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最終面接後に面談を行う意味とは?合否との関係性や注意点まで解説

最終面接後に面談を行う意味とは?

最終面接を終えた後、企業から面談を設定されると期待とともに「これは内定連絡なのか?」「なぜ面談が必要なのか?」といった疑問や不安が生じるものです。

最終面接の直後に行われる面談は、選考の最終確認であったり、入社後のミスマッチを防ぐための重要な対話の場であったりと様々な意味合いをもちます。

この記事では、人材支援会社UZUZの代表、岡本啓毅氏による解説動画を元に最終面接後の面談にはどんな意味があるのかについて解説していきます。

合否との関係性や内定を確実にするための具体的な注意点についても解説するので、ぜひ最後まで確認してみてください。

▼この記事の元になった動画はこちら

この記事の監修者

岡本啓毅

YouTube「ひろさんチャンネル」運営 / 株式会社UZUZ 代表取締役

北海道出身。第二の就活を運営する「株式会社UZUZ」を立ち上げ、数多くの就職をサポート。“自らと若者がウズウズ働ける世の中をつくる”をミッションに、YouTubeでは「就職・転職で使えるノウハウ」を発信中。X、TikTokなどSNS等の累計フォロワー数は13万人を超える。

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最終面接後の「面談」とは?なぜ行うの?

