もくじ
正直なところ、短期退職にはリスクがつきものです。
退職理由にもよりますが、1ヶ月などあまりにも短い期間で退職すると、転職に不利になるケースも……。
退職理由は面接で必ず聞かれるため、なぜ短期離職したのかしっかりと答えられるように準備することが大切です。
そこでこの記事では、短期退職したときの面接対策や履歴書の書き方などをまとめています。
「今の会社を辞めて、自分に合った新しい仕事に就きたい!」と考えている人は、ぜひチェックしてみてください。
この記事でわかること
UZUZが徹底サポート!
会社を短期離職する人は年々増加?転職活動で苦労しないの?
私たちUZUZが調査したところ、UZUZ登録者のうち、4月に入社して5月中旬までに退職した人の割合は以下の通り。
- 2018年卒:16.1%(短期退職者371人/登録者2,311人)
- 2017年卒:9.8%(短期退職者271人/登録者2,774人)
- 2016年卒:10.4%(短期退職者151人/登録者1,453人)
1.5ヶ月という短い期間で離職する人は、年々増加しているのです。
次のような理由が考えられます。
- 「昔より就職しやすい」という認識
- 「求人数も増えたし、選択肢がたくさんある」と思っている人が多い
就職氷河期が終わりを迎え、以前よりは圧倒的に就活しやすい時代になりました。
これは紛れもない事実です。
しかし、この“事実”によって「短期離職してもすぐ次の仕事が見つかるでしょ」と考える人が増えてしまっています。
確かに、ある程度の勤続年数の人が転職する分には特に問題はありません。
しかし、短期間で退職してしまった人にとっては、少し状況が異なります。
短期退職をすると、次の就職が不利になる可能性もあるのです。
次からは、短期退職のリスクについてみていきましょう。
会社を短期離職するのはリスクが高い!
- 継続力がないと思われてしまう
- 仕事が身につかない
- 好条件の会社に入社しにくい
順番に詳しく解説していきますね。
短期離職すると継続力がないと思われてしまう
会社を短期離職する1つ目のリスクは、
- 継続力がない人なのでは……?
- うちの会社もすぐに辞めてしまうのでは……?
という悪い先入観を持たれてしまうことです。
面接で悪い印象を払拭できる場合は問題ありませんが、質問への回答によっては悪い印象が強調されてしまい不採用となる場合もあります。
もし入社してすぐ会社を辞めようとしている場合は、まずは一旦立ち止まり慎重に考えてみてください。
短期離職すると仕事が身につかない
短期間で退職すると仕事が身につかないというリスクもあります。
入社したての頃は、雑用ばかりでつまらないと感じるかもしれません。
しかし、ある程度の実績をつまないと仕事を任せてもらえないのは、社会においては当然です。
入社1年目は研修的な位置付け、と考えている会社もあります。
せっかく入社したのに1ヶ月程度で辞めてしまうと、何の経験も得られません。
転職時にもスキルや社会人経験をアピールしにくいため、面接で不利になる可能性もあるでしょう。
短期離職すると好条件の会社に入社しにくい
前職より良い条件の会社に入りにくい、ということも短期離職のリスクといえます。
もちろん大企業=好条件とは一概に言えませんが、条件が良い会社ほど、多くの人が入社を希望するのは事実です。
そのため競争率が高く、短期退職の悪い印象を払拭できなければ内定を勝ち取れません。
結局、前の会社と同程度か、さらに低い待遇の会社に転職してしまうこともあるでしょう。
会社を短期離職すると退職理由を転職活動中に面接で追求される
転職する際は退職理由をほぼ確実に質問されますが、特に短期離職の場合、面接官は次のような不安を感じています。
- 仕事を続ける意志が弱いのではないか
- 入社してもすぐ辞めてしまうのではないか
新しく入社した社員の教育コストはかなり大きいので、会社側は短期離職を避けたいと考えます。
そのため、前職を短期間で退職した理由を細かく聞かれるのです。
- 労働基準法に違反するほど残業が多かった
- 詐欺などの犯罪を行っていた
といった理由がある場合は別ですが、100%会社側が悪いというケースはほとんどありません。
短期離職したことを完全に会社のせいにしたり、正当化しすぎたりすると、面接で悪印象を与えてしまいます。
前の会社での働き方を振り返り、自分の落ち度についても考えてみましょう。
次の項目では、短期離職の理由についてどう答えたら良いか、詳しく解説しますので参考にしてみてください。
会社を短期離職してしまったら……転職活動中の面接でも納得してもらえる退職理由の答え方
次の3つのポイントを意識して答えましょう。
- 会社のせいにしない
- 自分の働き方を反省する
- 今後どう働きたいかも伝える
それぞれ具体的に解説していきます。
短期退職を会社のせいにしない
まずは、短期退職を会社や環境のせいにしないことが大切です。
会社を辞めた理由として、
- 先輩が仕事をきちんと教えてくれなかった
- 教育体制が整っていなかった
といった不満を思いつくかもしれません。
しかし、このような理由をそのまま伝えるのはNG!
会社は学校とは異なるため、教えてもらえるのが当たり前の場ではないのです。
自ら考えて学ぶという気持ちがあってこそ、先輩や上司も積極的に教育してくれます。
前職とはいえ会社の不満ばかりを話すと面接でも悪印象のため、避けるようにしましょう。
自分の働き方を反省する
短期退職を会社のせいにするのではなく、自分自身の落ち度を認めることも重要です。
例えば、仕事を教えてもらえなかったと感じるのであれば、自分の働き方を振り返ってみましょう。
- 仕事の態度が悪く、教えたいと思ってもらえなかった
- 自分から積極的にわからない部分を質問しなかった
などのように、自分にも落ち度があったかもしれません。
過去の働き方や態度を反省して改善してくれるなら、より頑張って働いてくれるだろうと、面接官は期待してくれます。
反省していることを素直に伝えましょう。
今後どう働きたいかも伝える
反省を踏まえて今後どのように働こうと考えているかまで伝えると、さらに効果的です。
- どんな仕事でもまずは自分で調べ、不明点は積極的に質問する
- 会社の悪い面ばかりを見ず、良いところを探す
- 不満を言うだけでなく、自分から改善する努力をする
など、前向きに伝えることで高い評価につながるでしょう。
短期離職を正当化したくなる気持ちはわかりますが、自分の落ち度を認めたうえで、今後の対策を考え伝えることが大切です。
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