しますね。
僕はMARCHの大学に通っていまして、新卒時に誰でも一度は聞いたことのある大手企業から内定をもらいました。
いわゆる“順風満帆な人生”ってやつですね(笑)。
コミュニケーション能力も高い方でしたし、サークルでも中心メンバーだったんです。
そのため、新卒時の就職活動は、めちゃくちゃ順調に進みました!
「人と関わりたい」という理由で営業職を希望して、第一志望の会社から内定を見事に獲得。
入社前のインターンで、別部署での就業も経験したんです。
「この企業にいれば自身を成長させられる!」と確信していましたね。
自分で言うのも何ですが、それまでは比較的、順風満帆な人生を送っていると思っていました。
そう、実際に働き始めるまでは……。
この順調な生活は、入社後にボロボロに崩れ去りました。

インターンで参加した別部署の雰囲気は非常に良かったものの、入社後の配属先は「ザ・体育会系」の部署だったんです。
怒号が飛び交い、上司や先輩から怒られる日々。
- さすがに今辞めるのは早すぎる……
- もう少し頑張らないと……
と悩んだものの……

正直、この短期離職は「自分にとって人生初」と言ってもいいほどの挫折でした。
そしてここから、6ヶ月間に渡る転職活動がスタートしたんです。
新卒で入社した会社を3ヶ月で退職してからの転職活動は難航!
新卒で入社した大手企業を、3ヶ月で退職したHさん。
就職活動は順調だったHさんでも、退職後の転職活動は難航したようです。
転職先が見つかるまで半年かかった


半年と聞いて、アフロマンは「長い」と思いますか?それとも「短い」と思いますか?

次就職できるのか不安になりそう。
私も、今振り返ると「長かったな〜」と感じますね。
転職活動期間が長引くにつれて、どんどん不安が増していきました。
新卒の就活の場合、就職先を選ぶまでに1年くらいかけて行いますよね。
これはUZUZのキャリアアドバイザーから聞いた話なんですが、転職活動の場合、大体1ヶ月、長くても3ヶ月前後で次の就職先を決める人がほとんどなんだそうです。
私のような、退職している(もしくはアルバイトの)場合は時間の融通も効くので、転職にかかる日数は1ヶ月前後が平均。
でも私は、転職活動に半年かかってしまいました。
転職活動が難航した原因は「大手・安定志向」


もともとMARCHの大学を卒業して、新卒では大手企業に入社した私……。
新卒で入った企業を3ヶ月で退職してしまった経歴がある一方、次の職場では「安定的に働きたい」気持ちがとても強かったんです。
「短期離職という経歴のキズはあれど、大手に内定もらえるだろ〜」と、正直甘い認識をしていた部分もあります。
ただ、私が入社を希望するような企業は当然人気が高く、応募してくる求職者の中にも高いスペックを持った方がたくさんいました。
そのため、ライバルと差別化できるような武器となる、何かしらの経験やスキルが必要です。
しかし、たった3ヶ月で会社を辞めた私には「これ!」と言えるような武器がありませんでした。
さらに3ヶ月の短期離職が面接官にマイナスの印象を与えてしまい、転職活動の長期化に拍車をかけました。
もちろん短期間で退職していても、素晴らしいポテンシャルを持っている方はたくさんいますよね。
でも、規模の大きい企業では経歴重視の傾向が未だに強く、短期離職者への評価はなかなか厳しいのが現状だったんです。
さらに私は“未経験職種”に挑戦したかったので、選考はさらに厳しいものになりました。
結局私は、半年間で5社程度の企業にしか応募できませんでした。
選びに選んでいたとはいえ、月に1社も受けていないのはかなり少ない数字ですよね。
新卒入社から3ヶ月で退職後に優良企業から内定が取れた理由は?

そこからどうやって内定をゲットしたの?

ぶっちゃけ、めっちゃ焦ってました
退職してから4ヶ月が経ったころ、どうしようもなくなった私は、転職エージェントの『UZUZ(ウズウズ)』に相談することにしたんです。
UZUZでは、内定の確率をあげるべく、1社1社にエネルギーを注ぐ戦法で就活を進めることになりました。
書類添削や自己分析など様々なサポートを受けられましたが、その中でも特に力を入れたのが「面接対策」です。
- 新卒で入った企業を短期で退職してしまった要因を分析する
- 失敗を繰り返さないためにはどうするべきかを理解し、選考での伝え方を練習する
- どうしてその企業がいいのか“志望理由”を明確にする
これらの対策を、すべての企業の面接対策で行ってもらいました。
その結果、選考通過率が上がり、最終的には医療系のシステム開発を行う上場企業から内定を獲得することができたんです!
後から聞いた話によると、この上場企業はクライアントが病院だったので就職市場での知名度が低く、思うように若手が採用できていない課題があったそうで。
「経歴にいわゆる“キズ”があると、もう良い企業には出会えない」
こう思っていた時期が私にもありましたが、それは勘違いだったようです。
私が内定をいただいたような隠れた「優良企業」が募集を出すケースは、実はたくさんあるそうなんです。