人材支援会社UZUZの代表、岡本啓毅氏による解説動画

結論、最終面接後の面談は、企業側が応募者に内定承諾をしてほしい意図で行うものです。

最終面接の結果、「この人を採用したい!」と考えたとき、企業はどうやって内定を承諾してもらうかを考えます。

なぜなら、ただ内定を通知するだけでは、求職者が他社を選んだり、さらには入社後に「話が違った」と早期離職につながったりする可能性があるからです。

最終面接後の面談は、企業が内定を出す前に、入社後の不安や疑問を解消し、入社意欲を高めるために設けられるケースが多いのです。

最終面接後の面談がある場合、合格の可能性は高い

人材支援会社UZUZの代表、岡本啓毅氏による解説動画

最終面接後に面談の連絡があった場合、内定の可能性は高いと考えて問題ありません。

企業が時間と労力をかけて面談の場を設ける背景には、この人材を逃したくないという強い採用意図があります。

企業側は落とすつもりの人に対して時間を使わない

最終面接後の面談は、内定を承諾してほしいから行うものです。

そもそも、企業は膨大な数の求職者を選考しており、採用担当者や配属予定の部署の社員は日常業務と並行して選考を進めています。

落とすつもりの人に対して、面談という時間を使えるほど企業側に時間の余裕はありません。

最終面接は、社長や役員が求職者の将来性や企業との適合性を判断する最終決定の場です。

面談の連絡は、企業が求職者に対して「最後の疑問を解消し、気持ちよく入社を決めてほしい」というメッセージを送っている証拠であると考えて良いでしょう。

対応次第で不合格になることもあるので注意

いくら内定の可能性が高いとはいえ、面談が終わるまではまだ「内定」ではありません。

そのため、面談での態度や対応次第では、不合格になる可能性もゼロではないため注意が必要です。

最終面接後の面談は求職者のスキルや経験を問う場というよりも、入社意欲の高さや仕事への価値観を最終確認する場です。

たとえば、以下のような対応をすると内定をもらえなくなる可能性もあります。

  • 急に横柄な態度を取る
  • 質問に対して誠意のない回答をする
  • 内定後の条件に過度な交渉を繰り返す

このような対応は、企業側に「この人は入社後に組織になじまないのではないか」「企業文化を乱すのではないか」といった懸念をもたせる原因となります。

内定の可能性が高いからといって気を緩めることなく、最後まで真摯な姿勢で臨むことが、内定を確実につなげるために必要です。

なお、具体的な注意点は記事の後半で解説するので、確認してみてください。

リクルーターから最終面接後の面談の連絡がくることもある

人材支援会社UZUZの代表、岡本啓毅氏による解説動画

企業によっては、リクルーターから最終面接後の面談の連絡がくることもあります。

リクルーターとは、人事とは異なる立場で求職者と連絡を取り合ったり、選考のサポートをしたり、入社意欲を高めるための活動などを行う人のことです。

多くの場合、配属予定の部署の若手社員や、求職者と年齢の近い社員が担当します。

リクルーターは選考の合否を直接決定する権限はもっていませんが、求職者との対話を通じて得た情報をすべて人事に報告する役割を担っています。

そのため、リクルーターは人事とイコールではないものの、選考のプロセスにおいて決定権をもつ人事に非常に近い存在ともいえるのです。

リクルーターは「次の面接ではこんなことが聞かれるよ」といった具体的なサポートをしてくれることもあります。

リクルーターからの面談連絡は、形式的には「内定前提」の場であることが多いですが、ここで得られた情報は全て選考の最終判断に用いられるため油断は禁物です。

監修者コメント

お見送りのケースでもリクルーターから連絡がくる場合もある

最終面接後に面談の連絡がリクルーターから来た場合、お見送りのパターンもあります。

ずっと一緒に伴走してくれるタイプのリクルーターの場合、お見送りになった瞬間に急に連絡をしなくなるのは、不義理に感じてしまいますよね。

リクルーターによっては、求職者への義理立てや企業イメージを損なわないための配慮として、お見送りのケースでも丁寧に連絡をしてくれる場合があります。

この場合、最終面接後の連絡でも「内定の可能性が高いというわけではない」ため、連絡内容を注意深く確認することが大切です。

面談の目的が「選考状況の共有」や「フィードバック」である場合は、内定の可能性が低いこともあります。

まずは、どういった内容の連絡なのか、よく確認しましょう!

岡本啓毅

最終面接後の面談では何を話すの?

人材支援会社UZUZの代表、岡本啓毅氏による解説動画

最終面接後の面談で話される内容は、企業が入社後のミスマッチを避けるために求職者の本音や状況を把握することに重点が置かれています。

主に求職者の入社意欲、他社の選考状況、そして具体的な条件のすり合わせが行われます。

次項から、より具体的に見ていきましょう。

他社の進捗状況の確認

面談では、他社の進行状況を聞かれることが多々あります。

企業が他社の状況を確認するのは、自社への入社可能性(内定承諾の可能性)を知りたいためです。

企業は内定を出した場合に、求職者が入社を決めてくれるのかを事前に把握しておきたいと考えます。

他社で最終選考に進んでいる、あるいは内定をもらっているといった具体的な状況を聞くことで、企業側は内定通知のタイミングや内定後のフォロー体制を検討するのです。

この際、他社との選考状況を正直に伝えることは問題ありませんが、応募企業への志望度がもっとも高いことを伝えるなど、入社意思を明確に示すことが重要です。

ここで嘘をついてしまうと、後で矛盾が生じた場合に不信感につながるため、事実ベースで誠実に回答しましょう。

志望度の確認

最終面接後の面談では、他社も含めてどの程度の志望度なのかを改めて確認されます。

最終選考後の段階であっても、企業は求職者からの「第一志望です」という言葉を求めています。

もし他社のほうが志望度が高いと伝えた場合、それが原因で内定をもらえない可能性もあるので注意が必要です。

企業側は、無理に入社してしまっても、結局ミスマッチになって早期離職につながる可能性があると人事が判断するためです。

企業としては、志望度が高い人に内定を出し、長く働いてもらいたいと考えています。

企業側が内定を出せる枠はある程度決まっているため、入社意欲が低い場合は、入社意欲が高い別の候補者に内定を出す可能性もあります。

雇用条件や業務内容などの確認(オファー面談)

