もくじ


この記事では、第二新卒でも現実的に狙える商社と、失敗しない会社選びの戦略を解説していきます。
この記事の監修者

岡本啓毅
YouTube「ひろさんチャンネル」運営 / 株式会社UZUZ 代表取締役
北海道出身。第二の就活を運営する「株式会社UZUZ」を立ち上げ、数多くの就職をサポート。“自らと若者がウズウズ働ける世の中をつくる”をミッションに、YouTubeでは「就職・転職で使えるノウハウ」を発信中。X、TikTokなどSNS等の累計フォロワー数は13万人を超える。
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第二新卒で商社を目指す前に整理すべき3つのポイント

商社は会社ごとの差が大きいので、最初に判断軸を持つことが重要ですよ。

1.商社を志望する理由を具体的な要素に分解する
商社を志望する理由が「なんとなく良さそう」「年収が高そう」といった抽象的なままだと、企業選びや志望動機の段階で必ず行き詰まります。
大切なのは、そのイメージを具体的な要素に分解することです。
例えば「年収を上げたい」「海外と関わる仕事がしたい」など、自分が重視しているポイントを書き出してみましょう。
また、この整理ができていると、面接でも説得力のある志望動機を伝えやすくなります。
商社を目指す第一歩は、業界研究ではなく、自分の価値観の整理から始まるといえます。
2.希望を満たす手段が商社以外にもないかを考える
商社に興味を持つ理由の多くは、他の業界でも実現できる場合があります。
例えば「海外と関わりたい」という理由であれば、メーカーや物流、IT企業でもグローバルな仕事に携わることは可能です。
また「年収を上げたい」であれば、成果主義の強い業界の方が早く実現できるケースもあるでしょう。
このように視野を広げて比較すると「それでも商社を選ぶ理由」が明確になります。
逆に、このプロセスを省くと「イメージだけで商社を志望している人」と判断され、選考で不利になる場合もあります。
商社を選ぶこと自体が目的になっていないか、1度立ち止まって考えることが重要です。
3.自分に合う商社のタイプを整理する
商社と一口に言っても、総合商社・専門商社・中堅企業など、その特徴や働き方は大きく異なります。
例えば営業としてバリバリ数字を追いたいのか、事務や貿易業務で専門性を高めたいのかによって、選ぶべき企業は全く異なります。
そのため「商社に行きたい」だけではなく「どの規模の商社で」「どの分野に関わり」「どのような役割を担いたいのか」まで具体的に整理することが重要です。
この整理ができている人ほど、自分に合った企業を選びやすく、結果的に転職成功率も高まります。
第二新卒で商社転職に向いている人の特徴


人と関わりながら仕事を進めることにやりがいを感じる人
商社の仕事は、単に商品を売るだけではなく、仕入先や顧客、社内の関係者など多くの人と関わりながら進めていくのが特徴です。
そのため、人とのコミュニケーションにストレスを感じにくく、関係構築そのものにやりがいを感じられる人は適性が高いといえます。
特に、相手の意図をくみ取ったり、状況に応じて柔軟に対応したりする力が求められる場面が多く、こうした点に面白さを感じられる人は活躍しやすいです。
反対に、黙々と1人で作業を進めたいタイプの場合は、ギャップを感じる可能性があります。
日常的に人と関わる仕事に前向きであるかどうかが、重要な判断基準です。
数字や成果に対して主体的に向き合える人
商社はビジネスの最前線に立つ仕事であり、売上や利益といった数字に対する意識が欠かせません。
営業職はもちろん、事務職であってもコストや効率を意識する場面は多く、成果に対して主体的に向き合える姿勢が求められます。
そのため「言われたことをこなすだけ」ではなく「どうすればより良い結果につながるか」を考えながら行動できる人は評価されやすい傾向にあります。
また、目標に対して粘り強く取り組めるかどうかも重要です。
数字に対してプレッシャーを感じるだけでなく、それを成長の機会として前向きに捉えられる人にとって、商社はやりがいのある環境といえるでしょう。
変化のある環境でも柔軟に対応できる人
商社のビジネスは、市場環境や取引先の状況によって常に変化します。
価格の変動や納期の調整、トラブル対応など、想定外の出来事に対応する場面も少なくありません。
そのため、決められた業務だけをこなすのではなく、状況に応じて柔軟に考え、行動できる人が向いています。
特に第二新卒の場合は、これまでの経験の中でどのように変化に対応してきたかが評価されるポイントです。
変化をストレスと感じるのではなく「どう対応するか」を考えることに前向きになれる人ほど、商社の仕事に適応しやすいでしょう。
地道な調整や裏方の業務にも粘り強く取り組める人
商社というと華やかなイメージを持たれがちですが、実際の業務には細かな調整や地道な作業も多いです。
取引条件のすり合わせや書類対応、関係各所との連絡調整など、一つひとつの積み重ねがビジネスを支えています。
そのため、目立つ成果だけでなく、こうした裏方の業務にも責任を持って取り組める人は、商社で長く活躍できる傾向があります。
また、途中で投げ出さずにやり切る姿勢も重要です。
派手さだけでなく、地道な努力を積み重ねることに価値を感じられるかどうかが、適性を見極める大きなポイントです。
以下の記事は、商社の「営業職」で求められている資質についてまとめられていますので、参考にしてください。
第二新卒の転職先におすすめの商社の種類



