UZUZ若者キャリアレポート<2021夏> 転職活動中の既卒・第二新卒の2人に1人は「コロナワクチンを接種したい」と回答。
第二新卒・既卒・フリーター・新卒を中心とした20代若手に特化した人材紹介事業、教育事業を運営する株式会社UZUZ(ウズウズ)[本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 啓毅]は、20代の若者向けに就職/転職活動に関する実態調査を実施いたしました。この実態調査は、定期的に自社ユーザーにアンケートを取ることでデータを収集し、3ヶ月ごとに公開しています。
◆調査の背景
国立精神・神経医療研究センターが6月25日に発表した、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種についての調査によると、「接種したくない」と回答した人は全体の11.3%。割合別にみると15~39歳の女性で15.6%と最も高く、次いで15~39歳の男性で14.2%と若年層ほどワクチン接種に対して抵抗があることが発表されました。
一方で、弊社で行なったアンケートでは就活中の既卒・第二新卒の約半数がワクチン接種を前向きに捉えていることがわかりました。これらを含むコロナ禍の第二新卒・既卒・フリーターの実態を調査し、本調査リリースにまとめました。
◆調査結果サマリー
・コロナウイルスのワクチン摂取について、就職活動中の20代であれば、約2人に1人が「接種したいと思う」と回答。
・今年の夏のボーナスを「貯蓄」に使うと回答した人が全体の約3割。また、昨年は旅行や趣味に使っていたが今年は自己投資に使いたいという声も。
・コロナ禍で就職/転職の意欲が上がったのは第二新卒(在職者)が最も多く前回比4.5ポイント増。
・コロナ禍で感じる影響について、第二新卒は「選考フローにポジティブな変化がある(WEB面接の導入など)26.5%」が最多である一方、既卒は「応募できる求人数が減っていると感じる 30.5%」が最多。
・退職理由は前回6位の「入社前に聞いてた条件と違った」が今回3位に上昇。
Q1.コロナウイルスのワクチンを接種したいと思いますか?
コロナウイルスのワクチン接種について質問したところ、既卒者の47.3%、離職者(第二新卒)の46.1%、在職者(第二新卒)の50.9%の人が「コロナウイルスのワクチンを接種したいと思う」と回答しました。「接種したいと思わない」と考えている人が15%前後いる一方で、既卒・第二新卒として就職活動を行う20代の約2人に1人がワクチン接種を希望していることが分かりました。
▼「思う」と回答した理由(※フリーコメントより一部抜粋)
・もう少し自由に就職活動もプライベートも活動をしたい
・全国民が早く受ければ、早期に経済が戻ると考えるため
・家族や身の回りの人に迷惑をかけないため
・リモートワークの移行具合を見るに就職後も基本出社する必要があると感じる為
・安心である、移動できる範囲が広くなる、世間的な安心感。
・日本のワクチン接種率は海外と比べて低すぎると思うから
・副作用の無い薬、及びワクチンなんてものは存在しないことは分かっているし、そもそもコロナにかかりたくないから
▼「どちらでもない」と回答した理由(※フリーコメントより一部抜粋)
・ワクチンの副作用が怖いが受けた方が良いのかなという気持ちもある
・特に身近にコロナウイルスを感じないため
・現状、分からない点が多いためどちらとも言えません
・家にいたり、家で仕事をしたりすることが多かったためあまり脅威を感じなかった。内定をもらった企業に接種するように言われたら応じたい
▼「思わない」と回答した理由(※フリーコメントより一部抜粋)
・副作用などが怖いから
・ワクチンの安全性がいまいち分からないため
・感染対策をしていれば問題ないと考えるため
・ワクチンの有効性の知見が少ないのと、ワクチン自体が害を及ぼす可能性を考慮して、しばらく様子を見ようと考えたため
Q2.今年のボーナスを主に何に使いますか?(単一回答/第二新卒)
第二新卒として今年のボーナスを主に何に使うか聞いたところ、「ボーナスがない(35.0%)」の回答に次いで「貯蓄(27.5%)」と回答した人は全体の約3割という結果になりました。
一方、フリーコメントには「旅行に行きたかったが、セミナーや書籍代といった自己投資に変化した」「旅行や美容に使っていたが、自己投資に充てるようになった」など、コロナの影響で自己投資にボーナスを使いたいという声も多くみられました。
▼「貯蓄」と回答した理由(※フリーコメントより一部抜粋)
・昨年は旅行だったが、今年は貯蓄予定
・コロナの影響でボーナスの額がかなり下がったので貯蓄にまわしている
・コロナ前は旅行が趣味だったが、予定がないので貯金になると思う
・コロナが落ち着くまでお金を貯めたい
Q3.コロナ禍によって就職/転職意欲はどう変わりましたか?
