もくじ
皆さんは、「ものづくりエンジニア」と聞いてどのようなイメージが湧きますか?
ただし、「誰でも希望すれば就ける職種」というわけではありません。
専門職ということには変わりないので、ものづくりエンジニアの仕事内容をよく理解した上で目指すようにしましょう。
ここではものづくりエンジニアに少しでも興味のある方のために、業務内容や年収、業種・スキルや未経験でも就職できるポイントなどについて詳しく説明していきます!
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ものづくりエンジニアとは?設計をする仕事なの?
ものづくりエンジニアとは
そもそも、ものづくりとは「製造業(メーカー)」を意味します。
アフロ君の言った通り、自動車も自動車メーカーによって作られますね。
他にも、
- 時計や医療機器などを製造する精密機械メーカー
- セメントや銅、アルミ缶などを製造する金属メーカー
- 冷蔵庫や洗濯機などを製造する電気機器メーカー
など様々な業界があります。
その中で、研究開発や部品・システムの設計、製品テストなどを担当するのがものづくりエンジニアです。
ものづくりエンジニアの仕事内容
ものづくりエンジニアは様々な業界の幅広いポジションを意味するため、全ての仕事内容を紹介することはできません。
そもそも、どんなに経験豊富なものづくりエンジニアであっても自分の専門分野以外のことは分からないものです。
ここでは、ものづくりエンジニアの中でも需要が高い、「機械や部品・システムの設計やテストを行うものづくりエンジニア」の仕事内容について具体的に説明しますね。
機械や部品・システムの設計
まず、機械や部品を設計する場合、設計書が必要になります。
ものづくりエンジニアは性能・品質・コスト・デザインを考慮しながら、基盤から内部にある細かいパーツまで構造を練り、設計図を完成させていくのです。
一方で、システムの設計とはカーナビや電化製品のシステム開発など電気システム設計を示します。
この場合も製品の仕様書を手掛けます。
システム設計では、電気・電子回路の知識からプログラミングの知識まで必要になります。
テスト
製品のテストを行い、性能を確認します。
欠陥やエラーが見つかった時に原因を調べ、解決する能力が必須です。
ものづくりエンジニアの年収
ものづくりエンジニアを目指す上でやっぱり年収は気になりますよね。
ものづくりエンジニアの平均年収はだいたい550万円といわれています(※)。
ただ、前述したようにものづくりエンジニアの活躍の場は広く、業界や業種によって年収にはばらつきがあるのであくまでも参考程度にしてくださいね。
※参照:2013年パソナキャリア「製造業界エンジニア系職種の中で職種別・業界別の平均年収」
ものづくりエンジニアに転職したい!どんな業種が求人を出しているの?
それでは実際にどんな業種(業界)がものづくりエンジニアの求人を募集しているのか見ていきましょう。
ものづくりエンジニアを必要とする業種
ものづくりエンジニアの求人が多い業種はズバリ、電気・電子・機械系メーカーです。
具体的には、
- 自動車メーカーの部品設計や家電製品のメンテナンスや新製品開発
- 電気製品の品質保証テスト・性能評価試験
- 医療機器メーカーの設計
などの求人があります。
未経験/文系でも挑戦しやすいものづくりエンジニアは?
その他にも、ドローン開発・設計に携われる求人や鉄道・航空機など輸送機器の開発案件、水処理設備・電気設備の計画・設計なども未経験・文系出身者が挑戦できます。
研修を例にあげると、CAD(コンピュータ上で図面を作成するツール)研修、プログラミング研修、OJT研修など……。
手厚いサポートがあるので、仕事を基礎から学べます。
働きながら手に職をつけられるのは大きな魅力ですよね。
ものづくりエンジニアになるために必要なスキル・資質
ものづくりエンジニアに必要なスキル:高度な知識や技術
「未経験歓迎」「学歴不問」という求人の場合は、入社時点での高度な知識や技術は求めていません。
もちろん就く職種によっては、電気・電子回路やプログラミング言語、分析や解析の知識、CADの知識が必須になってくるでしょう。
また、製造拠点が海外にある企業も多く、ものづくりエンジニアは語学力が必要になるケースも多いです。
そのため英語が得意な方は、選考において有利になることがあります。
専門知識に関しては入社後に学ぶ覚悟があれば大丈夫。
また、高度な専門知識を必要としないモノづくりエンジニアの求人もあります。
製品テストやメンテナンスなど。
このようなポジションであれば、ある程度の経験を積むことで、仕事が分かってくるようになります。
つまり、高度な知識や技術が必要になるかどうかは選ぶ仕事次第ってことです。
一方で、資質に関しては別です。
資質は元々備わっているものなので、これから紹介するものづくりエンジニアに必要な3つの資質が「全く無い!」という場合は、残念ですが他の職種を考えた方が賢明かもしれません。
ものづくりエンジニアに必要な資質1:強い好奇心
大前提として、ものづくりに対する強い好奇心が必須です。
- この機械はどのようにして動いているんだろう
- この部品はどうしてこの構造である必要があるのか
- ここを変えるともっと改善されるのではないか
など、身近な物から会社の製品に至るまで強い好奇心で捉える姿勢が重要です。