ここでは、商社のタイプごとの特徴と難易度の違いを整理していきます。
総合商社:新卒中心で第二新卒には狭き門
総合商社は、就職市場の中でも特に人気が高く、採用の中心は新卒の段階でほぼ固まっているのが特徴です。
そのため第二新卒として中途で入社するハードルは非常に高く、募集自体が限られている上に、求められるレベルも高くなります。
具体的には、語学力やビジネス経験に加えて、高いポテンシャルや論理的思考力などが総合的に評価される傾向があります。
また、応募者の多くが高学歴や優秀な経歴を持つ人材であるため、単に「商社に入りたい」という志望理由だけでは差別化が難しいのも実情です。
第二新卒の場合は、現職での実績やスキルに明確な強みがないと通過は厳しく、戦略的に狙うというよりは“例外的なチャンス”と捉えておく方が現実的でしょう。
大手専門商社:ポテンシャル・実務適性重視
大手の専門商社は、総合商社ほどではないものの依然として人気が高く、一定の難易度があるのが現状です。
第二新卒でも応募可能な求人は存在しますが、ポテンシャルだけでなく「実務にどれだけ適応できるか」が重視される傾向があります。
例えば営業経験や顧客折衝のスキル、基本的なビジネスマナーなど、すぐに現場で活かせる能力が求められます。
また、扱う商材ごとに専門性があるため、その分野への関心や理解も評価されるポイントです。
そのため「未経験だからとりあえず挑戦する」というスタンスでは通過は難しく、これまでの経験をどのように商社の業務に結びつけるかが重要です。
準備をすれば十分にチャンスはありますが、対策なしでは厳しいといえるでしょう。
中小専門商社:第二新卒が現実的に狙える
中小規模の専門商社は、第二新卒にとって最も現実的な選択肢です。
これらの企業は即戦力を求めつつも、若手人材の育成にも積極的であるため、ポテンシャル採用の枠が広く設けられています。
また、採用人数も大手より柔軟で、タイミングによっては未経験でも採用されるケースがあります。
業務内容としても、大手と比べて一人ひとりの裁量が大きく、早い段階から実務経験を積める環境が整っている点も魅力です。
もちろん企業ごとのばらつきはありますが「商社で働きたい」という希望を現実的に叶えるには、中小専門商社を軸に考えることが重要です。
ここを起点にキャリアを築き、その後大手へステップアップするというルートも十分に考えられます。
監修者コメント
キャリアは「一社目」ではなく「積み上げ」で考える
第二新卒での商社転職を考える際「最初から理想の企業に入らなければならない」と考えてしまう人も少なくありません。
しかし実際のキャリアは1度で完成するものではなく、経験を積み重ねながら広がっていきます。
例えば中堅の専門商社で営業経験や貿易実務を身につけ、その後より規模の大きい企業へステップアップするという選択肢も現実的です。
重要なのは「今の自分がどこで成長できるか」という視点です。
短期的なブランド志向だけで判断するのではなく、長期的にどのようなキャリアを築きたいのかを考えながら選択すると、結果として満足度の高い転職につながります。