Hさん、色々と話していただきありがとうございました〜!
「新卒で入社したけど3ヶ月で退職したい人」に役立つ情報

ここでは、新卒の平均離職率や転職活動の実態について解説していきます。
新卒の平均離職率は約1割から3割
新卒で入社した人のうち、早期離職の目安となる3年以内に離職する割合は約1割から3割であるといわれています。
その根拠となる厚生労働省が公表した「新規大卒就職者の事業所規模別離職状況」を見ていきましょう。
このデータによると、新卒入社した大卒者に関する入社後3年以内の離職率は下記の通りです。

入社後1年目までの離職率はおよそ1割程度となっていますが、年数が増えるにつれて離職率は拡大し、3年目までの離職率は3割にのぼります。
つまり、同期の10人中3人が3年以内に辞めるという計算になります。
参考:厚生労働省「新規学校卒業就職者の在職期間別離職状況」
働きながら転職活動する人が多数派!
下記の図の通り、「会社に在籍しながら転職活動を行った」という方は63%、「会社を退職してから転職活動した」した方は34%です。

(リクナビNEXTが転職成功者1000人に行ったアンケート調査を元に作成)
このデータから分かる通り、在職しながら転職活動している方が多くいますね。
Hさんのように「退職後に転職活動している人」でよくある失敗が、就活が難航して焦った結果、内定をもらった企業に二つ返事で入社してしまうこと。
あまりに長期間かかってしまうのも問題ですが、ご自身が納得できる企業に出会うまで粘り強く転職活動を続けることも、第二新卒の転職を成功させるポイントです。
そして、粘り強く転職活動をするためには、仕事を続けて収入を途絶えさせないことが重要といえます。
収入が途絶えると転職活動を続けること自体が難しくなってしまいますし、精神的にプレッシャーもかかってしまいます。
よっぽど今の仕事が体調に支障をきたしているというわけでない限り、働きながら転職活動するのが良さそうです。
未経験の職種に転職するなら……
Hさんのように、今の職種から全く異なる職種に転職する場合(例:営業職→技術職)は、基本的に“未経験採用”になります。
未経験職種への転職は、
- 新しいことでも、どんどん吸収できる
- 今後の活躍に期待できる
- 前職に染まりきっていないので、企業も扱いやすい
などの観点から、年齢が若いほうが有利に働きます。
とはいえ、最低1年は働き「社会人スキル」を身につけた方がいいでしょう。
また、1社目を退職した後に空白期間が空きすぎてしまうと、転職活動に悪影響が出てしまうので注意が必要です。
監修者コメント
新卒入社後3ヶ月で退職したら「第二新卒」扱いになる!
新卒で入社した後、3ヶ月で退職する場合には「新卒」ではなく「第二新卒」という扱いになります。
第二新卒とは、一般的に新卒で社会人になった後、約3年以内に退職した人を指す言葉です。
新卒とは基本的に異なるため、中途採用枠に応募することになります。
ただ、企業によっては第二新卒を「新卒と同じ枠」で採用しているケースも少なくありません!
また、新卒枠で採用するだけでなく、「第二新卒歓迎」という記載のある求人も多々あり、「第二新卒をメインに採用している企業」や「中途の経験者枠とは別に第二新卒の枠を設けている企業」も存在します。
「第二新卒歓迎」と記載のある求人であれば、安心して応募できますね。
とくに中途採用ではスキルや経験が求められる傾向にある一方、新卒採用や第二新卒採用ではポテンシャルが重視されやすい傾向です。
そのため、3ヶ月という短期間で退職する人は、可能であれば新卒採用枠または第二新卒採用枠に応募すると、内定獲得率のアップが期待できますよ。
新卒入社後3ヶ月で退職しても積極的に転職活動すれば大丈夫!

3年続けないと転職活動に苦戦するイメージがあるけど…

3年続ければ次の転職が必ず上手くいくとも限らないんですよ。

以下の表で、3年続けた場合と3ヶ月で辞めた場合のメリット・デメリットをそれぞれ示しました。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
3年続ける | 次の転職が有利になる | 本当にやりたい仕事のスタートが遅れる |
3ヶ月で辞める | 本当にやりたい仕事を早く始められる | 次の転職が不利になる |
実は未経験職種を狙うなら、3ヶ月で辞めた方が遅れを取り戻せるチャンスがあるんです。
確かに3ヶ月という早期離職は傷になりますが、本気でやりたいと思える職種・業種があるのであれば、見切りをつけて転職活動に乗り出しましょう。
積極的に進めれば、内定を獲得するのは難しいことではありません。
もちろん、3年続けてキャリアチェンジをするのが良くないという意味ではありません。

今の業界・職種でこれからも経験を積んでいきたいと思うのであれば3年頑張った方がいいですし、他にやりたい事があるのであれば早めに切り替えるのもアリ。
とにかく、辞めるつもり/辞めてしまったなら転職活動を必死に頑張りましょう。
入社3ヶ月で辞めても普通の退職なら損害賠償や違約金はない

大丈夫なの?