人材支援会社UZUZの代表、岡本啓毅氏による解説動画

最終面接後の面談には、内定が出た後に実施されるオファー面談というものがあります。

つまり、オファー面談の場合、「最終面接後の面談があると内定の可能性が高い」というよりも、「内定を出している状態」であるといえるでしょう。

オファー面談は、求職者側が企業に質問できる形式の面談であり、誤解が生じていないか以下のような細かい点の確認や交渉を行う場でもあります。

  • 内定通知書の内容
  • 雇用条件
  • 配属部署
  • 具体的な業務内容
  • 社内制度
  • 福利厚生
  • 給与や昇給条件
  • 入社日

求職者側が内定を受諾するかどうかの最終判断を行うために、企業側が最大限の情報を提供する場であると考えて問題ありません。

「配属予定の部署の先輩社員から直接話を聞きたい」といった依頼も、この場であれば承諾してもらえる可能性が高くなります。

給与や入社日など条件面の交渉が必要な場合は、オファー面談がもっとも適切な場となります。

最終面接後の面談での注意点

最終面接後の面談は内定の可能性が高いからこそ、最後のステップで評価を下げてしまうのは避けたいところです。

最後まで気を抜かずに、誠実な対応を心がけましょう。

ここからは、面談でどのような点に注意すべきかを解説していきます。

第一志望なら迷わず第一志望であることを伝えよう

最終面接後の面談で何を話すにしても、もしその企業が自分にとって第一志望であり、入社意欲が高いなら、その熱意を素直に伝えておきましょう。

「貴社が第一志望です」「内定をいただけたら迷わず入社します」といった明確な意思表示は、企業にとって内定を出す後押しとなります。

これを伝えて評価が下がることはありません。

むしろ入社意欲が曖昧だと、企業側は「他に良い会社があればそちらに行ってしまうのではないか」と不安を抱き、内定を出し渋る原因となる可能性があります。

内定承諾の意思を固めているのであれば、自信をもってその意思を伝えることが内定獲得を確実にするための重要な要素です。

第一志望でない場合の答え方を詳しく知りたい方は、以下の記事も確認してみてください。

態度や対応次第で落ちる可能性があることを覚えておこう

内定を出している状態で行われるオファー面談でない限り、まだ面談は「選考」の一部です。

特に最終面接後の面談は、人間性や組織適合性を確認する場でもあります。

以下のような行動は、評価が下がる原因となるため避けましょう。

連絡が遅れる面談日程の調整や、資料の提出期限など、レスポンスが遅くなると「仕事もルーズなのではないか」という印象を与えます
失礼な態度を取ってしまう面接官や社員に対して横柄な態度を取ることは、企業文化への不適合や協調性の欠如を疑わせます
選考中と言っていることが違う過去の面接で語った志望動機やキャリアプランと、面談での発言に矛盾が生じると、信頼性が失われます

内定の可能性が高いという安心感から気を緩めず、常に一貫した誠実な対応を心がけることが必要です。

評価が下がるような対応をすると、それが理由で落とされてしまうこともあるので注意しましょう。

面談中以外のコミュニケーションにも気を配ろう

意外と忘れがちなのが、面談中以外のコミュニケーションです。

例えば、オフィスに到着した際の受付の人への対応。

見られていないようで、採用担当者へ報告されているケースもあります。

受付や案内を担当してくれた社員に対して、横柄な態度を取るようなことがあれば、「入社後にメンバーや協力会社に対して同じ態度を取るのではないか」と懸念されてしまうでしょう。

企業は組織のチームワークや人間性を重視しています。

選考のどの段階であっても、企業の社員すべてに対して敬意を払い、誠実に対応する姿勢をもちましょう。

「人を見下さない」「横柄な態度を取らない」って、別に選考や面談に限らず当たり前のことだよね!

監修者コメント

内定が出た後も気を抜かず真摯に対応しよう

内定出し前の面談であれば、態度や対応次第で内定を出さない、という判断をされることがあります。

では、内定出しをしてオファー面談を行う段階では、企業側はもう求職者の態度や対応が悪くても内定取り消しはできないのでしょうか。

基本的に、一度出した内定を取り消すことは法的に困難です。

しかし内定が取り消されないのをいいことに態度を急変させ、敬意を欠いた対応をするのは避けるべきです。

場合によっては、人事から「内定は取り消さないけど、出世は絶対にできないよ」と入社前に釘を刺され、実質的に内定辞退せざるを得なくなったというケースも生じています。

オファー面談時も、そしてもちろん入社して働き始めてからも態度を変えず、誠実な対応を心がけるのが、自分のキャリアを円滑に進めるためにも良いことです。

岡本啓毅

まとめ

最終面接後の面談は、企業が求職者に対して「入社してほしい」という強い意思をもっている証拠であり、内定獲得の最終ステップです。

面談で内定を確実にするためには、他社の状況を正直に伝えつつも、第一志望であること、そして入社意欲が高いことを明確に伝えることが重要です。

そして面談中だけでなく企業とのすべての接点において、誠実な姿勢を貫きましょう。

最後まで気を抜かずに真摯に対応することで、内定を確実につかみ、気持ちよく入社を迎えられるでしょう。

もし、どう注意すればいいか難しいと感じる場合は、就職・転職エージェントに相談するのもおすすめです。

私たちUZUZも就職・転職エージェントを運営しており、これまで6万人以上の就職・転職を支援してきました。

この記事の元になった動画に出演しているのはUZUZの代表である岡本啓毅氏であり、私たちは動画やこの記事で伝えた以上の就職・転職ノウハウをもっています。

最終面接後の面談にどのような気持ちで挑めばいいか、どんな準備をしていけばいいか不安がある方は、ぜひ一度ご連絡ください。

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