岡本啓毅
第二新卒が商社内定を取るためにやるべき対策

商社ならではの評価ポイントを押さえるだけで、通過率は大きく変わりますよ。

ここでは、第二新卒が商社内定を取るための具体的な対策を解説していきます。
志望動機は「商材×関わり方」まで具体化する
商社の志望動機でよくあるのが「幅広い事業に関われるから」「グローバルに活躍したいから」といった抽象的な内容にとどまってしまうケースです。
しかし、商社は企業ごとに扱う商材やビジネスモデルが大きく異なるため、このような志望動機では他の応募者との差別化ができません。
重要なのは「どの商材に関わりたいのか」と「その中でどのような役割を担いたいのか」を具体的に示すことです。
例えば「○○分野の商材に携わり、営業として顧客との関係構築を担いたい」といったように、自分が働くイメージを言語化できると説得力が増します。
企業研究を深め、自分の関心と企業の事業内容を結びつけることが内定への近道です。
経験は「業務内容」ではなく「成果と工夫」で伝える
第二新卒の選考では、経験の“中身”が重視されます。
そのため「何をしていたか」だけを説明するのではなく「どのように考え、どのような工夫をして、どのような成果につなげたのか」まで具体的に伝えることが重要です。
例えばアルバイトや営業の経験でも、売上向上のために工夫したことや、周囲との連携で課題を解決した経験などは、商社の仕事と共通する評価ポイントです。
このように自分の経験をビジネスの視点で言い換えると、企業側に「入社後に活躍するイメージ」を持ってもらえます。
特別な実績がなくても、毎日の業務をどう捉え、どう行動したかを整理することが大切です。
面接では「調整力」と「やり切る姿勢」を具体例で示す
商社の仕事は、社内外の関係者と連携しながらビジネスを進めていく“調整役”としての側面が強いのが特徴です。
そのため面接では、単にスキルや経験のアピールだけでなく「人と関わりながら物事を進めた経験」や「困難な状況でもやり切った経験」を具体的に伝えることが重要です。
いわゆる「泥臭さ」ともいえる部分であり、地道に努力を続けられるかどうかが評価されます。
クレーム対応やチーム内の意見調整など、一見すると地味な経験でも、どのように向き合い解決したのかを丁寧に説明すれば、商社に求められる資質をアピールできます。
華やかな実績よりも、粘り強く取り組んだプロセスを重視して伝えることがポイントです。
転職エージェントを活用して対策の精度を高める
第二新卒で商社転職を目指す場合、転職エージェントの活用は非常に有効な手段です。
商社の求人は公開数が限られている上に、企業ごとに求める人物像や選考のポイントが大きく異なるため、個人で対策を進めるには情報が不足しがちです。
エージェントを利用すれば、非公開求人へのアクセスが可能になるだけでなく、企業ごとの対策や志望動機のブラッシュアップ、面接対策などを受けられます。
また、自分では気付きにくい強みや適性を客観的に整理してもらえる点も大きなメリットです。
限られたチャンスを確実に活かすためにも、プロのサポートを活用しながら転職活動を進めることが成功への近道といえるでしょう。
以下の記事では、第二新卒におすすめの自己PRの作成方法や注意点について解説していますので、転職活動にぜひ活用してください。
監修者コメント
商社で評価されるのは“調整力”と“情報感度”
商社の仕事を理解する上で重要なのが「モノを売る」だけではなく「関係者を動かす役割」を担う点です。
仕入先や顧客、社内の各部署など多くの関係者と関わるため、単純な営業力だけでなく、利害を調整する力や状況を読み取る力が求められます。
また、市場の動きや価格変動、為替など外部環境の影響も受けやすいため、日頃から情報に敏感であることも重要です。
こうした力は特別な経験がなくても、日々の仕事の中で意識すれば養えます。
選考対策としてだけでなく「商社で働くとはどういうことか」という理解を深めておくと、より現実的なキャリア選択ができるでしょう。

岡本啓毅
まとめ
第二新卒での商社転職は、“どの会社を選び、どのルートを取るか”で結果が大きく変わります。
総合商社だけに目を向けるのではなく、専門商社や中小企業まで視野を広げれば、現実的な選択肢も見つかります。
また、自分の経験や強みを整理し、それを商社の仕事にどう活かせるかを具体的に伝えることも重要です。
なんとなくの憧れではなく「なぜ商社か」「どの分野でどう働きたいか」を明確にすると、内定に近づきます。
正しい方向で準備を進めることが、転職成功の鍵となるでしょう。
とはいえ、自分に合う商社を見極めたり、企業ごとに異なる選考対策を1人で行うのは簡単ではありません。
そんなときは、第二新卒・既卒に特化した転職支援を行うUZUZの活用も検討してみてください。
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また、企業ごとの選考傾向に合わせた面接対策や書類添削も受けられるため、初めての転職でも安心して進めることができます。
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