もくじ
フリーターという生き方は、以前に比べて一般的になりました。
大学を卒業した人の実に2-3割が、就職せずフリーターになっているとも言われています。
フリーターとして生きることは、何ら珍しいことではなくなった感じがしますよね。
一方で、フリーターを語る際に必ずといっていいほど出てくるのが「正社員との格差」。
正社員と比べて、フリーターには不便な点が多いのも事実でしょう。
フリーターも悪いことばかりじゃないんですよね。
何時に起きようが自由だし、満員電車とも無縁だし。
でも、自由の裏にはリスクあり!
犠牲にしなくてはいけないものもやっぱりあるんです。
今日はそんな「フリーター」のリスクに注目し、フリーターとして生きることでどんな生活が待っているのかを見ていきます。
また、ただリスクを書き連ねるだけでなく、そこから正社員を目指すための打開策にも触れていきたいと思います。
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就職を諦めてフリーターで過ごす人生、後悔しませんか?
フリーターという生き方は、ある意味「自由」ですよね。
朝起きて夜寝るまで、自分の好きなように過ごせるわけですから。
これがサラリーマンだとそうはいきません。
ギュウギュウの満員電車、てんこ盛りの仕事、遅くまでの残業、付き合いの飲み会……。
もちろん職種にもよりますが、自由な時間が少なくなることは間違いありません。
こうした生活を窮屈に感じてる人からすれば、「フリーターって就職に縛られずに生きてて羨ましい!」と思われるかもしれませんね。
ただ、自由であることは「安定が約束されていない」ことも意味します。
何にも縛られないがゆえに、誰からも安定を保障してもらえないというリスクがあるんですよね。
就職を諦め40代でもフリーター、若い人に顎で使われる人生で満足できますか?
「安定」のわかりやすい例として、年功序列があります。
“歳をとると偉くなる”という日本独自のカルチャーですね。
近頃はかなり変わってきたとはいえ、日本はまだまだ年長者を敬う文化が根強いもの。
このカルチャーって若者からすると「ったく、オッサンが偉そうに……」と感じるものです。
でも、いざ自分が年長者になった時のことを考えると、ありがたくもあるんですよね。
だって、能力に関わらず年上というだけで一応の敬意は払ってもらえるんですから。
営業職だと分かりやすいですが、体力的にハードなテレアポや外回りは基本的に20代の若手が担当することが多いですよね。
たとえお互い平社員でも、40代の先輩が同じことをさせられるのは稀でしょう。
つまり、年上は目立たないところでしっかり優遇されているわけです。
ところがこれはあくまで正社員の話。
フリーターだと、こうはいきません。
フリーターが企業や店舗に勤める場合、基本的にアルバイトや派遣、契約社員になるでしょう。
酷な言い方ですが、この時点ではっきりと格差があります。
正社員と「それ以外」のメンバーが一緒に仕事するとき、ほぼ自動的に「正社員がマネジメント、それ以外はプレイヤー」となるんですよね。
つまり、現場では正社員をボスとして、アルバイトや派遣社員は彼らに「使われる」立場になる。
非正規雇用のメンバーを露骨に軽視するような社員も中にはいるので、20代の新卒社員に顎で使われるようなケースもあるでしょう。
一時的な扱いならまだしも、働いていく限りそれがずっと続くとしたら……辛いですね。
でもそうなってから後悔しても、状況は変えにくいと思います。
正社員としての就職を諦めないためには、できるだけ若いうちに行動しなくてはいけない
フリーターを続けて40代で後悔しないためには、何はともあれ「正社員」を目指す。
これがひとつの解決策になります。
そして正社員の座をつかむには、何よりも「若さ」が必要なんですね。
日本は、世界と比較してある意味特殊な社会です。
大学を卒業したら一括採用で新卒として就職し、定年まで実に40年以上働き続ける。
それが当たり前とされています。
当たり前どころか、恐ろしいことに「社会人」としての唯一の道とする考え方がまだまだ主流でしょう。
Youtuberやブロガーに代表されるように、企業に属さずに「個」として稼いでいく生き方も広まりつつあります。
ですが、それはあくまで少数派。
社会全体としては、やはり「正社員」としての生き方がまだまだ一般的です。
そんな正社員になるには、明確な「レール」があります。
20代、特に新卒からちゃんと就職をして、定年までドロップアウトしないというレールです。
ただし、もちろん誰もがこのレールをうまく歩けるわけではありません。
会社を1年で辞める新人もいれば、そもそも就職活動に失敗してフリーターのまま社会人になる人もいます。
だから「UZUZ(ウズウズ)」のように「第二新卒」向けの人材紹介サービスが立ち上がるわけですね。
とはいえ、誰にでもチャンスは平等にあるわけではない。
最も明らかなのが「年齢」ですね。
20代のフリーターであれば、まだチャンスがあります。
ところが30代になると、チャンスはぐっと減ってしまうんです。
なぜなら、30歳をすぎて定職についていないフリーターを、あえて正社員として雇用するメリットが企業側にないから。
「今は普通に暮らせているし、もう少しフリーターしてから就職すれば良いや〜!」と思うかもしれませんが、それは大きな間違いです。
確かに、昔に比べて転職する方は多くなりました。
でもそれはつまり、経験を積んだ正社員の転職希望者が多数存在しているということであり、その人達がライバルになるという意味でもあるのです。
そうしたライバルと正社員の座をめぐって競う場合、「経験」や「知識」では正直敵わないでしょう。