特に自分が受けたいと考えている業種の製品については「子どもの頃から興味があった」などあなたが好きなもの、夢中になれるものであることが理想です。
このような熱意があれば未経験でも一から学び、ものづくりエンジニアとしての道が開けていくでしょう。
ものづくりエンジニアに必要な資質2:諦めない強い気持ち
開発・設計業務においてもテスト業務においても問題やエラー、トラブルに遭遇した時に諦めないで解決の糸口を探し続ける必要があります。
この時、分析能力・問題解決能力・発想力も求められます。
物事を柔軟に考えて一つ一つ可能性を探る粘り強さと根気が重要です。
ものづくりエンジニアに必要な資質3:新しいコト・モノへの興味関心
目覚ましいスピードで技術が進歩する中、ものづくりエンジニアは「最先端技術に触れられる」という大きなメリットがあります。
常に最先端技術の情報を取り入れ、「自社製品に応用できないか」「新製品開発できないか」という好奇心旺盛な人はものづくりエンジニアに向いています。
例えば、最新技術を取り入れることで製造工程の効率化を進めコストダウンを導けたり、機械にAI(人工知能)を組み込むことでライバル商品との差別化が可能になったりする、などです。
このように会社のためにニーズを先読みして、最新の技術を自ら学んで応用できるような人材が求められます。
一方で自分自身をアップデートさせなければすぐに時代遅れとなり、第一線で活躍することはできません。
この項目のまとめ
高度な知識や技術
- 強い好奇心
- 諦めない強い気持ち
- 新しいコト・モノへの興味関心
未経験や文系からものづくりエンジニアを目指したいあなたへ
「開発スピードを上げる」「技術の向上」「コストダウン」など、ものづくりエンジニアに求められる要求が高まっており、企業の要望を満たせる人材が不足しています。
そのため、20代の若者や未経験者まで対象とした求人が増えているんです。
ここでは転職活動でのポイントを紹介していきます。
未経験や文系からものづくりエンジニアを目指すなら
ただし、人手が足りないからといって「誰でも採用する」わけではなく、企業側はあなたの適性と仕事に対する熱意を総合的に判断して採用するかどうか決めます。
まずは転職サイトを使って、実際に市場にどのような求人があるのかをできるだけ多く見てみましょう。
求人によって仕事内容はもちろん、求められるスキルや知識、雇用条件まで全く異なります。
その中であなたが興味のある業種・求人を絞ってみましょう。
ものづくりエンジニアを目指す時の志望動機の書き方
ものづくりエンジニアとしての資質があることをアピール
ものづくりエンジニアの資質として紹介した「強い好奇心」「諦めない強い気持ち」「新しいコト・モノへの興味関心」があることを前職のエピソードとして盛り込みながら志望動機につなげていくと説得力があります。
例えば、あなたが前職でメーカーの営業担当として働いていたら、下記のような志望動機がベストです。
担当していた商品の納期が間に合わないというトラブルに遭遇し、生産部署と粘り強く交渉して納品の重要度を理解してもらい優先順位を上げてもらうことに成功しました。
おかげで納期に間に合い、お客様との関係を良好に築けることができました。
最後まで諦めない強い気持ちと責任を持って業務を遂行してきました。
しかし、このようなトラブルに幾度となく遭遇することで生産・製造への興味を持ちました。
関連部署とのやり取りも多いため営業で培ってきたコミュニケーション能力を活かせます。
どんな問題が生じても納期に間に合わせられる、ものづくりエンジニアを目指したいと考えています。
熱意をアピール
自らコツコツ学ぶ姿勢があることをアピールしましょう。
例えば「ものづくりエンジニアを目指して、現場ですぐに活かせるCADの勉強を開始している」ことを伝えると熱意が伝わります。
このように、ただ熱い想いを語るのではなく、既に行動に移している内容だと説得力が上がりますよね。
困った時はプロの手を借りるのも
- どれが自分に合っている求人なのか分からない
- 入社して本当にやっていけるのか心配
- 異業種からの転職なので面接でどのように退職理由や志望動機を伝えていいのか分からない
など、ものづくりエンジニアを目指す中で不安を感じたり、何かにつまずいたりしたら、プロの手を借りましょう。
迷いがあると、自信のなさが面接でも伝わってしまいます。
疑問点や不安な点を全てクリアにしてから応募していきましょう。
UZUZではヒアリングにとても力を入れており、一人当たりに費やす時間はなんと20時間!
プロのキャリアカウンセラーが求職者の悩みにとことん付き合います。
また、同時にあなたの適性を考慮してどんな職種が向いているか、どのようなキャリアパスを歩んでいくのかを一緒に考えていきます。
もちろん、面接対策もお任せください。
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まとめ
世界でも日本のものづくり産業はトップクラスです。
人手不足に悩まされるものづくりエンジニアに就くことは社会貢献にもつながります。
是非、日本の誇れるものづくりエンジニアを目指して就職活動を頑張ってください。
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