法律上、「損害賠償や違約金を前提とした労働契約を結んではいけない」と定められています。
ちなみに、労働基準法16条には以下のように記載されています。
労働基準法16条(賠償予定の禁止)
使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならない
ただ、下記のケースは損害賠償や違約金が発生する可能性があるので、注意が必要です。
- 派遣や契約社員など有期雇用の期限内の退職
- 引き継ぎを一切せずに辞めた場合
- 従業員の引き抜きを伴う退職をした場合
- 入社して数日で辞めた場合
- 退職の意思を伝えて14日間未満で無断欠勤をくりかえす場合
参考:ベリーベスト法律事務所「引き継ぎもせず突然の退職!会社から従業員に損害賠償請求は可能?」

「入社して数日で辞める」と、損害賠償を請求されるの?

これらに該当したからといって必ず訴訟されるわけではありません。
あなたの退職により会社に重大な損害が発生してしまったり、労働者側に加害行為があったりしてさらにそれらを会社が客観的に立証できる場合においてのみです。
つまり、よほどの場合でないと損賠賠償の請求が認められることはないでしょう。

監修者コメント
あらかじめ就業規則を確認しておくことが円満退職への近道!
今の会社を辞めるとき、できるだけ円満な状態で退職したいものです。
そのためには、あらかじめ就業規則を確認して「退職する場合はどれぐらい前にその意向を伝えるべきか」を把握しておくのが重要です。
法律上では退職日の14日前までに退職の意向を伝えれば良いとされていますが、就業規則では「1か月前」など、余裕をもった期間で規定されているケースもあります。
厳密にいえば、就業規則よりも「法律」のほうが権威が強いため、14日前に退職の意思を伝えれば辞めることは可能です。
しかし、円満退社したい場合には、できるだけ就業規則に則って行動することをおすすめします。
まずは就業規則を確認して、できるだけ早めに上司へ相談するようにしましょう。
新卒入社後3ヶ月で退職する際に意識すべきコツ
新卒で入社後に3ヶ月で退職する人の中には、次の職場では長く働きたいと思っている人も多いでしょう。
ここでは、転職グセがつかないコツと次の転職先で、仕事がうまくいく4つのコツを解説していきます。
転職グセがつかないコツ


せっかく転職しても、また辞めたくなったらどうしよう…。

次は長く働くためにも、転職に失敗しない求人の見つけ方も知っておきましょう。
ポイントとしては以下が挙げられます。
【どんな働き方をしたいか考える】 ライフワークバランスを重視したい、とにかく稼ぎたい、地元で働きたいなど 【第二新卒が就職しやすい職種を知る】 一般的な職種だと、第二新卒には営業職・技術職・事務職がおすすめ 【大企業にこだわらない】 企業規模にこだわると失敗しやすい。規模よりもあなたのやりたいことが実現できるかどうかが重要 【求人票で確認すべきことを知る】 残業代や労働時間、休日などの確認でミスマッチを防ぐ。ブラック企業を見抜くことも可能 |
より詳しいことはこちらの記事に記載していますので、是非ご覧ください。
次の転職先では仕事がうまくいく4つのコツ


仕事についていけるかも不安だし、人間関係がうまくいかなかったらどうしよう……。


入社してやってみないと分からないし。
運とは言い切れません!
入社前・入社後の努力次第で、転職先の仕事が上手くいくかどうかが決まると言っても過言ではないでしょう。
転職先で順調に働くためには以下の4つのコツを押さえればOK!!
【ブラック企業を避けるコツ】 常に求人を出していないかチェック。入社2~3年目の社員がいない場合は要注意 【転職後の体調不良を避けるコツ】 体調が悪いと感じたら無理せずに休む 【転職先で仕事についていくコツ】 入社前に勉強する、失敗することを恐れない 【転職先の人間関係が上手くいくコツ】 素直な姿勢を忘れない |
これについては以下の記事で詳しく解説していますので、こちらを参考にしてくださいね。
まとめ:新卒を3ヶ月で退職しても転職はできる!が……

- 3ヶ月の“超”短期離職であり、自分の強みを見いだせていなかった
- 大手企業ばかりチェックし、経験者が優遇されるような求人に応募してしまっていた
- 第二新卒流の就活方法を知らなかった
新卒を3ヶ月という短期間で離職してしまった場合、正直いって転職は簡単ではありません。

初めての転職を成功させる秘訣は、第二新卒の転職ノウハウを熟知している“プロ”に頼ることです。
Hさんが話していた通り、UZUZでは企業ごとに面接対策を実施。
一人当たりの総サポート時間は、平均20時間を超えています。


こんなにサポートに力を入れる理由は、社員の多くが“就活で苦労した経験”があるから。
これから転職する20代の若者に、同じような思いをしてほしくないんです。
新卒を短期離職してしまった場合、正直言って“次の会社選び”は、相当重要です。
「自分とマッチしない会社」や、いわゆる「ブラック企業」に入社してしまった場合、次の転職はさらに大変なものになります。
絶対に失敗できないからこそ、初めての転職は20代の就職サポートに“本気”で力を入れているUZUZを頼ってみませんか?
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