だからこそ「若さ」が必要なんですね。
「若気の至りで一度はレールを外れたけど、もう一回本気で挑戦したい、だからチャンスをください……!」そういう思いが伝われば、フリーターから正社員への就職も十分に望めるでしょう。
就職しないでフリーターのままでいたら諦めなくちゃいけないこと
くり返しになりますが、日本では「正社員」というポジションは強力なブランドです。
より正確には、そうあることが当たり前とさえされています。
だから「正社員とはスゴイな!」ではなく、「正社員じゃなくてフリーターかぁ、うーん……」という、いわば減点方式で考えられがち。
それが良いか悪いかではなく、社会全体の風潮としてそうなっているので、個人としてはどうにも覆せないものでもあります。
そして正社員として就職せずにフリーターのままでいた場合、長い人生において諦めなければいけないことが少なくありません。
就職せずフリーターでいたら諦めないといけないもの1:年収アップ
まずは収入です。
フリーターなどいわゆる「非正規雇用者」と正社員の間には、はっきりとした収入格差があります。
単刀直入に言えば、フリーターは稼げません。
正社員の場合、新卒1年目でも平均して年収300万円程度はもらえるでしょう。
一方フリーターは平均年収が約200万円と言われていて、この時点でもう100万円の差が付いてるわけです。
更に正社員には昇給やボーナスがあります。30歳の平均年収は約400万円。
一方のフリーターは、基本的に大幅な給与増は見込めません。
せいぜい、時給が10~100円単位でアップする程度でしょう。
「不公平すぎる!」と叫びたくもなりますね。
でもこれが現実。
フリーターは、正社員ほどには稼げないのです。
就職せずフリーターでいたら諦めないといけないもの2:結婚
結婚にはもちろん本人同士の「感情」が大切ですが、それだけで完結するものではありません。
いやらしい話ですが、お金・地位・出身などの要素もリアルに関わってきますよね。
とくにお金は、切実な問題です。
現代は共働きが基本ですから、結婚相手の収入は将来の生活に直結します。
「結婚は金じゃない」と言ってはみても、やはりお金は無視できません。
この「稼ぎ」という点で、フリーターは圧倒的に不利です。
現時点の金額だけでなく、将来的にも増える希望があまり持てないところが辛いですね。
はっきり言って相手に食わせてもらう「ヒモ」としての才能でもない限り、フリーターで結婚をするのは難しいでしょう。
でも、ヒモの資質なんて万人にあるわけじゃないですよね。
更に、結婚には互いの家族や世間体も絡んできます。
「お父さん、お母さん、わたし結婚します。相手の方はフリーターで……」と娘に言われたご両親はどんな反応をするか。
容易に想像できますね。
残酷ではありますが、これがフリーターの現実なんです。
就職せずフリーターでいたら諦めないといけないもの3:子供
幾多の困難を乗り越えて、無事に結婚した二人。
おめでとうございます。
日々の生活は楽ではないけれど、慎ましく二人で生きていく。
それは素晴らしいことだと思います。
ただ、フリーターのままで子供を持つこと、これはかなり厳しいでしょう。
子供を育てるには多くのお金がかかります。
子供ひとりを大学まで行かせる場合、養育費はざっと3000万円かかるというのが定説。
「3000万円!冗談じゃないよ」というレベルですよね……。
もちろん不可能とは言いません。
家賃や物価の安い地方に移住したり、進学を諦めてもらうなどして、生活費や養育費を下げる選択肢もあります。
ただ、お金がないことで選択肢がかなり限られてしまうのは確かです。
日本に限った話ではないかもしれませんが、お金がなくては子供を育てることは難しいと言えるでしょう。
就職せずフリーターでいたら諦めないといけないもの4:安定した生活
正社員の最大の魅力は「安定」でしょう。
安定した給料、安定した休み、安定した社会的地位……なかば約束されたこれらの要素によって、正社員は安心して生活できるんですね。
一方でフリーターは、安定とは対極にある生き方です。
フリーターで働く場合、立場は非正規雇用になります。
非正規雇用は「雇用の調整弁」とも言われます。
つまり、企業の経営状況によって雇ったり切り捨てたり出来るということですね。
「自由」というと聞こえはいいですが、それは安定の裏返し。
将来の見えない暮らしも若い頃は何とかなるでしょう。
でも30代40代と年齢を重ねるに連れて、しんどいものになることは想像に難くありません。
体力が落ち、健康面の不安も気になり始めるのが40代。
そのときに安定した給料がなく、明日が見えない生活をしているとしたらなかなか気が滅入ると思います。
就職せずフリーターでいたら諦めないといけないもの5:社会的信用
何度も言うように、日本において「正社員」であることは一種のパワーです。
正社員というだけで、その能力や仕事内容にかかわらず様々な優待を受けられます。
前述の「結婚」はその代表例ですね。
子供のパートナーがフリーターと聞いて、不安を覚えない親はかなりの少数派でしょう。
言い換えれば、正社員には自動的に一定の社会的信用が付与されるということ。
他に典型的なのは「ローン」ですね。
フリーターで住宅ローンはまず組めません。
そうなるとマイホームも難しい。
対照的に、正社員であれば仮に現年収が500万円以下であっても、35年ローンを組んで持ち家を手に入れることは可能です。
それほど正社員とフリーターの信用格差は大きいのです。
フリーターとして生きていくなら、社会的信用とローンは諦めたほうが賢明と言えます。
諦めずにフリーターから正社員に就職するなら、年齢が若い内に行動しよう!