コロナ禍による就職活動への意欲の変化を聞いたところ、既卒者25.0%、離職者(第二新卒)23.0%、在職者(第二新卒)33.8%が「意欲が上がった」との回答になりました。
▼「意欲が上がった」と回答した理由(※フリーコメントより一部抜粋)
・リモートワークが進むなど自由で働きやすい環境が整備されてきたから
・募集が少なくなっているため、本気でやらないと良い結果にならないから。
・Web面接が多くなることで、移動時間が減り受けやすくなった
・リモートワークの対応等、世間の変化に柔軟に対応出来る会社に所属したいという気持ちが強まったため。
・休業期間に職場を離れたことによって、冷静に仕事の事を考える時間が生まれたから
・社会が大きな変革時期を迎えているのに伴い、自分自身も時代にあわせ成長をしなければならないと感じた
・コロナで仕事が減る中で、会社に頼ることなく自分の価値を上げる必要性を感じたから。
・前職でオンラインやリモートで対応できる業務にも関わらず、対応に踏み切れない会社であったため
前回の調査から比較すると、特に在職者で「意欲が上がった」と回答した人は4.5ポイント増加しており、コロナ禍による自身のスキルアップや希望とする働き方の変化、現状への危機感が背景にある人が多くみられました。
Q4.コロナ禍によって、仕事選びの条件はどう変わりましたか?(最大2つまで)
コロナ禍による仕事選びの条件の変化について聞いたところ、「特に変わっていない」との回答に次いで、既卒者16.5%、離職者(第二新卒)17.2%、在職者(第二新卒)23.5%と2割前後の人が「リモートワーク可能な企業を希望するようになった」と回答しました。既卒・第二新卒ともに「リモートワークが可能な企業を希望」し、「より専門的なスキルが身に付くような仕事を希望する」ようになった背景に、コロナ禍で働き方の選択肢が増えたことや専門的なスキルがないと不安という社会情勢が後押ししている傾向にあると言えます。
Q5.就職/転職活動においてコロナウイルスの影響を感じることがありますか?
就職活動中の人のうち、コロナウイルスの影響を感じることが「ある」と回答した人は既卒の61.2%、第二新卒の52.9%という結果となりました。また「ない」と回答した人は既卒の4.4%、第二新卒の7.9%でした。
Q6.具体的にはどのようなことに、その影響を感じますか?(最大2つまで)
就職活動におけるコロナウイルスの具体的な影響を聞いたところ、第二新卒は「選考フローにポジティブな変化があると感じる(WEB面接の導入など)26.5%」が最多となり、4人に1人が前向きな変化を挙げていることが分かりました。
また、既卒では「応募できる求人数が減っていると感じる」との回答が前回同様に最多となり、約3人に1人がマイナスな影響をより強く感じていることが分かりました。加えて「選考の難易度が上がっているように感じる」と回答した第二新卒は前回比4.3%減少した一方、既卒は前回比4.1ポイント増加していることからも、就職活動に苦戦している既卒は依然として増加傾向にあるようです。
全体的に、前回の調査と比べて第二新卒は状況が改善していると感じている傾向があるのに対し、既卒は悪化していると捉えている人も多いと言えそうです。
Q7.現在の就職活動の状況はいかがですか?(第二新卒/単一回答)
第二新卒に現在の就職活動の状況を尋ねたところ「かなり順調(0.2%)」「どちらかと言えば順調(3.0%)」と、3.2%の人が順調と回答しました。一方で、「かなり苦労している(21.4%) 」「苦労している(19.9%)」と、41.3%の人が「苦労している」と回答しました。
前回の調査結果より「順調」との回答は0.5ポイント増加、「苦労している」との回答は3ポイント減少している結果となりました。
Q8.退職を決めた一番の理由を教えてください。(第二新卒のうち離職者/単一回答)
第二新卒として転職活動を行う人のうち、退職を決めた一番の理由を聞いたところ、1位は「将来の目指す方向に近づくため(18.1%)」、2位「人間関係がよくなかったため(11.2%)」と前回同様の結果になりました。
一方で前回6位だった「入社前に聞いてた条件と違ったため」は今回の調査で3位となり、2.1ポイント増となりました。オンライン中心の選考ということもあり、入社前の正確な情報収集がこれまで以上に重要となりそうです。
Q9.現在の一ヶ月あたりの残業時間はどれくらいですか?
第二新卒として転職活動を行う在職者に、現在の1ヶ月あたりの残業時間を聞いたところ「20時間以下(31.3%)」と回答した人が最多となりました。
◆調査概要
調査の方法:キャリア面談の予約時にアンケート実施
調査の対象:第二新卒として転職活動中の20代男女
有効回答数:1,688名(既卒者:747名、第二新卒者:941名)
調査実施日:2021年3月31日~2021年6月22日
※本調査では、第二新卒を「正社員や契約社員として3年以内の就業経験がある20代」と定義しています。
◆前回の調査結果(参考)
UZUZ若者キャリアレポート<2021春>|在職者の約3人に1人が、コロナ禍により「転職活動の意欲が上がった」と回答(2021年4月27日公開)https://uzuz.jp/news/release_20210427/
◆株式会社UZUZ(ウズウズ)について
株式会社UZUZは、「自らと若者がウズウズ働ける世の中をつくる。」をミッションに、自分たちと若者が、働くことに対してウズウズした気持ちになり、魅力的なキャリアを手に入れるための就業支援を行っています。このミッションを実現するため、「入社(就業決定)」だけをゴールに設定せず、「入社後の定着(入社後に短期離職せずに定着)」まで含めたゴールを設定しています。
具体的には、求職者に合わせたオーダーメイド型の就業支援、能力・志向性・経歴に合わせた職業紹介、紹介職業の理解度や納得度を高めるための職業解説、企業ごとの面接対策まで、一貫したサポートを実施しています。
企業:株式会社UZUZ
代表者:代表取締役社長 岡本 啓毅
本社所在地:〒160-0023 東京都新宿区西新宿3丁目11-20オフィススクエアビル新宿3階
設立:2012年2月
事業内容:若手人材(第二新卒・既卒・フリーター・新卒)を対象とした人材紹介事業
企業サイト:https://uzuz.jp/
【本リリースに関する報道関係者からのお問い合わせ先】
株式会社UZUZ(ウズウズ) 広報担当:川畑、御代田
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