これまで正社員とフリーターの間にある「格差」について触れてきました。
かなり重たいトーンになってしまいましたね。
でも、これが偽らざるリアルなのです。
「フリーターから正社員になりたいけど、どうすればいいの?」
そんな声が聞こえてきそうです。
大事なのは、やはり若いうちにアクションを起こすこと。
若さは大きな武器ですから。
若い内はポテンシャル採用がある、考えが柔軟で将来に期待できる存在は採用される
企業が中途採用で人材を探す時、大半が「スキル・経験」で判断します。
当然ですよね、何らか明確な課題があってその解決のために新たな人を雇うわけなので。
もっとも解決策を持ちうる、かつコストバランスのいい人材を採用しようとするわけですね。
ところが採用基準はスキル・経験だけでありません。
特に20代の候補者の場合「ポテンシャル採用」という枠があることが多いです。
ポテンシャル、つまり可能性ですね。
「若い人が秘める未知数の可能性に賭ける」というわけです。
若者を指して「未熟」と言う人がいますが、あながち間違いではありません。
まだ成長の途上ということ。
逆にいうと、この先どんなふうに熟していくのか誰にも分からないということでもあります。
その未知数のポテンシャルに、企業は大きな期待をするんです。
若いがゆえに出来ることがある、と。
若いときは変化を容易に受け入れられるものです。
新しいものに飛びついたり、旧来の常識を飛び越えたり、自分とは異なる意見を取り入れたり。
そうした適応力と柔軟性は、やはり若いほど強い。
そうした若さのあるうちに諦めずに正社員として就職するための行動を始めることが重要です。
未経験採用枠は、年齢が高くなるごとに少なくなる
ポテンシャル採用と近い考えに「未経験採用」があります。
そのままですね。
その分野での経験がなくても、やる気と可能性を買って採用しようというものです。
これもひと言でいえば候補者の「若さ」に投資するという選択ですから、年齢が上がるほど枠は減っていきます。
ちなみに私がフリーターから正社員になろうと就職活動していた当時、それまでの営業職から編集職というまさに未経験の職種に絞ってひたすら応募していました。
その際、募集要項に「対象は30歳まで」と明記してある企業も少なくなかったんです。
“長期のキャリア形成を図るため”などの理由が添えられていましたが、要するに「若くない人は柔軟じゃないからねぇ」ということでしょう。
就労経験が少ないフリーターの就職活動には「未経験採用」が大きな助けになります。
だからこそ、チャンスの多い20代から早めに行動していきましょう。
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それでも、まずは一歩を踏み出してみましょう。
このチャレンジはあなたにとって大きな一歩になると思いますよ。
まとめ
「正社員ブランド」が根強い日本では、フリーターは何かと肩身の狭い思いをしなければなりません。
それだけならまだしも、今日触れたように、収入・結婚・子供・ローンなど具体的な生活にまでマイナスの影響を及ぼす可能性が高いです。
これは、直視しないといけない現実なんです。
でも、今フリーターで正社員として就職していないからといって人生を諦める必要はありません。
「フリーターだから人生詰んだ」なんて、そんなことはないと思います。
ただ、現在のフリーター生活を大きく変えていくには、やはりそれなりのエネルギーが要ります。
でもそれは決して難しいものじゃないんですね。
結局は「すぐに行動する」。
これに尽きると思います。
わずかでも動けば、何かが変わります。
驚くような大きな変化も、振り返ってみればきっかけは小さなものだったりしますよね。
だからまずは動くこと、一歩を踏み出してみること。
そして、辛いときは誰かを頼ってみる、話を聞いてもらう、アドバイスを求めてみる。
あなたの支えになってくれる人は、きっと大勢いますから。
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